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Disease Atlas · 全身 · 症候群

筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群

Myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome

別名
ME/CFS慢性疲労症候群筋痛性脳脊髄炎SEID
臓器系
全身神経
科目
Internal MedicinePsychiatry
トピック
内科学 S-49:変形性関節症・関節症・線維筋痛症精神医学 A-13:身体症状症・変換症・病気不安症の病因・診断・治療
鑑別疾患
気分障害(うつ病・双極性障害)甲状腺機能低下症身体症状症・変換症・病気不安症線維筋痛症特発性過眠症閉塞性睡眠時無呼吸
関連疾患
COVID-19罹患後症状過敏性腸症候群間質性膀胱炎
原因微生物
EBウイルスSARS-CoV-2
症状
倦怠感非回復性睡眠不眠頭痛筋痛関節痛咽頭痛頸部リンパ節腫脹めまい動悸前失神
原因となる疾患
新型コロナウイルス感染症伝染性単核球症

🧠 全体像:ME/CFS は「疲れが取れない状態」ではない。中核にあるのは(PEM)——わずかな身体的・認知的・情動的活動のあとに、遅れて全身症状が悪化する——であり、この「遅れて来て、休んでも簡単には戻らない」という時間構造こそが、単なる疲労・うつ病・と分かれる決定的な一点である。確定できる検査は無く、診断は基準を満たしたうえでのになる。名称ももいまだ一本化されていない——3つの名前と少なくとも4系統の基準が並立する。学習上いちばん大きな転換は治療側で起きた:かつて標準とされた(GET)が英国 の2021年版で推奨から外された1。PEM を中核に据える限り、固定した漸増を課す運動療法は病態と正面から衝突するからである。ただし外れたのは「な漸増」であって、運動そのものではない1。

名称と基準が一本化されていない

同じ患者集団に3つの名前が付いている。歴史的な行きがかりではなく、「この病気の本質は何か」という主張の違いが名前に出ている。

名称 出どころ 名前が主張していること
1988年の作業定義以来の呼称 疲労を前景に置く。「疲労」を病名に据えたことが最も混乱を招き誤用されたという批判がから出ている2
の分類でとして扱われてきた呼称 背景に神経・免疫系の病理があると主張する2
SEID 米国医学研究所の2015年報告が提案 病態の中心はあらゆる種類の労作(身体的・認知的・情動的)に耐えられないことであり、それが多臓器に及ぶという主張3

💡 改称の勧告は定着しなかった3。実務の標準は ME/CFS という併記形で、広く使われているのは SEID という名称ではなくそののほうである。

⚠️ 論文を読むときはどの基準で集めた集団かを必ず確認する。基準ごとに包含される患者層が違うため、も治療効果も比較できない。

疫学と誘因

米国では836,000〜2,500,000人と推計され、そのうち84〜91%が未診断と推計されている3。この「大半が診断されていない」という点そのものが、この疾患の最大の臨床課題である。日本では研究班のガイドライン(案)が、日常生活・社会生活に大きな支障をきたしている患者を約30万人、そのうち約1/4は常に介助を要する状態と記載している4。

発症は感染を契機とすることが多い。によるの後に遷延する例は古くから知られ、SARS-CoV-2も同じ経路をたどる(後述)。

病態:労作後倦怠感(PEM)という中核

PEM は「動いたあと疲れる」ことではない。 は「最小限の認知的・身体的・情動的・活動、あるいは以前は耐えられた活動のあとに生じる症状の悪化で、典型的には活動の12〜48時間後に悪化し、数日から数週間続き、ときにに至る」と定義している1。はこれを PENE と呼び、「必要時に十分なエネルギーを産生できない病的な状態」と定義して、回復に通常24時間以上を要する点を挙げる2。

