Pharmacology

Pharmacology · C8

ペニシリン系

C8: Penicillins

前提:病態
Core30:薬物動態学的相互作用:排泄レベルCore40:抗菌薬治療の原則:選択毒性Core42:抗菌薬治療の原則:殺菌性・静菌性抗菌薬と抗菌薬併用Core43:抗菌薬治療の原則:時間・濃度・曝露依存性抗菌薬Core44:狭域・広域抗菌薬
薬剤
アモキシシリンアンピシリンジクロキサシリンピブメシリナムピペラシリンフルクロキサシリンペニシリンGペニシリンVベンザチンペニシリン

💡 覚え方:ペニシリン系

🧠 ペニシリンは「スペクトラムがどこまで広がったか」で覚える: ①:Strep・梅毒 → ②:MSSA → ③:Gram陰性少し+Enterococcus/Listeria → ④:緑膿菌

⭐全員βラクタム:PBPに結合→。ただしβ-lactamaseに弱い薬は阻害薬(/等)と組む

🅰️ ①天然ペニシリン:狭域・Strep/梅毒に強い

Gram陽性球菌(特にStreptococcus)・が得意

🅱️ ②抗ブドウ球菌ペニシリン:penicillinaseに強い → MSSA

β-lactamase(penicillinase)産生ブドウ球菌に耐える。ただしMRSAには無効

🅲 ③アミノペニシリン:少し広域化

よりGram陰性桿菌に少し広く、Enterococcus・Listeriaが頻出

  • アモキシシリン — 経口でよく使う|適応:呼吸器感染、中耳炎、尿路感染、歯科感染、H. pylori除菌
    • 💡経口・外来で頻出
  • アンピシリン — 注射でよく使う|適応:ListeriaEnterococcus、Streptococcus、髄膜炎など
    • 💡高齢者/妊婦/免疫不全の髄膜炎ではListeriaカバーでアンピシリン
  • ⚠️β-lactamaseに弱いので、実臨床ではアモキシシリン/アンピシリン/のように阻害薬と併用されることが多い
  • ⚠️EBV感染時に投与すると発疹が出やすい

🅳 ④抗緑膿菌ペニシリン:緑膿菌まで広げる

高頻度ポイント/V/=Strep・梅毒(Gは注射、Vは経口、は長時間)。/=MSSA用、MRSAには無効アモキシシリン/アンピシリン=、Enterococcus/Listeria・H. pylori、β-lactamase阻害薬と組むことが多い=抗緑膿菌、と併用アレルギー、下痢、C. difficile、痙攣(高用量/腎不全)

📋 まとめ表

薬剤 系統 得意な相手 覚える注意点
Streptococcus・梅毒・髄膜炎菌 注射用(IV/IM)
Strep咽頭炎など 経口用・酸に安定
長時間 梅毒・Strep・予防 デポ筋注・長く効く
/ MSSA 耐性・MRSAには無効
アモキシシリン 呼吸器・中耳炎・尿路・H. pylori 経口頻用・併用が多い
アンピシリン Enterococcus・Listeria・Strep 髄膜炎でListeriaカバー
緑膿菌を含む重症Gram陰性菌 通常併用