薬剤ノート一覧へ

Drug Atlas · A5 CNS stimulants / 中枢神経刺激薬 · 必修

リスデキサンフェタミン

lisdexamfetamine

分類
CNS stimulants / 中枢神経刺激薬
商品名(日本)
ビバンセ
商品名(EU)
Vyvanse
科目
Pharmacology
トピック
A5: Indirect sympathomimetics. Selective α1 agonists
承認適応
注意欠陥多動性障害
副作用
不眠食欲不振不安口腔乾燥
相互作用
サフィナミドセレギリンメチルフェニデートモクロベミド
原因となる疾患
交感神経刺激薬中毒

🧠 全体像:はの一つだが、「不活性なとして投与し、体内で初めて活性化する」という設計が最大の特徴である。にが結合した構造をとり、経口摂取後に赤血球内のによる加水分解という速度の決まった過程を経て初めてが遊離するため、摂取や静注などの乱用経路では急速な血中濃度上昇が得られにくい——乱用抑止設計という発想がこの薬の存在意義である。

薬効群の中での位置づけ

薬剤 機序 特記事項
DA/NAのみ の第一選択。乱用リスクは相対的に低い
+(として赤血球で活性化) 設計により乱用リスクを抑える。位置づけは国と年齢で異なり、欧州の小児では「への反応が不十分な場合」に限定される1
その他の() + 活性体そのものを投与するため作用発現が速く、乱用リスクも相対的に高い

⭐ 「第一選択かどうか」は年齢と国で変わる。 欧州のは、小児(6歳以上)の適応を「先行する治療への反応が臨床的に不十分と判断された場合」に明示的に限定する一方、成人の適応にはそのような前置き条件を置いていない1。米国の添付文書は投与対象に制限を置かず、成人・6歳以上の小児のにそのまま適応がある2。同じ「+」という機序を持つの中でも、構造によって乱用抑止性を高めた点が処方上の優位性になっている。

💡 との併用はしない。 どうしは併用せず切り替えて使うのが国際的な共通了解で、日本の電子添文も「塩を投与中の患者には本剤の投与を避けることが望ましい」(のおそれ)と併用注意に置いている34。

機序

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='lisdexamfetamine'>リスデキサンフェタミン</span>(不活性<span class='jp-term jp-term-diagram' title='prodrugs'>プロドラッグ</span>)を経口摂取"] --> B["消化管から吸収され血流へ"]
    B --> C["赤血球細胞質の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='peptidase'>ペプチダーゼ</span>が<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='L-lysine'>L-リジン</span>-<span class='jp-term jp-term-diagram' title='d-amphetamine (dextroamphetamine)'>d-アンフェタミン</span>結合を加水分解"]
    C --> D["活性体の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='d-amphetamine (dextroamphetamine)'>d-アンフェタミン</span>が遊離"]
    D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='presynaptic'>前シナプス</span>の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='monoamine transporter'>モノアミントランスポーター</span>を逆走させ<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='synaptic vesicle'>シナプス小胞</span>からドパミン・ノルアドレナリンを放出"]
    D --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='direct antiglobulin test'>DAT</span>・NETによる再取り込みも阻害"]
    E --> G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='synaptic cleft'>シナプス間隙</span>のドパミン・ノルアドレナリン濃度が大きく上昇"]
    F --> G
    G --> H["注意・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='executive function'>実行機能</span>の制御が向上(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='attention-deficit/hyperactivity disorder'>ADHD</span>症状の改善)"]

💡 活性化のが「赤血球での加水分解」という一定速度の生物学的過程にあるため、投与量を増やしても血中への放出速度は頭打ちになる。5 これは酵素()に依存しないため、遺伝的な多型の影響を受けにくいという利点にもなる。この「速度が生物学的に決まっている」という性質こそが、摂取や静注といった乱用経路で急激な血中濃度上昇を得にくくする根拠であり、単なる(物理的にゆっくり溶ける)とは仕組みが異なる。

