Pharmacology

Pharmacology · B36

抗がん薬VI(高分子シグナル伝達阻害薬・免疫賦活抗がん薬)

B36: Drugs used in cancer treatment VI (Large molecule signal transduction inhibitors. Immunostimulant anticancer drugs)

前提:病態
Core34:生物学的医薬品の特性Core36:先端治療医薬品・ワクチンCore50:化学構造と複雑さによる薬物分類Core59:薬剤性有害反応:血栓症
応用トピック
頭頸部癌の放射線・外科・薬物療法胃癌の放射線・外科・薬物療法小腸癌・大腸癌の外科・薬物療法直腸腫瘍の放射線・外科・薬物治療肝腫瘍の放射線・外科・薬物治療子宮頸癌の放射線・外科・薬物治療子宮体部腫瘍の放射線・外科・薬物治療陰茎・精巣・腎腫瘍の放射線・外科・薬物治療前立腺癌・膀胱癌の外科治療と薬物療法肺癌の放射線療法肺癌の外科治療と薬物療法乳癌の外科治療と薬物療法中枢神経系腫瘍の外科治療と薬物療法
薬剤
アテゾリズマブアルデスロイキンアルファインターフェロンアレムツズマブイサツキシマブイデカブタゲン ビクルユーセルイピリムマブエルラナタマブエロツズマブゲムツズマブオゾガマイシンシルタカブタゲン オートルユーセルセツキシマブセミプリマブダラツムマブタリモゲン・ラヘルパレプベックティサゲンレクルセル(CAR-T)テクリスタマブデュルバルマブトアルクエタマブトラスツズマブトラスツズマブ・エムタンシントレメリムマブニボルマブパニツムマブピシバニールブリナツモマブブレンツキシマブ ベドチンベバシズマブペムブロリズマブペルツズマブモガムリズマブリツキシマブレチファンリマブ
疾患
サイトカイン放出症候群免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群免疫関連有害事象毛細血管漏出症候群

💡 覚え方:抗がん薬VI(高分子標的薬・免疫賦活薬)

🧠 高分子抗がん薬は「抗体で何を狙うか」で覚える: ①シグナルを塞ぐ(EGFR/HER2/VEGF)・②B細胞腫瘍を狙う(CD20/CD19)・③免疫を外す(CTLA-4/PD-1/PD-L1)・④抗体に毒を運ばせる/細胞をつなぐ・⑤免疫を刺激する(IL-2/IFN//CAR-T)

は「ブレーキ解除」ADCは「抗体で毒を配達」BiTE/CAR-Tは「T細胞を腫瘍へ向ける」

🅰️ ①腫瘍増殖シグナルを塞ぐ抗体

■ EGFR阻害(大腸癌はRAS野生型が前提)

■ HER2阻害(HER2陽性乳癌/胃癌)

■ VEGF阻害(血管新生を止める)

🅱️ ②B細胞腫瘍を狙う(CD20/CD19)

  • リツキシマブ抗CD20抗体→|CD20陽性B細胞リンパ腫/白血病・RA・ANCA血管炎
    • ⚠️・PML
  • BiTE:CD19(B細胞)× CD3(T細胞)を橋渡し→T細胞がB-ALLを殺す|適応:B細胞ALL
    • ⚠️(CRS)・
  • 抗CD19 |再発/難治性B-ALL・
    • ⚠️CRS・ICANS(性)・

🅲 ③免疫チェックポイント阻害薬(T細胞のブレーキ解除)

■ CTLA-4阻害:を強める

■ PD-1阻害:腫瘍局所でT細胞を再活性化

■ PD-L1阻害:腫瘍側リガンドを塞ぐ

🅳 ④免疫を直接刺激する薬・ウイルス療法

高頻度ポイント/=抗EGFR、RAS野生型大腸癌/=HER2、心毒性T-DM1=HER2へ毒を配達するADC=VEGF-A、出血/穿孔/創傷治癒遅延リツキシマブ=CD20、=CD19×CD3 BiTE、CAR-T=CD19=CTLA-4、/=PD-1、/=PD-L1irAEを常に意識。

📋 まとめ表

薬剤 標的 主な適応 覚える注意点
/ EGFR RAS野生型大腸癌・ 皮疹・低Mg・RAS変異では無効
/ HER2 HER2陽性乳癌/胃癌 心毒性・阻害
HER2 + DM1 HER2陽性乳癌 ADC:抗体で微小管毒を配達
VEGF-A 大腸/肺/腎/卵巣癌など 高血圧・出血・穿孔・創傷治癒遅延
リツキシマブ CD20 B細胞リンパ腫/白血病 /PML
CD19 × CD3 B細胞ALL BiTE・CRS/
CD19 CAR-T 再発/難治B-ALL・B細胞リンパ腫 CRS・ICANS・
CTLA-4 など ↑・irAE強め
/ PD-1 /NSCLC/など 解除・irAE
/ PD-L1 肺癌//肝など 腫瘍側PD-L1遮断・irAE
IL-2
I型IFN受容体 肝炎・白血病/リンパ腫・ インフル様症状・抑うつ
HSV + GM-CSF +免疫刺激