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Drug Atlas · B7 Calcium channel blockers / カルシウム拮抗薬 · 必修

フェロジピン

felodipine

分類
Calcium channel blockers / カルシウム拮抗薬
商品名(日本)
スプレンジール
商品名(EU)
Plendil
科目
Pharmacology
トピック
B7: Ca++-channel blockers and other vasodilatorsB8: Drugs influencing the oxygen demand and oxygen supply of the heart. Drugs improving microcirculation
承認適応
高血圧症
禁忌疾患
大動脈弁狭窄症非代償性心不全
副作用
末梢浮腫頭痛動悸顔面紅潮歯肉増生
相互作用
イトラコナゾールカルバマゼピン

🧠 全体像と同じDHP系で、を遮断してする骨格は共通する。を特徴づけるのは臨床薬理の教科書で必ず出てくる一点——との相互作用である。のCYP3A4を阻害されるとが抑えられ、血中濃度が数倍に跳ね上がる現象を説明する代表薬として頻出する。

アムロジピンとの違い

項目
半減期 約35〜50時間 約11〜16時間(製剤で1日1回)
約64〜90% 約15%と低い(が大きい)
特徴的な相互作用 目立った食事・飲料相互作用はない が腸管CYP3A4を阻害→が数倍に上昇し、過度の・頻脈を招きうる
の広さ 高血圧・慢性安定/ 高血圧に加えの予防も適応に含む(は適応に含まれない)1

相互作用はDHP系の中でもで特に顕著。 のCYP3A4は中の類で不可逆的に阻害されるため、ジュースを控えても数日間は影響が残りうる。

💡 同じ機序は飲食物に限らない。 強力なCYP3A4阻害薬であるの併用ではCmaxが8倍・AUCが6倍に上昇し、逆にカルバマゼピンの併用ではAUCが最大96%低下しうる1。CYP3A4を強く阻害・誘導する薬剤との併用は原則として避けるか、を要する。

適応・用法

適応は高血圧症に加え、の予防も含む(は適応に含まれない)1として成人1日1回2.5〜10 mgから開始する。を保つため割る・砕く・噛み砕くことは禁忌である1。実際の用量は年齢・肝機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

まとめ

  • DHP系。機序・と共通。
  • 最大の違いは:半減期が短く(約11〜16時間)、が大きくが低い(約15%)。
  • との相互作用(腸管CYP3A4阻害→血中濃度上昇)を説明する代表薬。同じ機序でなど強いCYP3A4阻害薬でも血中濃度が数倍に上昇し、カルバマゼピンなどでは逆に効果減弱に注意する1
  • は高血圧に加えの予防を含む(には禁忌)1
  • 副作用プロファイルはとほぼ共通(・頭痛が代表的)。製剤特有の注意として、割る・砕く・噛み砕くことの禁止との報告がある。

出典

  1. 1.Pinefeld XL 10mg Tablets - Summary of Product Characteristics (SmPC)(electronic Medicines Compendium (UK)・2024)適応が高血圧症に加え慢性安定狭心症の予防を含むこと(冠攣縮性狭心症は適応に含まれない)、イトラコナゾール併用でCmax8倍・AUC6倍、カルバマゼピン併用でAUCが最大96%減少するCYP3A4を介した相互作用、大動脈弁狭窄症等の弁・流出路狭窄と非代償性心不全が禁忌であること、徐放錠を割る・砕く・噛み砕くことの禁止、歯肉増生の副作用を確認閲覧 2026-08-03