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Drug Atlas · C9 Antibiotics / 抗菌薬 · 必修

セフロキシム(-アキセチル)

cefuroxime (-axetil)

分類
Antibiotics / 抗菌薬
商品名(日本)
オラセフ
商品名(EU)
Zinnat
科目
Pharmacology
トピック
C9: Cephalosporins
標的微生物
Staphylococcus aureusStreptococcus pyogenes / GASStreptococcus pneumoniaeHaemophilus influenzaeMoraxella catarrhalisBorrelia burgdorferi
副作用
皮疹下痢
対象疾患
ライム病急性中耳炎・慢性中耳炎(滲出性中耳炎を含む)市中肺炎
原因となる疾患
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症

🧠 全体像第2世代で、第1世代のグラム陽性活性を保ちながら、βラクタマーゼ産生株を含むH. influenzaeM. catarrhalisへグラム陰性の間口を広げた薬。axetilはそので、体内でエステラーゼにより加水分解されて初めて活性本体になる。呼吸器感染の外来治療とライム病の代替という2枚看板を持つ。

薬効群の中での位置づけ

第1世代()と第3世代(セフトリアキソン等)の中間にあたる。第1世代よりグラム陰性が広がった代わりにグラム陽性は若干弱まり、第3世代ほどグラム陰性が広くない代わりにグラム陽性を保っている——「移行期」の世代であることが第2世代の位置づけそのもの。同じ第2世代の)とは対照的で、呼吸器嫌気性菌という別方向に枝分かれしている。

💡 axetilエステルは食事とともに服用するとが上がる。 空腹時投与ではが落ちるため、実務上は食後投与が推奨される。

適応

領域 使いどころ
呼吸器 軽症のの細菌性増悪
耳鼻科 を含む)
感染症 ライム病(ドキシサイクリン不適時の代替)

用法・用量

経口、食後投与が望ましい。成人では呼吸器感染に1回250〜500 mgを1日2回。ライム病では1回500 mgを1日2回、14〜21日間。小児は体重あたりで計算する。実際の用量は適応・年齢・体重・腎機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌への過敏症
  • :ペニシリンアレルギーとのは従来考えられていたより低い
  • Enterococcus・Listeria・MRSAには無効(セファロスポリン共通の弱点)

副作用

まとめ

  • 第2世代セファロスポリン。第1世代のグラム陽性活性を保ちつつH. influenzaeM. catarrhalisへ間口を広げた「移行期」の薬。
  • axetilは。食後投与でが上がる。
  • 中耳炎・副鼻腔炎・軽症など呼吸器感染の外来治療が主戦場。
  • ライム病でドキシサイクリンの代替になる。
  • 同じ第2世代のとは「呼吸器 vs 嫌気性菌」で枝分かれしている。