微生物学

微生物学 · 2/33

アクチノミセス・ノカルジア属、非結核性・非病原性抗酸菌

Actinomyces and Nocardia genus, atypical and apathogenic mycobacteria

応用トピック
非結核性抗酸菌による皮膚感染症
微生物
ActinomycesMycobacterium abscessusMycobacterium avium-intracellulare complex / MACMycobacterium chelonaeMycobacterium chimaeraMycobacterium fortuitumMycobacterium kansasiiMycobacterium marinumMycobacterium scrofulaceumMycobacterium szulgaiMycobacterium ulceransNocardia
疾患
ノカルジア症化膿性リンパ節炎脳膿瘍非結核性抗酸菌症放線菌症

🧠 Actinomycesと Nocardiaは顕微鏡では見分けがつかない「の糸状菌もどき」であり、酸素要求性という一点で鑑別する。 両者とも分枝する糸状で真菌と誤認されやすいが、Actinomycesは嫌気・微好気条件でよく育つ菌(口腔内常在菌が外傷を機に暴走する)、Nocardiaは(土壌などの環境に由来し、主に免疫不全者に起こる外因性感染)という真逆の生態を持つ。後半に登場するも同様に「TBに似ているが本物のTBではない」菌群であり、次項のとの対比で位置づけると理解しやすい。

Actinomyces属とNocardia属の形態・生化学的性状の比較

項目 Actinomyces israelii Nocardia属
グラム染色 陽性 陽性(染まりが弱い)
形態 の の
酸素要求性(鑑別点) 多くはで、〜でよく育つ(A. meyeriなど一部は)1
生息地 ヒト・動物の口腔、 土壌・腐敗した植物などの有機物、・に広く分布する環境菌2
陰性 弱陽性(を含む細胞壁のため)
生化学的性状 — 、ウレアーゼ陽性、

💡 両者を分ける最も実用的な指標は酸素要求性である。 顕微鏡像だけでは真菌の菌糸とも誤認されるため、〜でよく育ちが無ければActinomyces、で育って弱ならNocardiaと判断する。⚠️ ただし「Actinomycesは」と丸暗記しないこと——多くの菌種はで、なのはA. meyeriなどの一部にとどまる。それでも分離には嫌気輸送とが要り、発育が遅いため陰性と判断するまで少なくとも10日の培養が必要になる1。

Actinomyces israelii:放線菌症

口腔組織が外傷(顎の外傷、歯科処置など)を受けると、頭頸部へ広がる。

感染部位 誘因・広がり方
顔・頸部・顎・舌を侵し、口腔/顎の外傷やなどの歯科処置後に発症することが多い。顎に沿った疼痛を伴う硬い腫瘤で始まり、徐々に進行しての瘻孔を形成
歯由来の感染性物質の誤嚥に起因。胸壁・肺、あるいは両方を侵しうる
腹部手術、偶発的外傷、急性に起因。に伴う女性から生じることもある

臨床像:硬い腫瘤(顎ならば)で始まり、慢性化するとや肉芽腫を形成。長期化するとの瘻孔ができ、皮膚を通して感染がさらに全身へ広がり、菌塊を含む厚い黄色膿(, sulfur granules)を排出する。

  • 診断:(約1週間かかる)、からの——は菌糸の断片とからなる黄色の顆粒で、間で圧挫して染色すれば鏡検できる3
  • 治療:長期のペニシリン投与+・——高用量の静注に始まり経口アモキシシリンへ移行する形で、通常6〜12か月を要する(外科的処置を併用すると期間短縮が報告されている)3

⚠️ 培養陰性はを否定しない。 確定診断の基本はのだが、が偽陰性になる例が約半数にのぼる3。硬く緩徐に増大する腫瘤という性状から悪性腫瘍とされやすく、肺病変がすれば結核との鑑別も問題になる——「培養が出ないから違う」ではなく、の鏡検と臨床像で押していく病気である。なお全体の約7割がActinomyces israeliiまたはA. gerencseriaeによる3。

