画像診断学

画像診断学 · 14

血管の画像診断とIVR

Vascular radiology

前提:正常
デジタルサブトラクション血管造影(DSA)頸部:血管と神経腹部:血管とリンパ管

🧠 全体像:血管の画像診断は「壁と周囲まで見る非侵襲検査(超音波・・)」と「内腔だけを見るが、そのまま治療に移れる侵襲検査」であるデジタルサブトラクション(DSA)の2群に分かれる。スクリーニングと経過観察は超音波、全体の地図と救急は、被ばく・ヨードを避けたいときは、治療を前提にするときはDSAという役割分担を押さえる。DSAのカテーテルからは、狭窄を広げる(・)、出血や腫瘍の血管を詰める(塞栓術)、瘤を血流から外す()、門脈とをつなぐ()といった低侵襲治療が行える。これが血管系のインターベンショナルラジオロジー()である。

1. 4つの検査法の位置づけ

検査 見えるもの 侵襲 造影剤 主な役割
超音波(カラー・) 内腔・壁・周囲、血流の速さと向き なし なし 原則不要 スクリーニング、経過観察、ベッドサイド、穿刺のガイド
() 内腔・壁(石灰化)・周囲 静注のみ あり が必須 救急・外傷、全身の血管の地図、
(MRA) 内腔・壁・周囲の軟部組織 静注のみ(TOF法は不要) なし (TOF法では不要) 頭頸部、腎機能低下例、被ばくを避けたい若年者
DSA 内腔のみ 動脈・ あり(患者と) の(CO2も可) 細い末梢枝の評価、治療と同時の診断

💡 超音波・・は断面像なので、に加えて血管壁と周囲(血腫、腫瘍、圧迫)まで分かる。DSAは造影剤で満たされた内腔の「影絵」なので、壁や周囲は分からない。その代わりとが最も高く、カテーテルがすでに病変の手前にあるので診断に続けて治療できる。

flowchart TD
    A["血管疾患を疑う"] --> B{"緊急・外傷か"}
    B -->|"はい"| C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='computed tomography'>CT</span><span class='jp-term jp-term-diagram' title='angiography'>血管造影</span><br>数分で全身の血管と周囲を<span class='jp-term jp-term-diagram' title='grasp'>把握</span>"]
    B -->|"いいえ"| D["超音波でスクリーニング<br>頸動脈・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='abdominal aorta'>腹部大動脈</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='deep vein'>深部静脈</span>など"]
    D --> E{"治療を考える所見か"}
    E -->|"いいえ"| F["超音波で経過観察"]
    E -->|"はい"| G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='computed tomography'>CT</span><span class='jp-term jp-term-diagram' title='angiography'>血管造影</span>または<span class='jp-term jp-term-diagram' title='MR angiography'>MR血管撮影</span>で<br>範囲と解剖を確定"]
    G --> H["DSAで確認し<br>同じ手技の中で<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endovascular treatment'>血管内治療</span>"]
    C -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endovascular treatment'>血管内治療</span>が必要なら"| H

2. 血管の超音波

超音波の原理、ドプラの種類、頸動脈の狭窄度分類の詳細はの原理とで扱う。ここでは血管の検査としての使いどころをまとめる。

長所と短所

短所
非侵襲 の技量に左右される
どこでも使え、安価で、繰り返せる 骨・空気・肥満で見えにくい
ベッドサイドで行える 深い構造ほど感度が下がる
血流の速さと向きを測れる 長い血管(下肢の動脈など)の全長評価には向かない
スクリーニングに最適

動脈系の適応

  • 頸動脈・系:狭窄、閉塞、の評価、経過観察
  • :狭窄、閉塞、プラーク
  • 動脈瘤:、、
  • ・:開存性の確認

頸動脈超音波

適応は、をもつ55歳超の評価、6か月以内の、外来でのの精査である。はいらない。

⚠️ 危険因子のない一般成人を対象にした無症候性のスクリーニングは、が害が利益を上回るとして推奨していない。1 検査は危険因子や症状から対象を選んで行う。

分岐部の縦断像では、がとに分かれる。両者はドプラ波形で見分ける。

血管 波形 理由
・ 低抵抗型:拡張期にもの血流が途切れない(例:で82.2 cm/s、17.6 cm/s) 抵抗の低い脳へ血液を送る
高抵抗型:収縮期に鋭く尖り、拡張期の血流が乏しい 顔面・頭皮の抵抗の高いへ送る

頸動脈の内膜中膜複合体厚

の遠位壁(から遠い側の壁)で、内腔と内膜のから中膜と外膜のまでの厚さを測る。測定部位は(球部)の約10 mm手前のである。正常例では薄い二重線に見え、肥厚例では同じ二重線の間隔が広がる(例1.45 mm)。無症候者の心血管リスクを推定する指標として使われてきたが、従来の危険因子に加えても予測の改善はわずかで、測定の標準化も難しいため、初発の心血管イベントのリスク評価を目的にに測ることは勧められていない。2