適応

⚠️ 承認された適応は3極でそれぞれ違う。「6歳以上の小児・成人」は米国の書き方であって、日本の効能・効果ではない。

地域 承認された適応
日本 効能・効果は「小児期における注意欠陥/障害(AD/HD)」()のみ。6歳未満および18歳以上での有効性・安全性は確立していない。ただし18歳未満で開始した患者は、有益性と危険性を考慮したうえで18歳以降も継続投与しうる(定期的に有用性を再評価する)3
欧州 6歳以上の小児では、先行する治療への反応が臨床的に不十分と判断された場合の。加えて、小児期から症状のあった成人の(成人用製剤が別に承認されている)1
米国 成人および6歳以上の小児のと、成人の中等度〜重度の(の一型)。6歳未満は同一用量でのが高く有害事象も多いため推奨されない。減量目的の適応は無い2

日本での承認は2019年3月26日、販売開始は2019年12月である。上のにあたり、として、AD/HDの診断・治療に精通しを含むリスクを管理できる、管理システムに登録されたのいる医療機関および薬剤師のいる薬局において、登録患者に対してのみ投与すること、薬局は調剤前に当該・医療機関・患者の登録を確認したうえで調剤することが求められる3。

⚠️ 「他剤が効果不十分な場合にのみ」という日本の制限は、効能・効果ではなくに置かれていた。 2019年の承認時のは3項目で、その第3項が「使用実態下における乱用・依存性に関する評価が行われるまでの間は、他のAD/HD治療薬が効果不十分な場合にのみ使用されるよう必要な措置を講じること」だった4。ここでいう他剤はに限られず、のような非も含む書き方である。現行の電子添文(2026年6月改訂・第5版)が掲げるは、と流通管理の2項目である3。

用法・用量

経口、1日1回朝に投与する。赤血球での加水分解を経て活性体が生じるため、製剤と比べて作用発現が穏やかでが長い。

項目 日本(小児期AD/HD)3 米国()2
30mgを1日1回朝 30mgを1日1回朝(成人・6歳以上の小児とも)
増量 1週間以上の間隔をあけ、1日用量として20mgを超えない幅で 約1週間間隔で10mgまたは20mgずつ
上限 1日70mg 1日70mg
30mL/min/1.73m²未満で1日50mgまで。・ 15未満では更に低用量を考慮 15〜30mL/min/1.73m²で1日50mgまで、( 15未満)で1日30mgまで

⭐ 「少量から漸増」ではなく、日米とも30mgから始める。 が上限70mgの4割強にあたるので、「まず最小から」と読み違えないこと。

  • (米国のみの適応)は開始30mg、約1週間ごとに20mgずつ増量し、50〜70mg(上限70mg)とより高い2
  • ⚠️ 不眠を避けるため午後の服用は避ける3
  • ⚠️ 本剤も活性体のも透析で除去されない31
  • 長期投与では個々の患者に対して定期的なを設定し、有用性を再評価する3

