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Symptoms · Published

対麻痺

Paraplegia

臓器系
神経
科目
Neurology
トピック
神経内科 G1-13:脊髄損傷の症候神経学 G1-25:脊柱管・脊髄の占拠性病変
関連疾患
横断性脊髄炎外傷性脊椎・脊髄損傷結核性脊椎炎神経芽腫・ウィルムス腫瘍神経管閉鎖不全(二分脊椎・無脳症)神経節芽腫髄膜腫大動脈解離馬尾症候群

🧠 全体像:両下肢だけの麻痺は、まず脊髄の横断的な障害として扱う。麻痺の性状や強さより、というの3項目が診断もも決める。としての一般論は麻痺にあるので、ここでは「脊髄のどの高さが、どこまで断たれたか」を測る手順に絞る。

横断像を取る

測るもの 取り方 分かること
針と触覚で下から上へ辿り、正常に戻るを探す 病変の高さ。運動レベルより鋭い
肛門周囲の感覚、な肛門収縮 完全損傷かか。予後を最も左右する
尿意、、尿閉・失禁の有無 障害の重さと、円錐・の示唆
温痛覚と 両者を別々に取る 前脊髄・Brown-Séquardなどのどこが断たれたか

は病変の高さを直接指すわけではない。 脊髄視床路は入ったより数上で交叉するため、実際の病変はよりにありうる。画像の撮影範囲をぴったりに切らない。

圧迫を疑ったら時間で動く

⚠️ 進行するに、・尿閉・のどれかが加わったら脊髄圧迫として扱う。 造影MRIを緊急で撮り、同時に脊椎外科・へ連絡する。回復可能性は「麻痺の強さ」ではなく「減圧までの時間」で決まる。発熱と強いが揃えば、抗凝固薬内服中の突然発症ならを優先する。膿瘍を疑うときは診断目的のを先行させない——感染を硬膜内へ広げる懸念があり、髄液所見も特異的ではない。

💡 圧迫でなくても急性は起こる。や胸腹部大動脈手術では脊髄前方の灌流が絶たれ、温痛覚だけが落ちて振動覚・が保たれるのパターンをとる。から始まったでは脊椎だけでなく大動脈も鑑別に置く。

円錐と馬尾を分ける

発症・膀胱直腸障害 突然・対称性が多く、が早期から強い 緩徐・非対称が多く、は遅れて出る
運動・反射・疼痛 の徴候が混在しうる。疼痛は比較的軽い 、反射消失、強い

⚠️ どちらもの低下とを伴う。この2つの診察を省くと両方を見落とすので、「歩けているから軽い」と判断しない。

まとめ

  • はまず脊髄の横断的障害として扱い、の3項目を必ず取る。が高さを、が完全か不全かを示し、後者が予後を最も左右する。
  • ただし脊髄視床路の交叉のずれにより、実際の病変はより上にありうる。撮影範囲をぴったりに切らない。
  • 進行する・尿閉・は脊髄圧迫として緊急MRI。予後は減圧までの時間で決まり、膿瘍疑いではを先行させない。から始まったなら大動脈病変によるも鑑別に置き、円錐・のどちらでもと排尿の診察を省かない。