他のActinomyces属菌種:Actinomyces naeslundii、Actinomyces odontolyticus

Nocardia属:ノカルジア症

  • :土壌
  • 伝播経路:または外傷による
  • 好発患者:免疫不全者(感染、使用など)、悪性腫瘍患者——女性より男性に多い。ただし患者の最大3分の1は免疫正常者で、原発性皮膚型は他の病型と違って通常免疫正常者に起こる2
病型 頻度(目安) 臨床像
最多(教科書的には約90%) 急性・亜急性・慢性いずれの経過もとりうる肺炎(/びまん性)でを伴う。、咳・発熱・呼吸困難、画像上は結節・結節性浸潤影
皮膚型 に次ぐ(教科書的には約20%) 土壌で汚染された外傷からのによる感染で、免疫正常者に多い。硬く厚い、播種性であれば皮膚に顆粒を伴う膿瘍性炎症反応
中枢神経系型 — 肺から血行性に播種した場合に多発性のを形成
  • 診断:()——を含む細胞壁がを取り込む。グラム染色も可能だが染まりは弱い
  • 治療:(・合剤=TMP-SMX、sulfamethoxazole/trimethoprim)を長期投与+・——ST合剤が第一選択で、通常6か月以上、中枢神経系病変を伴う場合は12か月以上を要する2

💡 上の「約90%・約20%」は足して100%になる分割ではなく、確かな根拠のある数値でもない。 病型は同一患者で重複しうるうえ、臨床総説はこの百分率を示しておらず、吸入が主なであるためが最も多いと述べるにとどまる2。数字そのものより「肺が最多で、皮膚がそれに次ぐ」という順序で覚える。中枢神経系は肺外としては最も頻度が高く、シリーズによっては44%に達する——神経症状がある、重症の肺である、高度の免疫抑制がある、のいずれかなら中枢神経系の画像評価を考慮する2。治療期間がの場所で倍近く変わるため、脳を見たか見ていないかが実務上の分岐になる。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='branched'>分枝状</span>グラム陽性<span class='jp-term jp-term-diagram' title='branching filamentous rod'>糸状桿菌</span><br>(真菌と誤認されやすい)"] --> B{"酸素要求性は?"}
  B -->|"嫌気・微好気条件でよく育つ"| C["Actinomyces israelii<br>口腔常在菌が外傷を機に発症"]
  B -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='obligate aerobe'>偏性好気性</span>・弱<span class='jp-term jp-term-diagram' title='acid-fastness'>抗酸性</span>"| D["Nocardia属<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='geo-'>土壌由来</span>、主に免疫不全者"]
  C --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='actinomycosis'>放線菌症</span>:<span class='jp-term jp-term-diagram' title='sulfur granules'>硫黄顆粒</span>+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='suppurative (draining)'>排膿性</span>瘻孔"]
  D --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='nocardiosis'>ノカルジア症</span>:<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulmonary cavity'>肺空洞</span>病変・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cutaneous abscess'>皮膚膿瘍</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='brain abscess'>脳膿瘍</span>"]

非病原性抗酸菌

Mycobacterium smegmatisなどは、ヒトに疾患を起こさない。

非結核性抗酸菌(NTM)

  • 幅広い臨床像をとりうる
  • 肺病変は結核とほぼ鑑別不能な像を呈する
  • は通常、免疫不全患者に限られる——患者では数が50/µLを下回って初めて典型的に出現し、陰性者では経路の遺伝子異常など高度な免疫不全が背景にある4

⚠️ 「喀痰からが生えた=症」ではない。 は土壌・水のなので、定着やで培養陽性になる。/のは①臨床(症状があり他疾患を除外できる)②画像(胸部X線での結節性・空洞性陰影、またはでの多発を伴う多巣性気管支拡張)③微生物(喀痰2検体以上での培養陽性、または1検体以上での培養陽性、あるいはの抗酸菌組織像+培養陽性)の3つをすべて満たして初めて確定とする4。が1回でも生えれば病気であるのと対照的で、ここがを扱ううえで最初に押さえる分かれ目になる。

