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Disease Atlas · 内分泌・代謝 · 先天性疾患

尿素サイクル異常症

Urea cycle disorders

別名
尿素回路異常症UCD
臓器系
内分泌・代謝小児神経
科目
PediatricsMedical Genetics and Immunology (Genetics)
トピック
小児科 2-10:先天代謝異常を疑う状況と初期評価遺伝学 4.2:遺伝における性の役割
上位概念
先天代謝異常症
鑑別疾患
メチルマロン酸血症ライ症候群先天性脂肪酸酸化異常症
合併症
知的発達症
治療薬
カルグルミン酸フェニル酢酸ナトリウムフェニル酪酸ナトリウム安息香酸ナトリウムL-アルギニン
症状
嘔吐昏睡痙攣脳浮腫
検査値
血漿アミノ酸分析アンモニア動脈血ガス血糖乳酸
下位分類
HHH症候群(高オルニチン血症・高アンモニア血症・ホモシトルリン尿症症候群)アルギニン血症オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症シトリン欠損症シトルリン血症I型
適応薬
L-アルギニンカルグルミン酸フェニル酢酸ナトリウムフェニル酪酸ナトリウム安息香酸ナトリウム
禁忌薬
バルプロ酸

🧠 全体像:尿素サイクルは、体内で生じた有毒なアンモニアを無毒な尿素に変えて捨てる唯一の経路である。8つある酵素・輸送体のどれが壊れても出口は同じなので、としての要点は「どれが壊れたか」より先に「これはなのか、やなのか」を分けることにある。分け方の軸は単純で、では通常、代謝性アシドーシスも低血糖も伴わない——アンモニアが上がっているのにが正常で血糖も保たれているなら尿素サイクルを疑う(「必ず伴わない」ではなく「通常は伴わない」であることに注意する)。そのうえで、血漿シトルリン(サイクルのどこで止まったか)と尿中(が余っているか)の2つだけで、酵素欠損はほぼ絞り込める。治療は「アンモニアを下げる」の一点に集中し、を止める(ブドウ糖)・窒素を迂回して捨てる()・足りない中間体を補う()・間に合わなければ機械で抜く()という4手が並行して走る。

8つの欠損と遺伝形式

酵素・輸送体 遺伝子 遺伝形式 位置づけ
NAGS 最も稀。CPS1の補因子を作る
CPS1 ミトコンドリア内の
OTC X連鎖 最多(56,500人に1人)
(ミトコンドリア輸送体) SLC25A13 東アジアに多い
ASS1
ASL
ARG1 。はむしろ軽い
ORNT1(輸送体) SLC25A15

1

⭐ OTC欠損症だけがX連鎖で、しかも最多である。 全体の頻度は少なくとも35,000〜51,946人に1人、OTC欠損症は56,500人に1人と推定される1。⚠️ この56,500はGeneReviewsの「」章の推計で、OTC欠損症の章は別の推計を挙げている(初期推定1:14,000、その後のイタリア・フィンランド・オーストラリアの調査で1:70,000・1:62,000・1:77,000)。章が違えば推計も違うので、桁の違いを見て一方を誤りと判断しない。わが国の頻度はOTC欠損症が8万人に1人で、日本学会のガイドラインは「本邦で出会うは圧倒的にOTC欠損症が多い」と明記している2。

⚠️ X連鎖だからといって「男児だけの病気」と考えない。 重症の新生児発症は男児に起こるが、により女性もとして発症しうる1。わが国のガイドラインも、OTC欠損症の女児例がを契機に発見されることがあると記載している2。

臨床像:新生児発症と遅発型

酵素活性がほぼ残っていなければに、なら任意の年齢で発症する。発症時期はが約50%とされる3。

新生児発症
契機 出生後の哺乳開始(タンパク負荷) 感染・手術・長期絶食・周産期・高タンパク摂取
症状 、嘔吐、低体温、 → 傾眠 → 昏睡 、嘔吐、傾眠、行動異常。せん妄・・精神病を呈することがある
呼吸 → 、進行すると低換気・ 同様
落とし穴 敗血症と区別がつかない 精神疾患・と誤られ、診断が数か月〜数年遅れる

