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Disease Atlas · 運動器 · 外傷

足関節捻挫

Ankle sprain

別名
外側足関節靱帯損傷
臓器系
運動器
科目
Traumatology and OrthopedicsMacroscopic Anatomy and Embryology (Macroscopic Anatomy)Medical Rehabilitation
トピック
外傷学 32:足関節捻挫の診察・治療と足関節骨折の合併症解剖学 6.5:下肢:足関節と足リハビリテーション 06:整形外科疾患・外傷のリハビリテーション:変形性関節症・多発外傷・人工股関節
鑑別疾患
Maisonneuve骨折遠位脛腓靱帯損傷三角靱帯損傷足関節骨折第5中足骨基部骨折腓骨筋腱脱臼・断裂
合併症
距骨下不安定症変形性足関節症足根洞症候群距骨骨軟骨損傷慢性足関節不安定症
治療薬
ジクロフェナクパラセタモール
症状
疼痛圧痛腫脹
スコア
Ottawa Ankle Rules

🧠 全体像:の診療は、解剖の順番どおりに進む。はで骨性の安定を失い、すると外側が前から順に——(ATFL)→ (CFL)→ (PTFL)——傷む。だからの位置がそのまま損傷構造を教える。診療上の分かれ目は2つある。ひとつはOttawaルールでX線の要否を決めること(撮らない判断のための規則であって、撮る判断のための規則ではない)。もうひとつはをしないこと——短い保護のあと早期に荷重と運動療法へ移すのが現在の標準で、それでも最大40%に症状が遷延する。

解剖が損傷順序を決める

なぜ底屈位で捻挫するのか

は前方が広く後方が狭い台形をしている。すると広い前部が脛骨との作るほぞ穴へ深く入り込んで骨性に安定するが、では狭い後部がほぞ穴に入るため遊びが生まれ、が起きやすくなる。を踏み外す・着地で足が内側へ返るといった機転が+なのはこのためである。

外側靱帯は前から順に傷む

側 損傷しやすさ
外側 (ATFL) の前方 最も弱く最も損傷しやすい。外側の約70%が関与し、単独損傷が多い1
外側 (CFL) の下方 ATFLに次ぐ。より強いで加わる
外側 (PTFL) の後方 は最重症例に限られる1
内側 三角靱帯 周囲 強靱。で損傷し、を伴いうる
遠位脛腓 前・、 より近位、脛腓間 ・過で損傷()

💡 ATFLはで緊張し、CFLはで緊張する。 だから+という典型的な機転ではATFLに力が集中し、まずATFLが切れる。(ATFLを見る)と(CFLを見る)が別の検査として存在するのも、この役割分担が理由である。

疫学と受傷機転

米国では年間200万件を超える急性が治療され、一般人口のは年1,000人あたり2〜7件、15〜35歳で最も多い1。

機転 主な損傷構造
・ ATFL、重症化するとCFL、さらに重症でPTFL
三角靱帯(を伴いうる)
・過 (。全の約1〜10%)1

診断

まず骨折を除外する — Ottawa足関節ルール

として扱う前にを否定する。規則は撮影と足部撮影の独立した2つに分かれ、どちらも「その領域に痛みがあり(AND)、次の3項目のいずれか1つ以上(OR)」という同じ形をしている2。

撮影 前提となる痛みの領域(AND) 次の3項目のいずれか1つ以上(OR)
撮影 領域の痛み ①後縁の遠位6 cmまたはの先端の骨性圧痛 ②脛骨後縁の遠位6 cmまたはの先端の ③受傷直後と診察時の両方で4歩の荷重歩行ができない
足部撮影 領域の痛み ①の ②の ③受傷直後と診察時の両方で4歩の荷重歩行ができない

⚠️ の項目だけを取り出して適用しない。 「4歩歩けない」は領域の痛みという前提と組み合わさってはじめて撮影の適応になるのであって、それ単独で撮影を指示する項目ではない。逆に荷重の項目そのものは内部がANDで、受傷直後と診察時の両方で4歩歩けないことを求める——していても4歩歩けるなら「荷重できる」と判定する。

