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Disease Atlas · 肝胆膵 · 疾患

門脈肺高血圧症

Portopulmonary hypertension

別名
PoPH門脈圧亢進症に伴う肺動脈性肺高血圧症
臓器系
肝胆膵呼吸器循環器
科目
Pulmonology and Thoracic SurgeryInternal Medicine
トピック
呼吸器内科 42:肺高血圧症内科学 S-06:原発性・続発性肺高血圧症
上位概念
肺高血圧症
鑑別疾患
肝肺症候群
関連疾患
門脈圧亢進症
治療薬
マシテンタンボセンタンアンブリセンタンシルデナフィルタダラフィルエポプロステノールイロプロストトレプロスチニルリオシグアト
症状
労作時呼吸困難倦怠感失神末梢浮腫

🧠 全体像:は「門脈圧亢進を背景に起こる」で、では第1群(=PAH)のうち門脈圧亢進に関連するものに置かれる。学習上の要は、同じ門脈圧亢進から生まれると方向が正反対だという点にある——こちらは肺動脈の収縮とリモデリングで圧と抵抗が上がり、あちらはの拡張とシャントで酸素が下がる。⚠️ そしてに与える意味も逆である。は移植で治るが、重症のは術中ののため移植そのものを禁忌にしうる。

位置づけ——第1群のPAHである

は、門脈圧亢進を背景として生じるの肺高血圧であり、の第1群(PAH)に分類される。肝硬変の進行度は必須条件ではなく、門脈圧亢進さえあれば生じうる1。したがって肝硬変を伴わない(・など)でも起こる。

は候補の約2〜6%と報告される1。同じ門脈圧亢進を背景とする(進行肝硬変の10〜30%)に比べて明らかにまれである。Eurotransplantのデータでは移植適応の約6%を占める1。

機序——同じ土壌から生えた逆向きの反応

flowchart TD
    A["門脈圧亢進<br>(肝硬変の有無を問わない)"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='gut-liver barrier'>腸肝バリア</span>の破綻<br>細菌<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endotoxin'>エンドトキシン</span>の移行"]
    A --> C["肝での血管収縮物質の<br>クリアランス低下"]
    B --> D["IL-6・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='tumor necrosis factor-alpha'>TNF-α</span> による<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Systemic Inflammation'>全身性炎症</span><br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='oxidative stress'>酸化ストレス</span>による<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endothelial injury'>内皮傷害</span>"]
    C --> E["肺動脈<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endothelial dysfunction'>内皮機能障害</span>"]
    D --> E
    E --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endothelin type A receptor'>ETA受容体</span>の優位<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='endothelin type B receptor'>ETB受容体</span>を介したNO・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='prostacyclin (PGI2)'>プロスタサイクリン</span>放出の低下"]
    E --> G["eNOS活性低下によるNO<span class='jp-term jp-term-diagram' title='bioavailability'>生物学的利用能</span>の低下"]
    F --> H["血管収縮+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='smooth muscle proliferation'>平滑筋増殖</span>"]
    G --> H
    H --> I["肺動脈の構造的リモデリング<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulmonary vascular resistance'>肺血管抵抗</span>の上昇"]
    I --> J["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='right ventricular afterload'>右室後負荷</span>の増大 → 右心不全"]

が中心にあり、血管収縮系と血管拡張系の均衡が崩れる1。

  • 系の偏り。 正常ではがNOとの放出を促して血管を拡張させるが、ではの作用が優位になり、ETBを介した拡張が減って、血管収縮・・構造的リモデリングへ傾く1。⭐ が治療の中心に来る理由がここにある。
  • eNOS活性の低下がNOのをさらに下げ、そのを失わせる1。
  • が・炎症・増殖に寄与し、IL-6・が内皮の活性化と肺を加速する。の破綻による細菌の移行がを増幅する1。

