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Symptoms · Published

頭痛

Headache

臓器系
神経
科目
NeurologyPediatrics
トピック
神経内科 G1-40:一次性頭痛症候群小児科学 1-05:小児の頭痛
関連疾患
Chiari奇形S状静脈洞血栓症Waldenströmマクログロブリン血症インフルエンザクリプトコッカス症シアン化物中毒セリアック病トキソプラズマ症ポリオメトヘモグロビン血症ライム病レジオネラ症一酸化炭素中毒鉛中毒下垂体機能低下症可逆性後頭葉白質脳症回帰熱(シラミ媒介性)海綿静脈洞血栓症褐色細胞腫急性リンパ性白血病急性骨髄性白血病急性乳様突起炎巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)巨赤芽球性貧血狂犬病筋萎縮性側索硬化症血液・腫瘍救急(発熱性好中球減少症・腫瘍崩壊症候群・上大静脈症候群)血栓性血小板減少性紫斑病血友病A・B原発性中枢神経系リンパ腫抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)高血圧症細菌性髄膜炎自律神経過反射上咽頭癌常染色体優性多発性嚢胞腎新型コロナウイルス感染症真性多血症・本態性血小板血症・原発性骨髄線維症水頭症髄液漏髄膜癌腫症髄膜腫先端巨大症・プロラクチノーマ(下垂体腺腫)先天性心疾患(非チアノーゼ性・チアノーゼ性)線維筋痛症大動脈縮窄単純ヘルペスウイルス感染症中枢神経系腫瘍(成人・小児)中脳水道狭窄腸チフス鉄欠乏性貧血伝染性単核球症頭蓋咽頭腫頭蓋底腫瘍動静脈奇形特発性頭蓋内圧亢進症尿崩症妊娠高血圧腎症・子癇・HELLP症候群脳アミロイド血管症脳海綿状血管奇形脳静脈洞血栓症脳卒中脳動脈瘤脳内出血(非外傷性)脳膿瘍発疹チフス閉塞性睡眠時無呼吸片頭痛・一次性頭痛症候群慢性副鼻腔炎脈絡叢腫瘍無菌性髄膜炎流行性耳下腺炎緑内障塹壕熱猩紅熱
起因薬
(エス)オメプラゾール(デス)ロラタジン(レボ)セチリジンL-グルタミンアゴメラチンアセトヒドロキサム酸アデュカヌマブアトバコンアブロシチニブアムロジピンアリトレチノインアルグルコシダーゼアルファアルテメテルアルベンダゾールアンブリセンタンイソソルビドモノニトラートイソトレチノインイネビリズマブイバカフトールイバブラジンイプタコパンイミグルセラーゼイロプロストインドメタシンウステキヌマブウパダシチニブウラピジルウリプリスタル酢酸塩エカランチドエクリズマブエタムシレートエチニルエストラジオール+レボノルゲストレルエデト酸カルシウム二ナトリウムエトラシモドエトラナコゲン デザパルボベクエフガルチギモドエポエチンアルファエポプロステノールエミシズマブエリグルスタットエレクサカフトルエンテカビルオキシベート製剤オザニモドオシロドロスタットオマベロキソロンオマリズマブオンダンセトロンカベルゴリンキニーネグリセロールコンシズマブサトラリズマブザナミビルサプロプテリンザレプロンジドブジンジヒドララジンジピリダモールシメチジンジメルカプロールジルチアゼムシルデナフィルシロスタゾールスチムリマブスルファサラジンセクニダゾールセベトラルスタットセレキシパグソマトロピンソルリアムフェトールタシメルテオンタダラフィルダニコパンダポキセチンタムスロシンダリドレキサントテザカフトルデスモプレシンデヒドロエピアンドロステロンテプロツムマブデューティバカフトルデラマニドドキサゾシンドナネマブトラニルシプロミントリクラベンダゾールドルテグラビルニコチンニトログリセリンニトロプルシドナトリウムニフェジピンニモジピンヌシネルセンネモリズマブバボルバクタムバレリアナパロノセトロンバンザカフトルバンデタニブパントプラゾールピトリサントヒドロキシアンフェタミンビラスチンビンポセチンファモチジンフィンゴリモドフェキソフェナジンフェニレフリンフェネルジンフェロジピンブスピロンプラジカンテルフルコナゾールフレカイニドプロベネシドブロモクリプチンベキサロテンペグセタコプランペグバリアーゼベズロトクスマブベダキリンベタヒスチンベドリズマブボクロスポリンホスホマイシンボゼンタンボツリヌス毒素ボノプラザンホメピゾールマシテンタンマルスタシマブミドスタウリンミノキシジルミルテホシンミルリノンメサラジンメポリズマブメマンチンメラトニンモクロベミドモダフィニルモルシドミンモンテルカストラサギリンラナデルマブラニチジンラブリズマブラベプラゾールラミブジンリオシグアトリサンキズマブリトレシチニブリファキシミンリルピビリンリンデンルスパテルセプトルメファントリンレカネマブレナカパビルレボシメンダンレボノルゲストレルレミブルチニブレレバクタムロフルミラストロミプロスチムロモソズマブ遺伝子組換えADAMTS13製剤狂犬病ワクチン免疫グロブリン静注療法
スコア
Hunt and Hess分類