flowchart TD
    A["本人の許容量を超える活動<br>(身体的・認知的・情動的・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='social'>社会的</span>)"] --> B["活動中〜直後は耐えられることがある"]
    B --> C["12〜48時間の遅れ"]
    C --> D["全身症状が総崩れになる<br>倦怠感・筋痛・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='sore throat'>咽頭痛</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cognitive decline'>認知機能低下</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='orthostatic intolerance'>起立不耐</span>"]
    D --> E["回復に数日〜数週間<br>休息しても短時間では戻らない"]
    E --> F{"回復前に次の活動を課すか"}
    F -->|"課す"| G["ベースラインそのものが下がる<br>いわゆるクラッシュ/<span class='jp-term jp-term-diagram' title='relapse'>再燃</span>"]
    F -->|"許容量の内側にとどめる"| H["ベースラインを保ち<br>徐々に活動の幅を探る"]

⭐ 「活動の直後は平気」が最大の落とし穴。 診察室で運動負荷をかけて「できたじゃないですか」と評価すると、その代償は翌日以降に現れて診察者の目に入らない。PEM の有無は活動から症状悪化までの遅れと回復に要する日数をで聞き取るしかない。

💡 なぜ()と区別しなければならないのか。 なら、負荷を少しずつ上げれば能は上がる。PEM ではその逆で、閾値を超えた分だけベースラインが下がりうる。この一点の違いが、そのまま運動療法の方針を反転させる。

臨床像

症状は単一臓器に収まらず、疲労・睡眠・認知・自律神経・疼痛・免疫様症状にまたがる。これが「全身」の疾患として扱われる理由である。

領域 主な症状
疲労・労作 活動により悪化する倦怠感、PEM
睡眠 (眠っても回復しない)、不眠、睡眠相のずれ
認知 の低下、注意の持続困難、の困難。いわゆる「」
立位・座位の保持で悪化するめまい、、
疼痛 筋痛、関節痛(腫脹・発赤を伴わない)、頭痛
免疫様症状 反復する、の、感冒様の悪化

💡 は見落とされやすい。 座位・立位を保つこと自体が労作であり、それだけで症状が悪化しうる。「安静にしている」つもりの姿勢が許容量を超えていることがあるため、臥位・座位・立位で症状がどう変わるかを聞き取る。

⭐ を伴う慢性症候群——・・など——と高率に併存する。 併存は鑑別の否定材料にならない——「があるから ME/CFS ではない」という推論は成り立たない。

診断:どの基準を使うか

診断できる検査は存在しない。基準を満たし、症状を説明する他疾患が無いことを確かめて初めて成立する。

基準 版 必須の中核 期間
2003年 労作後のを必須とし、の出発点になった2 6か月
2011年 PENE が必須。加えて神経系4分類のうち3分類、免疫・消化器・5分類のうち3分類、/輸送障害から各1症状以上2 期間を撤廃2
米国医学研究所(SEID)基準 2015年 機能低下を伴う疲労・・の3つが必須、加えてまたはのいずれか1つ3 6か月超3
基準 2021年 活動により悪化する著しい疲労・・または睡眠障害・の困難の4つすべて1 成人6週間・小児4週間で疑い(推奨1.2.2)、3か月で診断(推奨1.4.1)1

⭐ どの基準でも PEM は必須である。 名称も期間も構成も違うが、この一点だけは4系統すべてに共通する。「PEM が無ければ ME/CFS ではない」と覚えてよい。

💡 が期間を撤廃した理由は明快で、「他のどの疾患基準も、患者が6か月苦しむまで診断を保留せよとは要求していない」からである2。

⚠️ SEID 基準は、症状が中等度以上の強さで少なくとも半分以上の時間存在しない場合は診断を疑うべきとしている3。頻度と重症度の条件を落とすと、一般人口に広く存在する疲労愁訴を取り込んでしまう。

鑑別:除外して初めて成立する

疾患 見分ける手がかり
甲状腺機能低下症・・貧血・セリアック病 血液検査で説明がつく。最初に必ず外す群
・ 睡眠そのものの障害。ではが前景で、PEM の遅発性悪化は伴わない
うつ病 興味・喜びの消失と自責が中核。ME/CFS ではやりたいのにできない——動機は保たれ、活動の代償が遅れて来る
が前景で、疲労は随伴。併存も多い。運動療法の位置づけが正反対になる(後述)
・・ 症状への過剰な思考・不安・行動、またはで示せる機能的不整合が診断の核。ME/CFS を「説明できないから」と流し込まない
・シェーグレン症候群・ライム病 疲労で発症しうるが、な・・曝露歴と血清学が手がかりになる

