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Symptoms · Published

日中傾眠

Daytime sleepiness

臓器系
神経
科目
NeurologyPediatrics
トピック
神経内科 G3-22:ALS小児科学 1-07:小児・思春期の肥満
関連疾患
筋萎縮性側索硬化症中枢性睡眠時無呼吸・肥満低換気症候群閉塞性睡眠時無呼吸
起因薬
エスゾピクロンザレプロンゾピクロンゾルピデムタシメルテオンダリドレキサントバレリアナメラトニンラメルテオン

🧠 全体像は、夜間の睡眠時間は確保されているにもかかわらず日中に眠気が生じる状態であり、意識障害の一部としての傾眠とは別の概念である。傾眠は刺激がなければ覚醒を保てない状態を指すのに対し、の患者は完全に覚醒可能で、問題は睡眠の量ではなく質——夜間の呼吸が妨げられ、睡眠が分断・非効率になっていることにある。代表的な背景はと、ALSなど神経筋疾患によるである。

2つの機序

背景 何が睡眠を妨げるか
睡眠中に上気道が反復して虚脱し、無呼吸→低酸素→を一晩に何十〜何百回繰り返す。総睡眠時間は保たれても深い睡眠段階に達せず分断される
神経筋疾患によるALSなど) 横隔膜を含む呼吸筋の筋力低下により、仰臥位・レム睡眠中に換気量が低下しCO2が蓄積する。上気道自体は閉塞していない点がOSAと異なる

💡 ALSでは(臥位で悪化する呼吸苦)や朝の頭痛(夜間のを反映)と並んでが呼吸筋障害の初期になることがあり、などの呼吸機能評価を促す手掛かりになる。

⚠️ 神経筋疾患の患者でを「単なる寝不足」と片付けない。 四肢筋力低下が先行して診断済みの患者に・朝の頭痛が新たに加われば、呼吸筋障害が進行し夜間換気不全に至っているである可能性があり、呼吸機能の評価と導入の要否を検討する。

見分け方のポイント

そのものは非特異的な訴えだが、随伴症状で背景を絞り込める。

  • いびき・された無呼吸・肥満を伴う → を疑う
  • 四肢筋力低下・・嚥下障害を伴う → 神経筋疾患によるを疑う
  • いずれも夜間睡眠検査(など)で確定する

まとめ

  • は夜間睡眠が量的に確保されていても生じる眠気で、意識障害としての傾眠とは別概念。患者は完全に覚醒可能である。
  • による睡眠の分断、神経筋疾患によるは呼吸筋力低下によるCO2蓄積という、機序の異なる2つの経路で生じる。
  • ALSでは・朝の頭痛と並ぶ呼吸筋障害の初期になりうる。