:発育速度、黄色の有無、光曝露でが誘導されるかにより分類する。

💡 は今も「地図」だが「同定法」ではない。 Ernest H. Runyon が表現型(発育速度と)によるこの枠組みを提示してから70年が経ち、その間に同定手法は生化学的性状による数値分類 → 16S → 全ゲノム(WGS)へ移った。WGSが手軽になったことで新菌種が急速に記載され、分類学的関係も再定義され続けている5。実際のはいまややで行われ、は190を超える菌種・を含む6。は臨床的に重要な菌種を整理して覚えるための骨組みとして使う。

Runyon群 特徴 代表菌種 ・臨床像
I群 緩徐発育・(photochromogen=光に当たると) M. kansasii —
M. marinum ・、とくに水槽やされていないプールのような淀んだ水。主病像は皮膚・軟部組織・骨の慢性肉芽腫性感染で、水中での手の軟部組織損傷から成立し、健常者・免疫不全者のいずれにも起こる(「」「プール肉芽腫」)4
II群 緩徐発育・(scotochromogen=暗所でも) M. scrofulaceum 土壌・水。小児でから侵入し肉芽腫性(外科的切除で治療)
M. xenopi —
III群 緩徐発育・ M. avium-intracellulare complex, MAC 土壌・水・動物。無症候性定着、肺結核様病変、または(など免疫不全者)。診断は鏡検+培養、治療は・アジスロマイシン+予防投与。非空洞性の結節・気管支拡張型肺疾患にはマクロライド主体のレジメンを連日ではなく週3回投与することが提案され、治療は後さらに12か月以上続ける6
M. ulcerans 土壌・水。皮膚病変・膿瘍()
IV群 急速発育(7日未満) M. chelonae 土壌・水・動物。外傷後の皮下組織病変、はまれ
M. fortuitum —
M. abscessus 土壌・水。・嚢胞性線維症など既存のに生じる肺感染と、術後・美容処置後の皮膚軟部組織感染が代表。のなかで治療が最も難しい6

⚠️ Runyon群は「どんな病気を起こすか」の分類ではない。 同じI群でもM. kansasiiは肺疾患の主要な原因菌だが、M. marinumは皮膚・軟部組織・骨の菌である。/声明の菌種別一覧は、M. marinumを「皮膚・軟部組織・骨の疾患」を起こす主要な菌として挙げる一方、「肺疾患」の欄には主要・非主要のどちらにも挙げていない(同声明の記述も逐語で「chronic granulomatous soft tissue infections involving skin and bone」であり、四肢——とくに肘・膝・足・手——の丘疹から浅い潰瘍と瘢痕へ進むとする)4。同声明は本菌のを約30〜33℃としている4。💡 体温より低い温度を好むことが、が肺や内臓ではなく四肢末梢の体表に留まることと噛み合う(この因果そのものを同声明が述べているわけではない)。⚠️ ただし「では出てこない」という意味ではない——同声明はの一覧にM. marinumを「まれな」原因として挙げ、患者で肺または播種性の症の原因として報告された菌種の列挙にも本菌を含めている4。主病像(皮膚軟部組織)と、免疫不全者でのまれな報告を混ぜない。

⚠️ M. abscessusでは「マクロライドが効くかどうか」を培養で確かめてから決める。 この菌は*erm(41)遺伝子によるを持ちうる——初期のではマクロライド感性に見えても、薬剤に曝露されると耐性が誘導されて効かなくなる。そのため14日間のとerm(41)ので誘導耐性の有無を確認することが推奨されており、これは他のには無いM. abscessus*特有の管理点である6。

まとめ

  • ActinomycesとNocardiaはどちらもグラム陽性で真菌と紛らわしいが、酸素要求性(Actinomycesは多くがで嫌気・微好気条件を好む、Nocardiaは)との有無(Nocardiaのみ弱陽性)で鑑別する1。
  • は口腔外傷・歯科処置を契機に頸顔面・胸部・腹部で硬い腫瘤→膿瘍→瘻孔()へ進行し、長期ペニシリンで治療する。
  • は土壌などに分布する環境菌による感染症で、主に免疫不全者に病変(最多)・皮膚病変・を起こす(ただし患者の最大3分の1は免疫正常者で、原発性皮膚型は免疫正常者に多い)。TMP-SMX長期投与で治療する。
  • ()は(発育速度×パターン)で整理され、肺病変は結核と鑑別困難、は主に免疫不全者に限られる。
  • 感染は患者の日和見感染として重要で、・アジスロマイシンで治療する。培養陽性だけでは診断にならず、/の臨床・画像・微生物の3基準をすべて満たして初めて肺疾患と確定する。
  • のM. abscessusは*erm(41)*によるを持ちうるため、14日間のとで誘導耐性の有無を確認してから薬剤を決める。