⚠️ であることと「原因不明だから精神科的」であることは別である。 は「説明できない症状」そのものではなく、症状や健康への過剰な思考・不安・行動という陽性所見で診断する。

治療:エネルギー管理と、GET をめぐる方針転換

治癒させる治療は無い。中心はエネルギー管理——本人の許容量の内側で活動を組み立て、PEM を誘発しない——であり、薬物療法よりはるかに重要である1。

⚠️ 2021年版(NG206)は、推奨1.11.14 で次を「提供しない」と明記した1。

  • ・運動を ME/CFS の治癒法として行う治療
  • 健常者や他疾患向けに作られた一般化された運動プログラム
  • 推奨1.11.13 の組み立てに従わないプログラム、およびな漸増を用いるプログラム——すなわち(GET)
  • 脱調節・運動回避理論を病態の維持因子と仮定したプログラム

⚠️ ただし「運動を一切するな」ではない。 同じ節は提供してよい場合とその条件も定めている1。

  • 対象(1.11.10):本人が現在のを超えて活動を広げる準備ができていると感じる場合、または運動を自分の ME/CFS 管理に取り入れたいと望む場合に限り、個別化したプログラムを検討する。
  • 説明(1.11.11):症状が悪化した人・変わらなかった人・役に立ったと感じた人がいることを、利益と危険の両方として伝える。
  • 監督(1.11.12):提供するなら ME/CFS 専門チームのが監督する。専門チームが監督するプログラムの外での運動は勧めない(1.11.9)。
  • 中身(1.11.13):①症状を悪化させない水準でベースラインを定め、②いったんそれより低く下げ、③増やす前にその水準を維持できることを確かめ、④エネルギーの限界の内側で上げも下げもする柔軟な調整を行い、⑤・再発を早期に捉えて対処法を決めておく。定期的に見直す。

⭐ 外されたのは「な漸増」であって「活動を増やすこと」ではない。 GET が否定された核心は、本人の反応とにあらかじめ決めたを課す点にある。 が認めるのは本人の反応に従属する組み立てのほうである。ここを取り違えると「ME/CFS では運動が一律禁止」か「結局 GET と同じ」のどちらかに倒れる。

⚠️ ()も治癒的な治療とはされていない。 は が症状の管理を助けうるとしつつ治癒的ではないと明記している1。「考え方を変えれば治る病気」という説明は誤りである。

⭐ と方針が正反対になる。 では段階的に負荷を上げる運動療法が最もエビデンスの強い第一選択だが、ME/CFS ではそのな漸増が禁じられている。「慢性の疲労と痛み」と一括りにすると、この反転を取り違えて患者を悪化させる。

💡 日本の現状は国際的な推奨と一致していない。 公的な治療ガイドラインが無く、2017年の研究班ガイドライン(案)はを「適切な指導者のもとで行うことが勧められる」(推奨グレードB)としている4。ただし同じ文書自体が、米国疾病管理予防センターが有効性の再評価を受けてホームページから GET の項を削除したことを注記している4。 改訂より前の文書であり、資料に GET 推奨が残っていても現行の国際的推奨とは食い違うという前提で読む。

⚠️ 日本では本疾患に保険適応を持つ薬剤が1つも無い。 同ガイドライン(案)は抗うつ薬・を「考慮してもよい(さらに科学的根拠の検討・集積が必要)」、を「有効性についてに至っていない」とする水準にとどめている4。薬物療法は不眠・頭痛・疼痛・といった個別症状への対症にとどまる。

