Internal Medicine

Internal Medicine · S-05

間質性肺疾患

Interstitial Lung Diseases

前提:病態
慢性間質性(拘束性)肺疾患
前提:正常
呼吸器系におけるガス交換と肺循環呼吸器:呼吸部
疾患
間質性肺疾患器質化肺炎好酸球性肺炎進行性肺線維症特発性肺線維症
画像所見
すりガラス影結節性パターン反転ハロー徴候
スコア
GAPインデックス

🧠 全体像は肺胞隔壁から肺実質を障害する多様なである。診断は曝露・薬剤・の探索、(HRCT)、呼吸機能、血清学を統合し、呼吸器内科・放射線科・病理ので決める。

分類

大分類 代表疾患・原因
原因の明らかなILD 関連ILD、、薬剤性、職業・環境曝露、放射線
特発性 、NSIP、COP、AIP、RB-ILD、DIPなど
など
その他 LAM、肺症、など

診断アプローチ

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='effort dyspnea'>労作時呼吸困難</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='dry cough'>乾性咳嗽</span>・両側陰影"] --> B["曝露・職業・薬剤・喫煙・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='connective tissue disease (collagen vascular disease)'>膠原病</span>症状"]
    B --> C["HRCT+肺機能・DLCO+血清学"]
    C --> D{"原因とHRCTパターンが十分明確?"}
    D -->|"はい"| E["MDDで臨床診断"]
    D -->|"いいえ"| F["BAL/<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cryobiopsy'>凍結生検</span>/外科的<span class='jp-term jp-term-diagram' title='lung biopsy'>肺生検</span>を選択検討"]
    F --> E
    E --> G["原因除去・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='subtype-specific treatment'>病型別治療</span>・進行監視"]

診察では所見を確認する。肺機能はとDLCO低下を示すが、早期にはが保たれることもある。気管支鏡やを全例に行うのではなく、結果が診断・治療を変え、手技リスクが許容できる場合に選ぶ。

(6-minute walk test:)では歩行距離、SpO2低下、脈拍、呼吸困難を記録し、重症度とをみる。ILDではのため、安静時より運動時に低酸素血症が先に明らかになりやすい。

曝露関連ILD

疾患 曝露 要点
鳥抗原、カビた干し草、加湿器・浴槽環境など 原因抗原の回避が中心。慢性例では線維化を来す
鉱山、石材加工、サンドブラスト 上肺優位結節、リンパ節、結核リスク上昇
造船、建材、 下肺優位線維化、。肺癌・リスク
石炭 からへ進み得る
薬剤性ILD 、免疫療法など 時間関係を確認し原因薬中止、病型に応じ治療

HRCTパターン

パターン 主な画像所見 関連疾患
UIP 優位の 、RA-ILD、など
NSIP 両側対称性の、細かな温存 関連、薬剤性、特発性
OP ・胸膜下の斑状浸潤影、移動性陰影 COP、感染後、薬剤、
、モザイク、 鳥、カビなど抗原曝露

では、反復する肺胞上皮障害に対する異常修復から線維芽細胞巣と沈着が進む。MUC5B多型やテロメア関連遺伝子異常は発症素因となり得るが、単独で臨床診断するものではない。

UIPの典型像は、軸位HRCTで下葉背側・に集積する、および線維化を反映するである。広範な結節、性浸潤、著明なモザイクなどはを考える。

特発性肺線維症

成人に生じる原因不明の慢性進行性線維化性で、他原因を除外し、臨床文脈とUIP/パターンをMDDで統合して診断する。

治療と長期管理

  • またはでFVC低下を遅らせる。
  • 禁煙、ワクチン、、低酸素血症への、併存症管理を行う。
  • 診断早期から適応を検討する。
  • では感染、心不全、肺塞栓、気胸を除外し、支持療法を行う。
  • 慢性+N-を用いる治療は有害であり行わない。

[!important] 「ステロイドはILDすべてに禁忌」ではない の慢性治療に免疫抑制をルーチンに使わない一方、関連ILD、などではステロイド/免疫調節薬が有効なことがある。病型を確定して使い分ける。

進行性肺線維症

以外の線維化性ILDでも、過去1年に明らかな代替説明なく、症状悪化、肺機能低下、画像上の線維化進行のうち複数を満たす場合にPPFを考える。原因治療・免疫調節を最適化しても進行する例ではを検討する。

まとめ

  • ILDは病名ではなくであり、曝露・・薬剤の探索が必須である。
  • HRCTとMDDが診断の中心で、BAL/生検は選択的に行う。
  • はUIPパターンと他原因除外で診断し、と包括的支持療法を行う。
  • と炎症性ILDではの位置づけが異なる。