Medical Microbiology

Medical Microbiology · 5/37

眼感染を起こす原虫と蠕虫(一覧)とその診断

Protozoa and helminths causing ophthalmic (eye) infections (list) and their diagnosis

疾患
角膜炎眼トキソカラ症眼内炎眼窩蜂窩織炎
症状
点状表層角膜症飛蚊症脈絡網膜炎

🧠 眼感染を起こす原虫・蠕虫は「先天性(胎盤経由)」「・レンズ装用関連(角膜への直接侵入)」「血行性・(体循環を介して幼虫・原虫が眼に到達する)」という異なる経路で眼に到達する。 経路を意識すると、症候(か、角膜炎か、眼球内炎か)も自然に整理できる。細菌・ウイルスによる眼感染は5/3を参照。

原虫による眼感染

病原体 病態
Toxoplasma gondii が失明の原因となりうる(, chorioretinitis
Acanthamoeba ——コンタクトレンズ装用者に多い

蠕虫による眼感染

病原体 病態
(アフリカ眼虫、African eye worm、4/37参照)
Onchocerca volvulus , river blindness)
Toxocara canis / T. cati
Dirofilaria 眼感染

真菌による眼感染

病原体 病態
Aspergillus sp.
Candida spp.

💡 は「原虫と蠕虫」だが、元資料は真菌による眼感染も併記している。 の幅として参考に掲載する。

診断

  • 内・網膜下などに虫体そのものが視認されることがある。
  • 血液検査:血中IgE値の上昇を確認する。
  • 血清学ELISAによるの検出。

まとめ

  • 眼感染を起こす原虫はToxoplasma gondii(先天性・)とAcanthamoeba、レンズ装用関連)が代表。
  • 蠕虫ではと**が(後者は)を、Toxocaraを、Dirofilariaが眼感染を起こす。
  • 真菌(AspergillusCandida)もの原因として参考に押さえておく。
  • 診断は虫体の直接視認、血中IgE値の上昇、ELISAによる検出の組み合わせで行う。
  • 細菌・ウイルス性の眼感染は別トピック(5/3)で扱う。