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Symptoms · Published

灼熱痛

Burning pain

臓器系
全身
科目
PathologyNeurology
トピック
病理学 C/34:消化性潰瘍神経学 G1-36:多発ニューロパチーの症候と主な原因
関連疾患
2型糖尿病ポルフィリン症肢端紅痛症消化性潰瘍
起因薬
ジメルカプロールスピノサドティーツリーオイルピメクロリムスピレトリンペルメトリンマラチオン硝酸銀

🧠 全体像:「」は痛みの性状を表す言葉であって、機序を一つに決めない。同じ「灼ける」という訴えが、粘膜への化学的刺激(酸・)、蓄積+紫外線)、感覚そのものの障害)という、まったく異なる3つの機序から生まれうる。性状だけで機序を決めず、部位と誘因を合わせて考える。

機序で分ける

機序 代表例 誘因・分布の手掛かり
化学的刺激(酸・による 消化性潰瘍、 。食事・臥位との関係、で軽快
蓄積+紫外線) などの 日光曝露部の皮膚。曝露直後から発症し、水疱を伴わないことが多い
(感覚の障害) から上行するを伴う

⚠️ は、や外的刺激がなくてもだけで生じる点が、上記2つの機序と根本的に違う。に譲る。

💡 による不良に相関し、両側対称性で徐々に上行する点が、片側性・急性発症になりやすい他の原因と区別する手掛かりになる。

なぜ「灼ける」と感じるか

  • 化学的刺激:酸・が粘膜のを直接活性化する。が伝える痛みは元来「灼ける・うずく」性状を帯びやすい。
  • :蓄積したが紫外線Aで励起されるとなどのを生じ、細胞膜・血管内皮を直接傷害する。組織の炎症が本格化する前に痛みが先行する点が特徴である。
  • :障害された感覚の異常発現が起こり、末梢からの刺激入力がなくても自発的に発火する。

光毒性という機序は見落とされやすい

⚠️ 日光曝露直後から始まるで、皮膚に目立つ発疹がない場合、と誤られやすい。の非水疱性型では、症状の割に診察時の皮膚所見が乏しいことが診断の遅れにつながる。・血漿・便のの測定を検討する。

⭐ 診察のタイミングが症状のピークからずれていると、は皮膚所見がほぼ消失した状態で評価することになる。曝露直後に受診したかどうかを必ず確認する。

鑑別の進め方

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='burning pain'>灼熱痛</span>"] --> B{"部位はどこか"}
    B -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='epigastric'>心窩部</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='retrosternal'>胸骨後部</span>"| C["食事・体位との関係を確認し内視鏡評価"]
    B -->|"日光曝露部の皮膚"| D["曝露との時間関係を確認し<span class='jp-term jp-term-diagram' title='porphyrin fractionation'>ポルフィリン分画</span>を測定"]
    B -->|"四肢遠位・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='gloves and stockings pattern'>手袋靴下型</span>"| E["糖尿病歴・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='allodynia'>アロディニア</span>を確認し<span class='jp-term jp-term-diagram' title='nerve conduction study (NCS)'>神経伝導検査</span>"]

まとめ

  • は性状の記述であり、機序は化学的刺激・と少なくとも3通りある。
  • 消化性潰瘍・は酸・によるで、食事・体位・への反応が手掛かりになる。
  • は日光曝露直後のが特徴で、皮膚所見が乏しく見落とされやすい。
  • がなくても生じる点が他の2機序と異なり、に譲る。