Internal Medicine

Internal Medicine · S-48

血清反応陰性脊椎関節炎

Seronegative Spondyloarthritis

前提:病態
自己免疫性関節疾患:関節リウマチと強直性脊椎炎
前提:正常
HLAタイピング
疾患
乾癬性関節炎強直性脊椎炎体軸性脊椎関節炎反応性関節炎
症状
急性前部ぶどう膜炎前房蓄膿
検査値
HLA-B27リウマトイド因子
画像所見
仙腸関節炎竹様脊椎
スコア
ASAS分類基準

🧠 全体像は、、HLA-B27関連、ぶどう膜炎・乾癬・IBDなどを共有するである。「seronegative」はRF陰性傾向を示す呼称で、自己抗体が陰性なら確定という意味ではない。

疾患群

疾患 中心となる所見
体軸性SpA ・脊椎病変。X線陽性がX線画像陽性axSpA/
乾癬、爪病変、、末梢/軸性関節炎
腸管・尿路性器感染後の無菌性関節炎
IBD関連関節炎 Crohn病に伴う末梢または軸性病変

は45歳未満で緩徐発症し、運動で改善、安静で改善せず、を伴う。機械的との対比が重要である。

体軸性SpA

臨床・画像

  • 痛、脊椎可動性低下
  • などの
  • 、乾癬、IBD
  • X線:、進行例の
  • MRI:を伴う活動性を早期に描出するが、非特異的変化に注意する

HLA-B27陽性は診断を支持するが、陽性だけで診断できず、陰性でも除外できない。ASAS分類は研究分類で、+1つ以上、はHLA-B27+2つ以上のSpA特徴を用いる。

修正Schober検査、胸郭拡張、後頭壁距離などで可動性を追跡する。元資料の「L5から10 cm上を測り、増加<4 cm」という単純化より、標準化した修正Schober法を用いる。

治療

flowchart TD
    A["活動性axSpA"] --> B["教育・禁煙・定期運動/<span class='jp-term jp-term-diagram' title='physiotherapy'>理学療法</span>"]
    B --> C["十分量NSAIDを試行"]
    C --> D{"活動性が持続"}
    D -->|"はい"| E["TNF阻害薬/IL-17阻害薬/JAK阻害薬"]
    E --> F["ぶどう膜炎・IBD・乾癬と安全性で選択"]
    D -->|"いいえ"| G["運動と定期評価を継続"]

csDMARDは純粋な軸性病変には有効でなく、で検討する。反復ぶどう膜炎やIBDではモノクローナルを優先しやすく、活動性IBDではIL-17阻害薬を避ける。

乾癬性関節炎

末梢少数/、DIP優位、、軸性病変など多様である。、爪、X線の関節近傍骨新生やが手掛かりとなる。関節炎が皮膚乾癬に先行することがあり、爪病変は「必ず」存在するわけではない。

CASPARは炎症性関節・脊椎・付着部病変を前提に、現在/既往/家族の乾癬、爪病変、RF陰性、、傍関節新生骨を点数化し≥3で分類する。

治療は罹患領域ごとに選ぶ。NSAID・局所注射、にはメトトレキサート等、目標未達ならTNF、IL-17、IL-23経路、JAKなどのを乾癬・IBD・ぶどう膜炎・感染リスクと合わせて選択する。

反応性関節炎・IBD関連関節炎

Chlamydia trachomatisまたは**、CampylobacterYersiniaなどの1〜4週後に、下肢優位の非対称性炎/ぶどう膜炎、尿道炎、を来す。誘因感染を検査・治療するが、腸管感染が消退した後の関節炎に抗菌薬を漫然と続けない。

IBD関連ではと体軸性SpAを分け、腸管と同時に治療計画を立てる。NSAIDは腸炎を悪化させ得るため慎重に用い、両者に有効なモノクローナルなどを選ぶ。

まとめ

  • SpAは、ぶどう膜炎・乾癬・IBDを一つのパターンとして捉える。
  • HLA-B27と分類基準は診断補助であり、単独で確定・除外しない。
  • 治療薬は軸性/末梢、皮膚、眼、腸管の領域を横断して選ぶ。