外科学

外科学 · B/05

食道裂孔ヘルニアと胃食道逆流症(GERD)

Hiatal hernia – GERD

前提:病態
食道の病理
前提:正常
消化管における調節:腸管神経系と消化管ホルモン
疾患
胃食道逆流症無効食道運動輪状咽頭筋障害
症状
吃逆
スコア
Los Angeles分類

ポッドキャスト

🧠 は「裂孔が緩んで胃が胸腔にする」解剖学的異常、GERDは逆流バリア破綻を中核に一過性LES弛緩、障害、などが関与する多因子病態。 両者は別物だが、型ヘルニアはを合併しやすい。大きなは抗逆流手術の恩恵が最も大きい群でもある。1 無症候〜軽症のType II-IV(傍食道ヘルニア)では、EAES 2023は一般にはより手術を提案する一方、虚弱な患者では逆に手術よりを強く推奨している。2

0. 食道の解剖と生理

この節は原資料で「B/05〜B/09(食道)共通の導入」として置かれていた解剖・生理の。以降の食道疾患トピック(B/06・B/07・B/08)でも共通して参照する前提知識としてここにまとめる。

  • 食道は咽頭〜胃をつなぐ長さ約25cmの管腔臓器、椎体レベルではC6〜T11/T12に相当。
  • 蠕動により食物を咽頭から胃へし、で内腔を潤滑する。

解剖学的狭窄部位

  1. ——による
  2. ・の前方交叉部
  3. 横隔膜

括約筋

括約筋 位置
UES() ・のレベル
LES() 横隔膜のレベル

層構造

層 内容
粘膜
血管・神経・腺
筋層 横紋筋+平滑筋(上部は横紋筋優位、下部は平滑筋優位)
外膜 疎性

血流

部位 静脈還流
上1/3 下甲状腺静脈 →
中1/3 → SVC
下1/3 胃静脈 → 門脈 → 下大静脈

⚠️ 食道下1/3はと大循環系の。 ではこの吻合を介してが形成される——肝硬変患者の消化管出血の主要な原因。

神経支配

  • 迷走神経: 、腺分泌、神経叢(Auerbach・Meissner)を支配
  • : 性の、痛覚

リンパドレナージ

・筋層の → 、上部/下部、周囲リンパ節。

1. 臨床症状の切り口 — 嚥下障害の診かた

  • : 嚥下ができない、または通過が障害される状態
  • : 嚥下時の疼痛

🧠 「固形物のみか液体も含むか」「進行性か間欠性か」「痛みを伴うか」の3つの軸で鑑別を絞り込む。 この症状ベースの分類は食道疾患全体(B/05〜B/09)の共通の地図になる。

症状パターン 代表的原因
①固形物のみ・進行性 (=GERDによるもの17〜28%、その他まれな原因:食道炎・慢性虚血など)、(3〜8%)
②固形物のみ・間欠性 (15%)、・、の異常による
③液体・固形物とも 、その他の運動障害(の過緊張性/痙攣性運動障害、、)、強皮症、
④+ (HSV、Candida、Mycobacterium)、(による、pill esophagitis)、その他(Crohn病)

💡 パターン①(進行性・固形物のみ)は「狭窄性」、パターン③(液体も含む)は「運動障害性」を強く示唆する。 液体までになるのはではなく機能的(神経筋性)なだからで、や強皮症のような蠕動・LES機能そのものの異常を疑う手がかりになる。