禁忌・注意

⚠️ 禁忌の数が国で大きく違う。米国の2項目だけを覚えると、日本・欧州では禁忌にあたる患者に投与してしまう。

禁忌 日本(9項目)3 欧州(9項目)1 米国(2項目)2
過敏症 成分または(・・ノルアドレナリン・アドレナリン・ドパミン等)への既往 または添加剤への過敏症 製剤または添加剤への既知の過敏症
阻害薬 投与中または中止後2週間以内(・・サフィナミド) 併用または中止後14日以内 服用中または中止後14日以内(リネゾリド・静注を含む)
循環器 重篤な心血管障害 症候性の心血管疾患、進行した動脈硬化、中等度または重度の高血圧 (禁忌ではない)
内分泌 甲状腺機能亢進、または 甲状腺機能亢進症または、 (禁忌ではない)
精神・神経 過度の不安・緊張・興奮性、運動性・Tourette症候群またはその既往・家族歴、の既往 興奮状態 (禁忌ではない)
眼 閉塞隅角緑内障 緑内障(隅角を限定しない) (禁忌ではない)
  • ⚠️ 米国で禁忌でないものがに置かれているだけという点を取り違えない。米国の添付文書は、構造的心異常その他の重篤な心疾患のある患者で投与中の突然死が報告されているとしたうえで、「既知の構造的心異常、心筋症、重篤な不整脈、冠動脈疾患、その他の重篤な心疾患のある患者では本剤の使用を避ける」との項(5.2)で明示している。あわせて投与前に心疾患の既往・家族歴を確認すること、・Tourette症候群の家族歴と臨床評価を行うことを指示している2。日本・欧州はその一部を禁忌の側に置いている
  • ⚠️ のような心筋症は、禁忌欄に病名が無くても「避ける」側にある。 欧州のは禁忌欄(4.3)では「症候性の心血管疾患」としか書かないが、の項(4.4)に心筋症を病名で挙げ、小児・青年についても成人についても「重篤な構造的心異常・心筋症・重篤な異常などがある患者には刺激薬を一般に使用すべきでない」と述べている。同じ4.4項には独立した見出しで、の慢性使用とのいずれでも心筋症の発現が報告されていることも記されている1。日本の電子添文は禁忌を「重篤な心血管障害」という重症度による書き方にしており、心血管障害のある患者に投与する際は循環器を専門とするに相談するなど慎重に可否を検討するよう求める3。⭐ 3極いずれの禁忌欄も「心筋症」という語を使っていない。心筋症を病名で挙げているのは米国・欧州ともの側であり、禁忌欄だけを読むとの扱いを見落とす。
  • ⚠️ 阻害薬の禁忌はクラスで読む。 日本の電子添文の欄が名前を挙げるのは阻害薬3剤(・・サフィナミド)だけだが3、欧州の禁忌欄は薬剤名を挙げず「阻害薬の併用または最終投与後14日以内」とクラスで規定し、機序をノルアドレナリンほかの遊離増加によるとしている1。薬(RIMA)であるもこのクラスに属し、側の製品情報も全身投与されたのが併用により増強・遷延しうると記載している6
  • 日本で禁忌ではないが慎重投与にあたるもの:高血圧・不整脈、・、・異常またはその既往、(・血管炎・脳卒中等)またはその既往3
  • 精神症状:既存のを悪化させうるほか、既往のない患者でも・・を新規に誘発しうる(複数の短期プラセボ対照試験を統合した解析で、全体として約0.1%、では0%)。日本の電子添文もこれらの症状が出たら投与を中止するよう求める23
  • (Raynaud現象):指先の色調変化・に注意し、出現すれば減量・中止を検討する2
  • 成長への影響:長期使用で体重・身長増加が一時的に鈍る可能性があり、定期的なモニタリングが推奨される2
  • ⚠️ :・・などのセロトニン作用薬との併用でまれに生じる。本剤の作用と神経終末からのセロトニンが機序と考えられている3
  • 尿pHを変える薬剤との相互作用:などの酸性化薬は活性体のを促進して半減期を短縮させ作用を減弱、などの薬はを抑制して半減期を延長させ作用を増強する23
  • イオフルパン(¹²³I)検査への干渉:活性体のがイオフルパンのへの結合を低下させ、線条体集積の低下として現れうる。画像を評価する際に本剤の服用を考慮する3
  • のモニタリング:国内外ので20mmHg以上のが0〜16.7%、20bpm以上の脈拍数増加が7.4〜26.5%に認められた。投与開始前と投与期間中は定期的に心拍数・血圧を測定する3
  • (乱用歴のある患者では特に慎重に管理する)

副作用

日本の電子添文の頻度区分で示す3。

頻度 内容
5%以上 (79.1%)、不眠(45.3%)、体重減少(25.6%)、頭痛、めまい、頻脈、悪心、腹痛、下痢、嘔吐
1〜5%未満 、、眠気、感情不安定、、、、便秘、、疲労感
1%未満 振戦、怒り、不安、発疹、
頻度不明 過敏症・蕁麻疹・、Raynaud現象、・躁病・・攻撃性・痙攣・、・、好酸球性肝炎
重大な副作用(いずれも頻度不明) ショック・アナフィラキシー、()、心筋症、依存性

