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Disease Atlas · 腫瘍 · 腫瘍

前立腺癌

Prostate cancer

別名
前立腺がん
臓器系
腫瘍腎・泌尿器
科目
UrologyPathologyOncology
トピック
泌尿器科学 N-06:前立腺癌の頻度・症状・診断泌尿器科学 N-07:限局性前立腺癌泌尿器科学 N-08:進行前立腺癌の治療病理学 C/83:前立腺癌腫瘍学 II-23:前立腺・膀胱腫瘍の疫学・病因・組織・病期・症状・診断
鑑別疾患
腎細胞癌前立腺炎前立腺肥大症
続発疾患
骨髄癆性貧血
関連疾患
膀胱癌
治療薬
リュープロレリンゴセレリンデガレリックスビカルタミドアビラテロンエンザルタミドアパルタミドダロルタミドドセタキセルカバジタキセルオラパリブデノスマブゾレドロン酸プレドニゾロンシプロテロン酢酸エステルフルタミド
症状
血尿腰痛排尿痛頻尿
画像所見
水腎症造骨性病変
スコア
GleasonスコアTNM分類
組織像
前立腺腺癌前立腺腺癌
原因となる疾患
遺伝性乳癌卵巣癌症候群
禁忌薬
ダナゾールテストステロンウンデカン酸エステルナンドロロン

🧠 全体像:前立腺癌は高齢男性で最も頻度の高い癌の一つで、前立腺の辺縁帯(に好発するアンドロゲン依存性の腺癌である。限局期はほぼ無症状のため、PSA()とを出発点に、多MRI(評価)→標的+系統的生検という順で臨床的に意義のある癌かどうかを絞り込む。組織学的悪性度は+ISUP Grade Group(1〜5)で表し、これとPSA・を統合した(超低〜)がを決める中心軸になる。限局性癌では監視療法・・放射線療法がほぼ同格の選択肢であるのに対し、進行・転移例ではを基盤に、診断早期から(ARPI)やを併用する戦略が現行標準であり、を獲得した後も・PSMA標的療法など新規薬剤が治療の幅を広げている。

疫学・病因

  • 前立腺癌は欧米諸国の男性でが最も高い悪性腫瘍の一つで、男性の癌関連死としても肺癌に次いで頻度が高い。
  • 加齢が最大の危険因子で、診断の大部分は50歳超に生じる。
  • 遺伝的要因:の罹患による家族内集積、白人・アジア系よりアフリカ系の集団でリスクが高い、BRCA2などの生殖細胞系列異常。
  • 環境・生活要因:に富む食事、喫煙、、居住地域による差。
  • は前立腺癌と同じ加齢集団に多いが、前立腺癌のではない(PSA上昇の鑑別として重要)。

💡 前立腺はアンドロゲン依存性の臓器であり、アンドロゲンは腫瘍発生の直接の原因ではなく「土壌」を提供する。としては、アンドロゲンプロモーターがETS転写因子のに融合するTMPRSS2-ETS融合遺伝子と、機能喪失型PTEN変異によるPI3K/AKT経路の活性化が代表的である。

病理

  • 95%が腺房型腺癌で、前立腺の辺縁帯(に好発するためで触知しやすい。
  • 組織学的な診断的特徴はのないに裏打ちされた腺構造(の消失)。
  • 検出時、多くの癌は肉眼的には確認できない。進行すると隣接腺へ浸潤する硬く灰白色〜黄色の病変となる。

Gleasonスコア・ISUP Grade Group

腫瘍内のを1〜5の5段階で評価し、は最も頻度の高い主パターンと2番目に多い(または最も悪い)副パターンの合計で表す。

パターン 構築
1〜2 小さく均一な腺、間質の軽度増加 高分化(現在の診断ではほぼ用いられない)
3 明瞭に浸潤性の辺縁を持つ腺 中分化
4 腫瘍腺の不整な癒合塊 低分化
5 がほとんど消失