感染後症候群としての位置づけ

のは、ME/CFS を「まれな例外」から「感染後に一定割合で起こること」へと位置づけ直した。11,785人の感染者と1,439人の非感染者を追跡したコホートでは、急性感染から6か月以上経過した時点で SEID 基準を満たしたのは感染群4.5%(531人)に対し非感染群0.6%(9人)、発症率は 2.66/100人年 対 0.93/100人年 であった5。感染群で最も多かった ME/CFS 症状はで24.0%(2,830人)である5。

⭐ 臨床的な帰結は2つ。 第一に、の患者では PEM の有無を必ずする。第二に、で得られた知見は ME/CFS 全体の理解に直結する——別の病名で呼ばれているが、の水準では大きく重なっている。

まとめ

  • 中核は(PEM)。遅れて症状が悪化し休息しても短時間では戻らないという時間構造が、単なる疲労・うつ病・と分かれる決定的な一点である。
  • 名称は ME・CFS・SEID の3つが並立し、実務の標準は ME/CFS。SEID は病名としては定着していないが、そのは広く使われている。
  • 主要な基準はカナダ(2003年)・国際コンセンサス(2011年)・SEID(2015年)・(2021年)の4系統で、診断までに要する期間の扱いが基準ごとに違う。どの基準でも PEM は必須。
  • 確定検査は無く、甲状腺機能低下症・副腎不全・貧血・睡眠障害・うつ病などの除外で成立する。「検査が正常だから」と流し込まない。
  • 治療の中心はエネルギー管理。 2021年版は推奨1.11.14 で GET を提供しないと明記し、 も治癒的ではないとした。ただし運動の一律禁止ではない——専門チームのの監督下で、ベースラインをいったん下げてから上下双方向に調整する個別プログラムは認めている(1.11.10〜1.11.13)。禁じられたのはな漸増である。
  • 日本には公的ガイドラインが無く保険適応薬も無い。2017年の研究班ガイドライン(案)は GET を推奨グレードB としており、現行の国際的推奨と食い違う。
  • のでは SEID 基準を満たす者が感染群4.5%・非感染群0.6%と大きく異なり、最頻の症状はであった。