1

⚠️ 縫合が閉じた小児・成人のほうが危険である。 頭蓋が拡がれないため、による脳浮腫が急速な悪化に直結する1。

高アンモニア血症の鑑別——尿素サイクル・有機酸血症・脂肪酸酸化異常症

⭐ アンモニア高値を見たら、この3群をまず分ける。 決め手はと血糖である。

必発・主役 あり(二次性) あり(二次性)
代謝性アシドーシス 通常なし(AG正常) あり(AG開大) 軽度〜なし
血糖 保たれる 低下しうる
— 増加 低〜陰性(低血糖なのに増えない)
決め手の検査 、尿中 、

1

そのほか、(乳酸上昇や異常を伴う)、(低血糖と)、、、(早産児に多くは正常。)が鑑別に挙がる1。小児でと脳症を呈する後天性の病態としてはを忘れない。

⚠️ 薬剤にも注意する。 バルプロ酸は(の補因子)の合成を阻害してを顕在化・悪化させ、副腎皮質ステロイドはタンパクを介して血漿アンモニアを上昇させうる4。

わが国のガイドラインが挙げる「参考となる」は、血中アンモニア高値(新生児>200 µg/dL=120 µmol/L、乳児期以降>100 µg/dL=60 µmol/L)、正常(<20)、血糖正常(新生児>45 mg/dL)、低下である2。

診断樹:血漿シトルリンと尿中オロト酸

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hyperammonemia'>高アンモニア血症</span>+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='anion gap'>アニオンギャップ</span>正常+血糖正常"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='plasma amino acid analysis'>血漿アミノ酸分析</span>:シトルリンを見る"]
    B -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='markedly elevated'>著明高値</span>、<span class='jp-term jp-term-diagram' title='argininosuccinic acid'>アルギニノコハク酸</span>なし"| C["ASS1欠損<br>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='citrullinemia type I'>シトルリン血症I型</span>)"]
    B -->|"中等度高値+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='argininosuccinic acid'>アルギニノコハク酸</span>あり"| D["ASL欠損<br>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='argininosuccinic aciduria'>アルギニノコハク酸尿症</span>)"]
    B -->|"高値+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='threonine'>トレオニン</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='methionine'>メチオニン</span>・チロシン高値"| E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='citrin'>シトリン</span>欠損"]
    B -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='arginine (Arg)'>アルギニン</span>が高値"| F["ARG1欠損<br>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='argininemia'>アルギニン血症</span>)"]
    B -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ornithine'>オルニチン</span>が高値"| G["ORNT1欠損<br>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='HHH syndrome'>HHH症候群</span>)"]
    B -->|"低値〜検出不能"| H["尿中<span class='jp-term jp-term-diagram' title='orotate'>オロト酸</span>を見る"]
    H -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='markedly elevated'>著明高値</span>"| I["OTC欠損(X連鎖・最多)"]
    H -->|"正常〜低値"| J["CPS1欠損またはNAGS欠損"]

⚠️ だけは「血漿と尿の両方」を見る。 上の樹はすべて血漿アミノ酸分析の枝だが、ORNT1欠損()は・・の3つを合わせた病態で、血漿側の手がかりは高値、尿側の手がかりが高値である2。GeneReviewsが「特異的な生化学的パターン」として挙げるのは尿中高値のほうである1。検体を取り違えない。

💡 なぜシトルリンを先に見るのか。 シトルリンはOTCの反応産物であり、サイクルのどこで流れが止まったかを直接映す。低値ならブロックはシトルリン合成より上流(CPS1・NAGS・OTC)、高値ならより下流(ASS1・ASL)である1。

💡 なぜで上流3つが分かれるのか。 OTCが使えないとがミトコンドリアに滞り、細胞質へあふれてへ流れ込み、が増える。そのものを作れないCPS1欠損・NAGS欠損では材料が無いのでは増えない1。

