Internal Medicine

Internal Medicine · L-04

心房細動

Atrial fibrillation

前提:病態
心臓電気生理に作用する薬(抗不整脈薬)
前提:正常
心臓における興奮の発生と伝導心電図法とヒトの心電図胸部:心臓と心膜
疾患
心房細動頻脈誘発性心筋症
スコア
CHA2DS2-VAScスコア

🧠 全体像:心房細動は、不規則で組織化されない心房興奮により有効なが失われる不整脈である。診療はAF-CARE、すなわち併存症管理、脳卒中予防、心拍数・管理、継続的再評価の順に整理する。

病態と原因

、線維化、炎症、により多発する興奮波が維持される。消失は心拍出量を低下させ、内のは血栓塞栓症を生じる。頻脈が持続すると頻脈誘発性心筋症を来し得る。

分類

分類 意味
初回診断AF や既往にかかわらず初めて確認
発作性AF または介入で7日以内に停止
持続性AF 7日を超えて持続し、化を目指す
AF 12か月以上持続するが化を目指す
AF 患者と医療者が化を追求しないと合意した状態

診断

  • 12誘導ECG:明瞭なP波の欠如、が不規則、
  • 発作性が疑われる場合:Holter、、長期モニター
  • 心エコー:、LVEF、弁膜症、、心不全を評価
  • 検査:電解質、腎肝機能、血算、甲状腺機能、必要時睡眠時無呼吸評価

AF-CAREによる治療

C:Comorbidity and risk-factor management

高血圧、心不全、肥満、睡眠時無呼吸、糖尿病、運動不足、過量飲酒を治療する。誘因だけを治療してに戻っても、将来のAF再発とを再評価する。

A:Avoid stroke and thromboembolism

2024年ESCではCHA₂DS₂-VAを基本にを評価する。

危険因子 点数
心不全/ 1
高血圧 1
75歳以上 2
糖尿病 1
脳卒中/TIA/全身塞栓の既往 2
血管疾患 1
65–74歳 1

スコア0では通常抗凝固を行わず、1では個別に検討、2以上では禁忌がなければ経口抗凝固を推奨する。または中等度〜重度を除き、通常はよりを優先する。出血リスク評価は因子を減らすために用い、高値だけを理由に抗凝固を自動的に見送らない。

R:心拍数・リズム調節による症状軽減

循環不安定、持続する虚血、、ショックをAFが引き起こしている場合は同期下を行う。

方針 選択肢
β遮断薬、(LVEF低下では避ける)、ジゴキシンなど
電気的または

症状、AF期間、、心不全、患者希望を踏まえ、を早期から検討する。AFが長い、または不明の場合のでは、事前の十分な抗凝固またはによる血栓除外が必要で、施行後もに応じ抗凝固を継続する。

前に、発症時間と抗凝固状況を確認する。現行のESC 2024では、AFが24時間を超えるまたは不明ので、原則として3週間以上の治療域抗凝固、またはで心房内血栓を除外する方法を用いる。施行後は原則として少なくとも4週間抗凝固し、その後はの成否でなく個人の血栓塞栓リスクで長期継続を決める。循環不安定ではを抗凝固のために遅らせず、可能な限り早く抗凝固を開始する。

⚠️ によるを伴うAF(pre-excited AF)では、AV結節遮断薬が伝導を相対的に促進しを誘発し得るため避け、専門的な緊急治療を行う。

E:評価と反復再評価

症状、AF負荷、心拍数、抗凝固の服薬・出血、腎機能、併存症を定期的に再評価する。年齢や新規疾患では変化する。

まとめ

  • AFの二大問題は血栓塞栓と不規則・頻脈性である。
  • 治療はAF-CAREで整理し、抗凝固の適応と心拍数/戦略を別々に評価する。
  • 循環不安定なら、安定例では併存症・症状・AFを踏まえて個別化する。

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