内頸動脈の有意狭窄

有意な狭窄では、狭い部分を同じ流量が通るためが数倍に上がる。超音波学会の合意基準では、の125 cm/s未満が正常または50%未満の狭窄、230 cm/sを超えてプラークによる内腔の狭小化があれば70%以上の狭窄とされる(段階分けの表は超音波の)。の例では、左の起始部でがになり、スペクトルで745 cm/s・399 cm/s(抵抗係数0.46)という著明な高流速を示す。

鎖骨下動脈盗血症候群

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='left subclavian artery'>左鎖骨下動脈</span>の起始部が閉塞"] --> B["閉塞より先の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='left subclavian artery'>左鎖骨下動脈</span>の圧が下がる"]
    B --> C["右<span class='jp-term jp-term-diagram' title='vertebral artery'>椎骨動脈</span>から<span class='jp-term jp-term-diagram' title='basilar artery'>脳底動脈</span>へ上った血液が<br>左<span class='jp-term jp-term-diagram' title='vertebral artery'>椎骨動脈</span>を逆に流れ下る"]
    C --> D["左上肢が<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cerebral circulation'>脳循環</span>から血液を「盗む」"]
    D --> E["無症状のことも多い<br>患側上肢のだるさ・脱力<br>腕を使う運動中の失神"]
  • :正常なの波形はより上のだが、左では波形がの下に反転する(逆流)。
  • :右は上向き、左は下向きに流れる。
  • の立体表示では、から出るの起始部付近の閉塞区間と、その先の・の位置関係が分かる。
  • DSA:造影剤を右へ選択的に注入すると、を経て左が逆行性に造影され、さらにのまで描出される。逆流を動画で直接示せるのはDSAの強みである。

超音波ガイド下の仮性動脈瘤の治療

総の穿刺(カテーテル検査・治療)の後に生じたは、にトロンビンを瘤内へ注入してさせる方法が一般的である。では皮下に丸いの袋があり、斜めに刺入した針が明るい線として袋の中へ入る。比較研究のでは、成功率はの圧迫(69.3%)よりトロンビン注入(97.4%)の方が高く、合併症はどちらも1%未満とまれだった3。⚠️ 注意すべき合併症は、トロンビンが瘤の頸部から親動脈へ流れ出して起こすの血栓症である。の診断(の陰陽徴候、頸部の往復流)は超音波のを参照。

静脈系の適応

深部静脈血栓症

下肢・骨盤のに多く、血栓が剥がれると命に関わる肺塞栓症を起こす。

所見 見え方
内腔の血栓 急性期はの血栓が内腔を埋める(例:伏在接合部の近くで総が血栓で埋まり、隣の総は保たれる)
血流の欠如 でに血流信号がない
圧迫できない で押しても静脈がつぶれない(例:浅・の横でが円形のまま残る)

圧迫法の手順は超音波のを参照。

⚠️ を疑う患者は、診断がつくまで歩かせずで検査室へ運ぶ、という運用が教えられてきた(施設の慣行)。一方、を始めた後については、早期歩行はに比べて新たな肺塞栓症・血栓の進展・関連死を増やさず、痛みの強い患者ではむしろ痛みの軽快がよいことがで示されている。4 を治療として長く続ける根拠はない。

下肢の静脈不全

下肢のは、立位で血液が足へ落ちないよう一方向の流れを保つ。弁が壊れると血液が両方向に流れ、静脈が拡張・して静脈瘤になる。

  • 検査は立位が理想で、はいらない。
  • 誘発手技(またはふくらはぎの圧迫と解除)の後に、逆向きの静脈血流が続けば陽性である。スペクトルでは、圧迫中のの流れの後、解除とともにの反対側へ長く続く波形が出る。

3. CT血管造影

原理と長所・短所

の血液と周囲の軟部組織は値がほぼ同じなので、には必ずの静注が要る。撮影のタイミングを目的の血管に合わせることはので扱う。

短所
速い(救急・外傷で第一選択) (とくに若年者・妊婦では避けたい)
詳細で、一般によりが高い 造影剤の副作用
より使いやすい 腎への負担
石灰化とその位置が分かる(冠動脈カルシウムスコア) ・の近くの
依頼医にも読みやすく、さまざまな再構成ができる

の腎機能・過敏反応・の扱いはの原理、石灰化の評価はを参照。

曲面多断面再構成

曲面は、する血管の中心線に沿った曲面で画像を切り出し、1本の血管の全長を1枚に引き伸ばして示す。からまでを1枚で見たり、冠動脈(・・)を1本ずつ伸ばして狭窄やプラークを評価したりする。