⚠️ だけで決めない。 尿中は・ARG1欠損症・ORNT1欠損症でも、OTCの基質()不足によりが余るため上昇しうる1。日本のガイドラインも、尿中高値で疑う疾患としてOTC欠損症・ASS欠損症・ASL欠損症・を並べている2。シトルリンを先に見て、その後でを使うという順序が意味を持つのはこのためである。

確定診断はによる1。⭐ 尿中測定はOTC欠損症の女性患者・保因者の診断にも有用である2。

急性期治療:4つを同時に走らせる

手 内容
① を止める タンパクを一時中止し、非タンパク源(ブドウ糖・脂肪)で推定必要エネルギーの100%を与える。完全除去は24時間を超えない。48時間を超える制限はを招き逆効果1。日本のガイドラインは48時間以内に0.1〜0.3 g/kg/日の補充を求める2
② 窒素を迂回排泄する (グリシンと抱合)+(グルタミンと抱合)1
③ 中間体を補う 塩(欠損部位により用量が変わる)。OTC欠損・CPS1欠損では経口シトルリンも用いる2
④ 機械で抜く ・。高用量のが現在の推奨で、はを生む。はクリアランスが低く劣る12

⚠️ だけは第一選択が違う。 急性期の第一選択はであり、とは経口が使えないときやが高度なときの併用にとどまる1。

用量

薬剤 用量 出典
・(静注) 体重20 kg以下:各250 mg/kg、20 kg超:各5.5 g/m²。負荷を90〜120分、維持を24時間持続 GeneReviews(米国添付文書に基づく用量)1
(静注) CPS1・OTC・ORNT1欠損:200〜250 mg/kg(20 kg超は4,000 mg/m²)/ASS・ASL欠損:200〜630 mg/kg(20 kg超は12,000 mg/m²)/ARG1欠損では避ける GeneReviews1
(静注) 100〜250 mg/kg/日 日本のガイドライン2
(静注、院内調製) 100〜250 mg/kg/日 日本のガイドライン2
(経口) 200〜300 mg/kg/日程度から漸増 日本のガイドライン2

⚠️ 日本のガイドラインの静注用量は米国の配合注射薬の投与法と体系が異なる(本邦の静注は院内調製)2。どちらのプロトコルに従っているかを取り違えない。

⚠️ のはで行う。 末梢からので重度のを生じた例が複数報告されている。の前駆体であるため低血圧も来しうる1。⚠️ ARG1欠損症ではを投与しない(では高値を認めた時点で中止する)12。

血液浄化に踏み切る閾値(日本のガイドライン)

血中アンモニア 対応
425 µg/dL(250 µmol/L)以上〜850 µg/dL未満 薬物治療と並行しての準備を進める
850 µg/dL(500 µmol/L)以上 値にかかわらず緊急でへ
値によらず意識障害が強い 同上
治療を2〜3時間行っても50 µg/dL(30 µmol/L)以上低下しない 同上

2

⭐ 発症時の最高血中アンモニア濃度600 µg/dL(360 µmol/L)以上は、の予後不良マーカーである2。急性期の目標は「下げること」そのものであり、時間との勝負になる。

慢性期と予後

急性期を脱したら、を用いて・を漸増し、年齢に応じた必要タンパク量へ戻す(乳幼児期以降は総タンパク1.0〜1.2 g/kg/日程度を目標とすることが多い)2。維持療法では経口のを用いる。2012年版以降の新しい選択肢としてが導入された3。加えて、を招く感染・絶食・過剰なタンパク摂取を避ける教育が要になる(急性発症の契機がこれらだからである)1。から離脱できない症例やを繰り返す症例ではが検討される2。

