病理学

病理学 · C/51

肝腫瘍・腫瘍様病変

Tumors and tumor-like lesions of the liver

応用トピック
肝臓の良性・悪性腫瘍肝腫瘍の疫学・病因・組織・病期・症状・診断良性肝腫瘍(症状・診断・治療)原発性・転移性肝腫瘍(症状・診断・治療)良性肝腫瘍原発性・転移性肝腫瘍
微生物
Clonorchis sinensis
疾患
肝細胞癌肝細胞腺腫結節性再生性過形成
症状
肝腫大腹水
検査値
AFP

🧠 全体像:肝のは「異型があるか」で読み解く。肝硬変肝に生じる(特に)はのになりうるが、は異型を伴わずではない。原発と転移の鑑別も同じ軸で考えられ、背景の肝が肝硬変か否かが最大の手がかりになる。

腫瘍様病変(肝細胞性結節)

A)限局性結節性過形成

  • 中心のを囲む過形成肝細胞の、限局した境界明瞭だが不良の病変。
  • 真の腫瘍ではない — 局所血管傷害への反応性。
  • 女性に多い。
  • 悪性リスクなし。

B)異形成結節

  • 肝硬変肝の>1 mm病変。
  • 肝細胞が高度に増殖し異型、密集、多形。
  • の異形成 = の。

C)大再生結節

  • 肝硬変肝に出現。
  • 周囲の肝硬変結節より大きいが異型なし。
  • 1個以上のを含む。
  • 悪性のではない。

良性腫瘍

A)海綿状血管腫

  • 最も多い。
  • 境界明瞭、赤青色の軟らかい結節、通常< 2 cm、被膜直下。
  • 内皮に裏打ちされた+間質。
  • 典型的な画像所見がそろえば生検は不要で、これが実務上の原則である。

⚠️ 「だから生検は禁忌」と覚えない——ガイドラインで割れている。 (2014年)とブラジル肝臓学会(2015年)は、のリスクを理由にを勧めない立場をとる。一方(2016年)は、画像で診断を確定できないときにはを行ってよく、被膜と病変縁のあいだに正常が介在していればは禁忌ではない(全体96%)としている12。「絶対にしてはいけない」と覚えると、悪性が否定できない非典型例で診断が止まる。

B)肝細胞腺腫

  • は経口避妊薬使用の若年女性 → 中止で退縮しうる(使用期間が長く、高力価製剤の使用・30歳超の年齢でさらにリスクが上がる)3。を長期使用した若年男性、肥満・、なども危険因子である4。
  • 蒼白、黄褐色、境界明瞭な結節。
  • 組織像:軽度の異型を伴う肝細胞様細胞のシート・索。
  • 臨床的懸念:
    • HCCと誤認されうる。
    • 大きな腫瘍 → 破裂・のリスク(特に妊娠)。
    • 2017年のBordeaux分類(8亜型)では、β-カテニンexon 3(純型・炎症性との混合型)がのリスクを、sonic hedgehog型とβ-カテニンexon 7/8(純型・混合型)が出血のリスクを持つ。同じβ-カテニン変異でも変異の位置(exon 3かexon 7/8か)で危険の種類が違う点に注意する。このため組織学的検討なしに一律に「良性」とは扱えず、男性の腺腫と5 cmを超える腺腫にはが勧められる4。

悪性腫瘍 — 肝細胞癌(HCC)

  • 最も多い原発性肝悪性腫瘍。

原因(危険因子)

  • HBV・HCV感染
  • (ピーナッツ・カビた穀物の_Aspergillus_由来 → p53変異)
  • あらゆる原因の・肝硬変
  • 、NAFLD(2023年にMASLD=へ改称5)、α1-AT欠損、(あらゆる肝硬変)。・を背景とするは、関連に比べ肝硬変を伴わずに発症する割合が5倍以上高い6。