適応

領域 主な対象
解剖の評価 の動脈の変異(両側にあるを事前にする)
病変の範囲・位置 動脈瘤、、解離、狭窄
神経血管 、・解離、、術前の血管地図
胸部 肺塞栓症、・、胸痛の3疾患(冠動脈疾患・肺塞栓症・)の同時除外、外傷、冠動脈
腹部・骨盤 、、移植の前後、外傷、腫瘍の血管分布
末梢 狭窄、閉塞、外傷、、術前の血管地図、術後の経過観察、の検索

代表的な所見

  • 肺塞栓症:左右の・葉枝・の中に、造影剤で白くなった血液に囲まれた低吸収のが見える。フォトンカウンティング検出器では同時に肺の造影剤分布(灌流)を色分けして表示でき、塞栓のある領域の低灌流が分かる。
  • :スタンフォードA型解離がまで及び、左がから分岐すると、左腎の造影が右より弱くなり、低灌流によるを示す。解離では「どの分枝が・のどちらから出ているか」がの予測に直結する。
  • 血栓:右腎の大きな腫瘍からを経て下大静脈へ伸びる血栓が、造影された血液の中のとして見える。では肝のレベルの下大静脈内に、ではから下大静脈への連続が追える。

末梢動脈狭窄の検査の選び方

は大動脈・・・を確実に評価できるが、下腿の細い動脈は石灰化も重なって評価が不確かになる。そこでの拍動で振り分ける。

flowchart TD
    A["下肢の症状があり<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='revascularization'>血行再建</span>を考える"] --> B{"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='femoral artery'>大腿動脈</span>の拍動"}
    B -->|"弱い・触れない"| C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='iliac artery'>腸骨動脈</span>の狭窄が疑わしい"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='computed tomography'>CT</span><span class='jp-term jp-term-diagram' title='angiography'>血管造影</span><br>大動脈〜<span class='jp-term jp-term-diagram' title='popliteal artery'>膝窩動脈</span>を確実に評価"]
    B -->|"よく触れる"| E["下腿動脈の病変が疑わしい"]
    E --> F["DSA<br>細い下腿動脈を<span class='jp-term jp-term-diagram' title='high resolution, HR'>高分解能</span>で評価し<br>そのまま治療へ"]

下のと両側(左は閉塞)、右起始部と両側浅の、下腿動脈の広範な病変を併せもつ75歳男性の例では、全下肢のを投影した全体像1枚と、腹部から足までのを並べて、病変の分布を一度にできる。

頸動脈狭窄の検査の流れ

  1. 第一選択は超音波。
  2. 超音波で70%以上の狭窄なら、で確かめる(曲面再構成で狭窄の長さ、でを評価)。
  3. ではDSAを使う。

は欧州脳卒中学会のガイドラインに従って整理する。5

狭窄 推奨
症候性70〜99% を推奨
症候性50〜69% を提案
症候性50〜99%(共通) 最後の網膜・脳虚血発作から理想的には2週間以内に行う。70歳未満ではも考慮してよい
無症候性60〜99% 最善の内科治療だけではが高いと考えられる場合にを推奨
50%未満、ほぼ閉塞 の予防効果の根拠がない

疾患としてはを参照。

4. MR血管撮影

長所と短所

短所
被ばくがない 患者の協力(静止・息止め)が要る
静注造影剤に腎毒性がない ・で禁忌になりうる
TOF法なら造影剤なしで撮れる 費用が高い
多数のシーケンスを組み合わせられる 予約待ちが長い
軟部組織のがよい(軟部組織の、血管腫) 検査時間が長く、救急には向かない

造影MR血管撮影とTOF法

種類 原理の要点 得意な対象
造影 でT1を短縮させ血管を白く描く。寝台を連続的に動かして腹部から足まで撮る ・閉塞、静脈、大動脈と大血管、下肢動脈
TOF法() 撮像面へ流れ込む飽和していない血液だけが白く写る 頸部・頭蓋内の動脈、動脈瘤、。を避けたいとき
  • TOF法は遅い流れ・では信号が落ちるため、狭窄直後のや大きな瘤の中の渦を実際より悪く見せることがある。TOF法の原理はの基礎を参照。
  • ⚠️ 「妊婦・患者ではは禁忌」という扱いは現在は正確でない。妊婦へのルーチン投与は避けて非常に強い適応があるときに限り、や高度ではのリスクが低い製剤を選んで臨床的に必要な造影は行う。詳細はの基礎のの節で扱う。いずれにせよ、造影剤を使わずに済むTOF法は選択肢として有用である。