重度のを経験するとが残りやすく、OTC欠損症では発達遅滞・・・が典型的な神経心理学的合併症として挙げられている1。

まとめ

  • は8つの酵素・輸送体欠損から成るで、OTC欠損症だけがX連鎖であり、かつ最多(本邦では圧倒的多数)。
  • 共通の出口は。正常・血糖正常・低下・という組み合わせが・との分かれ目になる。
  • 診断は血漿シトルリンで上流/下流を分け、低値なら尿中でOTC欠損とCPS1/NAGS欠損を分ける。は下流の欠損でも上がりうるので、順序を守る。
  • 急性期は①を止める(ブドウ糖、ただしタンパク完全除去は24時間まで)、②、③補充(ARG1欠損では禁)、④——を並行して走らせる。
  • 血中アンモニア850 µg/dL以上・強い意識障害・2〜3時間で50 µg/dL以上下がらない場合は緊急。発症時最高値600 µg/dL以上は予後不良のマーカー。
  • バルプロ酸はを悪化させるため避ける。

出典

  1. 1.Urea Cycle Disorders Overview(GeneReviews (University of Washington, Seattle)・2025)NCBI Bookshelfで全文を確認した(2025年7月3日最終改訂)。尿素サイクル異常症が8つの酵素・輸送体欠損(NAGS・CPS1・OTC・シトリン/SLC25A13・ASS1・ASL・ARG1・ORNT1/SLC25A15)から成り、OTC欠損症のみがX連鎖で最多、他はすべて常染色体潜性であること、全体の頻度が少なくとも35,000〜51,946人に1人でOTC欠損症は56,500人に1人と推定されること、高アンモニア血症が脳幹への作用による過換気から呼吸性アルカローシスを来し、アニオンギャップ開大の代謝性アシドーシスは通常伴わないこと、縫合が閉じた小児・成人では脳浮腫による急速な神経学的悪化のリスクが高く急性肝不全が初発像となりうること、生化学的に特異的なパターンを示すのはARG1欠損(血漿アルギニン高値)・ASL欠損(血漿/尿中アルギニノコハク酸とその無水物)・ASS欠損(アルギニノコハク酸を伴わない血漿シトルリン高値)・シトリン欠損(シトルリン高値にトレオニン/メチオニン/チロシン高値を伴うことが多い)・HHH症候群(尿中ホモシトルリン高値)のみであること、尿中オロト酸はOTC欠損症で著明高値・CPS1欠損症とNAGS欠損症で正常〜低値であり、シトルリン血症I型・ARG1欠損症・ORNT1欠損症でもカルバミルリン酸のピリミジン新生経路への流入により上昇しうること、鑑別に脂肪酸酸化異常症(特異的アシルカルニチン上昇)・有機酸血症(代謝性アシドーシス・特徴的な尿中有機酸とアシルカルニチン)・カルボニックアンヒドラーゼVA欠損症・高インスリン血症性高アンモニア血症(低血糖)・チロシン血症I型・古典的ガラクトース血症・新生児一過性高アンモニア血症(早産児に多く血漿アミノ酸は正常、除外診断)が含まれること、急性期にタンパクの完全除去は24時間を超えず48時間超の制限は避けること、非タンパク源で推定必要エネルギーの100%を与えること、静注窒素除去薬の用量が体重20kg以下で安息香酸ナトリウム250 mg/kg・フェニル酢酸ナトリウム250 mg/kg、20kg超で各5.5 g/m²であり、負荷を90〜120分・維持を24時間持続で行うこと、アルギニン塩酸塩がCPS1/OTC/ORNT1欠損で200〜250 mg/kg(20kg超は4,000 mg/m²)・ASS/ASL欠損で200〜630 mg/kg(20kg超は12,000 mg/m²)でありARG1欠損では避けるべきこと、アルギニン塩酸塩の持続投与は中心静脈路を要し末梢からの血管外漏出で重度の皮膚壊死を生じた例が複数あること・一酸化窒素の前駆体であるため低血圧を来しうること、NAGS欠損症の急性期第一選択はN-カルバミルグルタミン酸であること、腎代替療法では間欠的血液透析後に反跳性高アンモニア血症が生じるため高用量の持続腎代替療法が現在の推奨であり腹膜透析はクリアランスが低く劣ることを確認した閲覧 2026-09-02