改訂版の前向き検証では、領域骨折50例・領域骨折19例のいずれに対しても感度1.0で、規則が陰性のときの骨折確率は0%(で95%CI 0〜0.8%)と推定され、X線撮影をで34%・足部で30%減らしうるとされた3。27研究15,581例を統合したでも、統合は・とも0.08で、骨折15%の集団に当てはめると規則陰性例の骨折確率は1.4%未満になる4。

⚠️ これは「撮らなくてよい人」を選ぶ規則である。 感度がほぼ100%である一方で特異度は中等度にとどまる4ので、規則が陽性でも骨折があるとは限らない。また意識障害・・感覚障害などで圧痛と荷重歩行を評価できない場合は規則の前提そのものが成り立たないため、臨床判断を優先する。⚠️ 小児は適用外ではない——では小児でも感度99.3%、小児限定のでも感度98.5%と報告されている2。

⚠️ 圧痛が下腿近位まで及ぶ、ストレスで痛む、回復が遅い——これらではや(近位の骨折)を疑い、まで触診して撮影範囲を広げる。

靱帯損傷の重症度評価は「遅らせて」行う

⭐ 急性期のは当てにならない。 疼痛と腫脹による防御で弛緩性を評価できないため、受傷4〜5日後の再診での診察が重症度をもっとも信頼して評価できる5。初診で「Grade何度か」を確定しようとしない。

検査 見るもの 陽性所見
ATFL のが8〜10 mmを超える(対側比1 cm超)、またはの消失1
CFL(多くはATFL損傷を伴う) 対側と比べて15°を超えるの増大1

や超音波は、慢性不安定症、、腱損傷、骨軟骨病変を疑うときに追加する。

重症度

Grade 病態 所見
I 微細損傷 軽度の圧痛と腫脹。なし。軽い痛みで荷重できる
II 中等度の疼痛・腫脹・皮下出血。対側よりやや弛緩するがは残る
III 明らかな不安定性。ストレス試験で著明な弛緩との消失

(Grade I〜IIIの臨床像は1による。)

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ankle joint'>足関節</span>の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='varus / inversion'>内反</span>受傷"] --> B["Ottawa<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ankle joint'>足関節</span>ルールを適用"]
    B --> C["規則が陽性:単純X線"]
    C --> D["骨折あり:骨折として治療"]
    C --> E["骨折なし"]
    B --> F["規則が陰性:X線を省略できる"]
    E --> G["急性期はPOLICE原則<br>保護・至適な負荷・冷却・圧迫・挙上"]
    F --> G
    G --> H["受傷4〜5日後に再診し<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='manual provocation test'>徒手検査</span>で重症度を評価"]
    H --> I["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='orthosis'>装具</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='taping'>テーピング</span>と監督下の運動療法へ"]
    I --> J["症状が遷延・反復する不安定性"]
    J --> K["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='magnetic resonance imaging'>MRI</span>などで骨軟骨病変・腱損傷を検索<br>難治例で<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ligament reconstruction'>靱帯再建</span>を検討"]

治療

急性期 — 固定ではなく「至適な負荷」

急性期の枠組みは、古典的なRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)からPRICE(保護を追加)を経て、POLICE(protection・optimal loading・ice・compression・elevation)へ更新されてきた1。安静ではなく至適な負荷を置くところが要点で、より早期のを優先する方向へ重点が移っている。

⚠️ 旧来のRICEを「誤り」として退けるのではない。 「安静中心」から「至適な負荷を伴う早期の中心」へと位置づけが変わった、と理解する。

さらに新しい頭字語として PEACE & LOVE が提唱されている。2020年の社説が、受傷直後の処置(PEACE)とそれ以降の管理(LOVE)を一続きの枠組みとして示したもので、急性期で完結せず亜急性期以降まで扱う点と、を軟部組織損傷の標準的な管理には含めないことを提案する点が従来の頭字語と違う6。展開は protection・elevation・avoid anti-inflammatories・compression・education + load・optimism・vascularization・exercise である7。

⚠️ ただし本ノートは急性期の記述をPOLICEのまま残す。 急性の外側でPRICE+と直接比べた比較研究(リトアニアの単施設、初回の12〜17歳65例が追跡を完了)では、12〜15週までの筋力・可動域・動的バランスのいずれにも群間差は検出されていない7。本ノートが引いている現行の総説資料も、急性期管理をPOLICEの語で記述している1。💡 どちらの頭字語を使うかより、「を避け、早期に至適な負荷と運動療法へ移す」という共通の方向を押さえる。

