眼科学

眼科学 · ML-04

眼科の問診と正常所見

Medical history and normal findings in ophthalmology

前提:正常
頭部:眼窩と眼

🧠 全体像:眼科の診察は「入室の様子を観察する → で何を探すかを決める → 前から後ろへ順に正常所見を確かめる」の3段階でできている。はに加えて、既往の眼疾患・手術、以前の視力、やコンタクトレンズ、外傷、家族歴、(糖尿病・循環器疾患・自己免疫疾患)、点眼薬、(とくに抗凝固薬)、薬のアレルギーを押さえる。診察は眼瞼・睫毛 → → 角膜 → ・ → 瞳孔と → ・ → 眼底の順に進み、正常所見を決まった言い回しで言えることが、異常に気づく出発点になる。

1. 診察は入室したときから始まる

患者が診察室に入ってくるときの動きを必ず観察する。とくに視力が悪い患者や失明している患者には特別な注意を払う。

観察すること 何が分かるか
歩き方、家具や戸口にぶつからないか、付き添いに手を引かれているか 視力障害・の程度(視野が狭いと足元や横の物にぶつかる)
頭の傾きや顔の向き やを補う頭位
、眼瞼の位置、眼球の突出、眼の赤さ 、、充血などの外見上の異常
片眼を押さえている、まぶしがる、涙を流している 眼痛、、

💡 視力の悪い患者は、慣れない診察室で転倒や衝突の危険がある。声をかけて誘導し、椅子やの位置を手で示す。入室の数秒で、どの程度見えているかのおおよその見当がつく。

2. 眼科の問診

問診の役割

眼科のは患者の眼の状態をし、経過を追うのに適している。関連するがあれば、より具体的で詳しいを加える。は対話的な過程で、患者の答えに応じて次の質問を選ぶ1。

必ず聞く項目

⭐ 眼科ので押さえる項目と、それぞれを聞く理由は次のとおりである。

項目 聞く理由
受診の理由・現在の訴え 診察の焦点を決める(の掘り下げは下の表)
既往の眼疾患・眼の手術 緑内障・ぶどう膜炎の、やの、歴(計算やの解釈に影響)
以前は両眼とも視力が良かったか 今回のが新しいものか、などで以前から悪かったのかを区別する
・コンタクトレンズの使用歴 の有無、コンタクトレンズ関連の角膜感染の危険
過去の ・・の手がかり
眼疾患の家族歴 緑内障・・遺伝性・の素因
・全身の手術 とくに糖尿病、循環器疾患、自己免疫疾患(下の表)
点眼薬の常用 抗緑内障点眼薬・ステロイド点眼薬の使用、点眼薬による副作用
のための常用薬 とくに抗凝固薬・。眼に副作用を起こす薬
薬のアレルギー 診断用の点眼薬(・麻酔薬・)や治療薬を選ぶため

米国眼科学会の成人眼科診察の診療指針は、これに加えて視機能の自己評価(見え方の需要)、やを含む服薬、社会歴(職業・喫煙など)も挙げている1。

主訴の掘り下げ

は「いつから・片眼か両眼か・急か徐々にか・痛みや充血を伴うか」で掘り下げる。この4つでと鑑別の方向がほぼ決まる。

聞くこと 例 考える方向
発症の速さ 突然か、数か月〜数年で徐々にか 突然なら・・、徐々になら・・緑内障
片眼か両眼か 片眼を隠して初めて気づいたか 片眼なら眼そのものの病気、両眼同時ならや全身性の原因も
痛み・充血 痛む赤い眼か、痛みのない白い眼か 赤目の鑑別へ
見え方の性質 ぼやける、ゆがむ、、、視野が欠ける、 ゆがみは黄斑、とは・、は眼球運動
分泌物・かゆみ 膿性か水様か、かゆみが強いか 結膜炎の原因(細菌・ウイルス・アレルギー)
きっかけ 外傷、薬品が入った、コンタクトレンズの装用中 外傷・・角膜感染
flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='chief complaint'>主訴</span>を聞く"] --> G{"薬品が入ったか・外傷か"}
    G -->|"薬品"| H["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='medical interview (history-taking)'>問診</span>より先に大量の水で<span class='jp-term jp-term-diagram' title='eye irrigation'>洗眼</span>"]
    G -->|"外傷"| I["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='open globe injury'>開放性眼外傷</span>を否定するまで<br>眼球を圧迫しない"]
    G -->|"いいえ"| B{"突然の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='decreased visual acuity'>視力低下</span>か"}
    B -->|"はい"| B2{"痛み・充血を伴うか"}
    B2 -->|"伴わない"| C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='retinal artery occlusion'>網膜動脈閉塞</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='retinal detachment'>網膜剥離</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='vitreous hemorrhage'>硝子体出血</span>を疑う<br>直ちに眼科で評価(動脈閉塞は脳卒中に準じる)"]
    B2 -->|"伴う"| D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='acute glaucoma attack'>急性緑内障発作</span>(頭痛・悪心を伴う)・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endophthalmitis'>眼内炎</span>・角膜炎などを疑う<br>緊急に<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intraocular pressure'>眼圧</span>を測り<span class='jp-term jp-term-diagram' title='slit-lamp'>細隙灯</span>で診る"]
    B -->|"いいえ"| E{"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='floaters'>飛蚊症</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='photopsia'>光視症</span>の急な増加や<br>カーテンがかかる感じがあるか"}
    E -->|"はい"| F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='retinal tear'>網膜裂孔</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='retinal detachment'>網膜剥離</span>を疑い<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='mydriasis'>散瞳</span>して眼底周辺部まで見る"]
    E -->|"いいえ"| J["徐々に進む症状として<br>系統的に診察する"]

