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Symptoms · Published

錯乱

Confusion

別名
混乱
臓器系
神経全身感染症
科目
Internal MedicinePathologySurgery
トピック
内科学 L-25:低血糖病理学 C/110:髄鞘疾患(脱髄性疾患)病理学 C/84:視床下部・下垂体系の機能低下・亢進外科学 B/04:副甲状腺の外科的側面
関連疾患
D-乳酸アシドーシスMorvan症候群ウェルニッケ・コルサコフ症候群サリチル酸中毒てんかんメトヘモグロビン血症レジオネラ症一酸化炭素中毒狂犬病血栓性血小板減少性紫斑病原発性中枢神経系リンパ腫進行性多巣性白質脳症脱水中毒性巨大結腸症脳膿瘍免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群脾摘後重症感染症
起因薬
(バル)アシクロビルアデュカヌマブアトロピンアバプリチニブアマンタジンイデカブタゲン ビクルユーセルエルラナタマブオキシブチニンクロルジアゼポキシドコカインジアゼパムシクロペントラートジゴキシンシメチジンシルタカブタゲン オートルユーセルスコポラミンゾルピデムティサゲンレクルセル(CAR-T)テクリスタマブドナネマブトリヘキシフェニジルトルテロジンニトラゼパムニトロプルシドナトリウムビペリデンブリナツモマブプロシクリジンメダゼパムメマンチンレカネマブ

🧠 全体像とは、からなる「認知内容の混乱」を指す概念であり、(傾眠→→昏睡の連続体)を扱う意識障害とは別の軸である。していてもそのものは保たれていることが多く、逆に軽度の意識低下だけで明らかなを伴わないこともある。急性発症し1日の中で症状が変動するという経過そのものが、背後に身体的原因が潜む緊急事態を示す最も重要な手がかりになる。

錯乱を構成する要素

は単一の症状ではなく、次の3要素の組み合わせで捉える。

  • :時間・場所・人物のいずれか、または複数についての認識が失われる。時間→場所→人物の順で障害されやすい。
  • :会話への集中・維持・転換ができない。質問への応答が的外れになったり、同じ話を繰り返したりする。
  • 、脈絡のない、話題からの逸脱。

せん妄の診断(CAMなど)は、①急性発症・変動する経過、②を必須とし、③の変化または④のいずれかを伴えば陽性と判定する。の要素が複数そろい、急性・の経過をとる場合はせん妄をまず疑う。

⚠️ が保たれていてもは起こりうる(後のなど)。「意識清明だから緊急性は低い」と判断しない。

原因を機序で分ける

機序 代表例
代謝性 低血糖、高血糖(浸透圧効果)、、肝性脳症、
中毒・栄養欠乏 、ビタミンB1欠乏)
感染性 (神経症状を約30%に伴う)、脳炎、
血管性・血液学的 による微小血管性の脳虚血
てんかん性 てんかん後に目立ち、後は比較的軽微

💡 原因を臓器別ではなく機序別(代謝・中毒・感染・血管・てんかん)に分けると、初診時の検査の優先順位が立てやすい。

⚠️ 緊急・見逃してはいけない

  • 急性発症・1日の中での変動が最重要の。基準となる普段のからの変化を家族・に確認する。
  • 発熱・を伴うは髄膜炎・脳炎を疑う。
  • 環境曝露歴(暖房器具、現場、集団発生)があればを必ず考える。
  • 歴があればを疑い、検査結果を待たず経験的投与を検討する。
  • 紫斑・を伴うのような血液学的緊急症をする。

評価の進め方

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='confusion'>錯乱</span>に気づく"] --> B["普段の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cognitive function'>認知機能</span>からの変化か、<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Onset'>発症様式</span>・経過を確認"]
    B --> C{"急性発症・変動する経過か"}
    C -->|"はい"| D["せん妄を第一に疑い、原因を系統的に検索"]
    C -->|"いいえ"| E["緩徐進行なら認知症・慢性精神疾患を含め評価"]
    D --> F["血糖・電解質・感染徴候・薬剤歴・アルコール歴・低酸素を確認"]
    F --> G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='focal neurologic sign'>局在神経徴候</span>や外傷があれば画像・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='electroencephalography, EEG'>脳波</span>を追加"]

まとめ

  • からなる「認知内容の混乱」で、の軸(意識障害)とは別に評価する。
  • 急性発症・変動する経過はせん妄を疑う最重要ので、背後に身体的原因を探す。
  • 原因は代謝性、中毒・栄養欠乏、感染性、血管性・血液学的、てんかん性に機序で分けると整理しやすい。
  • が保たれていても緊急性を否定しない。