  2. 2.新生児マススクリーニング対象疾患等診療ガイドライン2025(尿素サイクル異常症)(日本先天代謝異常学会・2025)PDF全文を取得した。わが国の頻度がCPS1欠損症80万人に1人・OTC欠損症8万人に1人・シトルリン血症I型53万人に1人・アルギニノコハク酸尿症7万人に1人・アルギニン血症220万人に1人であり「本邦で出会う尿素サイクル異常症は圧倒的にOTC欠損症が多い」と明記されていること、参考となる検査所見が血中アンモニア高値(新生児>200 µg/dL=120 µmol/L、乳児期以降>100 µg/dL=60 µmol/L)・アニオンギャップ正常(<20)・血糖正常(新生児>45 mg/dL)・BUN低下であること、血中/尿中アミノ酸分析でシトルリン低値がCPS1・NAGS・OTC欠損症の診断に重要でシトルリン高値がシトルリン血症I型とアルギニノコハク酸尿症・アルギニン高値がアルギニン血症を示唆すること、尿中オロト酸高値でOTC欠損症・ASS欠損症・ASL欠損症・HHH症候群が疑われOTC欠損症の女性患者/保因者の診断に有用であること、ORNT1欠損(HHH症候群)が高オルニチン血症・ホモシトルリン尿症・高アンモニア血症を生じると記載されていること、急性期に24〜48時間を超えるタンパク完全除去は異化亢進を助長するため48時間以内に0.1〜0.3 g/kg/日の必須アミノ酸を補充すること、L-アルギニン静注100〜250 mg/kg/日を最初に行いシトルリン経口100〜250 mg/kg/日はOTC欠損症・CPS1欠損症に用いること、アルギニン血症ではアルギニン高値を認めた時点で投与を中止すること、フェニル酪酸ナトリウム経口200〜300 mg/kg/日と安息香酸ナトリウム静注100〜250 mg/kg/日(院内調製)を余剰窒素の排泄に用いること、血中アンモニア>850 µg/dL(500 µmol/L)の場合・意識障害が強い場合・治療を2〜3時間行っても50 µg/dL(30 µmol/L)以上低下しない場合は緊急で血液浄化療法を行うこと、425 µg/dL(250 µmol/L)以上850 µg/dL未満では血液浄化療法の準備を進めること、腹膜透析はアンモニア除去効率が悪いこと、発症時の最高血中アンモニア濃度600 µg/dL(360 µmol/L)以上が精神神経発達遅滞の予後不良マーカーであることを確認した閲覧 2026-09-02
  3. 3.Suggested guidelines for the diagnosis and management of urea cycle disorders: First revision(Journal of Inherited Metabolic Disease・2019)2012年版の全面改訂版であり、尿素サイクル異常症の推定発症頻度が35,000人に1人で、高アンモニア血症の発症時期が新生児期が約50%・残りが遅発性であること、有効な治療が存在するにもかかわらず知的障害や死亡に至りうること、グリセロールフェニル酪酸が新たな治療として導入されたことを確認した。**抄録のみを閲覧しており全文は未取得**。したがって本ノートでこの出典が支えるのは上記4点(頻度・新生児発症の割合・無治療時の転帰・グリセロールフェニル酪酸の導入)に限られ、診療上の推奨内容は GeneReviews が引用している範囲でのみ参照した閲覧 2026-09-02
  4. 4.AMMONUL (sodium phenylacetate and sodium benzoate) injection, for intravenous use — Highlights of Prescribing Information(U.S. Food and Drug Administration・2020)フェニル酢酸ナトリウム・安息香酸ナトリウム配合注射薬が尿素サイクル酵素欠損症の急性高アンモニア血症と随伴脳症に対する補助療法として適応を持つこと、バルプロ酸がN-アセチルグルタミン酸(カルバミルリン酸合成酵素の補因子)の合成阻害を介して尿素サイクル異常症を悪化させ本剤の効果を減弱させうること、副腎皮質ステロイドが蛋白異化を介して血漿アンモニアを上昇させうることを確認した閲覧 2026-09-02