移植腎動脈の吻合部狭窄

腎移植直後で腎機能が落ちている患者では、による腎への負担を避けるためが望ましく、造影剤なしでも撮れる。骨盤のへ向かう動脈のに、限局した細い区間(狭窄)が見える。

5. デジタルサブトラクション血管造影

原理

  • X線を使うデジタル技術で、造影前の画像(マスク)をの画像から差し引く。
  • 骨などX線を通しにくい構造はマスクにも同じように写っているので、差し引くと消え、造影剤で満たされた血管だけが残る。大腿部では、マスク(骨の輪郭だけ)→差し引く前(骨の上に細い血管が重なる)→差し引いた後(血管だけが黒く鮮明)と変わる。
  • カテーテルからを動脈内へ注入する。で静注するのと同じ種類の造影剤である。
  • 装置は回転するCアーム(片側にX線管、反対側に検出器)、手術台、モニターからなる。
  • 高度のではCO2()を造影剤として使うCO2を考える(行える施設は限られる)。

DSAの物理はDSAを参照。

長所と短所

短所
何十年もで、今も一部の施設では(とくに下腿動脈) 侵襲的(穿刺後は数時間のベッド上安静が要る。運用例では約7時間)
がきわめて高い 患者にもにも
動的なリアルタイム情報(流れの向き・速さ、) と同じの腎への負担
CO2ができる 使える施設が限られる
画像の後処理ができる 協力できない患者で(差し引きがずれる)
人工関節などの金属が目的の血管に重なって隠す

頸動脈のDSA

の造影では、の枝(・・・・・・・)とが分かれて見える。の選択造影では、側面像で、系(前頭前動脈・縁動脈・)、系(外側前頭底動脈・側頭極動脈・前・側頭)まで、正面像でのA1・A2区とのM1〜M4区まで追える。頭蓋内のまで見え、・よりはるかに細かい。

検査前の準備

確認事項 理由
既往歴 手技との選択
薬剤アレルギー 過敏反応への備え
の使用歴と反応歴 同系統の造影剤への反応が最大の危険因子
1か月以内の採血(・腎機能・血小板) 穿刺部の出血と造影剤の腎への負担
抗凝固薬の中止を検討 穿刺部の出血
妊娠の有無 被ばく

腎機能の測定時期と、造影剤投与前後の予防輸液・の扱いはの原理の現行基準に従う。

セルディンガー法

血管へのアクセス(動脈・静脈)の基本手技である。

flowchart TD
    A["A 皮膚から針で血管を穿刺"] --> B["B 針の中を通して<br>柔らかい<span class='jp-term jp-term-diagram' title='guidewire'>ガイドワイヤー</span>を内腔へ入れる"]
    B --> C["C 針を抜く<br>穿刺部を押さえてワイヤーの位置を保ち出血を防ぐ"]
    C --> D["D ワイヤーに沿わせて<span class='jp-term jp-term-diagram' title='plastic'>プラスチック</span>の<br>カテーテルを内腔へ入れ目的の血管まで進める"]

動脈のカニュレーションと動脈造影はの基本で、、動脈瘤、、狭窄などを調べられる。これに続いて、出血に対する塞栓術、動脈の狭窄・閉塞に対する、のを行う。

動脈の穿刺部位

部位 特徴
・逆行性(中枢へ向けて) 大多数の手技(心臓、脳神経、腹部)。ガイドカテーテルを大動脈へ進め、冠動脈などへワイヤーを入れる
・(末梢へ向けて) 大腿・下腿動脈の。安静時間が長くなる(運用例では7〜18時間)
より細く、穿刺後の閉塞が約1%とされる。入院・ベッド上安静なしで行える
入院なしで行え、穿刺後の合併症が最も少ない

超音波ガイドを使うと、脈が触れにくい、肥満、解剖学的変異などの場合でも血管を見つけて穿刺しやすい。

静脈へのアクセス

  • から、血栓溶解やなどの治療、などの投与や・のためのを行う。
  • 中心静脈カテーテルのは、のが最も多い。挿入はセルディンガー法で行う。
  • 超音波ガイドで血管の位置を確かめて穿刺すると、周囲の組織・動脈・臓器の損傷を避けられる。
  • 胸部X線で、透析用カテーテルの先端が右心房に重なる位置にあることを確認する。

6. インターベンショナルラジオロジー(IVR)

定義と分類

は、画像ガイド(、超音波、、)で低侵襲の治療を行う分野である。血管系と非血管系に分かれ、標的臓器(消化管、泌尿器、肝、下肢動脈、脳神経など)でも分類される。腫瘍に対するでは、塞栓術が血管系、療法(やで電極針を腫瘍に刺し、先端を傘のように開いて焼く)が非血管系の代表である。

血管系の種類 主な手技
診断
(PTA)、、
血栓・塞栓の処理 血栓溶解、
血管の閉塞 塞栓術、
動脈瘤・解離の修復 内挿術(・)、
と支持 、弁の治療、中隔欠損の閉鎖