⚠️ 現行のではに加え、ISUP(国際泌尿器病理学会)Grade Group(1〜5)を併記するのが標準(2014年ISUPコンセンサス、WHO 2016年分類以降)。同じ合計スコア7でも主パターンが3か4かで予後が異なる(3+4=Grade Group 2、4+3=Grade Group 3)ことを明確にするために導入された。

Grade Group 代表的
1 ≤6(3+3以下)
2 3+4=7
3 4+3=7
4 8(4+4、3+5、5+3)
5 9〜10

/Grade Groupは予後と高く相関し、後述のの中心的な入力情報になる。

臨床像

病期 症状
限局期(T1〜T2) 通常は無症状。PSA・DREなどのスクリーニングで発見されることが多い
局所進展期(T3〜T4) 、血尿、、頻尿、部分的〜完全な尿閉、
転移例 痛・下肢痛が初発症状となることがある(
  • ではで不整、固定した結節を触知することがある。
  • T4かつ節転移例では尿管閉塞から水腎症・に至ることがある。
  • 体幹骨(・骨盤・など)に多発性かつ(骨形成性)の病変を来しやすい点が特徴で、四肢骨に孤立性・を来しやすいと対比して覚える。
  • 遠隔転移(肺・肝・脳など)による症状で発症することもある。

⚠️ 限局期がほぼ無症状であることが、が重視される理由である。ただし症状の出現を待って診断すると、局所進展または遠隔転移まで進行していることが多い。

診断

PSA(前立腺特異抗原)

  • 前立腺(正常組織・BPH・前立腺炎・前立腺癌のいずれからも)分泌されるで、前立腺特異的だが癌特異的ではない。前立腺炎、BPH、、器具操作でも上昇する。
  • 古典的には4 ng/mL未満を正常域、4〜10 ng/mLをグレーゾーン、10 ng/mL超を強い疑いとして生検を検討する枠組みがに用いられてきたが、現行診療ではPSA単独の固定閾値だけで生検を決めず、年齢・PSA density・PSA velocity・多MRI所見・・本人の価値観を統合したで判断するのが標準である。
  • Total/free PSA比、PSA velocity(変化速度)、PSA density(前立腺体積補正)も鑑別・経過観察に利用する。
  • 後尿中の前立腺特異的RNAマーカー)を補助的に用いることがある。

PSAスクリーニングの推奨(USPSTF)

⚠️ 原資料には具体的な年齢基準の記載が乏しいため、現行の一次ガイドラインに基づき明記する。米国は、55〜69歳の男性に対しの利益と害についてと話し合い、個別に判断すること(、推奨グレードC)を推奨し、70歳以上に対してはPSAによるルーチンスクリーニングを行わないこと(推奨グレードD)を推奨している。これは、偽陽性による過剰な追加検査や、生命予後に影響しない「臨床的に問題とならない癌」の過剰診断・過剰治療という害が、高齢になるほど利益を上回りやすいことを踏まえた推奨である。

直腸診(DRE)

  • 前立腺癌は辺縁帯(後方)に好発するためで触知しやすく、・不整・固定した結節を示唆所見とする。
  • DRE単独ではPSAより感度が低く、現行診療ではPSAと組み合わせて評価する。

画像:多パラメトリックMRIとPI-RADS

⚠️ 原資料にはMRI評価法の詳細記載がないため補足する。MRI(mpMRI)は生検前の病変局在・臨床的に意義のある癌の推定に有用で、所見は(Prostate Imaging Reporting and Data System)スコア1〜5で報告される。スコアが高いほど臨床的に意義のある癌の可能性が高く、一般に 3以上(特に4〜5)の病変に対して標的生検を検討する。

生検

  • 超音波(または多MRI)が確定診断の。左右各葉から系統的に採取する(従来は左右各5〜6か所、計12か所が標準的な系統的生検の目安)。
  • MRI融合生検(標的生検):MRI画像とリアルタイム超音波を融合させ、で有意とされた病変を狙って採取する。以前に系統的生検で陰性だったがPSAが上昇した患者や、初回生検自体の精度向上を目的に広く用いられる。
  • 会陰式生検は直腸がない患者など特殊な状況で選択する。は経直腸アプローチより感染リスクを下げるとされる。
  • 合併症:尿道出血、血尿、感染(を行う)。