⚠️ 重大な副作用の4項目のうち、と心筋症は「よくある副作用」の表には出てこない。 頻度は不明でも、皮疹が出たときに単なる過敏症と片付けない根拠になる3。

まとめ

  • と同じだが、の一つで+という機序を持つ。両者は併用せず切り替えて使う。
  • 不活性なとして投与し、赤血球のによる加水分解で初めて活性化するという設計が最大の特徴——が生物学的に決まっているため乱用抑止性が高い5。
  • ⚠️ 適応は3極で違う。 日本は小児期のAD/HDのみ(6歳未満・18歳以上は有効性安全性未確立。18歳未満で開始した患者は継続しうる)3、欧州の小児はへの反応が不十分な場合に限られ成人には別枠の適応がある1、米国は成人・6歳以上の小児のに加えて成人の中等度〜重度のにも適応がある2。
  • 日本ではに指定され、管理システムに登録された医療機関・薬局で登録患者に対してのみ処方・調剤できる3。
  • 用量は日米とも30mgで開始し上限70mg。1週間以上の間隔で増量する32。
  • ⚠️ 禁忌は米国の2項目(過敏症・阻害薬)だけではない。 日本・欧州はいずれも9項目を挙げ、甲状腺機能亢進、、緑内障、興奮状態(日本はさらに・Tourette症候群との既往、欧州はさらに中等度以上の高血圧と進行した動脈硬化)が加わる。
  • ⚠️ 禁忌欄に病名が無くても「避ける」対象はある。 心筋症(を含む)・重篤な不整脈・冠動脈疾患は、米国・欧州ともの項で名指しして使用を避けるよう求めている21。同じく、欧州の禁忌は阻害薬をクラスで規定しており、日本の欄が挙げる3剤(阻害薬)に限られない——のようなRIMAも含む。
  • 長期使用では成長(身長・体重)への影響と血圧・心拍数を定期的にモニタリングし、定期的なを設けて有用性を再評価する3。

