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Drug Atlas · B14 Sex hormones & modulators / 性ホルモン関連薬 · 必修

デュタステリド

dutasteride

分類
Sex hormones & modulators / 性ホルモン関連薬
商品名(日本)
アボルブザガーロ
商品名(EU)
Avodart
科目
Pharmacology
トピック
B14: Androgens, anabolic steroids, antiandrogens. Agents affecting the sexual activity
対象疾患
前頭部線維化性脱毛症前立腺肥大症

🧠 全体像と同じだが、2型だけでなく1型も阻害する点が唯一にして最大の違いである。この「阻害範囲の広さ」が、DHT低下率の大きさ・半減期の桁違いの長さ・制限の厳しさまで、両薬の差をすべて説明する。

フィナステリドとの違い

項目
阻害する 2型のみ 1型+2型の両方
血中DHT低下率 約70% 約90%超(より強力)
半減期 約6〜8時間 約5週間(脂溶性が高く体内に長く留まる)
服薬中止後の制限 1か月 6か月(半減期の長さを反映)
BPH(高用量5 mg、国により未承認)/AGA(低用量1 mg) BPH(日本では「アボルブ」)/AGA(日本では「ザガーロ」として別製品)
前立腺体積縮小効果 有効 と同等かそれ以上とされる

「なぜの方がDHTをより強く下げるのに、第一選択が決まっているわけではないのか」——1型は皮膚・肝臓など前立腺以外の組織に多く、1型まで阻害することの臨床的な効果はBPHの症状改善では限定的とされ、副作用プロファイル(など)はほぼ同等である。 実地ではの選好・薬価・との合剤(配合剤)の有無で選択されることが多い。

💡 半減期の違いが実務上いちばん効いてくるのはの判断。 は中止後も血中に数か月残るため、パートナーの妊娠を計画する場合やの場面でより長いが必要になる。

適応・用法

。前立腺体積が大きい・進行リスクが高い症例でと併用、または単独使用する。効果発現は緩徐(数か月〜半年)。PO。目安:1日1回0.5 mg。実際の用量は適応・製剤(BPH用アボルブ/AGA用ザガーロ)で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

  • 禁忌:女性・小児、妊婦(催奇形性——女性・妊娠可能性のある女性は破損したに触れない)
  • ⚠️ PSA値を約50%低下させるため、前立腺癌スクリーニング時はと同様に補正して解釈する
  • ⚠️ 半減期が約5週間と長いため、服薬中止後6か月はを避けるの1か月より厳しい)
  • 注意すべき副作用(いずれもと共通)

まとめ

  • との違いは1型も阻害するかどうかの一点に尽きる。DHT低下率はの方が大きい(約90% vs 70%)。
  • 脂溶性が高く半減期が約5週間(6〜8時間)より桁違いに長い。
  • この半減期の差が制限(6か月 vs 1か月)に直結する、試験で問われやすいポイント。
  • 適応はBPHが中心(日本ではアボルブ)で、AGA(には別製品(ザガーロ)として承認されている。
  • PSA低下・催奇形性・などその他の注意点はと共通。