2. 食道裂孔ヘルニア

定義: 胃の近位部(、cardia)が横隔膜のを通ってへ脱出した状態。

2.1 病因

flowchart TD
  A["素因<br>加齢・喫煙・肥満・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='genetic predisposition'>遺伝的素因</span>(稀)"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='esophageal hiatus'>食道裂孔</span>の弛緩"]
  P["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intra-abdominal pressure'>腹腔内圧</span>の持続的上昇<br>妊娠・腹水・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='chronic cough'>慢性咳嗽</span>・慢性便秘"] --> B
  B --> C["相対的な<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intrathoracic negative pressure'>胸腔内陰圧</span> + 緩んだ裂孔"]
  C --> D["腹腔内容物の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intrathoracic'>胸腔内</span>への脱出"]
  D --> E["逆流バリアの喪失 + 遠位食道の排出障害"]
  E --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='gastroesophageal reflux disease, GERD'>胃食道逆流症</span>(GERD)"]
  • 加齢 → が
  • 喫煙 → の線維が失われる
  • 肥満 → 脚周囲への → 裂孔が開大

2.2 分類

現在広く使われているI〜IV型の解剖学的分類は、SAGES(米国消化器内視鏡外科学会)の2013年の診療指針に定義がそろっている。II〜IV型をひとまとめにと呼び、(GEJ)周囲の後外側の付着が比較的保たれている点でI型と区別する。3

Type 別名 頻度 定義
Type I(型、sliding) — 全体の95%超 GEJがへ移動する。胃は通常の長軸方向の向きを保ち、はGEJより下にとどまる。裂孔で締められた胃がに見えることから “hourglass stomach” とも呼ばれる
Type II(純粋な、rolling) non-sliding 傍食道ヘルニアのなかで最も少ない GEJは正常な解剖学的位置にとどまり、の一部が食道の傍らを通って裂孔から脱出する
Type III(混合型、mixed) — 傍食道ヘルニアの90%超 Type I + IIの混合で、GEJとがともに脱出する。はGEJより上に位置する
Type IV — 稀 胃以外の構造物(・結腸・小腸など)が内にあるもの。裂孔の欠損が大きいことを反映する

⚠️ IV型を「胃全体が胸に入ったもの」と覚えない。 IV型を定義するのは脱出した胃の量ではなく、胃以外の臓器がに入っていることである。胃の大半がにあり反転したもの()は臨床では「巨大傍食道ヘルニア」と呼ばれるが、この語の定義は資料によって一定せず、多くは胃の1/3〜1/2を超える部分がにあるものを指す。3

  • Type I の症状: の、仰臥位で増悪、酸性の逆流。GERDに直結しやすい
  • Type II-IV の症状: 、、、呼吸困難、・胸骨下の痛み、、えづき

⚠️ Type II-IVは嵌頓して閉塞やを起こしうる。無症候の傍食道ヘルニアがを起こして緊急手術に至る確率は年間およそ1%と推計されており、の可否はこの低い年間リスクとの比較になる。2

2.3 臨床像

  • 多くは無症状
  • 慢性逆流 → 慢性炎症 → 粘膜変性 → 線維化・ → 狭窄・嚥下障害。これは (B/07で詳述)→腺癌 へのとなりうる

2.4 診断

検査 内容
造影剤を嚥下しながら胸部X線を撮影。狭窄・・拡張などの解剖学的異常を同定
内視鏡 食道扁平上皮と胃円柱上皮の移行部=Z-line()を確認する。Z-lineの偏位は参考所見だが、型分類は造影検査なども含めて総合的に判断する4
のレベルを正確に同定し、型ヘルニアのサイズを評価
CT 複雑なType II-IVヘルニアの緊急術前評価に推奨
胸部X線

💡 Z-lineの位置が型ごとに違う理由は定義そのものにある。 I型とIII型はGEJ自体が裂孔を越えて挙上するのでZ-lineはより上に見える。これに対しII型はGEJが正常な解剖学的位置にとどまりだけが傍らを通って脱出するので、Z-lineは偏位しない。IV型は「胃以外の臓器がに入っている」ことで定義され、GEJが挙上しているかどうかは症例によるため、Z-lineの位置だけでは決まらない。3