💡 炎症とという土壌はと共通である。 分かれ道はその先で、ではの亢進によるNO過剰がcGMPを介した血管拡張と血管新生を起こすのに対し、ではNOが減り、優位の収縮とリモデリングが起こる1。同じ刺激に対する肺血管の反応が正反対に振れるという点が、この2疾患を並べて覚える価値である。

臨床像

症状は非特異的で、進行するまで肝疾患の症状に埋もれる1。

⚠️ 低酸素血症が前面に立つなら、まずを考える。 では労作時とが主役で、は上がる。では低酸素血症が主役で、は正常〜低下する1。

診断

移植候補では全例にを行い、必要に応じて分析と侵襲的評価へ進むのが標準的な流れである1。⭐ 確定にはが必須で、心エコーだけで診断してはならない。

/ガイドラインに基づく血行動態的定義は次の3つを満たすことである1。

項目 基準 意味
(mPAP) >20 mmHg 肺高血圧の存在
(PVR) ≧2 自体の抵抗上昇()
(PAWP) ≦15 mmHg (左心疾患由来)の除外

⚠️ 肝硬変の過剰循環を肺高血圧と読まない

⚠️ ここがに固有の最大の落とし穴である。 肝硬変ではにより心拍出量が増え、そのぶんmPAPが上昇する。しかしPVRは低いままで、これは真の肺高血圧ではない1。mPAPだけを見て診断すると、治療の要らない患者にPAH治療薬を投与し、移植の機会まで奪いかねない。PVRとPAWPを必ず併せて読む。

鑑別としては、やなどのも除外する1。

重症度

重症度 mPAP PVR
軽症 20〜35 mmHg <3
中等症 35〜50 mmHg 3〜5
重症 >50 mmHg >5

出典1。この区分がそのまま移植可否の判断に直結する。

肝肺症候群との対比

項目
肺血管の反応 収縮とリモデリング・ 拡張と血管新生・形成
NOの動き eNOS低下でNOは減る。優位 亢進でNOは増える
主症状 、失神、右心不全徴候 進行性の呼吸困難、・
上昇 正常〜低下
動脈血酸素 比較的保たれる 低酸素血症が中核
確定検査 (mPAP・PVR・PAWP) (3〜6心拍後の左房への出現)
の意味 ⚠️ 重症例は禁忌。薬物で下げてから臨む ⭐ 唯一の。重症度によらず適応
移植後 6〜12か月かけてが改善し減薬しうる 通常は消退する(可逆性)

出典1。

⚠️ 両者は併存しうる。 「どちらか」ではなく「両方あるか」を問う姿勢が要る。

治療

治療の目標はを下げて血行動態を安定させ、安全にを受けられる状態にすることである1。用いる薬剤は第1群PAHの標準治療と同じ4系統である。

系統 代表薬 留意点
、、 ⚠️ ・は肝毒性が肝硬変患者で実際的な問題になる。はより良好な安全性プロファイルを示し、移植population で使用が増えている
阻害薬 、 酸素化と血行動態を改善。良好・投与が簡便。全身性低血圧に注意
製剤 、、 重症例に用いる。静注・皮下注・吸入と投与法が煩雑で低血圧の危険
阻害薬に不応の患者に用いる
  • 併用療法(+阻害薬、必要に応じてを追加)が、単剤で血行動態の反応が不十分な患者で用いられる1。
  • の例として、10 mg/日、20 mgを1日3回、吸入2.5〜5 µgを1日6〜9回まで(に応じて調整)が挙げられている1。

⭐ PORTICO試験——初の無作為化試験

⭐ を対象にしたのは、PORTICOが初めてである。 の患者は通常のPAH試験から除外されてきたため、それまでの根拠は小規模な観察研究に限られていた。

7か国36施設の第4相試験で、50 m以上・PVR 320 dyn·s·cm⁻⁵以上の患者85例を10 mg/日(43例)と(42例)にした。⚠️ 分類Cまたは19以上の高度肝障害は除外されている——結果をそのまま最重症の肝障害へ広げてはならない。ベースラインで64%が背景治療を受けていた2。

