薬理学

薬理学 · C3

抗原虫薬・駆虫薬

C3: Antiprotozoal and antihelminthic drugs

前提:病態
Core32:特殊集団-薬物相互作用:小児Core40:抗菌薬治療の原則:選択毒性
応用トピック
マラリアの予防と治療
薬剤
アトバコンアルテスネートアルテメテルアルベンダゾールイベルメクチンエフロルニチンキニーネクロタミトンクロロキンサルファジアジンジエチルカルバマジンジメチコンスチボグルコン酸ナトリウムスピノサドスラミンセクニダゾールチニダゾールティーツリーオイルトリクラベンダゾールニクロサミドニフルチモクスパロモマイシンビチオノールピペロニルブトキシドピリメタミンピレトリンフェキシニダゾールフェノトリンプラジカンテルプリマキンプログアニルペルメトリンベンズニダゾールペンタミジンマラチオンミルテホシンメトロニダゾールメフロキンメベンダゾールメラルソプロールリンデンルメファントリンレバミゾール安息香酸ベンジル
疾患
眼嚢虫症嚢虫症

🧠 全体像:寄生虫の薬はまず「相手が原虫か、蠕虫(ぜんちゅう)か」で分ける。 ①マラリア薬(赤血球内・・葉酸/ミトコンドリア)・②その他の原虫薬(を壊す)・③・の薬・④(虫の微小管・神経・エネルギーを止める)。

⭐マラリアは血中型を殺す薬とを殺す8-アミノキノリン系(・タフェノキン)を分ける。は=微小管、=Cl⁻チャネル、=Ca²⁺流入、=ATP産生↓。

⚠️ この分野は「誰に使えないか」で差がつく。 8-アミノキノリン系は投与前の()検査、はの事前評価、はの除外——いずれも投与のたびに確かめる項目である。

マラリア薬

血中型:を邪魔する薬

  • — 内に蓄積→→毒性ヘム蓄積|適応:感受性マラリア、、関節リウマチ・
    • ⚠️ 不可逆的なが報告されている。危険因子は1日量があたり2.3 mg/kg超・5年を超える使用・の低下・併用・黄斑疾患の併存で、開始後1年以内にベースラインの眼科検査(・中心10度の自動静的視野・SD-OCT)を行う。⚠️ 原因を問わず網膜変化または視野変化がある患者には禁忌である1
    • ⚠️ はP. falciparumで広く分布し、P. vivaxでも報告されている。 予防投与の前に渡航先でが適切かを確かめる1。「昔の第一選択」という位置づけで覚え、現在の実務では耐性地図が先に来る
    • ⚠️ QT延長・掻痒
    • 💡 免疫調節薬としても出るトラップ薬
  • — |適応:重症/合併症を伴う熱帯熱マラリア
    • ⚠️ 中毒(cinchonism:・頭痛・悪心)・低血糖・QT延長
    • ⚠️ の現行の世界標準第一選択は静注である。アフリカの小児5425例を対象としたで、がよりが有意に低いことが示された(8.5%対10.9%)2。はが手に入らないときの代替として覚える
  • — 血中型の分裂小体を殺す(schizonticide)、|適応:地域の治療/予防
    • ⚠️ (・不安・精神症状)・痙攣既往で注意
  • — |通常と併用(ACT=併用療法)

:速く効く

  • — 橋から生成→寄生虫蛋白/膜障害|熱帯熱マラリアのACT
    • 💡 単剤ではなく併用療法で耐性を防ぐ
  • — 同じ骨格の水溶性誘導体で静注できる|の第一選択2
    • 💡 静注が可能なことがそのまま「重症例で使える」という臨床的な意味になる。急性期を静注で乗り切ったあと、完全な経口レジメンを続ける