発生機序

  • 肝硬変肝の小細胞・のから生じる。
  • 構造的+数的染色体異常がほぼ普遍的。
  • 慢性細胞死+再生+炎症が駆動。
  • 背景因子は世界的にシフトしており、欧米ではウイルス性から非ウイルス性病因(アルコール関連・)へ比重が移り死亡率上昇の一因となっている一方、肝硬変は依然として最大の危険因子である7。
flowchart TD
    A["慢性肝傷害<br>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatitis B virus'>HBV</span>/<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatitis C virus'>HCV</span>、アルコール、<span class='jp-term jp-term-diagram' title='aflatoxin'>アフラトキシン</span>等)"] --> B["慢性細胞死+再生+炎症"]
    B --> C["肝硬変・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Dysplastic nodules'>異形成結節</span>"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='high-grade'>高異型度</span>の異形成"]
    D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatocellular carcinoma, HCC'>肝細胞癌</span>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatocellular carcinoma'>HCC</span>)"]

形態

  • 肉眼パターン:単発(巨大型)/多発(多結節)/びまん。
  • 肝硬変を背景とした黄白色結節、血管侵襲(門脈)。
  • 組織像:低分化から高分化まで。
  • 造影CT/で+washoutを示す10 mm以上の病変は、のLR-5(確実に)とされる。⚠️ ただし病理学的確認なしに確定診断してよいのは、肝硬変・慢性B型肝炎など高リスク患者に適用した場合に限られる——が高いことがこの判定の前提で、はとを明示している8。
  • ではLR-5の診断能は感度70%・特異度91%で、LR-5の95%、LR-4の64%、LR-3の31%がだった9。特異度が高いのでLR-5なら確定に足りるが、感度は高くないので「典型像でない=癌ではない」とは読めない。
  • — 亜型:
    • 若年患者(肝硬変なし)、状線維化を伴う多角形細胞、予後良好。DNAJB1-PRKACA融合遺伝子を特徴的に有し10、消化器腫瘍分類第5版(2019)ではこの転座で定義される亜型とされる。のまれな亜型は合わせて20〜30%を占めうる11。

臨床像

  • しばしば肝硬変を背景に発見。
  • 急速な、腹水の突然の悪化、血性腹水、発熱、疼痛。
  • :α-フェトプロテイン上昇。ただしは・スクリーニングの指標として単独では感度が低く、肝硬変などハイリスク集団には6か月ごとの腹部超音波によるが併用で推奨される12。
  • 死因:著しい、、を伴う肝不全、による。
  • 治療:講義ではまたは移植。実際のはだけでなくと全身状態(PS)を合わせた病期で決まり、欧米で広く使われるBCLC(2022年版)は次のように対応させる13。
BCLC病期 定義(肝機能が保たれていることが前提。Dを除く) 主な治療 期待される生存期間中央値
0(超早期) 単発2 cm以下、・なし、癌関連症状なし 移植が現実的でなければ(切除と同等) 5年超
A(早期) 大きさを問わない単発、または3 cm以下3個以内、PS 0 切除・移植・ 5年超
B(中) Aを超える多発、PS 0、・なし と肝機能で3群に分け、移植・TACE()・ 2.5年超
C() または、PS 2以下 (2022年版の一次治療の第一選択は+) 2年超
D(末期) PS 2超、および/または移植適応のない ・対症療法 3か月

💡 同じ大きさの腫瘍でも、肝硬変が進んでが落ちていれば切除ももできずDに分類される。の予後は「癌」と「背景の肝」の二重のを受ける、というのがBCLCの考え方である13。

⚠️ BCLCは2026年に改訂版が出ている14。解説によれば、(C)の一次治療は+に限らず、+、+、カムレリズマブ+リボセラニブといった免疫療法併用をより優先する選択肢として並べ、直接比較試験が無いことを理由に順位を付けていない。また期待される生存期間中央値はDで1年未満と示されている15。上の表は2022年版に基づく。

胆管癌

  • に次ぐ2番目に多い。
  • ・の胆管細胞から生じる、胆道分化を伴う腺癌。第5版はを、に似る大型胆管型と、と病因・画像所見を共有する小型胆管型に分ける11。
  • 進行するまで無症状が多い → しばしば → 予後不良。
  • 危険因子:PSC、慢性胆道炎症、。