出典

  1. 1.Actinomycosis: etiology, clinical features, diagnosis, treatment, and management(Infection and Drug Resistance(Valour F, et al.)・2014)PMC全文(PMC4094581)で、*Actinomyces*属の多くは通性嫌気性であり*A. meyeri*など一部の重要菌種が偏性嫌気性であること(原文「Most Actinomyces spp. are facultative anaerobes, but some relevant species (such as A. meyeri), are strictly anaerobic.」)、微好気性から偏性嫌気性という性質のため検体の適切な輸送と培養条件が必要であること、発育が遅く少なくとも5日、長いと15〜20日かかるため陰性と判断するまで最低10日の培養を要すること、ペニシリンGまたはアモキシシリンが第一選択でありメトロニダゾールとアミノグリコシド系は*Actinomyces*に試験管内活性を持たないこと(原文「Metronidazole and aminoglycosides have no in vitro activity against Actinomyces.」)を確認した。閲覧 2026-09-27
  2. 2.Nocardiosis: Updates and Clinical Overview(Mayo Clinic Proceedings・2012)Nocardia が土壌・腐敗した植物などの有機物と淡水・海水に分布する環境菌であること、吸入が主な曝露経路のため肺ノカルジア症が最も多い病型であること(肺型・皮膚型の頻度の百分率は示されていない)、患者の最大3分の1は免疫正常者で、原発性皮膚ノカルジア症は他の病型と異なり通常免疫正常者に起こり、土壌で汚染された外傷から生じること、中枢神経系がノカルジア症の肺外病巣として最も頻度が高くシリーズによっては44%に達すること、神経症状・重症肺ノカルジア症・高度免疫抑制のいずれかがあれば中枢神経系の画像評価を考慮すべきこと、ST合剤が治療の第一選択であり通常6か月以上、中枢神経系病変を伴う場合は12か月以上の治療期間を要することを確認した。閲覧 2026-08-26
  3. 3.Actinomycosis(StatPearls (NCBI Bookshelf)・2023)放線菌症が Actinomyces 属によるグラム陽性・抗酸性なしの糸状嫌気性〜微好気性菌による亜急性〜慢性感染症であり約7割が Actinomyces israelii または A. gerencseriae によること、頸顔面型が全体の約6割を占めること、硫黄顆粒が菌糸の断片と蛋白多糖複合体からなる黄色の顆粒で慢性感染巣に出現しスライド間で圧挫・染色して鏡検できること、確定診断の基本が組織生検の嫌気培養であるが嫌気培養が偽陰性になることが約半数にのぼること、治療が高用量ペニシリンGまたはβラクタム系の静脈内投与に始まり経口アモキシシリンへ移行する形で通常6〜12か月を要し、外科的処置の併用で期間短縮が報告されていることを確認した。閲覧 2026-08-26
  4. 4.An Official ATS/IDSA Statement: Diagnosis, Treatment, and Prevention of Nontuberculous Mycobacterial Diseases(American Thoracic Society / Infectious Diseases Society of America・2007)2026-09-17に声明本体のPDFを thoracic.org の公式URL(https://www.thoracic.org/statements/resources/mtpi/nontuberculous-mycobacterial-diseases.pdf。ブラウザUA付きcurlで200・631 KB。atsjournals.org は403)で取得し、pdftotextで全文(3,772行)を読んで確認した。①NTM肺疾患の診断は臨床(症状があり他疾患を除外できる)・画像(胸部X線での結節性・空洞性陰影、またはHRCTでの多発小結節を伴う多巣性気管支拡張)・微生物(喀痰2検体以上での培養陽性、または気管支洗浄液1検体以上での培養陽性、あるいは生検組織の抗酸菌組織像+培養陽性)をすべて満たして初めて確定する。⚠️ 原文 Table 3 の見出しの切り方は「Clinical (both required)」の2項(1=肺症状と画像所見、2=他疾患の適切な除外)と「Microbiologic」であり、臨床・画像・微生物という3分割はこのノート側の整理である。②播種性NTM感染はHIV患者ではCD4陽性Tリンパ球数が50/µLを下回って初めて典型的に出現し、HIV陰性者ではインターフェロンγ経路の遺伝子異常など高度な免疫不全を背景に起こる。