  • 12週時のはベースライン比で群0.63・プラセボ群0.98、群間比0.65(95%CI 0.59〜0.72、p<0.0001)で、35%(95%CI 28〜41)の低下にあたる2。
  • 有害事象は群84%・プラセボ群79%、は21%・14%、投与中止に至った有害事象は群4例(9%)・プラセボ群0例。最も多い有害事象は(26% vs 12%)であった2。
  • として、肝の安全性の懸念は認められなかった2。

実地でのマシテンタン——安全性と、移植への壁

米国のレジストリOPUSと診療録調査OrPHeUSを統合した206例の解析(年齢中央値58歳、女性52.4%、肝硬変72.8%)では、74.8%が併用療法として開始され、1年は82.2%(95%CL 75.1〜87.4)、1年時点で全原因入院を免れていたのは48.6%であった3。

  • 肝有害事象は49.0%に生じた——最多は16.0%、次いで腹水7.3%、肝性脳症5.8%。ただし肝有害事象による投与中止は1.5%にとどまり、肝以外の有害事象による中止(21.8%)のほうが多かった3。⚠️ 「肝障害が半数に出る」と「肝障害でやめる」は別の話である。
  • ⚠️ 移植への壁が数字で見える。 OPUSに登録された96例のうち、研究期間中に基礎肝疾患のためが必要と分類されたのは29.2%、の重症度そのもののためにへの登録が妨げられたのが32.1%、実際に移植を受けたのは17.9%であった3。この3つの割合の分母は統合206例ではなくOPUSの96例である。

肝移植の可否

⭐ の臨床判断は、最終的に「移植できるか」に集約される。

血行動態 判断
mPAP <35 mmHg かつ PVR <160 dyn·s·cm⁻⁵(≒2 )、右室機能保持 移植を考慮しうる
mPAP 35〜50 mmHg PVR <160 dyn·s·cm⁻⁵ かつ右室機能が安定していれば候補となりうる
mPAP >50 mmHg または PVR >5 ⚠️ 禁忌。 周術期の右心不全の危険が極めて高い

出典1。

  • ⚠️ 薬物によるなしに移植へ進んではならない。 未治療例ではが最大50%に達しうる一方、適切に治療された患者では移植後1年が85%に達する1。移植候補では、mPAP<35 mmHg・PVR<3 を目標に短期的にを増強する「移植への橋渡し」戦略がとられる1。
  • 移植が成功すれば、多くの患者で6〜12か月かけてが改善し、特異的治療の減量・中止が可能になる1。
  • 判断は肝臓内科医・麻酔科医・循環器内科医・呼吸器内科医からなるで行う1。

まとめ

  • は門脈圧亢進を背景に生じるの肺高血圧で、第1群(PAH)に分類される。肝硬変の有無は問わない。
  • は候補の約2〜6%で、同じ門脈圧亢進から生じる(進行肝硬変の10〜30%)よりまれである。
  • ⭐ 機序はを軸としたETA優位・eNOS低下・炎症で、血管収縮とリモデリングに向かう。のNO過剰による血管拡張とは正反対である。
  • 症状は低下・・失神・右心不全徴候と非特異的で、肝疾患の症状に埋もれやすい。低酸素血症が前面ならを考える。
  • 診断は心エコーでスクリーニングし、で確定する。定義は mPAP>20 mmHg・PVR≧2 ・PAWP≦15 mmHg。
  • ⚠️ 肝硬変のでは心拍出量増加でmPAPが上がるがPVRは低い。これは真の肺高血圧ではない。
  • 治療は・阻害薬・製剤・。・の肝毒性が肝硬変では問題になり、の安全性プロファイルが良い。
  • PORTICO試験(85例)はが12週でを35%低下させ肝の安全性の懸念が無かったことを示した。ただし高度肝障害( C・MELD≧19)は除外されている。
  • ⚠️ 移植は mPAP<35 mmHg・PVR<160 dyn·s·cm⁻⁵ なら考慮しうるが、mPAP>50 mmHg または PVR>5 では禁忌。未治療での移植はが最大50%に達しうる。