機能的治療が基本

  • 急性の外側では、短期間の固定が疼痛と腫脹の軽減に役立つことはあるが、患者が最も利益を得るのはまたはと運動療法プログラムの組合せである5。
  • 受動的なよりも監督下の運動療法を優先する。・の筋力、バランス、、方向転換動作を段階的に鍛える5。
  • ⚠️ は慎重に。 などのは疼痛と腫脹を減らすが、合併症がないわけではなく、自然な治癒過程を抑制しうる5。鎮痛だけが目的ならを先に考える。
  • 手術は急性期のルーチンでは行わない。 十分で網羅的な運動療法に反応しない例に限る5。Grade IIIでも初期治療は短期間の保護+機能的治療である。

再発予防と競技復帰

再発予防にはが有効な選択肢であり、運動療法プログラムと併せて用いる5。特定の競技は外側の危険が高い。

⭐ 復帰の可否は「痛みが取れたか」だけでは決まらない。 エリートのフィールド競技・コート競技に携わる多職種の医療専門職155名によるの国際コンセンサスは、急性外側後の判断に用いる16項目を5領域へまとめ、PAASSとして提示した8。

領域 見るもの
Pain 競技中の疼痛、直近24時間の疼痛
Ankle impairments 可動域、筋力・・
Athlete perception の自信/安心感と安定感の、
Sensorimotor control 、動的・バランス
Sport/functional performance ホップ・ジャンプ・アジリティ、競技特異的ドリル、1回の練習をできること

⚠️ これはの合意であって、検証された復帰基準ではない。 著者らもを「の意見が示したもの」として述べており、各項目のは示されていない——著者ら自身が、復帰の可否を分ける閾値のデータは無く、今後仮説を立てて検証すべきだと述べている8。⚠️ したがってPAASSは「何を見るか」の枠組みであって、「どの値なら復帰させてよいか」を与えるものではない。 個々の項目をどの水準で満たしたとみなすかは、競技水準・要求される動作・患者の目標に応じて臨床判断で決めることになる。

合併症

まとめ

  • は前方が広く後方が狭いため、でほぞ穴の適合が緩みが起きる。
  • 外側はATFL→CFL→PTFLの順に傷む。外側の約70%がATFLに関与し、PTFLは最重症例に限られる。の位置が損傷構造を示す。
  • Ottawaルールは「X線を撮らなくてよい人」を選ぶ規則で、構造は「その領域の痛み(AND)+3項目のいずれか1つ(OR)」。の項目だけを単独で使わない。感度ほぼ100%・特異度は中等度で、撮影を30〜40%減らせる。適用外の集団では臨床判断を優先する。
  • 靱帯損傷の重症度は急性期ではなく受傷4〜5日後の診察で評価する。
  • 治療はPOLICE原則に沿った急性期管理のあと、・と監督下の運動療法へ移す。を避け、手術は保存治療に反応しない例に限る。は治癒過程を抑制しうるため漫然と使わない。
  • 最大40%で症状が遷延しに至る。再発予防にはとを用いる。の判断は疼痛だけでなく可動域・筋力、と、感覚運動制御、競技特異的パフォーマンスまで見る(PAASS。の合意であって検証された基準ではない)。・・が「が治らない」の中身であることがある。
  • 遠い合併症としてがある。の外傷後例445関節の28%はと単回後の遷延痛で占められる(ただしの患者側から見た内訳であり、患者のではない)。