⚠️ は例外的により治療が先である。詳しい病歴を取る前にを始める(化学・熱・による)。突然の無痛性では閉塞を見逃さない(障害)。

全身疾患:なぜ糖尿病・循環器・自己免疫なのか

眼で起こること 関連ノート
糖尿病 、、の早期化、 糖尿病の
循環器疾患(高血圧・動脈硬化・心房細動・) ・、高血圧、 高血圧
自己免疫疾患(関節リウマチ・・・など) ぶどう膜炎、強膜炎、、周辺部角膜潰瘍 自己免疫疾患の眼表面病変
() (・・) の鑑別

のの全体はので扱う。

薬歴:抗凝固薬と眼に副作用を起こす薬

⭐ ではとくに抗凝固薬・を確認する。眼科の手術・注射・の出血に関わるからである。ただしでは、抗凝固薬・では増えるものの、視機能を脅かす合併症や術後視力の低下が増えるという根拠はなく、根拠に基づく指針は継続を推奨し、個々の患者に合わせて判断する2。新しい経口抗凝固薬とについてのデータはまだ乏しい2。自己判断で中止させず、処方医と相談して決める。

薬 眼への影響 で聞く意味
ワルファリン・などの 手術・注射・での出血、自然な 手術計画、出血の説明
などの経口 中にがたなびき、瞳孔が縮む を予測して準備する2。の薬として男性に多い
全身・局所のステロイド(など) 、() ・緑内障の原因検索
(欧州系では傍型、東アジア系では中心周囲型の障害が多い) 投与開始後まもなく眼底・OCT・でを行い、投与中はOCTとで年1回検査する(重要な危険因子がなければ最初の5年は延期しうる)。一次スクリーニングはOCTと広範囲の。推奨用量はあたり1日5.0 mg/kg以下で、腎疾患・併用・高齢での開始は危険を高める3
(・) 結核治療中の
渦状角膜症、 角膜の渦状の沈着の説明
両眼性の急性閉塞隅角と 服用開始直後の両眼の急な・眼痛

薬理の詳細は眼科ので扱う。

3. 正常所見は前から後ろへ

のあとは、眼を前から後ろへ順に診察する。形態の診察に先立って、視力・瞳孔・と眼球運動・も成人の眼科診察の基本要素であり、より後ろの構造はして観察するのが最もよい1。検査機器の使い方は眼科の診断法、実習での正常所見の取り方は眼球の解剖と正常な眼科診察で扱う。

flowchart TD
    A["眼瞼・睫毛<br>正常な眼瞼と睫毛"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='conjunctiva'>結膜</span><br>透明で下の白い<span class='jp-term jp-term-diagram' title='sclera'>強膜</span>が透ける"]
    B --> C["角膜<br>透明で光沢があり表面が滑らか"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='anterior chamber'>前房</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='iris'>虹彩</span><br>正常な深さで澄んでいる・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='iris'>虹彩</span>は正常"]
    D --> E["瞳孔<br>中央にあり正円で<span class='jp-term jp-term-diagram' title='light reflex'>対光反応</span>あり<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='red reflex'>赤色反射</span>は均一"]
    E --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ocular media'>中間透光体</span><br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='lens'>水晶体</span>と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='vitreous body'>硝子体</span>が透明"]
    F --> G["眼底<br>乳頭は境界鮮明・平坦・色調良好<br>黄斑・血管・周辺部は正常"]

4. 部位ごとの正常所見

眼瞼と睫毛

正常所見 観察のポイント 異常の例
正常な眼瞼と睫毛 上眼瞼は角膜の上縁をわずかに覆う高さにあり、眼瞼縁は眼球に密着する。睫毛は外向きにそろって生え、角膜に触れない 、・、睫毛乱生、眼瞼の腫瘤・腫脹
下眼瞼を引き下げたときの 淡紅色で滑らか、細い血管が透けて見え、光沢がある 濾胞・乳頭の増生、瘢痕、蒼白(貧血)

