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Drug Atlas · A12 NSAIDs · 必修

メロキシカム

meloxicam

分類
NSAIDs
商品名(日本)
モービック
商品名(EU)
Mobic
科目
Pharmacology
トピック
A12: NSAIDs
禁忌疾患
消化性潰瘍消化管出血(上部・下部)
副作用
消化管出血末梢性浮腫
監視検査値
クレアチニン
相互作用
リチウム
対象疾患
変形性関節症
原因となる疾患
消化管出血(上部・下部)消化性潰瘍

🧠 全体像NSAIDで、非選択的とCOX-2選択的の中間にあたる。「非選択的ほどGIに悪くなく、ほど心血管に悪くない」という中庸さに加え、にCOX選択性が変わるという珍しい性質を持つ——低用量ではCOX-2優先性がはっきり出るが、高用量になるほど阻害の寄与が増えて非選択的NSAIDsに近づく。1日1回投与で済む半減期の長さも臨床で選ばれる理由の一つ。

薬効群の中での位置づけ

COX選択性 代表薬 位置づけ
非選択的 =COX-2、GIリスクが最も高い
COX-2優先的 に選択性が変化、GIリスクは中間
COX-2選択的 GIリスク最小、心血管リスク最大

は同じ「COX-2優先的」カテゴリだが対照的。 は半減期が長く(約20時間)1日1回投与で慢性の関節疾患に向くのに対し、は半減期が短く肝毒性のリスクから短期の治療に限定される(の項参照)。

機序

COX-2のにより強く結合するがもある程度阻害する「」の非選択的〜優先的阻害薬。低用量ではCOX-2優先性が保たれるが、高用量では阻害の寄与が相対的に増え、非選択的NSAIDsに近いGIリスクプロファイルへ近づく。共通の下流経路はの項の図を参照。

薬物動態

項目 値・特徴
約89%
代謝 肝CYP2C9(一部CYP3A4)で代謝
排泄 代謝物として腎・糞便排泄
半減期 約20時間(の特徴、1日1回投与が可能)

適応

、関節リウマチの慢性管理(痛み・炎症)。1日1回投与のの良さから長期の関節疾患管理に選ばれやすい。

用法・用量

PO 7.5〜15 mgを1日1回。施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌:活動性消化性潰瘍/消化管出血、重度腎/肝障害、
  • 相互作用↓で

副作用

頻度 内容
高頻度 、悪心
注意 消化管出血/潰瘍(非選択的NSAIDsよりやや少ない)、腎機能低下(クレアチニン上昇)、末梢性浮腫
重篤・まれ 心血管リスク増加(高用量ほど非選択的NSAIDsに近づく)、重度消化管出血

まとめ

  • 。非選択的との中間に位置する。
  • にCOX選択性が変化し、高用量ほど非選択的NSAIDsのGIリスクプロファイルに近づく。
  • 半減期約20時間で1日1回投与が可能。OA/RAの慢性管理に向く。
  • との併用は低下による中毒リスク。
  • 同じCOX-2優先的カテゴリのとは半減期・肝の点で対照的。