内科学

内科学 · R-10

シェーグレン病

Sjögren Disease

前提:病態
全身性エリテマトーデス・全身性硬化症・シェーグレン症候群
疾患
IgG4関連疾患シェーグレン症候群乾燥性角結膜炎
症状
乾性咳嗽羞明
検査値
抗La/SSB抗体抗Ro/SSA抗体

🧠 全体像:病(Sjögren disease)は、・唾液腺へのによるを中心に、肺・腎・神経・血管へ広がるである。単なる口渇・とせず、分泌低下、、唾液腺組織を組み合わせる。1

病態と病型

唾液腺上皮、T細胞、B細胞、I型interferon経路が相互に活性化し、腺組織の破壊、、変を起こす。単独で起こる一次性と、RA・SLE・などに伴う二次性という区分があるが、個々の臓器病変とを直接評価する。

臨床像

領域 主な所見
眼 、灼熱感、充血、、
口腔 乾いた食物の、飲水の必要、、口腔感染、
その他の腺 、鼻・皮膚・、嗄声
筋骨格・血管 関節痛・関節炎、Raynaud現象、紫斑、
肺 、気道病変
腎 、、まれに糸球体腎炎
神経 末梢神経障害、中枢神経病変
血液 、血球減少、

持続する、リンパ節腫脹、紫斑、、低C4、はMALTリンパ腫などB細胞リンパ腫のである。

診断と分類

2016 ACR/EULAR分類基準

Sjögren病を示唆する症状または全身所見がある患者で、合計4点以上を分類の目安とする。これは研究用の分類基準であり、個々の患者の診断を機械的に決める基準ではない。2

項目 点数
陽性 3
で1以上/4 mm² 3
眼表面染色score 5以上 1
5 mm/5分以下 1
0.1 mL/分以下 1

抗La/SSB単独陽性、、RFは現行分類の加点項目ではない。歴、活動性、、、、、関連疾患などの除外を確認する。

flowchart TD
  A["持続する眼・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='xerostomia'>口腔乾燥</span>"] --> B["薬剤、脱水、糖尿病などを確認"]
  B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='anti-SSA antibody'>抗SSA抗体</span>と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='objective'>客観的</span>乾燥検査"]
  C --> D{"十分な根拠がある?"}
  D -->|"いいえ"| E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='labial minor salivary gland biopsy'>口唇小唾液腺生検</span>を検討"]
  D -->|"はい"| F["臓器病変とリンパ腫リスクを評価"]
  E --> F

治療

問題 主な対応
なし、gel、眼科管理、必要時topical cyclosporineやlifitegrast
頻回飲水、無糖ガム、、歯科予防、適応があれば・
腺腫脹・感染 感染とリンパ腫を鑑別して原因治療
関節・状 、などを病態別に検討するが、効果は症状・患者群で一様ではない
肺・腎・神経・血管炎 グルココルチコイド、MMF、リツキシマブ等を臓器重症度に応じて専門的に選択

、脱水を来す薬、喫煙は乾燥を悪化させ得る。定期的な眼科・歯科評価で角膜障害、、口腔感染を予防する。

に対する単一の確立したはなく、・生物学的製剤は障害臓器、活動性、重症度に応じて選ぶ。1

まとめ

  • 病は腺性乾燥と全身性免疫病変を併せ持つ。
  • 現行分類は、唾液腺生検、・唾液検査をする。
  • 乾燥合併症を予防し、臓器障害とB細胞リンパ腫の徴候を追跡する。

出典

  1. 1.Sjögren's syndrome: a systemic autoimmune disease(Clinical and Experimental Medicine・2022)Sjögren病が腺性乾燥に加えて多臓器病変を来し、局所対症療法と臓器別全身治療を組み合わせることを支持する閲覧 2026-08-13
  2. 2.2016 American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism classification criteria for primary Sjögren's syndrome: A consensus and data-driven methodology involving three international patient cohorts(Annals of the Rheumatic Diseases(International Sjögren's Syndrome Criteria Working Group)・2017)Sjögren病の2016 ACR/EULAR分類基準が抗SSA抗体、口唇小唾液腺生検、客観的涙液・唾液検査を加重する研究用分類基準であることを支持する閲覧 2026-08-13