遠隔転移のスクリーニング

  • の評価(前立腺癌では体幹骨に多発性病変を来しやすい)。
  • 胸部X線・CT:肺転移の評価。
  • リスクに応じてPSMA PET/CTを転移検索・病期評価に用いる。
flowchart TD
    A["PSA高値または<span class='jp-term jp-term-diagram' title='digital rectal examination, DRE'>直腸診</span>異常"] --> B["感染・器具操作の影響を除外し、PSA density/velocityを含め再評価"]
    B --> C["多<span class='jp-term jp-term-diagram' title='graded / parametric'>パラメトリック</span>MRI(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Prostate Imaging Reporting and Data System'>PI-RADS</span>評価)"]
    C --> D{"臨床的に意義のある癌が疑わしいか"}
    D -->|"はい"| E["標的生検+系統的生検(可能なら経会陰アプローチ)"]
    D -->|"疑わしさが低い"| F["経過観察・再評価"]
    E --> G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Gleason score'>Gleasonスコア</span>・ISUP Grade Group・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='clinical stage (cTNM)'>臨床病期</span>を確定"]
    G --> H["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='NCCN risk stratification'>NCCNリスク層別化</span>"]
    H --> I["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='bone scintigraphy'>骨シンチグラフィ</span>・CT・(リスクに応じ)PSMA PET/CTで転移検索"]

病期分類・リスク層別化

TNM(臨床病期の骨子)

flowchart TD
    A["T1:臨床的に指摘できない腫瘍"] --> B["T2:前立腺内に限局する<span class='jp-term jp-term-diagram' title='palpable'>触知可能</span>な腫瘍"]
    B --> C["T3:前立腺被膜を超えて進展(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='seminal vesicle'>精嚢</span>浸潤を含む)"]
    C --> D["T4:膀胱・括約筋・直腸など隣接臓器へ浸潤"]
  • N1〜N3:所属リンパ節転移の広がり。
  • Mx/M0/M1:遠隔転移の評価。

NCCNリスク層別化

⚠️ 原資料のは簡略化されているため、現行NCCNガイドラインの5段階分類に基づき整理する。PSA・・Grade Group・を組み合わせて評価する。

リスク群 主な基準
超低リスク T1c、Grade Group 1、PSA<10、陽性コア3本未満かつ各コア50%未満の、PSA density<0.15
低リスク T1〜T2a かつ Grade Group 1 かつ PSA<10
陽性コア50%未満で、T2b〜T2c/Grade Group 2/PSA 10〜20のいずれか1つのみ該当
因子が複数該当、または陽性コア50%以上、Grade Group 3を含む
高リスク T3a、または Grade Group 4〜5、または PSA>20 のいずれか1つ
T3b〜T4、複数の高リスク因子の併存、主パターン5、または8〜10の陽性コアが5本以上

💡 このが、後述する「監視療法を検討するか、直ちにを行うか」「限局性か進行性かに応じてどの薬剤を選ぶか」というの入力情報になる。

治療:限局性前立腺癌(T1〜T2)