転移性腫瘍

  • :全の約1/3で肝が侵される。
  • 主な:消化管、乳房、肺、膵、悪性黒色腫。
  • 原発と転移の鑑別の手がかり:HCCは肝硬変肝に生じ、転移は肝硬変肝では稀 → 腫瘍+肝硬変 → おそらく原発、腫瘍+非肝硬変肝 → おそらく転移。

💡 ポイント: = 最多の良性(典型像なら生検は不要。ただし「禁忌」かどうかはガイドラインで割れる)。 = 経口避妊薬使用の若年女性、。HCC = 原発悪性の第1位、危険因子 /、、肝硬変(あらゆる原因)、マーカー AFP、板亜型 = 若年、肝硬変なし、予後良好。 = 原発第2位、危険因子 PSC、予後不良。転移 > 原発:非肝硬変肝 → 転移を考え、肝硬変肝 → を考える。

まとめ

  • 肝硬変肝に生じる()はのになりうるが、は異型を伴わずではない。
  • は最多ので、典型像がそろえば生検は不要。生検を「禁忌」とするかはガイドラインで割れており、・ブラジル肝臓学会は出血リスクを理由に勧めない一方、は正常が介在していれば禁忌ではないとする。12
  • は経口避妊薬使用の若年女性に生じ、破裂・のリスクがある。β-カテニンexon 3は、sonic hedgehog型とexon 7/8は出血のリスクを持ち、男性例と5 cm超はの対象。
  • は最多の原発性肝悪性腫瘍で、危険因子は/、、あらゆる原因の肝硬変。慢性細胞死+再生+炎症がを経てへ進展させる。
  • のは上昇。高リスク患者では造影CT/の典型像(LR-5)で生検なしに確定できるが、この前提は高リスク集団に限られる。治療は・・PSを合わせたBCLC病期で選ぶ。は若年・肝硬変なしでDNAJB1-PRKACA融合を持ち、予後良好とされる亜型。
  • はに次ぐ第2位ので、危険因子はPSCなど。無症状で進行し予後不良。
  • 原発と転移の鑑別は背景肝の状態が手がかり:肝硬変肝ならを、非肝硬変肝なら転移(消化管・乳房・肺・膵・悪性黒色腫由来)を疑う。

