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NYHA心機能分類

NYHA functional classification

別名
NYHA
臓器系
循環器
科目
Cardiology
トピック
循環器内科 A-08:慢性心不全の病因・症状・診断
構成:症状
呼吸困難倦怠感
適用疾患
拡張型心筋症虚血性心筋症拘束型心筋症心筋症心室性不整脈(心室頻拍・心室細動)心臓弁膜症肥大型心筋症慢性心不全

🧠 全体像は、の重症度を「どこまで動くと症状が出るか」という患者のだけで4段階に分ける、も画像も使わない最も単純な分類である。単純さゆえに外来で毎回すぐ再評価でき、治療反応や増悪を追跡する共通言語として広く使われるが、に伴うには使わない——その場面ではが対応する別のである。

何を評価する分類か

内容
目的 患者の制限の程度を段階づける
対象 患者。など他の慢性心疾患の機能評価にも用いる
使う場面 外来での重症度評価、治療反応・増悪のな追跡、ICD/などデバイス適応の判断材料
評価しないもの の重症度(の領域)、EFなどの心機能、・画像所見

構成要素

⭐ 患者の日常活動と症状の関係だけで、検査を伴わず4段階に分類する。

クラス と症状
I で症状なし
II 軽度制限。安静時は無症状だが、通常の活動で呼吸困難
III 高度制限。安静時は無症状だが、通常未満の活動で症状
IV 安静時にも症状があり、苦痛なくを行えない

解釈

クラスは治療強度・デバイス適応・予後説明の目安になる。クラスIII〜IVは、後もLVEF低下が持続する場合にICD/など非薬物治療の適応検討につながる。クラスの推移(悪化・改善)は、単回の評価より治療反応を追う上で有用である。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ な自己申告に基づき、評価者間・評価時点間でばらつきが大きい。 同じ患者でも診察のたびにクラスが変動しうるため、単回の評価だけでを決めない。

⚠️ に伴うにはを用いない。 その場面のが担い、両者はも評価軸も異なる。

⚠️ クラスはな心機能(LVEF、)と必ずしも一致しない。症状が軽くても重度の機能障害を持つ患者、逆に症状が強くてもEFが保たれた患者()がいる。

まとめ

  • は、患者の制限をなしにI〜IVの4段階で評価する。
  • クラスIII〜IVはの適応検討につながる。
  • 評価のため評価者間・時点間でばらつきが大きく、単回評価だけで方針を決めない。
  • に伴うにはを使い、とは使い分ける。