flowchart TD
    A["臓器限局性前立腺癌(T1〜T2)"] --> B{"NCCNリスク分類は?"}
    B -->|"超低〜低リスク(一部favorable<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intermediate risk (PE)'>中間リスク</span>も対象)"| C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='active surveillance'>積極的経過観察</span>を第一に検討"]
    B -->|"低〜高リスク"| D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='radical prostatectomy'>根治的前立腺全摘除術</span>"]
    B -->|"低〜高リスク"| E["放射線療法(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='external beam radiotherapy'>外照射</span>/<span class='jp-term jp-term-diagram' title='brachytherapy'>小線源療法</span>)"]
    D --> F["必要に応じ<span class='jp-term jp-term-diagram' title='multidisciplinary'>集学的</span>治療を追加"]
    E --> F
治療 根治性 主な副作用 適応の目安
治療自体は行わない(進行時にへ移行) 治療関併症なし。心理的負担・過小治療のリスクあり 超低〜低リスクが中心。一部のfavorable(Grade Group 2の例)も対象になり得る
高い 尿失禁、勃起機能障害(ED)、尿道 全リスク群、特に若年・長期予後が見込まれる例
放射線療法( とほぼ同等 放射線性膀胱炎・、ED 全リスク群。単独は低リスク例に適する
  • :直ちにを行わず、PSA測定・DRE・定期的なまたはMRIで監視を継続し、が確認された時点でまたは放射線療法へ切り替える。低リスク前立腺癌の多くは進行が緩徐で生命予後に影響しないため、に伴う尿失禁・EDなどの合併症を回避する目的で行う。
  • :前立腺・・閉鎖窩リンパ節を摘除する。アプローチは会陰式・恥骨後式・があり、現在はロボット支援が広く普及している。を行うため排尿機能そのものの問題は原則生じないが、安静のため術後10〜14日間を要する。術後PSAは理論上0まで低下する。
  • 放射線療法()がある。単独は低リスク例(PSA・Gleason・・前立腺体積などで判断)に適し、中間〜高リスク例ではやADTとの併用を検討する。

💡 と放射線療法は根治性がほぼ同等とされ、併用療法(治療)でより良好な成績が得られることが知られている。実際の選択は、患者の年齢・・希望する副作用プロファイル(失禁を避けたいか、を避けたいか等)を踏まえたで行う。

治療:進行・転移性前立腺癌

アンドロゲン除去療法(ADT)

進行・における第一選択治療は、精巣からのアンドロゲン産生を抑えるである。ADTはがん細胞をするのではなく活動性を抑制するにとどまる。

  • LHRHなど)を3か月ごとので開始する際、投与開始直後に一過性に生じるテストステロン上昇(現象)を抑えるため、などのを先行投与する。一定期間、とLHRHを併用する状態をと呼ぶ。この用途で最初に用いられた非ステロイド性だが、重篤な肝毒性のため現在はに置き換わっている。
  • などのは、現象を来さずに速やかにテストステロンを低下させられる。
  • :PSA値を3か月ごと、骨盤CTとを6か月ごとに評価する。

⚠️ 「まずADT単剤→数年後に抵抗性が出てから化学療法・を追加する」という逐次的戦略は、現行の標準治療とは異なる。 2015年以降の複数の(STAMPEDE、LATITUDE、CHAARTED、ARCHES、TITAN、ENZAMETなど)により、の診断時点から、ADTに(ARPI:など)または化学療法を早期から併用することが標準治療として確立している。の多い(high-volume)症例では併用が特に有効性が高く、一部の高リスク例ではADT+ARPI+の3剤併用も検討される。

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='mHSPC'>転移性ホルモン感受性前立腺癌</span>の診断"] --> B["ADT(LHRH<span class='jp-term jp-term-diagram' title='agonist'>アゴニスト</span>または<span class='jp-term jp-term-diagram' title='GnRH antagonist'>GnRH拮抗薬</span>)を開始"]
    B --> C["診断早期からARPIまたは<span class='jp-term jp-term-diagram' title='docetaxel'>ドセタキセル</span>を併用"]
    C --> D["PSA・骨盤CT・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='bone scintigraphy'>骨シンチグラフィ</span>で定期評価"]
    D --> E{"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='mCRPC'>去勢抵抗性</span>を獲得"}
    E --> F["未使用のARPIへ変更、または<span class='jp-term jp-term-diagram' title='docetaxel'>ドセタキセル</span>(1st line)→<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cabazitaxel'>カバジタキセル</span>(2nd line)"]
    E --> G["HRR遺伝子変異検査 → 陽性なら<span class='jp-term jp-term-diagram' title='PARP inhibitor'>PARP阻害薬</span>"]
    E --> H["PSMA PET陽性ならPSMA標的療法"]