出典

  1. 1.Scoping review of clinical practice guidelines on the management of benign liver tumours(BMJ Open Gastroenterology・2021)全文(PMC8351490、CC BY-NC)で確認した。良性肝腫瘍の3ガイドライン(ACG 2014・ブラジル肝臓学会 2015・EASL 2016)を比較した範囲確認レビューで、逐語で "The ACG and SBH guidelines discouraged percutaneous needle biopsy due to bleeding risk, in contrast to the EASL guideline" と述べ、3ガイドラインで生検の適応が食い違うことを主要な相違点の筆頭に挙げる。表2はACGを "Liver biopsy should be avoided if the radiological features of a haemangioma are present."、ブラジル肝臓学会を "Needle core biopsy carries a risk of life-threatening bleeding and should only be considered in rare cases…"、EASLを "Provided that a cuff of normal hepatic parenchyma is interposed between the capsule and the margin of haemangioma, needle biopsy is not contraindicated." と逐語で転記している。手術適応もACGは10 cm以上の血管腫を検討対象に含めるのに対し、他の2つは症候性病変に限る。閲覧 2026-09-21
  2. 2.EASL Clinical Practice Guidelines on the management of benign liver tumours(European Association for the Study of the Liver・2016)英語原文は出版社サイトが403を返すため、EASLがeasl.euで公開している公式スペイン語版・フランス語版PDFで照合した。肝血管腫について、画像で診断を確定できないときは経皮生検が必要になることがあり、被膜と病変縁のあいだに正常肝実質が介在していれば針生検は禁忌ではなく、診断の全体正診率は96%であるとする(西 "la biopsia por punción no está contraindicada"/仏 "la biopsie à l'aiguille n'est pas contre-indiquée")。典型像の血管腫は保存的管理が適切で、大きさと合併症のあいだに関係はなく、画像による定期追跡も妊娠・経口避妊薬も不要・禁忌ではないとする。限局性結節性過形成は治療を推奨しない(推奨の強さ2)。推奨の格付けは根拠の水準がI〜III、推奨の強さが1(強い推奨)と2(より弱い推奨)の2段階である。閲覧 2026-09-21
  3. 3.Epidemiology of hepatocellular adenoma. The role of oral contraceptive use(JAMA・1979)米国CDCとAFIPによる肝細胞腺腫79例・対照220例の症例対照研究で、経口避妊薬の使用期間が長いほど肝細胞腺腫のリスクが増加し、高力価製剤の使用と30歳超の年齢がさらにリスクを上げたこと、長期使用者での年間発生率は10万人あたり3〜4例と推定されたことを確認した。閲覧 2026-08-27
  4. 4.Hepatocellular adenoma update: diagnosis, molecular classification, and clinical course(The British Journal of Radiology・2024)2017年のBordeaux分類は肝細胞腺腫を表現型・遺伝子型から8亜型に分け、うちβ-カテニンexon 3変異型(純型ßex3-HCAおよび炎症性混合型ßex3-IHCA)は悪性転化のリスクを、sonic hedgehog型とβ-カテニンexon 7/8変異型(ßex7/8-HCA、ßex7/8-IHCA)は出血のリスクを持つことを確認した。悪性化と出血で危険な亜型が異なるため、組織学的検討なしに肝細胞腺腫を一律に「良性」とは扱えない。閲覧 2026-08-27
  5. 5.A multisociety Delphi consensus statement on new fatty liver disease nomenclature(Hepatology・2023)2023年の多学会Delphiコンセンサス(56か国236名、4回の調査)が脂肪性肝疾患(steatotic liver disease)を各病因を包む上位概念に採用し、NAFLD/NASHをMASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)/MASHへ改称して心代謝リスク因子5つのうち1つ以上を診断要件としたことを確認した。閲覧 2026-08-27
  6. 6.Hepatocellular Carcinoma in the Absence of Cirrhosis in United States Veterans is Associated With Nonalcoholic Fatty Liver Disease(Clinical Gastroenterology and Hepatology・2016)米国退役軍人省の肝細胞癌1,500例のコホートで、肝硬変の所見を認めなかった例(level 1のエビデンスで2.9%、level 2で10.1%、計約13%)を検討したところ、NAFLDを有する患者(非補正オッズ比5.4、95%CI 3.4-8.5)または代謝症候群を有する患者(同5.0、95%CI 3.1-7.8)はHCV関連肝細胞癌患者に比べ肝硬変を伴わずに肝細胞癌を発症するリスクが5倍以上高かったことを確認した。閲覧 2026-08-27