出典

  1. 1.Portopulmonary Hypertension and Hepatopulmonary Syndrome: Contrasting Pathophysiology and Implications for Liver Transplantation(Journal of Clinical Medicine・2025)本総説の全文(PMC12786689)を自分で取得して確認した。門脈肺高血圧症と肝肺症候群がいずれも門脈圧亢進を背景としながら正反対の血行動態に至ること、門脈肺高血圧症が血管収縮と肺動脈のリモデリング、肝肺症候群が病的な血管拡張と肺内シャント形成であること、門脈肺高血圧症が肝硬変の進行度によらず門脈圧亢進があれば生じうること、機序として内皮機能障害を中心にETA受容体優位・ETB受容体を介した血管拡張の低下、eNOS活性低下によるNO生物学的利用能の低下、酸化ストレス、IL-6・TNF-αによる血管リモデリングの促進、腸肝バリア破綻による細菌エンドトキシンの移行があり、門脈圧亢進では血管収縮物質の肝でのクリアランス低下がこれを増悪させること、症状が運動耐容能低下・倦怠感・軽度の進行性労作時呼吸困難と非特異的で進行例では失神や右心不全徴候を呈し、診察でP2亢進と三尖弁逆流の収縮期雑音、心電図で右室負荷、胸部X線で肺動脈拡張を認めうること、確定には右心カテーテルが必須であること、ESC/ERSガイドラインに基づく血行動態的定義が mPAP>20 mmHg・PVR≧2 Wood単位・PAWP≦15 mmHg(後毛細血管性の除外)であること、重症度が軽症 mPAP 20〜35 mmHg・PVR<3 WU、中等症 35〜50 mmHg・PVR 3〜5 WU、重症 mPAP>50 mmHg・PVR>5 WU に分けられること、肝硬変の過剰循環では心拍出量増加によりmPAPが上昇してもPVRは低いままでありこれは真の肺高血圧ではないこと、鑑別で卵円孔開存・心房中隔欠損などの心内シャントを除外すべきこと、治療がエンドセリン受容体拮抗薬(マシテンタンを第一選択に挙げPORTICO試験を引用)・PDE5阻害薬・プロスタサイクリン製剤・可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬からなり、ボセンタン・アンブリセンタンは肝毒性が肝硬変で実際的な問題となる一方マシテンタンはより良好な安全性プロファイルを示すこと、開始用量の例としてマシテンタン10 mg/日・シルデナフィル20 mg 1日3回・吸入イロプロスト2.5〜5 µgを1日6〜9回まで挙げていること、移植への橋渡しとして mPAP<35 mmHg・PVR<3 Wood単位 を目標に短期的な血管拡張薬の増強を行いうること、移植の可否について mPAP<35 mmHg かつ PVR<160 dyn·s·cm⁻⁵(≒2 Wood単位)で右室機能が保たれていれば考慮可能、mPAP 35〜50 mmHg でも PVR<160 dyn·s·cm⁻⁵ かつ右室機能が安定していれば候補となりうる、mPAP>50 mmHg または PVR>5 Wood単位 では周術期右心不全の危険が極めて高く禁忌とされること、未治療例では周術期死亡率が最大50%に達しうる一方、適切に治療された患者では移植後1年生存率が85%に達すること、多くの患者で移植後6〜12か月かけて肺動脈圧が改善し特異的治療の減量・中止が可能になること、Eurotransplantのデータでは門脈肺高血圧症が移植適応の約6%を占めることを確認した。⚠️ 出典側の自家撞着:本文(1.1節)は門脈肺高血圧症の有病率を「肝移植候補の約2〜6%」とする一方、同じ節の表1は同じ「肝移植候補」の欄に5〜10%を掲げており、両者が一致しない。また移植可否の閾値として「PVR<160 dyn·s·cm⁻⁵(≒2 Wood単位)」と、橋渡し目標として「PVR<3 Wood単位」の2種類の数値が別の箇所に書かれている。閲覧 2026-09-03