・配偶子:8-アミノキノリン系

  • — 8-アミノキノリン系→(ROS)生成、(ヒプノゾイト)に効く|適応:マラリア・卵形マラリアの根治、熱帯熱マラリアの配偶子()除去
  • タフェノキン — 同じ8-アミノキノリン系の長時間作用型。マラリアの根治を単回300 mgで行える(米国では Krintafel。治療の第1日または第2日に併用する)
    • ⚠️⚠️ の縛りはより厳しい。 添付文書は “All patients must be tested for deficiency prior to prescribing” と定め、欠損だけでなく「の状態が不明」であることも禁忌とする(は重度の欠損だけが禁忌)4
    • ⚠️ ・精神症状。妊娠中は推奨されず、妊娠可能な女性には投与前の妊娠検査が推奨される4
    • 💡 予防薬としてはで週1回投与の用法が承認されており、こちらは精神病の既往が禁忌に加わる。同じ成分でも適応ごとに別製品・別の禁忌になるのがこの薬の覚えどころ

葉酸/ミトコンドリアを狙う予防薬

  • — →、原虫の(DHFR)阻害→↓|通常と併用
  • — ミトコンドリアのbc1複合体阻害→↓・↓|(PJP)の治療/予防、/治療(併用)
    • 💡 +は予防で頻出
  • + — 同じを2段階(DHFRと)で連続遮断する組み合わせ|の第一選択
    • 💡 マラリア薬の枠で覚えたDHFR阻害が、そのままの治療に転用されている
    • ⚠️ を止めるので骨髄抑制が問題になる。宿主側だけを救うために()を併用する

その他の原虫薬:ニトロイミダゾール系

環境・原虫内でが還元され、生じた反応性ラジカルがを損傷する

リーシュマニア症・トリパノソーマ症の薬

いずれも熱帯病の薬で、毒性の強い注射薬からへ置き換わりつつあるという同じ物語をたどる。詳細は各薬剤ノートに譲り、ここでは「どの病気にどの系統が来るか」だけを押さえる

病態 主な薬 位置づけ
内臓(東アフリカ) + が14日間の併用を「提案する」(条件付き推奨・低い確実性)6。⚠️ 「第一選択」への格上げではない
同上(新レジメンが使えない場合) + 。心毒性が問題になる6
同上(さらに両方が使えない場合) 推奨1.3の位置づけ6
(gambiense型・rhodesiense型) 経口で病期を問わず使えるようになり、と注射薬の多くを不要にした
同上(重症第2期・小児など) ・・・+ 年齢・体重・髄液所見で使い分ける旧来の枠
・ ニトロ化合物。いずれも投与期間が長くが課題

💡 は「で唯一の経口全身治療薬」という一点で他と違う。 ⚠️ その代償として強い催奇形性があり、妊娠はである。

駆虫薬

微小管を止める:

  • — 寄生虫の結合→阻害→グルコース取り込み↓|適応:・回虫・鉤虫・など
    • 💡 「虫を飢えさせる」イメージ
  • — 同じ結合だが、組織に移行する|適応:に加えて組織寄生型(・など)
    • 💡 腸管内だけで効けばよいと、組織へ届く必要があるという住み分けで覚える
    • 💡 ではとの併用で使う

神経を麻痺させる:Cl⁻チャネル

  • — Cl⁻チャネル活性化→過分極→麻痺/死亡|適応:・・・
    • ⚠️⚠️ ので致死的脳症が起こりうる。 添付文書は「の患者がにも高度に感染している場合、自然にも、有効な駆除薬による治療後にも、重篤あるいは致死的な脳症をきたしうる」とし、西・中央アフリカの流行地に有意な曝露歴がある人には、理由を問わず投与前のの評価と治療後の慎重な経過観察を行うよう定める7。プログラムでも投与前のが推奨される8
    • ⚠️ ただし神経毒性はの例に限られない。 同じ添付文書は、のない人や、があっても感染のない人でも、傾眠・・昏睡・・・死亡が報告されていると明記している7
    • 💡 への転用はで否定された。ブラジルのプフォーム試験(症候性外来患者、群679例対プラセボ群679例)で入院・救急受診のに有意差はなかった9

