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口腔・咽頭の炎症性疾患

Inflammatory diseases of the oral cavity and the pharynx

前提:病態
ヘルペスウイルス:単純ヘルペスウイルス1・2型カンジダ属
前提:正常
過敏症 I
症状
口内炎

🧠 全体像:口腔・咽頭の、潰瘍、水疱、、浮腫を、できるか、片側か、全身症・があるかで整理する。感染症は原因別に治療し、消えない・赤斑は生検して腫瘍性変化を評価する。

病変の見分け方

所見 主な鑑別
できる 口腔カンジダ症
できない など
片側の 、プラウト・ヴァンサン(Plaut–Vincent)型病変
・口蓋弓の小水疱
舌・口唇・喉頭の急速な浮腫 アナフィラキシー

は境界明瞭な疼痛性潰瘍として反復し、多くは自然軽快する。-1は歯肉や口唇の群生小水疱、VZVは片側神経支配に沿う水疱・潰瘍を来し、発症時期と重症度・免疫状態に応じ抗ウイルス薬を検討する。

は炎症性疾患というよりであり、擦っても取れず、他疾患を除外して診断する白色局面を指す。持続病変は部位や肉眼印象だけで低リスクと判断せず、生検で断し、異形成に応じ切除・経過観察する1

プラウト・ヴァンサン(Plaut–Vincent)型病変

フソバクテリウムとスピロヘータが関与する性歯肉・扁桃病変で、片側の性潰瘍、強い、歯肉痛・出血、、リンパ節腫脹を来す。

  • 口腔衛生改善、穏やかな、鎮痛・補液
  • 発熱・進展・免疫低下例などで嫌気性菌を含む抗菌薬を用いる
  • 腫瘍、ジフテリアなどを鑑別する

ヘルパンギーナ

A群、A、などによる急性ウイルス感染で、発熱・感に続き、・口蓋弓・・扁桃周囲に小水疱が出現しする。補液・鎮痛を中心とする対症療法を行い、多くは4〜6日で自然軽快する。細菌性重感染がなければ抗菌薬は不要である2

口腔カンジダ症

カンジダが過増殖し、舌・・口蓋・歯肉に拭き取れる病変と発赤・灼熱感を生じる。、抗菌薬、義歯、糖尿病、免疫抑制などを確認する。

血管性浮腫

皮下・の急速な浮腫で、顔面、口唇、舌、咽頭、喉頭、消化管に生じる。

flowchart TD
    A["舌・咽頭腫脹、嗄声、喘鳴、呼吸困難"] --> B["気道を直ちに評価し応援要請"]
    B --> C{"アナフィラキシー/ヒスタミン性?"}
    C -->|"疑う"| D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intramuscular adrenaline (IM epinephrine)'>筋注アドレナリン</span>を第一選択<br>酸素・輸液、抗ヒスタミン薬等は補助"]
    C -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='angiotensin-converting enzyme, ACE'>アンジオテンシン変換酵素</span>阻害薬/遺伝性など<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='bradykinin'>ブラジキニン</span>性を疑う"| E["原因薬中止・特異的治療を検討"]
    B --> F["悪化前に熟練者が気道確保<br>必要時は<span class='jp-term jp-term-diagram' title='surgical airway'>外科的気道</span>"]

蕁麻疹・掻痒を伴うヒスタミン性と、阻害薬・遺伝性などの性を区別する。初療では鑑別困難なためアナフィラキシー手順で開始し、適切なアドレナリン・抗ヒスタミン薬・ステロイドに反応しなければ性を強く疑う4。気道管理を薬物反応待ちで遅らせない。

まとめ

  • できるはカンジダ、不能で持続するは生検を考える。
  • はウイルス性で、抗菌薬を通常用いない。
  • 舌・は気道緊急であり、アナフィラキシーにはが第一選択である。

出典

  1. 1.Oral Leukoplakia and Risk of Progression to Oral Cancer: A Population-Based Cohort Study(Journal of the National Cancer Institute・2020)口腔白板症は肉眼所見だけでは癌化リスクを十分に識別できず、持続病変を生検して異形成を評価し追跡する必要があること閲覧 2026-08-09
  2. 2.Diagnosis and treatment of herpangina: Chinese expert consensus(World Journal of Pediatrics・2020)ヘルパンギーナはコクサッキーA群、エンテロウイルスA、エコーウイルスなどによる自然軽快性疾患で、治療は主に対症療法であること閲覧 2026-08-09
  3. 3.Current treatment of oral candidiasis: A literature review(Journal of Clinical and Experimental Dentistry・2014)口腔カンジダ症ではナイスタチンなどの局所薬が用いられ、全身治療ではフルコナゾールが主要選択肢となること閲覧 2026-08-09
  4. 4.Bradykinin-induced angioedema in the emergency department(International Journal of Emergency Medicine・2022)急性気道血管性浮腫は初めアナフィラキシー手順で治療し、適切なアドレナリン・抗ヒスタミン薬・ステロイドに反応しなければブラジキニン性を疑うこと閲覧 2026-08-09