⭐ Z-lineの位置はの評価に有用だが、型分類を単独で確定する所見ではなく、造影検査などと組み合わせて判断する。4

2.5 治療

病型・症状 方針
無症状の型ヘルニア 経過観察のみ
症状のある型ヘルニア GERDに準じた内科的治療
無症候〜軽症のType II-IV 手術か経過観察かで判断が分かれる。下の⭐を参照
症状のあるType II-IV または緊急手術(、制御不能出血、閉塞、絞扼、穿孔、がある場合)

⭐ 無症候〜軽症の傍食道ヘルニアをどうするか。 EAES(欧州内視鏡外科学会)の2023年の迅速ガイドラインは、胃の50%超がへ脱出した中等度〜大型のII〜IV型を対象に、次の2つを別々の推奨として置いている。向きも強さも違うので、片方だけを覚えない。2

対象 推奨 強さ
無症候〜軽症の傍食道ヘルニア(一般) より手術を提案する 条件付き推奨(conditional recommendation)
同じ病態でも虚弱な患者 手術よりを推奨する 強い推奨(strong recommendation)

⚠️ この文書のエビデンスの確実性はどの転帰でも非常に低く、パネル自身が「無症候・軽症例を保存的に管理してきた外科医には診療の変更を求める内容である」と書いている。虚弱な患者についてだけ強い推奨が付いていることが、この指針のいちばん重い部分である。傍食道ヘルニアの診断年齢の中央値は65〜75歳で、高齢者ほど・体力低下・虚弱を伴いが上がる。2

保存的治療:

  • の是正(減量、食事内容の変更、禁煙)
  • 薬物療法(〔〕、薬)

手術:

  • (開腹/腹腔鏡)
    • (Nissen、Toupet、Dor、Hill): を下部食道に巻き付け、GEJの挙上を防ぐ。Nissen法=食道を360度に巻く
    • : 胃を正常位置に戻し腹壁前面に縫合固定
    • 裂孔・の剥離、食道の、裂孔欠損の閉鎖
    • ⭐ との使い分けには向きがある。 EAES 2023はな傍食道ヘルニア修復ではよりを、心肺機能が不安定で緊急修復を要する患者では逆によりを提案している(いずれも条件付き推奨)。裂孔の閉鎖についてはよりメッシュを提案している(条件付き推奨)。2
  • (Belsey Mark IV法): 肥満患者、食道短縮が疑われる/確定している場合、非常に大きい・複雑なヘルニア(Type IVなど)、の既往が失敗した場合に選択

合併症: (/大量)→、、穿孔、、完全胃閉塞

3. GERD

  • : 胃内容物の食道への逆流
  • GERD: 逆流が症状(、逆流感、嚥下障害)および/または食道傷害・合併症を引き起こす状態

3.1 病因

因子 内容
機能異常 安静時のLES緊張を下げる要因としてアルコール・薬剤・喫煙・既往手術がある。ただし現在の理解では、緊張低下そのものより一過性LES弛緩が主要機序で、とくにを伴わない患者で重要
上昇 肥満、咳嗽、妊娠、、歌手・アスリート
と逆流内容 などによる亢進、逆流内容の性状(酸・胆汁)。ただしGERDの中核は酸が「多い」ことではなく、逆流を止める機構が壊れていること
低下 逆流した内容を食道が押し戻す蠕動と唾液による中和が落ちると、粘膜の曝露時間が延びる
またはが横隔膜を越えて挙上(本ノートの「2. 」を参照)

💡 H. pyloriを「酸が絡む病気の共通因子」としてGERDに当てはめない。 H. pylori は消化性潰瘍・胃癌では主役だが、GERDで最初に考えるのは抗逆流バリアの障害・一過性LES弛緩・低下・の有無である。

3.2 臨床像

  • (): 背部・頸部左側に放散しうる
  • 夜間、大食後、仰臥位で増悪
  • 潰瘍や狭窄を合併すると嚥下障害が出現

3.3 診断

  • 内視鏡(発赤、びらん、潰瘍、)。の重症度は()grade A〜Dで記載し、grade C・Dが「高度」にあたる
  • 24時間(食道への異常逆流を同定)
  • 食道