③*M. marinum* について、臨床像を逐語で "M. marinum causes chronic granulomatous soft tissue infections involving skin and bone" とし、"Cases occur in both healthy and immunocompromised hosts throughout the United States." "The lesions usually appear as papules on an extremity, especially on the elbows, knees, feet, and hands, progressing subsequently to shallow ulceration and scar formation" と述べること。疫学は "M. marinum is distributed widely in aquatic environments, in fresh- and saltwater, especially in relatively still or stagnant water, such as in fish tanks or nonchlorinated swimming pools" "Infection is typically acquired from a soft tissue injury to the hand in an aquatic environment." で、"swimming pool granuloma" "fish tank granuloma" の通称の由来であること。菌の性質は "Isolates of M. marinum are pigmented, slowly growing organisms that grow optimally at temperatures of approximately 30 to 33" ℃であること。④菌種別一覧(Table 2)で *M. marinum* は「Skin, Soft Tissue, and Bone Disease」の Common 欄に "Worldwide, fresh- and saltwater" として挙がる一方、「Pulmonary Disease」の Common・Uncommon のどちらの欄にも挙がっていない。⚠️ ただし同じ Table 2 の「Disseminated Disease」の Uncommon 欄には "Worldwide; AIDS" として挙がっており、本文の AIDS の節も "other NTM, including M. scrofulaceum, M. gordonae, M. haemophilum, M. genavense, M. celatum, M. conspicuum, M. xenopi, M. fortuitum, M. marinum, M. malmoense, and M. simiae, have also been described as a cause of pulmonary or disseminated NTM disease in AIDS" と本菌を列挙に含めている。したがって「肺病変を起こさない」という否定命題はこの文書からは書けず、書けるのは「主病像は皮膚・軟部組織・骨であり、肺疾患の一覧には挙がっていない」までである。閲覧 2026-09-17
  5. 5.Nontuberculous mycobacteria: Insights on taxonomy and evolution(Infection, Genetics and Evolution・2019)Ernest H. Runyon が非結核性抗酸菌の表現型による分類(発育速度と色素産生)を提示してから70年が経ち、その間に生化学的性状による数値分類から16S rRNA遺伝子塩基配列決定、さらに全ゲノム塩基配列決定(WGS)へと同定手法が移り変わったこと、WGSが利用しやすくなったことで新菌種が急速に記載され分類学的関係が再定義され続けていることを確認した。閲覧 2026-08-26
  6. 6.Treatment of Nontuberculous Mycobacterial Pulmonary Disease: An Official ATS/ERS/ESCMID/IDSA Clinical Practice Guideline(American Thoracic Society / European Respiratory Society / European Society of Clinical Microbiology and Infectious Diseases / Infectious Diseases Society of America・2020)非結核性抗酸菌が190を超える菌種・亜種を含み、本ガイドラインが緩徐発育菌のうち Mycobacterium avium complex・M. kansasii・M. xenopi、迅速発育菌のうち M. abscessus を対象としていること、非空洞性の結節・気管支拡張型MAC肺疾患には連日投与よりマクロライド主体の週3回投与レジメンを提案すること、治療は培養陰転化後も少なくとも12か月継続することが推奨されること、M. abscessus では誘導型マクロライド耐性の有無を14日間培養と erm(41) 遺伝子解析で確認することが他のNTMにはない特有の管理点になることを確認した。閲覧 2026-08-26