眼瞼の病気はで扱う。

結膜

正常所見 観察のポイント 異常の例
透明な は薄く透明で、下のの白さがそのまま見え、細い血管がまばらに走るだけである。内眼角には淡紅色の涙丘とがある 、、、浮腫、腫瘤

💡 「透明」が正常の言葉になるのは、そのものに色がないからである。赤く見えれば血管の拡張か出血、黄色なら黄疸(の色が透けて見える)と、下に透けるものから異常を読める。

角膜

正常所見 観察のポイント 異常の例
透明で光沢があり、表面が滑らかな角膜 の細い光で切った断面()が、均一な厚さの細い弓状の帯として見え、濁りがない。角膜表面に映る光の反射が鋭く、形がくずれない ・浸潤、浮腫、上皮欠損(で染まる)、

💡 光の反射像が鋭く丸いのは、との表面が滑らかな証拠である。上皮に傷や浮腫があると反射像がにじみ、くずれる。

前房と虹彩

正常所見 観察のポイント 異常の例
正常な深さで澄んだ ので、角膜の断面と・前面の間に十分な暗い空間がある。の中に細胞や濁りがない (閉塞隅角の素因)、内の細胞・フレア(炎症)、前房出血、
正常な の表面に陰窩(くぼみ)などの細かな模様がはっきり見え、には色素の縁取りがある。瞳孔の周りを囲む輪状の隆起(捲縮輪)も正常な構造である ()、萎縮、癒着、結節、母斑・腫瘤

⭐ が浅い眼をすると、閉塞隅角の発作を起こしうる。前にの深さを確かめる習慣が大切である(緑内障 II)。

瞳孔と赤色反射

正常所見 観察のポイント 異常の例
中央にある正円の瞳孔 左右ほぼ同じ大きさで、の中央に丸く開く 、変形(・外傷)
がある 光を当てた眼がする(直接反応)と同時に、反対眼もする(間接反応)。両眼を正面から見ながら光を当てて確かめる の消失・遅延、
均一な 瞳孔を通して眼底から橙赤色の反射が瞳孔全体に均一に返る 反射の欠け・暗い影(・)、

が均一であることは、角膜から網膜までの光の通り道に大きな濁りがないことを意味する。瞳孔の検査との鑑別はと、小児のはで扱う。

中間透光体:水晶体と硝子体

正常所見 観察のポイント 異常の例
透明な ので、角膜の断面の奥に、灰色がかった透明な層(嚢・皮質・核)が帯状に重なって見え、限局した濁りがない 核(黄褐色の核)、(くさび状の)、
透明な の奥は暗く澄み、物がない 、、炎症細胞、

💡 の層が淡く光るのは正常である。透明な組織でも細隙光を当てると内部の層の境界がわずかに光を散乱する。異常とするのは、光の通り道を遮る限局した濁りや色の変化である(疾患と)。

眼底

に前置レンズを組み合わせて眼底を観察すると、細い長の光の範囲に・黄斑・血管が浮かび上がる。

正常所見 観察のポイント 異常の例
境界鮮明な 乳頭の縁がくっきりと周囲の網膜から区切られる 境界不鮮明(・)
乳頭が網膜と同じ高さにある 盛り上がっておらず、中央の陥凹も深すぎない 乳頭の隆起()、陥凹の拡大(緑内障、緑内障 I)
色調の良い乳頭 橙赤色から淡紅色で、中央の陥凹だけが白っぽい 乳頭の蒼白()
正常な黄斑 乳頭の耳側にやや暗い領域があり、中心にの光の反射が見える 浮腫、出血、滲出物、、
正常な血管 乳頭から上下に分かれて走る。動脈は細く明るい赤、静脈は太く暗い赤で、太さの比はおよそ2:3 動脈の・交叉現象(高血圧)、静脈の拡張・、出血、
正常な周辺部 裂孔・変性・剥離がない 、、

⚠️ 網膜の周辺部は、しないと見えない。やの患者で「が正常」だけではを否定できない。網膜の層構造と血行は網膜の解剖と循環、の画像検査はの解剖と画像検査で扱う。

5. 正常所見の記載例

⭐ 正常所見はひと続きの決まった言い回しで記載する。これを暗記しておくと、どの項目が「正常ではない」のかがすぐに言える。

部位 記載する正常所見
眼瞼 眼瞼・睫毛は正常
は透明、角膜は透明で光沢があり表面は滑らか、は正常の深さで澄んでいる、は正常、瞳孔は中央にあり正円であり、は均一
・は透明
眼底 は境界鮮明で網膜と同じ高さ、色調良好。黄斑・血管・周辺部は正常