出典

  1. 1.Acute Ankle Sprain(StatPearls Publishing(NCBI Bookshelf)・2026)外側足関節捻挫の約70%が前距腓靱帯(ATFL)の損傷を含み単独損傷であることが多いこと、踵腓靱帯(CFL)の損傷はより少なく後距腓靱帯(PTFL)の断裂は最重症例に限られること、米国で年間200万件超が治療され一般人口の発生率が年1,000人あたり2〜7件で15〜35歳に最も多いこと、前方引き出し試験では距骨の前方移動が8〜10 mm超(対側比1 cm超)または終末感の消失でATFLの弛緩・断裂を示すこと、距骨傾斜試験で対側より15°を超える内反増大はCFL損傷を示唆すること、Grade I〜IIIの臨床像、治療がPOLICE原則(protection・optimal loading・ice・compression・elevation)に従うこと、最大40%が遷延する症状を訴え再発と慢性不安定症に至ること、高位足関節捻挫(遠位脛腓靱帯結合損傷)が外旋・過背屈で生じ全捻挫の約1〜10%を占めること閲覧 2026-09-02
  2. 2.Diagnosis and treatment of acute ankle injuries: development of an evidence-based algorithm(Orthopedic Reviews・2012)Ottawa Ankle Rulesが小児でも感度99.3%・特異度26.7%であり、小児に限定した別のメタ解析でも感度98.5%・X線撮影24.8%減が報告されていることを確認した。⚠️ 本論文には妊娠・意識障害・多発外傷を適用除外とする記述は無い(全文をEurope PMC PMC3348693で取得して確認)閲覧 2026-09-02
  3. 3.Decision rules for the use of radiography in acute ankle injuries. Refinement and prospective validation(JAMA・1993)急性足関節外傷の成人を対象に改訂したOttawa Ankle Rulesを前向きに検証した第2段階(453例)で、果部領域骨折50例に対する感度1.0(95%CI 0.93〜1.0)、中足部領域骨折19例に対する感度1.0(0.83〜1.0)であったこと、規則が陰性のときの骨折確率が果部で0%(0〜0.8%)・足部で0%(0〜0.4%)と推定されたこと、X線撮影の削減見込みが足関節撮影で34%・足部撮影で30%であったこと(抄録のみを閲覧しており全文は未取得)閲覧 2026-09-02
  4. 4.Accuracy of Ottawa ankle rules to exclude fractures of the ankle and mid-foot: systematic review(BMJ・2003)27研究15,581例を統合したシステマティックレビューで、Ottawa Ankle Rulesの統合陰性尤度比が果部・中足部いずれも0.08(95%CI 0.03〜0.18/0.03〜0.20)、小児では0.07(0.03〜0.18)であり、骨折の有病率15%に当てはめると規則陰性例の骨折確率は1.4%未満になること、感度はほぼ100%で特異度は中等度にとどまり、不要なX線撮影を30〜40%減らしうること(抄録のみを閲覧しており全文は未取得)閲覧 2026-09-02
  5. 5.Diagnosis, treatment and prevention of ankle sprains: update of an evidence-based clinical guideline(British Journal of Sports Medicine・2018)靱帯損傷の重症度は受傷4〜5日後の遅延徒手診察で最も信頼して評価できること、急性外側靱帯断裂では短期間の固定が疼痛・腫脹の軽減に役立ちうるものの、テーピングまたは装具と運動療法の組合せから最も利益を得ること、NSAIDsは疼痛と腫脹を減らすが合併症があり自然治癒過程を抑制しうるため慎重に用いること、受動的な物理療法より監督下の運動療法を優先すること、手術は十分な運動療法に反応しない例に限ること、再発予防には足関節装具が有効な選択肢であること(抄録のみを閲覧しており全文は未取得)閲覧 2026-09-02
  6. 6.Soft-tissue injuries simply need PEACE and LOVE(British Journal of Sports Medicine・2020)⚠️ 全文は取得できていない(bjsm.bmj.com は素のcurlでもブラウザUA付きcurlでもWebFetchでも403、PMC版は存在せず、Unpaywall・Semantic Scholar・CORE のいずれもこの出版社URLしか返さない)。OpenAlex が保持する本文冒頭の逐語抜粋のみを閲覧し、次を確認した——軟部組織損傷の管理を導く頭字語が ICE から RICE、次いで PRICE と POLICE へ変遷してきたこと、それら従来の頭字語は急性期の管理に焦点があり組織治癒の亜急性期・慢性期を扱っていないこと、著者らの頭字語が受傷直後の処置(PEACE)から以後の管理(LOVE)までのリハビリテーションの連続を扱うこと、患者教育と心理社会的因子への対応の重要性を示していること、抗炎症薬は疼痛と機能に利益を示す一方で最適な組織修復に有害でありうるため軟部組織損傷の標準的な管理には含めないことを提案していること、P が protect であり1〜3日の免荷または運動制限を指すこと。⚠️ 9文字の完全な展開は抜粋の範囲外にあり、本ノートは meskauskas-price-vs-peace-love-2026 の題名に逐語で掲げられた展開を用いている閲覧 2026-09-05