  2. 2.Macitentan for the treatment of portopulmonary hypertension (PORTICO): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 4 trial(The Lancet Respiratory Medicine・2019)門脈肺高血圧症に対する肺動脈性肺高血圧症治療を評価した初の専用無作為化試験であること、7か国36施設で行われた第4相試験で、12週間の二重盲検期(マシテンタン10 mg/日またはプラセボに1対1で無作為割付)と12週間の非盲検期からなること、対象が18歳以上・6分間歩行距離50 m以上・肺血管抵抗320 dyn·s·cm⁻⁵以上で、Child-Pugh分類CまたはMELDスコア19以上の高度肝障害を除外したこと、85例(マシテンタン43例・プラセボ42例)が割り付けられ、ベースラインで54例(64%)が肺動脈性肺高血圧症の背景治療を受けていたこと、主要評価項目である12週時の肺血管抵抗(ベースライン比の幾何平均)がマシテンタン群0.63・プラセボ群0.98で、群間比0.65(95%CI 0.59〜0.72、p<0.0001)=マシテンタンにより肺血管抵抗が35%(95%CI 28〜41)低下したこと、二重盲検期の有害事象がマシテンタン群36例(84%)・プラセボ群33例(79%)、重篤有害事象が9例(21%)・6例(14%)で、投与中止に至る有害事象はマシテンタン群4例(9%)・プラセボ群0例、最も多い有害事象が末梢浮腫(マシテンタン群11例[26%]・プラセボ群5例[12%])であったこと、結論としてマシテンタンが門脈肺高血圧症の肺血管抵抗を有意に改善し肝の安全性の懸念を認めなかったことを確認した。抄録のみを閲覧しており全文は未取得。閲覧 2026-09-03
  3. 3.Safety of Macitentan for the Treatment of Portopulmonary Hypertension: Real-World Evidence from the Combined OPUS/OrPHeUS Studies(Pulmonary Therapy・2024)米国の前向き薬剤レジストリOPUS(2014年4月〜2020年6月)と後方視的診療録調査OrPHeUS(2013年10月〜2017年3月)を統合し、マシテンタンを新規に開始した門脈肺高血圧症206例(年齢中央値58歳、女性52.4%)を解析した研究で、ベースラインで肝硬変が72.8%・肝機能検査異常が31.6%に報告されたこと、74.8%が併用療法としてマシテンタンを開始し曝露期間の中央値が11.9か月であったこと、1年時点のKaplan-Meier推定で全原因入院を免れた割合が48.6%(95%CL 40.7〜56.0)、生存率が82.2%(75.1〜87.4)であったこと、OPUSに登録された門脈肺高血圧症96例のうち、研究期間中に基礎肝疾患のため肝移植が必要と分類されたのが29.2%、肺動脈性肺高血圧症の重症度のため移植待機リストへの登録が妨げられたのが32.1%、実際に移植を受けたのが17.9%であったこと、肝有害事象が49.0%に生じ最多がビリルビン上昇16.0%・腹水7.3%・肝性脳症5.8%であったこと、肝有害事象による投与中止が1.5%・肝以外の有害事象による中止が21.8%であったこと、想定外の安全性所見は認められなかったことを確認した。⚠️ 29.2%・32.1%・17.9%の分母はOPUSに登録された96例であり、統合データセット206例ではない。抄録のみを閲覧しており全文は未取得。閲覧 2026-09-03