3.4 治療

内科的治療:

:

  • : を腹腔内食道に巻き付けて縫合しカフを形成 → 遠位食道とGEJを狭小化し逆流を防止

古典的に外科側で挙げられてきた手術適応は次の6つである。

  1. 内科的治療で制御できない
  2. 内科的治療を継続できない(不良)
  3. が多い
  4. 内視鏡で高度の食道炎がある
  5. 良性狭窄がある
  6. (上皮)があり、・癌を伴わない

⚠️ 6番目の扱いだけは現在の指針と読み方が違う。 下で見るように、のガイドラインは癌化予防を目的とした抗逆流手術を提案しない立場である。があること自体を手術の理由にはせず、逆流をどれだけ制御できていないかで判断する。

()2022年のGERD診療ガイドラインは、な逆流の証拠がある患者に対し、経験豊富な外科医が行う抗逆流手術を長期治療の選択肢として推奨する(強い推奨、エビデンスの質は中等度)。とくに恩恵が大きいのは高度( grade C・D)、大きな、内科治療でも残る煩わしい逆流症状をもつ患者である。LA grade C・Dの食道炎では「のを無期限に続ける か 抗逆流手術」が同じ強さで並べられている。1

⚠️ 手術の前にを行う。 同ガイドラインは抗逆流手術・に先立ってを行い、との収縮消失を除外することを求めている。これらを見逃してを行うと、逆流ではなくを悪化させる。1

については、の2022年ガイドラインが癌化予防を目的とした抗逆流手術は行わないことを提案している(条件付き推奨、エビデンスの質は低い)。逆流の制御そのものを目的とする手術を禁じているのではなく、「発癌を抑える手段としては勧めない」という趣旨である。の薬物治療としては少なくとも1日1回の投与が提案され(条件付き推奨、エビデンスの質は非常に低い)、病理所見に応じたを併せて行う。5

3.5 合併症

()、、、、。

⚠️ は腺癌の。詳細な病理と(B/08)への進展は別項で扱う。

まとめ

  • は「裂孔の弛緩+腹圧上昇」で生じる解剖学的異常。I型が95%超を占め、II〜IV型をまとめて傍食道ヘルニアと呼ぶ。IV型を定義するのは胃の脱出量ではなく、胃以外の臓器(・結腸・小腸など)がに入っていることである。3
  • 無症候〜軽症の傍食道ヘルニアについて、EAES 2023は一般にはより手術を提案する(条件付き推奨)が、虚弱な患者では手術よりを推奨する(強い推奨)。緊急手術に至る確率は年約1%である。2
  • Z-lineの偏位は内視鏡評価の参考所見であり、型分類は造影検査などと総合して判断する。4
  • GERDは抗逆流バリア障害、一過性LES弛緩、低下、上昇などが関与する複合病態で、が主役ではない。
  • 診断はどちらも・内視鏡・が共通の3本柱、GERDには24時間が加わる。
  • 治療の柱は((エス)など)を中心とする内科的治療、無効例や合併症例には(Nissen=360度)。
  • 慢性GERDの終着点は→腺癌の経路であり、長期フォローが重要。