診断と治療を1回の手技の中で続けて行えるのがの大きな利点である。対象は心臓、静脈、疼痛、腫瘍、脳神経、不妊、腎臓の各領域に広がる。

末梢動脈疾患

は腸骨・大腿・・下腿のどこにでも起こり、多発する狭窄・閉塞が多い。治療の目的は、テインII度では症状を減らして生活の質を上げること、III・IV度ではの危険を減らす()ことである。

テイン分類 症状
I度 無症状(血管の不完全な閉塞はある)
IIa度 (200 mを超えて歩ける)
IIb度 (200 m未満で痛む)
III度 (主に足)
IV度 下肢の壊死・壊疽

💡 治療の目的が症状となので、下肢に症状がなければ下肢血管の画像検査(超音波、、、DSA)はいらない。現行の米国ガイドラインも、動脈の画像検査は一般にを考えるときに行い、カテーテル造影は重症例に限るとし、無症候性ので病変の進行を防ぐことだけを目的にをしてはならない(害あり)としている。6 ただし無症候でも心血管リスクは高いので、診断と全身の危険因子の管理(など)は別に行う。テイン分類は、分類とともに今もとして広く使われている。6

腎動脈下の腹部大動脈の限局性狭窄

  1. 診断的:より下のに、分岐部の直前で限局した狭窄がある。
  2. :狭窄部でバルーンを膨らませる。
  3. :で椎体に重なる状のを置く。
  4. 確認造影:大動脈が狭窄なく両側のへ流れる。

⚠️ 造影剤をより下で注入すると、腎に届くまでに大きく薄まるので、より上での注入より腎への負担が小さい。腎へ薄まらずに届くのではの危険が高く、の危険域も高めに設定されている(の原理)。

下腿動脈の血管形成術

  • 治療前:だけが健常で、に長い閉塞区間があり、は全長にわたって閉塞している。
  • 手技中:がの長い閉塞区間を通過する。
  • 治療後:での血流が足まで回復する。

この低侵襲の方法での危険が減る。

腎動脈の病変

  • :造影で部の手前に丸い瘤がある。をの遠位まで進め、(膜で覆った)を瘤の入口にかぶせて置くと、瘤が血流から外れて造影されなくなり、破裂を防げる。親動脈と腎の血流は保たれる。
  • の:両側の起始部にがある例で、後に両側のが太く造影される。

⚠️ 動脈硬化性のへの・は、かつては広く行われた(上の例も1997年の症例)。その後の無作為化試験では、内科治療に加えても血圧や腎・心血管の転帰で内科治療単独に優らなかった。現在は内科治療を基本とし、突然の肺水腫、、急速な腎機能低下といった高リスクの病型でを考える。7 は別に扱う。

大動脈瘤と解離

では、内挿術()が開腹手術と並ぶ修復法である。修復は、現行の欧州科学会ガイドラインで男性は径55 mm以上、女性は50 mm以上から考慮し、それ未満の無症候例には勧めない。8 破裂は緊急の修復が必要になる。解離のうちスタンフォードA型はを含み緊急手術の対象になる。疾患としては・を参照。

7. 塞栓術

適応と塞栓物質

適応 例
腫瘍 良性・悪性、治療
出血 外傷、消化管出血、悪性腫瘍、医原性(術後、穿刺部の)
、
塞栓物質 特徴・用途
金属コイル らせん・などさまざまな形。狙った血管の中で巻いて血栓を作り閉塞させる
ポリビニルアルコール粒子 40〜900 µmの粒子。粒径で詰める血管の太さを選ぶ(例:300〜500 µmの製品)
ケシ油由来のヨード化脂肪酸エチルエステル。X線で白く写る
エタノール 血管内皮を壊して閉塞させる
() 血液に触れて固まる液体
トロンビン の

腎腫瘍切除後の出血に対するコイル塞栓術

  • 塞栓前の造影:の末梢枝から造影剤がへ漏れ、造影剤の溜まり()ができる。
  • 2個のコイルを出血している枝へ超選択的に置く。
  • 塞栓後の造影:コイルの位置で枝が途絶し、が消える。腎のそれ以外の実質はよく造影され、保たれている。

この低侵襲の方法が腎摘除の代わりになった。

子宮動脈塞栓術

  • 適応:症状のあるまたは。
  • 方法:カテーテルから両側のへポリビニルアルコール粒子(直径500〜700 µm)を注入し、の血流をほぼ停滞させる。
  • 塞栓前の造影では、にするから筋腫全体に状の血管が広がる。塞栓後はの近位だけが造影され、筋腫の血管は写らない。
  • 造影MRIのでは、治療前によく造影されていた筋腫が、5か月後には造影されない(血流がない)一方で、周囲の子宮壁は造影され血流が保たれる。

