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Microbe Atlas · 細菌

Staphylococcus saprophyticus

腐性ブドウ球菌

分類
G+ 球菌 / Gram+ cocciStaphylococcus
性状
Gram陽性 (G+)球菌 Cocci
科目
Medical Microbiology
トピック
2/1: Staphylococcus aureus5/8: The most important microbial pathogens of the urinary tract (list)5/26: Normal flora of the genital tract. Pathogens of sexually transmitted diseases (list)
原因となる疾患
尿路感染症
作用する薬剤
ニトロフラントインホスホマイシン

🧠 全体像の中でも臨床像が一つに絞られる珍しい菌で、の若い女性のという一点で覚えればよい。とは同じCoNSでも生息部位と病像がはっきり分かれており、両者の鑑別は感受性という単一の検査に集約される。

微生物学的な特徴

、皮膚正常フローラ(主に・会陰部)に生息する。陰性で、溶血なし()の白色コロニーを作る。

試験 結果 何を分けるか
耐性 (感受性)との鑑別点

CoNSの菌種鑑別は感受性の一点に集約される。 が感受性、本菌が耐性——生息部位(皮膚全体 vs ・会陰部)と臨床像(異物関連感染 vs 若年女性の膀胱炎)が対照的に分かれる。属全体の鑑別試験の対応表は黄色ブドウ球菌のページを参照。

病原性の仕組み

  • 特別な毒素や莢膜は持たず、への付着能が病原性の中心と考えられている
  • ・会陰部に生息するため尿道口に近く、性交渉が尿道への機械的な菌の移動(“massage”効果)を促しにつながりやすい

感染経路と疫学

  • 皮膚常在菌としてはな部位(・会陰部)に生息する
  • の若い女性に好発し、性交渉が尿道への上行を促す誘因になる
  • 秋季に頻度が高いとする報告があるが、臨床的に最も重要なのは年齢・性別・性活動歴のパターンである

起こす疾患

疾患 特徴
尿路感染症( 若年女性の市中発症膀胱炎の主要な原因菌の一つ(腸球菌と並ぶ大腸菌に次ぐ頻度)

診断

  • 尿培養での白色コロニー
  • 耐性でCoNSの中から本菌を確定する
  • 若年女性の典型的な膀胱炎症状(頻尿・)があれば、培養確定前にを開始することも多い

治療と予防

まとめ

  • で、・会陰部の常在菌。耐性(感受性)との鑑別点。
  • の若い女性のという単一の臨床像に集約される、CoNSの中では病像が特殊な菌種。
  • 病原性はへの付着能が中心で、外毒素や莢膜のような組織破壊因子は持たない。
  • 治療はに準じ、などが第一選択。