フィラリアを狙う:阻害

  • () — 阻害→内皮への接着↑→の急速な死滅|適応:・の第一選択
    • ⚠️ ・の同時流行地では使用しない(・脳症のリスク)。その地域は+に切り替える

吸虫・条虫を狙う:Ca²⁺透過性を上げる

  • — 虫体のCa²⁺透過性チャネルを開く→Ca²⁺流入→麻痺との破綻|適応:・などの吸虫、および条虫(を含む)
    • 💡 線虫(回虫・鉤虫など)にはほぼ無効という守備範囲の非対称性が最大の特徴
    • ⚠️⚠️ 「の治療薬」でありながら「では禁忌」という一見矛盾した扱いになる。理由は場所である——死んだ虫体への過敏反応による炎症が眼内で起これば不可逆的な病変を残すため、添付文書はをで治療してはならないと明記する10
    • ⚠️ 中枢神経のでも同じ炎症が問題になる。てんかんの既往やを示唆する皮下結節があれば慎重に判断し、脳の合併が判明していれば治療期間中は入院させる10。の開始前にを行うのはこのためである
    • ⚠️ リファンピシンなど強力なCYP3Aとの併用は禁忌(血中濃度が下がり治療が失敗する)。徐脈・房室ブロックなどの不整脈も報告されている10

エネルギーを枯渇させる:条虫薬

  • — 寄生虫のを→|適応:
    • 💡 に作用する。腸管内にとどまる薬なので、組織移行型(など)には効かない——そこはやの担当になる

外部寄生虫(・)

  • 局所の(、Na⁺チャネルを開いたままにする)が第一選択で、の内服は塗布が難しい例・・集団発生で使う
    • 💡 同じが「熱帯の線虫症」と「身近な」の両方に出てくるのは、無脊椎動物にしかないCl⁻チャネルという標的がヒトに無い(=が高い)ためである→Core40:抗菌薬治療の原則:

⭐ 高頻度ポイント:マラリアは///=、・=で速効・重症例は静注、/タフェノキン=・、+=ミトコンドリア+葉酸で予防。原虫ではメトロニダゾール/=損傷・アルコール注意。は=腸管の微小管、=組織にも届く微小管、=Cl⁻チャネル、=Ca²⁺流入で吸虫・条虫、=ATP産生↓。

📋 まとめ表

薬剤 系統 機序 適応・注意
①マラリア薬 ・⚠️不可逆的(網膜/視野変化があれば禁忌)・QT・耐性が広い
①マラリア薬 重症熱帯熱マラリアの代替・⚠️中毒・低血糖
①マラリア薬 血中型に作用・ 耐性地域の予防/治療・⚠️
+ ①ACT + 熱帯熱マラリア・で併用
(静注) ① 同上 の第一選択(より死亡率が低い)
① ROS生成→除去 /卵形マラリアの根治・⚠️投与前検査、重度欠損が禁忌
タフェノキン ①(長時間作用) 同上・単回投与 マラリアの根治・⚠️欠損と「状態不明」の両方が禁忌
+ ①予防/治療 bc1阻害+DHFR阻害 ・はPJPにも
+ ①の二段遮断 DHFR+DHPS阻害 ・⚠️骨髄抑制(併用)
メトロニダゾール / ② 還元され損傷 ジアルジア//アメーバ・嫌気性菌・アルコール注意
+ ③抗リーシュマニア 代謝撹乱+ 東アフリカのでが「提案」(条件付き)・⚠️催奇形性
③抗 (経口) を病期を問わず経口で治療
④(腸管) 結合→阻害 ・グルコース取り込み↓
④(組織にも) 同上 +・
④ Cl⁻チャネル活性化 ///・⚠️の事前評価
() ④ 阻害→死滅 ・⚠️/同時流行地は不可
④吸虫・条虫 Ca²⁺流入→麻痺・破綻 //・⚠️は禁忌・強力CYP3Aは禁忌
④条虫薬 の→ATP↓ ・に作用