この手技はの代わりになりうる。

出血する悪性子宮腫瘍の塞栓術

手術できない腫瘍からの出血は命に関わり、輸血・輸液などの対症療法を除けば低侵襲の塞栓術が唯一のになる。骨盤ので、腫瘍の不規則な血管と造影剤の大きな溜まり(出血)が見え、塞栓後の造影ではその溜まりが見えなくなる。

8. 静脈系のIVR

上大静脈症候群

が圧迫・閉塞して、上半身の静脈血が心臓へ戻れなくなる状態である。

  • 症状:上肢と顔面の浮腫。
  • 造影CT:縦隔の腫瘍が外からを圧迫し、内腔が細くなる。
原因 割合・内訳
の悪性腫瘍 最多。古くは85〜90%とされたが、血管内機器が普及した後の報告では約60%(肺癌が最多、次いで)9
良性 残り(上の報告では約40%):医原性(透析カテーテル、中心静脈カテーテル、のリード。良性例で最多)、縦隔線維症(放射線照射、炎症)

では、がほぼ閉塞し、左上肋間静脈を通るが発達している。バルーンで拡張してからを置くと、が太く造影されるようになる。

のは有効で合併症の少ない低侵襲治療である。

経頸静脈的肝内門脈大循環短絡術(TIPS)

  • 目的:を下げる。最も多い適応は繰り返すである。
  • の中に、門脈と大循環()をつなぐ短絡路を作る。
  • 短絡路の開存はの金属で保つ。
flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='internal jugular vein'>内頸静脈</span>から右<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatic vein'>肝静脈</span>へカテーテルを進め<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatic vein'>肝静脈</span>造影で走行を確認"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatic parenchyma'>肝実質</span>を貫いて<span class='jp-term jp-term-diagram' title='portal vein branch'>門脈枝</span>へ針を進め<br>門脈造影で門脈の走行を確認"]
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatic parenchyma'>肝実質</span>に作った通路を<br>バルーンで拡張"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='self-expanding metal stent'>自己拡張型金属ステント</span>を留置"]
    D --> E["門脈造影で<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='stent'>ステント</span>を通って<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hepatic vein'>肝静脈</span>へ流れることを確認"]
    E --> F["以後は<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Doppler ultrasonography'>ドプラ超音波</span>で<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='stent'>ステント</span>の開存を経過観察"]

現行ののでは、のうち高リスク例( C 14点未満、または初視鏡時に活動性出血のある B 7点超など)に、72時間以内(理想的には24時間以内)のによる先行を適応とする。β遮断薬とを併用しても再出血する例ではが第一選択で、繰り返す腹水(1年以内に3回以上の大量穿刺)でもを考慮する。10 疾患としてはを参照。

9. Exam Imagesで確かめる

狭窄を広げる

仮性動脈瘤を見つけて塞ぐ

血流を止める

門脈と肝静脈をつなぐ

  • EI-07-06 ():肝硬変でを繰り返す例。で、門脈(赤矢印)と(青矢印)の間に状の(黄矢印)を置き、造影剤が内を満たして流れる。
  • EI-12-05 のドプラ評価:後の経過観察。コンベックスので、の中の2本の平行な明るい線(の壁)の内腔に血流信号が満ち、から枝へ向かう正しい向きに流れる。開存の確認は非侵襲の超音波で繰り返す。

非侵襲の血管撮影で診断する

  • EI-07-03 右部の動脈瘤:の家族歴がある若年の無症候者。で右の位置に周囲の血管より大きい円形の(黒い無信号)があり、造影剤を使わない3D TOF法ので同じ部位が白く拡張して見える。無症候者の精査に被ばくも造影剤もない方法を選んだ例である()。
  • EI-10-02 スタンフォードA型:突然の激しい。大動脈のの・で、からに低吸収の(黄矢印)があり、の(緑矢印)と楕円形の(青矢印)に分かれる。の方が造影剤濃度が高く白い。解離は(赤矢印)に及ぶ。スタンフォードA型かB型かはに解離があるかで決まるので、この2断面で目立つ・だけで終えず、まで必ず追う。
  • EI-15-04 破裂:急性腹痛・低血圧・の高齢者。で壁の石灰化(黄矢印)を伴う拡張したがあり、静脈相の造影CTで瘤内の低吸収の(青矢印)と、後腹膜の液体貯留(赤矢印)が見える。はに濃くなり(造影剤の)、平均60〜80 とな血腫に合う。大きな血腫が右腎を腹側へ押している。
  • EI-11-03 両側肺塞栓症:帝王切開後の上昇・呼吸困難・。肺動脈分岐部の高さの肺動脈ので、両側の肺動脈に大きな低吸収の(黄矢印)がある。は造影剤濃度が最も高く、そこでを生じている(青矢印)。