🧠 全体像:頭痛の診療は二次性か一次性かの1点から始まる。一次性頭痛(片頭痛・・群発)は反復する一定の発作パターンから診断するもので、初発の頭痛を一次性と診断することはできない。危険なは痛みの強さではなく、赤旗(雷鳴性・発熱・局在徴候・意識変容など)で拾う。一次性と決まったら、性状よりと随伴症状で3型を分ける——ここが分類の実際の軸である。

まず二次性頭痛を除外する

flowchart TD
    A["頭痛"] --> B{"赤旗があるか"}
    B -->|"あり"| C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='subarachnoid hemorrhage'>くも膜下出血</span>・感染・静脈血栓<br>動脈解離・腫瘍などを緊急評価"]
    B -->|"なし"| D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='duration'>持続時間</span>・頻度・性状<br>随伴症状・薬剤使用を記録"]
    D --> E["一次性頭痛として分類"]
    E --> F["急性期治療と、必要なら予防治療"]

⚠️ 赤旗は次のとおり。

赤旗 想定する病態
雷鳴性(突然発症で1分以内に最強) 、動脈解離
発熱・ 髄膜炎、脳炎
・意識変容 頭蓋内、脳卒中、脳炎
頭蓋内圧亢進
悪性腫瘍・免疫不全の既往 転移、感染
妊娠中・ 子癇、
高齢での新規発症 、腫瘍、
体位・で変化する 頭蓋内圧の異常(亢進または低下)

⚠️ を一次性頭痛の一型と安易に分類しない。 「以前も同じ頭痛があった」という病歴があっても、今回が突然発症なら評価する。

⭐ 高齢者の新規頭痛ではを必ず考える。の圧痛、、視力症状、を確認する。視力喪失は不可逆なので、疑ったら治療開始を待たない。

一次性頭痛の3型

⭐ 分類の軸は痛みの性状ではなく、と随伴症状である。

片頭痛(なし)
30分〜7日 4〜72時間 15〜180分
部位 両側性 片側性が多い 片側の眼窩・眼窩上・側頭部
性状 圧迫・締め付け 極めて強い
強度 軽〜中等度 中〜重度 極めて重度
増悪しない 増悪する
随伴症状 悪心・嘔吐なし。の一方のみ 悪心・嘔吐、または 同側の・発汗
発作中の行動 通常どおり動ける 暗く静かな場所で動かずにいたい 落ち着きなく動き回る
頻度 隔日1回〜1日8回

💡 発作中の行動が鑑別に効く。 片頭痛の患者は動くと悪化するのでじっとしており、の患者は痛みで転げ回る。で「発作中どうしていますか」と聞くだけで方向が絞れる。

片頭痛のは、通常5〜60分かけて徐々に展開する可逆性の視覚・感覚・言語症状である。

⚠️ 突然完成する症状や持続する神経症状はではない。や脳卒中として評価する。「徐々に広がる」かどうかがになる。

薬剤使用過多頭痛

⚠️ の頻用そのものが頭痛を慢性化させる。頭痛が月15日以上ある患者では、必ずの使用日数を確認する。

⚠️ 月15日以上の頭痛を「」という単一の診断名で終わらせない。慢性片頭痛、慢性などに分類する。分類が変われば治療が変わる。

治療の考え方

急性期 予防
またはNSAIDs。過量使用に注意 頻回なら、運動・睡眠・ストレス管理
片頭痛 NSAIDs、トリプタン、類を心血管リスクに応じ選択
100%酸素、皮下注または点鼻トリプタン (心電図監視下)、移行期の短期ステロイド、

💡 が向かないのは、発作が15〜180分と短く、内服が効き始める前に発作が終わるためである。だから酸素と皮下注・点鼻が選ばれる。

で発作日数、の使用、月経・睡眠との関係をする。予防薬は妊娠可能性、心血管疾患、、体重、腎肝機能を踏まえて選ぶ。

まとめ

  • 頭痛はまず二次性を除外する。初発の頭痛を一次性と診断することはできない。
  • 赤旗は雷鳴性、発熱、局在徴候、意識変容、、悪性腫瘍・免疫不全、妊、高齢新規発症。
  • は既往があっても毎回評価する。
  • 一次性頭痛は性状ではなくと随伴症状で分ける。
  • 片頭痛はじっとしていたい、は動き回る。発作中の行動が鑑別に効く。
  • は徐々に展開する。突然完成する症状はとして評価する。
  • 月15日以上の頭痛ではを必ず確認する。