Internal Medicine

Internal Medicine · L-50

肝硬変

Liver Cirrhosis

前提:病態
肝硬変肝の循環障害
疾患
肝硬変門脈圧亢進症
スコア
Child-Pugh分類MELDスコア

🧠 全体像:肝硬変は慢性肝障害による線維化・と血管の終末像で、臨床的にはと、腹水・肝性脳症・・黄疸を来したに分ける。原因治療、門脈圧・合併症管理、HCC、移植紹介を一体化する。

原因と診断

主な原因はアルコール関連肝疾患、HBV・HCV、、PBC・PSC、、α1-antitrypsin欠乏、薬物、血管性・心臓性疾患である。原因は複数併存し得る。

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='chronic liver disease'>慢性肝疾患</span>/血小板低下・画像異常"] --> B["原因検索+血算・肝腎機能・INR"]
    B --> C["超音波+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='elastography'>エラストグラフィ</span>±非侵襲スコア"]
    C --> D{"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='compensated stage'>代償期</span>か<span class='jp-term jp-term-diagram' title='decompensated stage'>非代償期</span>か"}
    D -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='compensated stage'>代償期</span>"| E["CSPH評価・原因治療・予防"]
    D -->|"腹水・脳症・出血・黄疸"| F["誘因治療+移植評価"]
    E --> G["HCC<span class='jp-term jp-term-diagram' title='surveillance'>サーベイランス</span>+栄養・ワクチン接種"]
    F --> G

血小板低下、アルブミン低下、ビリルビン・INR上昇、AST/ALT異常を認めるが、正常でも肝硬変を除外できない。超音波で結節状輪郭、脾腫、腹水、をみる。と血小板などで臨床的に有意な(CSPH)を非侵襲的に層別化し、診断不明・重複疾患ではを考慮する。

Child–Pughはアルブミン、ビリルビン、INR、腹水、脳症、はビリルビン、INR、クレアチニン、Na、アルブミン、性別などから予後・移植優先度を評価する。INR単独は出血リスクを表さない。

代償期の管理

  • 原因治療:支援、HBV/HCV治療、代謝リスク管理、自己免疫・胆汁うっ滞・代謝性疾患の治療。
  • CSPHがあれば、禁忌がなく血圧が耐えればなどで初回を予防する。NSBB使用中はルーチンのスクリーニング内視鏡が不要となる場合がある。
  • NSBB不適または非侵襲評価で方針が決まらない場合は上部内視鏡で静脈瘤を評価し、高リスク静脈瘤はNSBBまたはする。
  • 肝硬変では原則6か月ごとに腹部超音波+AFPでHCCを行う。病変があれば多相CT/MRIへ進む。

非代償化と主要合併症

合併症 初期対応の要点
腹水 新規・入院・悪化時は;Na制限、±、大量穿刺ではアルブミン
細菌性腹膜炎 腹水 PMN ≥250/μLで直ちに抗菌薬+アルブミン;を待たない
蘇生、制限的輸血、血管作動性薬、抗菌薬、12時間以内を目安に内視鏡;高リスクでは早期
肝性脳症 感染、出血、便秘、脱水、薬剤など誘因治療+;再発予防に追加
AKI アルブミンによる容量評価、+アルブミンを中心に専門管理
反復大量穿刺+アルブミン、適応例で、移植評価

新規腹水に「見た目だけ」で利尿薬を開始せず、腹水アルブミン・総蛋白、細胞数・培養を採り、SAAGで門脈圧性を評価する。NSBBは有益だが、重い低血圧、AKIなどでは減量・一時中止を検討する。

日常管理と移植

  • アルコール、NSAIDs、不要な鎮静薬・ハーブ系を避け、薬剤量を肝腎機能に合わせる。は通常、適正な低用量ならNSAIDsより安全だが個別化する。
  • 蛋白を制限せず、一般に1.2–1.5 g/kg/日を目安に十分なエネルギーを確保する。長時間絶食を避け、就寝前軽食、評価・運動を取り入れる。
  • HAV・HBV、インフルエンザ、COVID-19、肺炎球菌帯状疱疹など適応ワクチン接種を整える。
  • 、栄養、感染、腎機能を定期評価する。胆石やだけを目的に不要な介入をしない。
  • 初回、MELD上昇、HCC、難治性掻痒・合併症では早期に施設へ紹介する。MELD ≥15は目安だが、スコアが低くても反復は紹介理由となる。

まとめ

  • 肝硬変はと、腹水・脳症・・黄疸を伴うに分ける。
  • 原因治療、CSPHへのNSBB、6か月ごとのHCCで初回と癌を予防する。
  • したら誘因・合併症を治療し、MELDだけに依存せず移植評価へつなぐ。