Pathology

Pathology · A/31

出血の種類と臨床像

Types of hemorrhages and their clinical presentation

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Mechanism / 機序High-yield / ポイント
応用トピック
損傷の用語と分類

🧠 全体像:出血は機序で3つに分けられる——血管が破れる(per rhexim)、外からびらんされる(per arrosionem)、壁は保たれたまま漏れ出る(per diapedesim)。この3分類さえ押さえれば、・くも膜下・消化性潰瘍・血小板減少といった一見バラな病態が、同じ軸で整理できる。

定義

出血 とは、血管から腔へ血液が漏出すること — 血管系から血液が逃れる状態。部位ごとの用語:

用語 出血の部位
血腫 組織内(限局した血液の塊)
腹腔(
心タンポナーデ
血尿 尿中
血液の嘔吐

臨床経過と結果

機序による分類

機序
Per rhexim(破綻) 血管壁の破裂(圧の変化・外傷) ・硬膜下・くも膜腫、
Per arrosionem(びらん) 外側からの血管のびらん 消化性潰瘍、腫瘍のびらん、IBD
Per diapedesim(漏出) 壁は保たれるが「透過性亢進」による漏出 、血管障害

3a. 破綻による出血

  • — 高血圧(BP >200 mmHg)に関連したでの内血管(大脳基底核、視床、橋)の破裂。が血管を。頭蓋内圧上昇 → への→ 心肺不全 → 死。
  • くも膜(ベリー)動脈瘤の非破裂 → 「ジェット様」の出血 → 突然の激烈な頭痛(「人生最悪」)。典型的には40〜50歳。
  • 。高齢者ではを伸展させる。急性(突然の外傷)と_慢性_(反復する軽微な外傷、例:ボクシング → 線維化 → 神経症状)。
  • — 頭蓋骨骨折()がを破る → 血液が硬膜をから剥離 → (意識あり → → 回復 → 再び)。
  • 破裂肝硬変による門脈圧亢進 → 拡張した食道周囲シャントの破裂 → 大量の

3b. びらんによる出血

3c. 漏出による出血

明確な病変がないまま壁の透過性が亢進し、赤血球が毛細血管を通過する。大きさによる分類:

  • 点状出血 — 1〜2 mm
  • 紫斑 — 3〜5 mm
  • — 皮膚・臓器表面の大きな内出血

原因:

検査

  • (約3〜10分)— 全体を評価。
  • (PT)(第VII・X・V因子、、フィブリノゲン)。
  • — 正常 約150〜400 × 10⁹/L。

皮膚出血の 血小板減少+PT延長 → 敗血症・DIC、血小板減少+PT正常 → ITP・・骨髄腫瘍、血小板正常+PT延長 → 、血小板正常+PT正常+延長 → 、すべて正常 → 外傷

💡 ポイント: 3つの機序 — per rhexim(破綻)、per arrosionem(びらん)、per diapedesim(漏出)。点状出血(1〜2mm)→ 紫斑(3〜5mm)→ 、硬膜下 = 、くも膜下 = 。PTはをスクリーニング、血小板減少+DIC所見は敗血症を示唆。

まとめ

  • 出血の機序は per rhexim(血管壁の破綻)、per arrosionem(外側からのびらん)、per diapedesim(透過性亢進による漏出)の3つに分けられる。
  • を来す。
  • 破綻による出血の代表は)、)、)、)。
  • 漏出による出血は大きさで点状出血(1〜2mm)、紫斑(3〜5mm)、に分類され、・血管障害が原因となる。
  • 皮膚出血の鑑別はとPTの組み合わせで絞り込める(血小板減少+PT延長→敗血症・DIC、血小板正常+PT延長→など)。