去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の治療

ADT開始後、多くは経過中にを獲得する。初回にADTと何を併用していたかによって、その後のは個別化される。

治療 位置づけ
未使用のARPIへの変更 初回にARPIを使用していなかった例で検討する。ただしと一方のARPIの両方に既治療の例では、もう一方のARPIへ変更するよりへ切り替える方が優れる(CARD試験:画像上無増悪生存8.0対3.7か月、13.6対11.0か月)1ため、この状況で機序の異なるARPIへ変更する根拠は乏しい
(1st line)→(2nd line) 化学療法。初回にを使用していなかった例や、ARPI後の進行例に
などの BRCA1/2などの(HRR)関連遺伝子変異陽性のmCRPCが適応。ARPI既治療後は単剤、BRCA1/2変異陽性かつARPI未治療例ではの併用も一次治療の選択肢
PSMA標的療法(177Lu-PSMA-617など) PSMA PET陽性のmCRPCに対する放射性リガンド療法。当初は化学療法・ARPI既治療例に承認されたが、化学療法を延期しうるARPI既治療例へも適応が拡大

⚠️ mCRPCと診断された時点で、・PSMA標的療法の適応判定のためHRR遺伝子変異検査(生殖細胞系列・体細胞)とPSMA PETを検討することが現行診療の要点である。

骨転移に対する治療

治療 内容
RANKリガンド阻害薬
などの ビタミンD・カルシウム補充を併用
放射線療法 局所のコントロール

⚠️ (ラジウム223)はのみで内臓転移のないに対する骨標的線治療薬として有効性が確立しているが、ERA-223試験の結果、との同時併用は骨折・死亡リスクを増加させることが示され、現在は併用中の投与は推奨されない。単独療法として、または他の治療歴のある症例に用いるのが現行の位置づけである。

支持療法

病態 対応
貧血 輸血
尿路閉塞による
脊髄病変(脊髄圧迫など) ステロイド投与+緊急の治療
完全尿閉
疼痛

まとめ

  • 前立腺癌は高齢男性で頻度の高い、辺縁帯に好発するアンドロゲン依存性の腺癌で、TMPRSS2-ETS融合遺伝子・PTEN喪失などが分子病態に関与する。
  • 組織学的悪性度は(主パターン+副パターンの合計)で表し、現行診療では同じ合計スコアでも予後を区別できるISUP Grade Group(1〜5)を必ず併記する。
  • 限局期はほぼ無症状でPSA・DREによるスクリーニングが出発点となる。は55〜69歳でのによるを推奨し、70歳以上へのルーチンスクリーニングは推奨していない。
  • 診断は多MRI(評価)で病変を局在化したうえで、標的+系統的生検(12か所目安、可能なら経会陰アプローチ)で確定する。
  • (超低〜)がPSA・・Grade Group・生検所見を統合してを決める軸となる。
  • 限局性癌では監視療法・・放射線療法がほぼ同格の選択肢で、低リスク例では監視療法が第一選択になり得る。
  • 進行・転移例ではADTを基盤に、mHSPCの診断早期からARPI(など)またはを併用するのが現行標準であり、獲得後は(HRR変異陽性例)・PSMA標的療法(177Lu-PSMA-617など)を含むを行う。
  • にはを用い、併用中を避けるなど薬剤間の相互作用にも注意する。

出典

  1. 1.Cabazitaxel versus Abiraterone or Enzalutamide in Metastatic Prostate Cancer(New England Journal of Medicine・2019)ドセタキセルと一方のアンドロゲン受容体シグナル阻害薬(アビラテロンまたはエンザルタミド)の両方に治療歴があるmCRPCで、カバジタキセルへの切替えが他方のARSIへの切替えと比較して画像上無増悪生存期間(8.0 vs 3.7か月、HR 0.54)・全生存期間(13.6 vs 11.0か月、HR 0.64)ともに有意に優れることを示した閲覧 2026-08-03