出典

  1. 1.Ficha técnica ELVANSE 30 mg cápsulas duras (lisdexanfetamina dimesilato)(Agencia Española de Medicamentos y Productos Sanitarios(AEMPS, CIMA)・2025)4.1の適応が、6歳以上の小児では「先行するメチルフェニデート治療への反応が臨床的に不十分と判断された場合」のADHDに限られること、小児期からADHD症状のある成人のADHDにも適応があること、いずれも包括的な治療プログラムの一環として行動障害の専門医の監督下で用いること、4.3の禁忌が9項目(交感神経刺激アミンまたは添加剤への過敏症、MAO阻害薬の併用または中止後14日以内、甲状腺機能亢進症または甲状腺中毒症、興奮状態、症候性の心血管疾患、進行した動脈硬化、中等度または重度の高血圧、緑内障、褐色細胞腫)であること、高度腎機能障害(GFR15以上30mL/min/1.73m2未満、またはCLcr30mL/min未満)では1日50mgを超えないこと、リスデキサンフェタミンとデキサンフェタミンは透析で除去されないことを確認した(本文の改訂は2025年12月)閲覧 2026-09-08
  2. 2.VYVANSE (lisdexamfetamine dimesylate) capsule / tablet, chewable — Prescribing Information(U.S. National Library of Medicine DailyMed(Takeda Pharmaceuticals America 添付文書)・2026)改訂表示は2026年4月。赤血球細胞質でのペプチダーゼ媒介加水分解によるデクスアンフェタミンへの変換機序、乱用・依存に関する枠組み警告、禁忌が2項目(アンフェタミン製剤または添加剤への既知の過敏症、MAO阻害薬の併用または最終投与後14日以内)であること、適応が成人および6歳以上の小児のADHDと成人の中等度〜重度の過食性障害の2つで6歳未満は推奨されず減量目的の適応が無いこと、ADHDの用法が30mg朝1回で開始し約1週間間隔で10mgまたは20mgずつ増量し30〜70mg/日(上限70mg/日)、過食性障害は20mgずつ増量して目標50〜70mg/日であること、高度腎機能障害(GFR 15〜30 mL/min/1.73m2)で50mg/日まで・末期腎不全(GFR 15未満)で30mg/日までであること、5.2項が「既知の構造的心異常、心筋症、重篤な不整脈、冠動脈疾患その他の重篤な心疾患のある患者では本剤の使用を避ける」と明示していること、5.4項の新規精神症状が複数の短期プラセボ対照試験の統合解析で中枢神経刺激薬全体として約0.1%(プラセボ0%)であること、市販後に心筋症・Stevens-Johnson症候群・好酸球性肝炎が報告されていること、尿pH変化薬との相互作用、末梢血管障害(Raynaud現象)、小児での成長抑制についての警告を確認した閲覧 2026-09-08
  3. 3.ビバンセカプセル20mg/ビバンセカプセル30mg 添付文書(2026年6月改訂・第5版)(医薬品医療機器総合機構(PMDA)・2026)効能・効果が「小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)」であり、6歳未満および18歳以上での有効性・安全性は確立していないが18歳未満で開始した患者は有益性と危険性を考慮して18歳以降も継続しうること、用法・用量が通常小児に30mgを1日1回朝経口投与し1日70mgを超えない範囲で適宜増減、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として20mgを超えない範囲で行うこと、高度腎機能障害(GFR30mL/min/1.73m2未満)では1日50mgを超えないこと、午後の服用を避けること、禁忌が9項目(成分または交感神経刺激アミンへの過敏症、重篤な心血管障害、甲状腺機能亢進、過度の不安・緊張・興奮性、運動性チックまたはTourette症候群の既往・家族歴、薬物乱用の既往、閉塞隅角緑内障、褐色細胞腫またはパラガングリオーマ、MAO阻害剤投与中または中止後2週間以内)であること、併用注意にセロトニン作用薬(SSRI・SNRI・三環系抗うつ剤等)によるセロトニン症候群、メチルフェニデートとの併用回避、イオフルパン検査への干渉が挙がること、重大な副作用がショック・アナフィラキシー、皮膚粘膜眼症候群、心筋症、依存性であること、その他の副作用の頻度が食欲減退79.1%・不眠45.3%・体重減少25.6%であること、承認番号が23100AMX00296000で販売開始が2019年12月、主要文献に2019年3月26日承認と記されること、規制区分が劇薬・覚醒剤原料・処方箋医薬品であり、警告として管理システムに登録された医師のいる医療機関および薬剤師のいる薬局で登録患者に対してのみ投与すること、承認条件が医薬品リスク管理計画と流通管理の2項目であることを確認した閲覧 2026-09-08
  4. 4.ビバンセカプセル20mg/同30mg 審議結果報告書・審査報告書(医薬品医療機器総合機構(PMDA)・2019)2019年の承認時に付された承認条件が3項目であり、第3項が「使用実態下における乱用・依存性に関する評価が行われるまでの間は、他のAD/HD治療薬が効果不十分な場合にのみ使用されるよう必要な措置を講じること」であったことを確認した。あわせて審査報告書7.R.3(臨床的位置付け)が、米国添付文書には投与対象の制限が無く海外の主要診療ガイドラインは本剤を他の中枢刺激薬と同様に第一選択薬としていること、欧州の添付文書だけが投与対象をメチルフェニデートへの反応が不十分な患者に限定していること、申請者は国内では既承認薬と同様に第一選択薬に位置付けるのが適切と主張したこと、中枢刺激薬同士は併用せず切り替えて使うという海外ガイドラインの記載を踏まえ他の中枢刺激薬との併用を避けるよう注意喚起することを述べていることを確認した閲覧 2026-09-08
  5. 5.Metabolism of the prodrug lisdexamfetamine dimesylate in human red blood cells from normal and sickle cell disease donors(Journal of Drug Assessment・2013)リスデキサンフェタミンが健常者・鎌状赤血球症患者いずれの全血サンプルでも同程度の速度(半減期約1.1〜1.4時間)で赤血球により加水分解されデクスアンフェタミンへ変換されることをin vitroで確認した閲覧 2026-08-10
  6. 6.AURORIX (moclobemide) 150 mg and 300 mg film coated tablets — New Zealand Data Sheet(Medsafe(New Zealand Medicines and Medical Devices Safety Authority)・2025)本文改訂は2025年8月19日。5.1項がモクロベミドの作用をモノアミン酸化酵素の可逆的かつA型優先の阻害(RMAO-A)と記載していること、4.5項に「全身投与された交感神経刺激薬の薬理作用がモクロベミドの併用により増強・遷延しうる(例:アドレナリン作動薬)」と記載されていること、4.3項の併用禁忌がセレギリン・ブプロピオン・トリプタン・ペチジン・トラマドール・デキストロメトルファン・リネゾリドの7剤であることを確認した閲覧 2026-09-08