  7. 7.PRICE (Protection, Rest, Ice, Compression, Elevation) vs. PEACE and LOVE (Protection, Elevation, Avoid anti-inflammatories, Compression, Education and Load, Optimism, Vascularization, Exercise) in adolescent lateral ankle sprain rehabilitation: a randomized prospective comparative study of muscle strength and dynamic balance(BMC Sports Science, Medicine and Rehabilitation・2026)PMC13107599 として公開されている全文を閲覧した。**題名にPEACE and LOVEの9文字の展開が逐語で掲げられている**。リトアニアの単施設で、初回の外側足関節捻挫を負った12〜17歳76例をPRICE+非ステロイド性抗炎症薬群とPEACE and LOVE群へ無作為に割り付け、65例(PRICE 32例・PEACE and LOVE 33例)が追跡を完了した並行群間の無作為化比較研究であること、Biodex等速性筋力測定とY-Balance Test複合スコアを受傷後1〜2週・5〜7週・12〜15週に評価したこと、いずれの評価項目でも時間の主効果は有意であった一方、群の主効果および時間×群の交互作用はどの項目でも有意でなかった(すべてp>0.05)こと、著者らが「能動的で教育に重点を置くリハビリテーションは短期的には従来のPRICE+非ステロイド性抗炎症薬による管理と同等の機能的成績をもたらす」と結論し、臨床的に意味のある差の有無の判定にはより大規模で追跡期間の長い研究が必要だと述べていること、限界として単施設であること・患者と治療医は盲検化されていない(評価者は盲検)こと・追跡が12〜15週にとどまり再受傷率や長期の機能回復を評価できないことを挙げていること、試験登録が後ろ向きであること(ClinicalTrials.gov NCT07287020、2025年12月3日登録)を確認した閲覧 2026-09-05
  8. 8.Return to sport decisions after an acute lateral ankle sprain injury: introducing the PAASS framework-an international multidisciplinary consensus(British Journal of Sports Medicine・2021)急性外側足関節捻挫後の競技復帰(return to sport)判断を支える指針が存在しないという問題意識のもと、エリートのフィールド競技・コート競技に携わる多職種の医療専門職155名を対象に3ラウンドのDelphi調査を行い、事前に「賛成または反対が70%超」を合意の基準として16の評価項目が合意に達したこと、それらが98%の合意で5領域にまとめられPAASSと名づけられたこと(Pain=競技中および直近24時間の疼痛、Ankle impairments=可動域と筋力・持久力・パワー、Athlete perception=足関節の自信/安心感と安定感の自覚および心理的準備、Sensorimotor control=固有感覚と動的姿勢制御・バランス、Sport/functional performance=ホップ・ジャンプ・アジリティ、競技特異的ドリル、1回の練習を完遂できること)、著者らが結論を「専門家の意見が示したもの」と位置づけていること(抄録のみを閲覧しており全文は未取得)閲覧 2026-09-05
  9. 9.Epidemiology of ankle arthritis: report of a consecutive series of 639 patients from a tertiary orthopaedic center(The Iowa Orthopaedic Journal・2005)PMC1888779 として公開されている全文の Table 2 を閲覧した。三次医療機関の足の外科外来を受診しKellgren grade 3または4の足関節関節症と診断された連続639関節のうち外傷後は445関節であり、その内訳に反復性足関節不安定症65(14.6%)と疼痛が持続した単回捻挫61(13.7%)が含まれること(両者の合計は126で外傷後例の28.3%にあたる)、著者らが限界として 'our sample was gathered from patients presenting to a tertiary orthopaedic department with complaints of ankle pain, thus limiting the generalizability of our data' と明記していることを確認した。⚠️ 本論文は捻挫患者を追跡した研究ではないため、捻挫から関節症への発生率は算出できない閲覧 2026-09-05