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Drug Atlas · C6 Antivirals / 抗ウイルス薬 · 必修

アバカビル

abacavir

分類
Antivirals / 抗ウイルス薬
商品名(日本)
ザイアジェン
商品名(EU)
Ziagen
科目
Pharmacology
トピック
C6: Antiretroviral agents
標的微生物
HIV-1HIV-2
副作用
発熱皮疹悪心
対象疾患
HIV感染症・AIDS

🧠 全体像のNRTIだが、薬理そのものよりHLA-B*57:01との強い関連を持つ過敏症反応が薬を語るうえでの主役になる。この関連は(ファーマコ)の代表例として臨床・試験の両方で頻出し、投与前のが標準治療の一部になっている数少ない薬の一つである。もう一つの論点は、観察研究で示唆された心血管リスクの上昇——議論は今も続くが、高リスク患者では代替薬を優先する根拠として扱われる。

薬効群の中での位置づけ

NRTIの塩基類似体 代表薬 固有の注意点
HLA-B*57:01過敏症反応、心血管リスクの議論
(ヌクレオチド)類似体 腎・(TDF)、HBVにも活性
が高く、HBVにも活性
骨髄抑制

はHBVに活性を持たない。 がHIV/HBVで二重の役割を果たすのとは対照的で、この違いはレジメンを選ぶ際の実務的な分かれ目になる。

機序

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='abacavir'>アバカビル</span>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='prodrugs'>プロドラッグ</span>)"] --> B["細胞内で複数の酵素段階を経て<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='active metabolite'>活性代謝物</span>カルボビル三リン酸に変換"]
    B --> C["逆転写酵素がdGTPの代わりに<br>カルボビル三リン酸を取り込む"]
    C --> D["3'-OHを欠くため<br>次のヌクレオチドが結合できない"]
    D --> E["DNA鎖の伸長が止まる<br>(chain termination)"]

💡 の細胞内活性化経路は他のNRTIと異なる酵素を使う。 多くのNRTIが等のに依存するのに対し、やシトソルの特殊な経路を介するため、活性化に必要な酵素の飽和・競合が他のNRTIと異なる。

薬物動態

項目 値・特徴
良好(約83%)
代謝 主にCYPをほとんど介さないため、NRTIの中でも薬物相互作用が少ない部類に入る
排泄 代謝物として
半減期 短いが、はより長い

適応

の構成要素として、他のNRTI・INSTI(または他クラス)と併用する。の3剤配合錠のように、HLA-B*57:01陰性かつ心血管リスクが低い患者を対象とした単剤配合レジメンにも使われる。

用法・用量

通常成人量は1日1回600mg(1回300mgを1日2回とすることもある)。投与開始前に必ずHLA-B*57:01を確認し、陰性であることを確かめてから処方する。実際の用量は年齢・体重・製剤で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • ⚠️ HLA-B*57:01陽性は 投与前に必ずスクリーニングし、陽性なら他のNRTIを選ぶ
  • ⚠️ 過去に過敏症反応を経験した患者への再投与は、HLA-B*57:01が陰性・未検査であっても絶対に行わない。 再投与はより急激で重篤な反応(致死的な場合もある)を招く
  • 過敏症反応は通常投与開始から6週間以内に出現し、発熱・皮疹・消化器症状(悪心・嘔吐・下痢・腹痛)・全身感が数日かけて増悪しながら重なって出るのが典型で、投与を続けるほど悪化する
  • 心血管リスクが高い患者では、観察研究で示唆されたの上昇を踏まえ、代替のNRTI(など)を優先することがある

副作用

頻度 内容
高頻度 頭痛、悪心
注意 過敏症反応の個々の構成要素(発熱皮疹・消化器症状)——単独では非特異的だが、数日かけて重なって増悪する場合は過敏症反応を疑う
重篤・まれ 完全な過敏症反応症候群(致死的になり得る、特に再投与時)、心(議論のある関連)

まとめ