出典

  1. 1.Myalgic encephalomyelitis (or encephalopathy)/chronic fatigue syndrome: diagnosis and management (NICE guideline NG206)(National Institute for Health and Care Excellence・2021)「活動により悪化する著しい疲労」「労作後倦怠感」「非回復性睡眠または睡眠障害」「認知機能の困難」の4症状がすべて成人で6週間・小児で4週間以上持続する場合にME/CFSを疑い(推奨1.2.2)、それが3か月持続し他疾患で説明できない場合に診断する(推奨1.4.1)こと、労作後倦怠感を「最小限の認知的・身体的・情動的・社会的活動、あるいは以前は耐えられた活動のあとに生じる症状の悪化で、典型的には活動の12〜48時間後に悪化し数日から数週間続き、ときに再燃に至る」と定義していること、推奨1.11.14が「身体活動・運動による治療をME/CFSの治癒法として提供しない」「一般化された運動プログラムを提供しない」「推奨1.11.13の方針に従わないプログラム、または固定的な漸増を用いるプログラム、たとえば段階的運動療法を提供しない」「脱調節・運動回避理論に基づくプログラムを提供しない」と定めている一方で、対になる許容側として、推奨1.11.10が現在の日常生活動作を超えて活動を広げる準備ができていると本人が感じる場合または運動をME/CFSの管理に取り入れたいと望む場合に限り個別化した身体活動・運動プログラムを検討してよいとし、推奨1.11.11が症状が悪化する人・変わらない人・役に立つと感じる人がいることを利益と危険として伝えるよう求め、推奨1.11.12が提供する場合はME/CFS専門チームの理学療法士が監督すべきとし、推奨1.11.9が専門チームの監督するプログラム外での運動を勧めないとし、推奨1.11.13が症状を悪化させない水準にベースラインを定めいったんそれより低く下げ増やす前にその水準を維持しエネルギーの限界内で必要に応じ上下に柔軟に調整し再燃・再発を早期に認識して対処するという構成を定期的に見直しながら合意するよう定めていること、認知行動療法は症状の管理を助けうるが治癒的ではないと明記されていること閲覧 2026-08-20
  2. 2.Myalgic encephalomyelitis: International Consensus Criteria(Journal of Internal Medicine・2011)国際コンセンサス基準が診断前の6か月待機を不要とし「他のどの疾患基準も6か月苦しむまで診断を保留せよとは要求していない」と述べていること、必須項目を post-exertional neuroimmune exhaustion(PENE)と名づけ「必要時に十分なエネルギーを産生できない病的な状態」と定義し、労作後の消耗が活動直後または数時間〜数日遅れて生じ回復に通常24時間以上を要するとしていること、基準の構成が必須のPENEに加え神経系4分類のうち3分類・免疫消化器泌尿生殖器系5分類のうち3分類・エネルギー代謝/輸送障害から各1症状以上であること、疲労を病名に据えることが最も混乱を招き誤用された基準であるとして myalgic encephalomyelitis の名称を採り、世界保健機関の神経疾患としての分類と整合すると述べていること、カナダ基準(2003年)を出発点としつつ大幅な変更を加えたと述べていること閲覧 2026-08-20
  3. 3.Beyond Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome: Redefining an Illness(Institute of Medicine・2015)診断に必須の3症状が「病前の職業・学業・社会・個人活動の水準を大きく損なう6か月を超える機能低下(しばしば深い疲労を伴い、新規発症で、過労の結果ではなく、休息で十分に改善しない)」「労作後倦怠感」「非回復性睡眠」であり、これに加えて「認知機能障害」「起立不耐」のうち少なくとも1つを要すること、これらの症状が中等度以上の強さで少なくとも半分以上の時間存在しない場合は診断を疑うべきこととされていること、委員会が病名を systemic exertion intolerance disease(SEID)へ変更するよう勧告し「あらゆる種類の労作が多臓器にわたって患者を悪化させる」ことを名称に反映させた一方で chronic fatigue syndrome という語が臨床医と一般の誤解を招いてきたと述べていること、米国の推計患者数が836,000〜2,500,000人で、そのうち84〜91%が未診断と推計されること閲覧 2026-08-20
  4. 4.日本における筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)治療ガイドライン(案)(AMED障害者対策総合研究開発事業「慢性疲労症候群に対する治療法の開発と治療ガイドラインの作成」研究班・2017)日本に公的なME/CFS治療ガイドラインが存在せず担当医が手探りで治療している現状にあると述べていること、推奨度一覧に「本邦では本疾患に対して何れの薬剤も保険適応はない」と明記し抗うつ薬・漢方薬を「考慮してもよい(さらに科学的根拠の検討・集積が必要)」、コルチコステロイドを「有効性について結論に至っていない」としていること、段階的運動療法を「適切な指導者のもとで行うことが勧められる」(推奨グレードB)としつつ、同じ文書内で「2016年に米国の患者団体の要請に基づいたME/CFS治療の有効性を再評価する動きがあり、米国疾病管理予防センターのME/CFSのホームページからGETの項が削除されている」と注記していること、日常生活・社会生活に大きな支障をきたしている患者数を約30万人と記載し、そのうち約1/4は日常生活において常に介助が必要な状況にあると記載していること閲覧 2026-08-20
  5. 5.Incidence and Prevalence of Post-COVID-19 Myalgic Encephalomyelitis: A Report from the Observational RECOVER-Adult Study(Journal of General Internal Medicine・2025)急性感染から6か月以上経過した最初の受診時点で、感染群では11,785人中531人(4.5%)が2015年IOM臨床診断基準を満たしたのに対し非感染群では1,439人中9人(0.6%)であったこと、ME/CFSの発症率が感染群2.66(95%信頼区間2.63〜2.70)/100人年に対し傾向スコアで対応させた非感染群では0.93(95%信頼区間0.91〜0.95)/100人年であったこと、感染群で最も多いME/CFS症状が労作後倦怠感で11,785人中2,830人(24.0%)であったこと閲覧 2026-08-20