まとめ

  • 超音波・・は内腔・壁・周囲を、DSAは内腔だけを見る。DSAはと動的情報に優れ、診断に続けて治療できる。
  • 超音波はスクリーニングと経過観察の第一選択。総頸・は低抵抗型、は高抵抗型の波形で、ではが数倍に上がる。では患側のの波形が逆転する。
  • はの血栓・血流欠如・で診断する。抗凝固開始後の早期歩行は安全である。は立位で誘発後の逆流を見る。
  • は速く救急向きだが、と被ばくがある。曲面再構成で血管を1枚に伸ばす。の拍動が弱ければ、よく触れれば下腿病変を疑ってDSAを選ぶ。頸動脈は超音波→70%以上なら→はDSA。
  • は被ばくがなく、TOF法なら造影剤も不要だが、遅い流れ・に弱く時間がかかる。
  • DSAは造影前のマスクを差し引いて血管だけを残す。セルディンガー法でアクセスし、は大腿・上腕・(橈骨が最も合併症が少ない)。
  • は・、塞栓術(コイル、ポリビニルアルコール粒子、、エタノール、接着剤、トロンビン)、、、などを含む。下肢に症状がなければ下肢血管の画像検査はいらない。動脈硬化性のは高リスク病型に限る。

出典

  1. 1.Screening for Asymptomatic Carotid Artery Stenosis: US Preventive Services Task Force Recommendation Statement(US Preventive Services Task Force・2021)PubMed抄録(PMID 33528542)で確認した。一過性脳虚血発作・脳卒中などの既往がない成人を対象とし、無症候性頸動脈狭窄のスクリーニングは害が利益を上回ると中等度の確実性で結論し、一般成人集団でのスクリーニングを推奨しない(D推奨)閲覧 2026-09-26
  2. 2.2013 ACC/AHA Guideline on the Assessment of Cardiovascular Risk(American College of Cardiology / American Heart Association・2013)PMC全文(PMC4700825)で確認した。推奨として、初発のアテローム硬化性心血管イベントのリスク評価のために頸動脈内膜中膜複合体厚を日常臨床で測定することは勧めない(Class III: No Benefit、LOE B)とされ、根拠は個人データのメタ解析(Den Ruijter 2012)で純再分類改善が0.8%と小さかったことと、測定の標準化が難しいことである。閲覧 2026-09-26
  3. 3.Ultrasound Guided Compression Versus Ultrasound Guided Thrombin Injection for the Treatment of Post-Catheterization Femoral Pseudoaneurysms: Systematic Review and Meta-Analysis of Comparative Studies(European Journal of Vascular and Endovascular Surgery・2016)PubMed抄録(PMID 27026390)で確認した。カテーテル後の大腿動脈仮性動脈瘤について比較研究13件(無作為化試験2件を含む)を統合し、超音波ガイド下トロンビン注入318例と超音波ガイド下圧迫786例で、成功率はトロンビン注入97.4%対圧迫69.3%とトロンビン注入が有意に高く、合併症率は0.78%対0.69%とどちらも非常に低かったこと。トロンビン注入を第一選択とすべきと結論したこと閲覧 2026-09-26
  4. 4.Bed rest versus early ambulation with standard anticoagulation in the management of deep vein thrombosis: a meta-analysis(PLOS ONE・2015)PMC全文(PMC4393252)の抄録で確認した。標準的な抗凝固療法を受ける急性深部静脈血栓症で早期歩行と安静臥床を比べた13研究3,269例のメタ解析で、早期歩行は新たな肺塞栓症・深部静脈血栓症の進展・深部静脈血栓症関連死の増加と関連せず、初期に中等度以上の疼痛があった患者では早期歩行の方が患肢の疼痛の軽快がよかった。安静臥床は根拠がないまま長く治療の柱とされてきたと序論で述べている閲覧 2026-09-26
  5. 5.European Stroke Organisation guideline on endarterectomy and stenting for carotid artery stenosis(European Stroke Organisation・2021)PMC全文(PMC8370069)の要旨と本文で確認した。中等度の根拠で、最善の内科治療だけでは脳卒中リスクが高いと考えられる無症候性の60〜99%狭窄に頸動脈内膜剥離術を推奨し、症候性の70〜99%狭窄に頸動脈内膜剥離術を推奨、50〜69%では提案する。高い質の根拠で、症候性50〜99%狭窄では最後の網膜・脳虚血発作から理想的には2週間以内に早期に行うよう推奨する。低い質の根拠で、70歳未満の症候性50〜99%狭窄では頸動脈ステント留置術を考慮してもよい。軽度(50%未満)狭窄とほぼ閉塞には頸動脈内膜剥離術の予防効果の根拠がない。狭窄度はNASCET法またはその非侵襲的な同等法で、軽度50%未満・中等度50〜69%・高度70〜99%・ほぼ閉塞に分けている閲覧 2026-09-26
