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Symptoms · Published

幻覚

Hallucination

臓器系
精神感染症神経
科目
NeurologyPsychiatryForensic Medicine
トピック
神経内科 G1-30:アルコール使用に伴う神経学的合併症精神医学 A-08:統合失調症:病因・診断基準・歴史的亜型・経過・予後・鑑別診断法医学 31:一酸化炭素中毒とヒ素・シアン化物・鉛・メタノール中毒
関連疾患
アルコール使用障害ウイルス性脳炎解離症群気分障害(うつ病・双極性障害)狂犬病髄腔内バクロフェン離脱症候群短期精神病性障害致死性家族性不眠症統合失調感情障害統合失調症統合失調症様障害
起因薬
LSDアセトヒドロキサム酸アマンタジンイストラデフィリンエスケタミンオピカポンケタミンサフィナミドシクロセリンシタフロキサシンセレギリンデキストロメトルファンテリジドンプラミペキソールペラミビルペルゴリドメフロキンモンテルカストラサギリンレボドパレボドパ+カルビドパレボドパ+カルビドパ+エンタカポンロチゴチンロピニロール大麻
スコア
CIWA-Ar簡易精神症状評価尺度

🧠 全体像:とは、外界に対応する刺激が存在しないのに生じる知覚体験であり、実在する刺激を誤って知覚するとは区別される。まず(・・・)で分類し、次にかかを切り分けるのが実践的な進め方である。は原因が特異的なため、の項目で別に扱う。

感覚様式による分類

様式 特徴 代表的な文脈
もっとも頻度が高い。単純な物音〜複数人の会話まで多彩 (は・リスクの評価が必須)、(意識清明でが中心)
具体的で反復性のものが多い 原因の詳細はを参照
虫が這うような感覚()など 、
・ 悪臭・異味として体験されることが多い 病変(脳炎、の)

器質性か精神疾患性かを見分ける

⭐ そのものは診断名ではない。急性発症のでは、まず背景に原因がないかを探す。

(せん妄・薬物離脱・脳病変) (など)
発症 急性。や意識変容を伴うことが多い 〜亜急性。意識は清明
様式 ・が相対的に多い (特に言語性)が中心
経過 原因が除かれれば改善しうる 慢性・反復性の経過をとる
代表例 、の興奮期、(中等度曝露で頭痛・) (中心の)

💡 では、意識清明でが中心のと、注意・を伴う(を伴うことが多い)を区別する必要がある。前者はの枠組みの中でも特殊な位置づけで、後者は典型的なせん妄の像をとる。

⚠️ 緊急に評価すべき幻覚

  • 急性発症で・意識変容を伴うは、まず(せん妄、離脱、脳炎、中毒)を疑う。
  • (・を命じる内容)は、内容を直接確認しを立てる。
  • 動物咬傷歴があり興奮・・・を伴えばを念頭に置く。
  • 暖房器具・現場などの環境曝露歴があればを疑う。

評価の要点

  • 初発のでは年齢とを必ず確認する。 高齢での急性発症はを、若年成人でのの発症はを先に考える。
  • 薬剤リスト(、ステロイド、など)と物質使用歴(アルコール、、)の聴取を欠かさない。
  • ⚠️ パーキンソン病では、ドパミン受容体に作用しない補助薬でもが生じる。 含有製剤と併用してを短縮するイストラデフィリン(アデノシンA2A受容体拮抗薬)は、日本の電子添文で3.2%・4.5%を「重大な副作用・精神障害」に挙げている1。米国の添付文書は精神病を悪化させうるとして大きなのある患者には投与しないことを求め、発現時は減量または中止を検討するとしている(対照試験4件の併合では20 mg群2%・40 mg群6%・プラセボ群3%)2。
  • のようなの診断は、原因・・を除外したうえで確定するである。

まとめ

  • は外界に対応する刺激なしに生じる知覚体験で、実在刺激を誤って知覚するとは異なる。
  • まず(・・・)で分類し、次にかかを切り分ける。
  • は原因が特異的なため別項で扱う。
  • 急性発症・を伴うはを疑い、は安全評価を優先する。
  • 薬剤性は・ステロイド・に限らない。パーキンソン病の補助薬イストラデフィリンのようにドパミン受容体に作用しない薬でもは起こるので、薬効群で除外しない。
  • の診断は、原因や物質誘発性を除外したうえで確定するである。

出典

  1. 1.ノウリアスト錠20mg 電子添文(2022年4月改訂・第1版)(医薬品医療機器総合機構(PMDA)・2022)電子添文の本文を取得して確認した。11.1.1「重大な副作用・精神障害」が幻視(4.5%)・幻覚(3.2%)・妄想(0.8%)・せん妄(0.6%)・不安障害(0.5%)・うつの悪化/抑うつ(0.5%)・被害妄想(0.3%)・幻聴(0.2%)・体感幻覚(0.2%)・躁病(0.2%)・激越(0.2%)・衝動制御障害(0.2%)等を挙げること、13.1が過量投与の急性症状としてジスキネジーと幻覚を予想すると述べること、18.1.1の作用機序が「アデノシンA2A受容体拮抗薬であり、線条体及び淡蒼球において当該受容体を遮断することによりパーキンソン病に対する治療効果を発現する」であることを確認した閲覧 2026-09-16
  2. 2.NOURIANZ (istradefylline) tablets, for oral use — Full Prescribing Information(Kyowa Kirin, Inc.(米国添付文書。DailyMed SPL)・2023)DailyMedのSPL全文(setid a7d008cb-b273-4049-a5d2-9c6902910d58、version 6)を取得して確認した。5.2 Hallucinations / Psychotic Behavior が逐語で「Because of the potential risk of exacerbating psychosis, patients with a major psychotic disorder should not be treated with NOURIANZ」と述べ、発現時に減量または中止を検討するよう求めること、対照試験4件の併合で幻覚が20mg群2%・40mg群6%・プラセボ群3%、abnormal thinking and behavior(被害念慮・妄想・錯乱・躁・失見当識・攻撃的行動・激越・せん妄)が20mg群1%・40mg群2%・プラセボ群1%であったこと、4 CONTRAINDICATIONS が逐語で None であることを確認した。⚠️ この処方情報のHighlights末尾の改訂表示は Revised: 7/2023 で、yearはこれに従う。SPLのeffectiveTime 20250520(DailyMedの Updated May 20, 2025)は掲載側の更新日であり改訂年ではない閲覧 2026-09-16