出典

  1. 1.ACG Clinical Guideline for the Diagnosis and Management of Gastroesophageal Reflux Disease(American College of Gastroenterology・2022)PMC8754510の著者最終稿全文を確認した。抗逆流手術について「客観的な逆流の証拠をもつ患者の長期治療の選択肢として、経験豊富な外科医が行う抗逆流手術を推奨する。とくにLA分類 grade C・Dの高度逆流性食道炎、大きな食道裂孔ヘルニア、残存する煩わしい逆流症状をもつ患者が最も恩恵を受ける」(強い推奨、エビデンスの質は中等度)。LA grade C・Dでは「PPIの無期限維持投与または抗逆流手術」を同一の推奨文で並べる(強い推奨、中等度)。抗逆流手術・内視鏡治療の前に高解像度食道内圧検査を行いアカラシアと無収縮を除外することも求めている。閲覧 2026-09-21
  2. 2.EAES Multidisciplinary Rapid Guideline: systematic review, meta-analysis, GRADE assessment and evidence-informed recommendations on the surgical management of paraesophageal hernias(European Association for Endoscopic Surgery・2023)Amsterdam UMC リポジトリ版(表紙が Publisher's PDF, also known as Version of record と明記)の全文を確認した。適用範囲は「胃の50%超が胸腔内へ脱出した中等度〜大型のII〜IV型傍食道ヘルニア」と明記されている。推奨は、無症候・軽症の傍食道ヘルニアに対し保存的管理より手術を提案する(条件付き推奨)、ただし虚弱な患者では手術より保存的管理を推奨する(強い推奨)、裂孔閉鎖は単純縫合よりメッシュを提案(条件付き)、待機手術では胃固定術より噴門形成術を提案(条件付き)、心肺機能が不安定で緊急修復を要する例では噴門形成術より胃固定術を提案(条件付き)。エビデンスの確実性は全転帰で非常に低く、パネルは本文書が無症候・軽症例を保存的に管理してきた外科医に診療の変更を求めるものだと述べている。緒言は、傍食道ヘルニア患者が急性症状を来し緊急手術を要する確率をプール解析で年約1%、診断年齢の中央値を65〜75歳としている。I〜IV型の定義そのものは本文書には無い。閲覧 2026-09-21
  3. 3.Guidelines for the Management of Hiatal Hernia(Society of American Gastrointestinal and Endoscopic Surgeons(SAGES)・2013)出版社版が購読制のため、SAGES 公式サイトの本文(Wayback の id_ 付きスナップショット)で全文を確認した。2013年4月に SAGES 理事会が承認した版で、筆頭著者は Kohn である。I型は滑脱型で胃食道接合部が横隔膜上へ移動し、胃は通常の長軸方向を保ち胃底部は胃食道接合部より下にとどまる。II型は純粋な傍食道ヘルニアで胃食道接合部は正常な解剖学的位置にとどまり胃底部の一部が食道の傍らから脱出する。III型はI型とII型の混合で胃食道接合部と胃底部がともに脱出し、胃底部は胃食道接合部より上に位置する。IV型は「胃以外の構造物、たとえば大網・結腸・小腸がヘルニア嚢内にあること」で特徴づけられる。食道裂孔ヘルニアの95%超がI型で、傍食道ヘルニアのうち90%超がIII型、最も少ないのがII型である。II〜IV型を一括して傍食道ヘルニアと呼び、胃食道接合部周囲の後外側の横隔食道付着が比較的保たれる点でI型と区別する。「巨大(giant)傍食道ヘルニア」の定義は一定せず、多くは胃の1/3〜1/2を超える部分が胸腔内にあるものを指す。閲覧 2026-09-21
  4. 4.Systematic review of the perioperative classification, diagnosis, description and repair of hiatus hernias in randomized controlled trials(Diseases of the Esophagus・2024)食道裂孔ヘルニアの診断・分類法には研究間のばらつきがあり、単一の内視鏡所見だけでなく複数の検査を総合して評価することを確認した。閲覧 2026-08-09
  5. 5.Diagnosis and Management of Barrett's Esophagus: An Updated ACG Guideline(American College of Gastroenterology・2022)PMC10259184の著者最終稿全文を確認した。推奨16は「バレット食道患者において抗腫瘍的手段としての抗逆流手術は行わないことを提案する」(推奨の強さは条件付き、エビデンスの質は低い)であり、逆流制御を目的とする手術一般を否定してはいない。推奨14は「PPIに対する禁忌がないバレット食道患者に少なくとも1日1回のPPI投与を提案する」(条件付き、エビデンスの質は非常に低い)。閲覧 2026-09-21