  6. 6.2024 ACC/AHA/AACVPR/APMA/ABC/SCAI/SVM/SVN/SVS/SIR/VESS Guideline for the Management of Lower Extremity Peripheral Artery Disease(American College of Cardiology / American Heart Association・2024)PMC全文(PMC12782132)で確認した(2026-09-26)。3.2節の概説が、動脈の画像検査は一般に血行再建を考えるときに行い、ABIと生理学的検査で決まらない場合にも使うこと、デュプレックス超音波は放射線も造影剤も要らないが術者と時間を要すること、CTAとMRAは解剖と重症度をより詳しく示すが造影剤(CTAでは被ばくも)の危険があること、カテーテル血管造影は被ばく・造影剤・動脈損傷・出血の危険があり通常は血行再建を考える重症例に限ること、進行した慢性腎臓病などではカテーテル造影の方が造影剤量が少なく非侵襲検査より危険が小さい場合があることを述べる。7節の推奨2は、無症候性PADでは病変の進行を防ぐことだけを目的に血行再建(血管内治療・外科治療)を行うべきでない(Class 3: Harm、B-NR)とし、推奨1は他の手技(経大腿動脈の大動脈弁置換、補助循環、EVARなど)の安全・実施のために必要な場合に限って血行再建を妥当とする(2a)。フォンテイン分類とラザフォード分類が慢性下肢脅威虚血の重症度分類として最もよく用いられることを述べる閲覧 2026-09-26
  7. 7.Atherosclerotic renovascular disease: a clinical practice document by the ERBP board of the ERA and the Working Group Hypertension and the Kidney of the ESH(European Renal Association / European Society of Hypertension・2023)PMC全文(PMC10689166)で確認した。無作為化試験では経皮的腎動脈形成術を内科治療に加えても、内科治療単独に比べて血圧低下や腎・心血管の転帰の改善に優越性が示されなかったが、試験には限界があり批判も受けたこと、観察研究では高リスク表現型(突然の肺水腫、治療抵抗性高血圧、急速な腎機能低下)で血流の回復が腎機能の維持と心血管イベント・死亡の減少に関連したことを述べている閲覧 2026-09-26
  8. 8.European Society for Vascular Surgery 2024 Clinical Practice Guidelines on the Management of Abdominal Aorto-Iliac Artery Aneurysms(European Society for Vascular Surgery・2024)誌上版PDF(リエージュ大学リポジトリ、Eur J Vasc Endovasc Surg 2024;67:192-331)で、推奨22(Changed)「男性で径55 mm以上のAAAは待機的修復を考慮すべき(Class IIa、Level C)」、推奨23(Changed)「女性で径50 mm以上のAAAは待機的修復を考慮してもよい(Class IIb、Level C)」、推奨20・21「無症候で男性55 mm未満・女性50 mm未満のAAAは待機的修復を推奨しない」、推奨24(Unchanged)「急速な増大(年10 mm以上)を示す小さなAAAでは、まず径を測り直すことを考慮すべき(IIa、C)」を確認した。本文は、明確な根拠のある径の境界が無いため改訂推奨では「閾値」と呼ぶのを控えたと述べている。半年で5 mmという基準はこのガイドラインには無い閲覧 2026-09-24
  9. 9.The superior vena cava syndrome: clinical characteristics and evolving etiology(Medicine (Baltimore)・2006)PubMed抄録(PMID 16523051)で確認した。5年間の上大静脈症候群78例で悪性腫瘍が原因の60%を占め、肺癌が最多(小細胞癌22%、非小細胞癌24%)、次いで悪性リンパ腫8%、胚細胞腫瘍3%であったこと。良性例では血管内機器が最多(31例中22例、71%)で、次が線維性縦隔炎(6例)であり、血管内機器の使用増加で良性の上大静脈症候群が増えていること。症状は顔面・頸部の腫脹82%、上肢の腫脹68%、呼吸困難66%、咳50%、胸壁静脈の側副路拡張38%閲覧 2026-09-26
  10. 10.Baveno VII – Renewing consensus in portal hypertension(Journal of Hepatology・2022)PMC全文(PMC11090185)の推奨本文で逐語確認した(2026-09-26再確認)。6.27 食道静脈瘤および1型・2型胃食道静脈瘤からの出血では「Child-Pugh C 14点未満、またはChild-Pugh B 7点超で初回内視鏡時に活動性出血、またはHVPG 20 mmHg超」のいずれかを満たす場合、72時間以内(理想的には24時間未満)のPTFE被覆ステントによる先行TIPSが適応となる(A.1)。7.4 反復性腹水(1年以内に3回以上の大量穿刺を要する)では静脈瘤や出血歴の有無にかかわらずTIPSを考慮すべきである(A.1)。7.9 非選択的β遮断薬またはカルベジロールと内視鏡的静脈瘤結紮術を併用しても再出血する患者ではTIPSが第一選択である(B.1)閲覧 2026-09-26