  7. 8.Liver Imaging Reporting and Data System (LI-RADS) Version 2018: Imaging of Hepatocellular Carcinoma in At-Risk Patients(Radiology・2018)全文(PMC6677371)で確認した。LI-RADSのCT/MRI診断アルゴリズムは、高リスク患者に適用した場合に限って病理学的確認なしに肝細胞癌の確定診断を可能にするとし(逐語 "permits definitive diagnosis of HCC without pathologic confirmation when applied in patients at high risk")、十分な検査前確率が必要なため対象集団と除外基準を定めている。v2018では動脈相濃染(APHE)と非辺縁性washoutを示す10〜19 mmの病変をLR-5(確実に肝細胞癌)とし、欧米の基準はAPHEと10 mm以上の大きさを要求する。閲覧 2026-09-24
  8. 9.CT and MRI Liver Imaging Reporting and Data System Version 2018 for Hepatocellular Carcinoma: A Systematic Review With Meta-Analysis(Journal of the American College of Radiology・2020)抄録で確認した。LI-RADS v2018を用いた14研究2,708病変(うち肝細胞癌1,841病変)のメタ解析で、LR-5カテゴリーの肝細胞癌診断能は感度70%(95%CI 61〜78%)・特異度91%(95%CI 89〜93%)、肝細胞癌の占める割合はLR-1・LR-2で0、LR-3で31%、LR-4で64%、LR-5で95%であった。生検を省略できるかどうか・適用集団については本論文の抄録は述べていない(それは chernyak-radiology-lirads-v2018-2018 の側で確認した)。閲覧 2026-08-27
  9. 10.Detection of a recurrent DNAJB1-PRKACA chimeric transcript in fibrolamellar hepatocellular carcinoma(Science・2014)肝硬変や基礎肝疾患の既往のない若年者に生じる線維層板型肝細胞癌の検体15例全例(15/15)で、染色体19番の約400 kb欠失により生じるDNAJB1-PRKACAキメラ転写産物が検出され、隣接する正常肝組織には認めなかったことを確認した。この融合遺伝子は線維層板型肝細胞癌に特徴的な遺伝子異常である。閲覧 2026-08-27
  10. 11.The 2019 WHO classification of tumours of the digestive system(Histopathology・2020)全文(PMC7003895)で確認した。WHO消化器腫瘍分類第5版(2019)の概説で、肝細胞癌のまれな亜型が合わせて20〜30%を占めうること(逐語 "may account for 20–30% of cases")、線維層板癌はDNAJB1-PRKACA転座で定義されること、肝内胆管癌は肝外胆管癌に似る大型胆管型と、肝細胞癌と病因・発生機序・画像所見を共有する小型胆管型の2つの主要亜型に分けられることを述べる。閲覧 2026-09-24
  11. 12.AASLD Practice Guidance on prevention, diagnosis, and treatment of hepatocellular carcinoma(American Association for the Study of Liver Diseases (AASLD)・2023)肝硬変を含む肝細胞癌ハイリスク集団に対するサーベイランスは6か月ごとの腹部超音波にAFPを併用して行うことをAASLD 2023年版プラクティスガイダンスが推奨していること、AFPは早期診断・スクリーニングの指標として単独では感度が低いことを確認した。閲覧 2026-08-27
  12. 13.BCLC strategy for prognosis prediction and treatment recommendation: The 2022 update(Journal of Hepatology・2022)全文(PMC8866082、Wayback保存のPMC HTML)で確認した。BCLC 0(超早期)は肝機能が保たれ癌関連症状のない単発2 cm以下・血管浸潤や肝外転移なし、BCLC-A(早期)は大きさを問わない単発または3 cm以下3個以内でPS 0、BCLC-B(中間期)はAを超える多発でPS 0・血管浸潤や肝外転移なし(2022年版は腫瘍量と肝機能で3群に層別)、BCLC-C(進行期)は血管浸潤または肝外転移がありPS 2以下で肝機能が保たれる例、BCLC-D(末期)はPS 2超および/または移植の適応とならない肝機能障害。BCLC 0は移植の可能性を考慮し、移植が現実的でなければ焼灼が第一の治療(切除と同等の生存)、Bの一部はTACE、Cは全身療法の対象でアテゾリズマブ+ベバシズマブが第一選択の一次治療(Child-Pugh A相当の肝機能と出血リスクの管理が条件)、Dは緩和ケア。期待される生存期間中央値は0/Aで5年超、Bで2.5年超、Cで2年超、Dで3か月とする。閲覧 2026-09-24
  13. 14.BCLC strategy for prognosis prediction and treatment recommendations: The 2026 update(Journal of Hepatology・2026)抄録のみ確認した(全文は出版社・Wayback とも取得できず)。2026年改訂版は近年の治療の進歩を推奨に取り込み、各病期を根拠に基づく一次治療の選択肢に直接対応づける構成を維持したとする。閲覧 2026-09-24
  14. 15.From algorithm to dialogue: interpreting the 2026 BCLC-CUSE strategy for HCC care(Hepatoma Research・2026)全文で確認した解説(原典ではない)。2026年版は進行期(BCLC-C)の一次治療としてアテゾリズマブ+ベバシズマブ、トレメリムマブ+デュルバルマブ、イピリムマブ+ニボルマブ、カムレリズマブ+リボセラニブなどの免疫療法併用をソラフェニブより優先する選択肢とし、直接比較が無いため順位を付けていない。期待される生存期間中央値は0/Aで5年超、Bで2.5年超、Cで約2年、Dで1年未満とされる。閲覧 2026-09-24