Pathology

Pathology · C/39

結腸憩室症/腸閉塞

Colonic diverticulosis and bowel obstruction

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High-yield / ポイント
応用トピック
大腸疾患と機能性消化管疾患大腸憩室症と憩室炎イレウス(腸閉塞)の診断と治療大腸ポリープ・ポリポーシス症候群・憩室症の外科的側面大腸憩室症・憩室炎麻痺性イレウスと機械的腸閉塞下部消化管出血
疾患
憩室症・憩室炎腸重積症

🧠 全体像と腸閉塞はいずれも「内腔圧・通過障害」という共通軸で理解できる——は低繊維食によるな内腔圧上昇が腸壁を脆弱部からヘルニアさせた結果であり、腸閉塞(特にヘルニア嵌頓)は急性の血流障害が絞扼・梗塞へと進行する時間との勝負である。

A)結腸憩室症

憩室 = 消化管の内腔と交通する盲嚢

  • 先天性憩室:腸壁の3層すべて(粘膜、)、明らかに稀
  • 後天性憩室(最も多い型):を欠くか菲薄化、最多部位 = 結腸

病態機序

  • 低繊維食 → 便量の減少+通過困難の増加 → 異常な内腔圧の上昇 → 解剖学的脆弱部を通る腸壁のヘルニア
  • が不完全((taenia coli))、沿いに神経・血管がを貫く
  • 2つの重要因子:(1)誇張された+(2)

合併症

  • 憩室への便の貯留 → 粘膜刺激 → 出血
    • 軽度:線維組織による内腔狭小化
    • 重度:穿孔腹膜炎または膿瘍形成

臨床

  • 通常は無症状
  • 間欠的な差し込むような痛み、左下腹部の不快感、直腸の排出不完全感
  • :圧痛+発熱
  • 治療:内腔圧を下げる

B)腸閉塞

  • 小腸が最も多く侵される(内腔が狭い)

結果

  • 閉塞近位の腸:進行性拡張、壁の菲薄化、内腔が液体とガスで満たされる
  • うっ滞した腸内容物でのの過増殖
  • 絞扼による腸梗塞、腹膜炎
  • 横隔膜の挙上
  • 臨床:差し込むような腹痛+膨満排ガスを伴わない便秘

腸閉塞の原因

1. ヘルニア

  • 腹壁の脆弱・欠損 → の漿膜に裏打ちされた嚢)の突出
  • 好発部位:鼠径・、臍、手術瘢痕
  • 嵌頓した内臓 → 頸部での圧迫 → 静脈還流の障害 → うっ滞+浮腫 → 嵌頓(永続的な閉じ込め)
  • 血流のさらなる障害 → 絞扼梗塞
flowchart TD
    A["腹壁の脆弱・欠損部からの腸管ヘルニア"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hernial sac'>ヘルニア嚢</span>の頸部で腸管が圧迫"]
    B --> C["静脈還流の障害"]
    C --> D["うっ滞・浮腫"]
    D --> E["嵌頓(永続的な閉じ込め)"]
    E --> F["血流のさらなる障害"]
    F --> G["絞扼"]
    G --> H["梗塞"]

2.

3.

  • 近位腸分節が遠位分節に陥入(「入れ子」)する
  • 小児:時に特発性(過剰な蠕動活動)
  • 成人:しばしば内腔腫瘤(腫瘍)を示唆
  • 閉塞+血流障害を来しうる → 梗塞

4.

  • 腸ループが付着基部の周りで捻れる静脈流出の絞扼
  • 多くはS状結腸
  • 腸閉塞と梗塞に至りうる

💡 ポイント: = 低繊維食+後天性、結腸、合併症 = 出血++穿孔。腸閉塞 = 小腸が最多。ヘルニア:嵌頓(閉じ込め)→ 絞扼(梗塞)。 = 入れ子、小児 = 特発性、成人 = 腫瘍。 = 捻れ、S状結腸。

まとめ

  • は低繊維食による内腔圧上昇が沿いの脆弱部から腸壁をヘルニアさせて生じ、出血や(穿孔・膿瘍)を合併しうる。
  • 腸閉塞は内腔の狭い小腸に最も多く、近位腸の拡張・の過増殖・絞扼による腸梗塞を来す。
  • ヘルニアは嵌頓(によるうっ滞・浮腫での永続的な閉じ込め)から絞扼・梗塞へと進行しうる。
  • は小児で特発性、成人では腫瘍を示唆することが多い。
  • はS状結腸に多く、静脈流出の絞扼から腸閉塞・梗塞に至る。