💡 所見を「正常」とひとことで済ませず、の正常の条件(透明・光沢・滑らか・深く澄む・中央・正円・・均一・境界鮮明・同じ高さ・色調良好)を言葉にして書くことで、診察の抜けが防げる。異常があれば、その語だけを置き換えて記載する(例:「角膜は中央に白色の浸潤があり、を伴う」)。

まとめ

  • 診察は入室から始まる。歩き方や衝突、頭位、外見を観察し、視力の悪い患者・失明した患者には特別に注意する。
  • 眼科のは、受診理由と現在の訴え、既往の眼疾患・手術、以前の両眼の視力、・コンタクトレンズ、、家族歴、(糖尿病・循環器・自己免疫)、点眼薬、(とくに抗凝固薬)、薬のアレルギーを押さえる。関連するがあれば詳しく聞く。
  • は発症の速さ・片眼か両眼か・痛みと充血・見え方の性質で掘り下げる。はよりが先、突然の無痛性は緊急である。
  • 抗凝固薬・はでは原則継続する。などのは、ステロイドは・、はの原因としてで拾う。
  • 正常所見は前から後ろへ:眼瞼・睫毛は正常、は透明、角膜は透明で光沢があり滑らか、は深く澄む、は正常、瞳孔は中央で正円・あり、は均一、・は透明、乳頭は境界鮮明で平坦・色調良好、黄斑・血管・周辺部は正常。
  • 前にの深さを確かめ、網膜周辺部はして観察する。

出典

  1. 1.Comprehensive Adult Medical Eye Evaluation Preferred Practice Pattern(American Academy of Ophthalmology・2025)AAO公式PDF(2025年9月6日版)の全文で確認した。問診は対話的な過程で、患者の答えに応じて質問を追加する。項目は人口統計、主訴と現病歴、視機能の現状(自己評価・眼鏡やコンタクトレンズの使用)、眼症状、眼の既往(眼疾患・外傷・手術・治療と薬)、全身の既往と手術、眼科と全身の常用薬(サプリメントや市販薬を含む)、薬のアレルギー・副作用、家族歴(緑内障・加齢黄斑変性など)、社会歴、系統的な症状の確認。診察は視力、屈折、対座法視野、外眼部、瞳孔(大きさ・対光反応・RAPD)、眼位と眼球運動、細隙灯顕微鏡(眼瞼縁・睫毛・涙液・結膜・強膜・角膜・中央と周辺の前房深度・虹彩・水晶体・前部硝子体)、眼圧、眼底(硝子体・後極と周辺部の網膜・血管・視神経)を含み、虹彩より後ろの構造は散瞳下での観察が最もよい閲覧 2026-09-29
  2. 2.Cataract in the Adult Eye Preferred Practice Pattern(American Academy of Ophthalmology・2021)AAO公式PDFの全文で確認した。抗凝固薬・抗血小板薬の服用で白内障手術時の結膜下出血は増えるが、視機能を脅かす合併症や術後視力低下の増加は示されておらず、根拠に基づくガイドラインは白内障手術での継続を推奨し、管理は個々の状況に合わせる。新しい抗凝固薬と白内障手術についてのデータは乏しい。経口α1遮断薬(タムスロシン、テラゾシン、ドキサゾシン、シロドシン)やノコギリヤシの使用歴があると術中虹彩緊張低下症候群を予測できる閲覧 2026-09-29
  3. 3.Special AAO Report: Recommendations on Screening for Hydroxychloroquine Retinopathy (2025 Revision)(American Academy of Ophthalmology(Marmor MF, Ahn SJ, Ehlers JP, Melles RB, Mieler WF, Sarraf D, Yusuf IH/Ophthalmology 2026;133:439-450)・2026)抄録(PMID 41232611。2026-09-08 に Europe PMC、2026-09-29 に NCBI E-utilities で再取得)で確認した。欧州系の患者では傍中心窩型、東アジア系では中心周囲型の障害が多く両方を探すべきこと、2025年改訂で一次スクリーニング検査が "The primary screening tool should be OCT, along with wide-pattern fundus autofluorescence (FAF)." とされ、視野検査と多局所網膜電図が追加の確認検査に位置づけられたこと、推奨用量が実体重あたり1日5.0 mg/kg以下のまま据え置かれ、腎疾患・タモキシフェン併用・高齢での投与開始が危険を高めること、眼底・OCT・眼底自発蛍光によるベースライン検査を投与開始直後に行い、投与中はOCTと眼底自発蛍光で年1回検査し、重要な危険因子が無ければ最初の5年はこれを延期しうるとされたことを確認した。抄録のみを閲覧しており全文は未取得閲覧 2026-09-29