出典

  1. 1.CHLOROQUINE PHOSPHATE tablets — Prescribing Information(Rising Pharma Holdings, Inc. / DailyMed(米国FDA)・2026)現行SPL(labeler は Rising Pharma Holdings, Inc.)を開いて確認した。禁忌の逐語は "malaria is contraindicated in the presence of retinal or visual field changes of any etiology" と4-アミノキノリン系への過敏症。WARNINGS の Chloroquine-Resistant Malaria は "Chloroquine resistance is widespread in P. falciparum and is reported in P. vivax." とし、予防投与の前に渡航先でクロロキンが適切かを確かめるよう求める。PRECAUTIONS の Retinopathy は "Irreversible retinal damage has been observed in some patients who had received chloroquine." とし、危険因子として1日量が実体重あたり2.3 mg/kgを超えること・5年を超える使用・糸球体濾過量の低下・タモキシフェンなどの併用・黄斑疾患の併存を挙げ、開始後1年以内にベースラインの眼科検査(矯正視力・中心10度の自動静的視野・SD-OCT)を行うよう定める。⚠️ この文書には印字された Revised 表示が無いため、year は SPL の effectiveTime(20260702)から採った。閲覧 2026-09-23
  2. 2.Artesunate versus quinine in the treatment of severe falciparum malaria in African children (AQUAMAT): an open-label, randomised trial(The Lancet・2010)アフリカ9か国11施設で重症熱帯熱マラリアの小児5425例(アルテスネート群2712例・キニーネ群2713例)を無作為化した非盲検試験で、院内死亡率がアルテスネート群8.5%・キニーネ群10.9%(施設層別オッズ比0.75、95%CI 0.63-0.90)とアルテスネートが有意に優れていたことを確認した。対象はアフリカの小児であり、東南アジアの成人を対象としたSEAQUAMAT試験とは母集団が異なる。閲覧 2026-08-27
  3. 3.PRIMAQUINE PHOSPHATE tablets — Prescribing Information(Ingenus Pharmaceuticals, LLC / DailyMed(米国FDA)・2025)現行SPLを開いて確認した。WARNINGS の逐語は "Due to the risk of hemolytic anemia in patients with G6PD deficiency, G6PD testing must be performed before using primaquine." で、禁忌は "Severe glucose-6-phosphate dehydrogenase (G6PD) deficiency"・妊婦・児がG6PD欠損または状態不明の場合の授乳・キナクリン併用・8-アミノキノリン系への過敏症。⚠️ 軽度〜中等度の欠損では禁忌ではなく "a decision to prescribe primaquine must be based on an assessment of the risks and benefits" とし、投与前のヘマトクリット・ヘモグロビン測定と第3日・第8日などの血液学的監視を求める。⚠️ 同じ節は "Due to the limitations of G6PD tests, physicians need to be aware of residual risk of hemolysis" と検査の限界にも触れている。この文書には印字された Revised 表示が無いため、year は effectiveTime(20250402)から採った。閲覧 2026-09-23
  4. 4.KRINTAFEL (tafenoquine) tablets — Prescribing Information(GlaxoSmithKline LLC / DailyMed(米国FDA)・2023)現行SPL(印字された改訂表示は Revised: 8/2023)を開いて確認した。2 DOSAGE AND ADMINISTRATION の逐語は "All patients must be tested for glucose-6-phosphate dehydrogenase (G6PD) deficiency prior to prescribing KRINTAFEL." で、禁忌は "Patients with G6PD deficiency or unknown G6PD status due to the risk of hemolytic anemia"・児がG6PD欠損または状態不明の場合の授乳・8-アミノキノリン系への過敏症。⚠️ プリマキンの禁忌が「重度の欠損」に限定されるのに対し、タフェノキンは重症度の限定が無く状態不明も禁忌に含む。適応はP. vivaxマラリアの根治(16歳以上、クロロキン治療の第1日または第2日に単回300 mgを食事とともに)で、妊娠中は推奨されず、妊娠可能な女性には投与前の妊娠検査が推奨される。警告にはメトヘモグロビン血症と精神症状が含まれる。閲覧 2026-09-23
  5. 5.Is combining metronidazole and alcohol really hazardous?(Tidsskrift for Den Norske Legeforening (Journal of the Norwegian Medical Association)・2014)PubMedおよびWHO副作用データベースを対象とした文献レビューで、メトロニダゾールとエタノールの間にジスルフィラム様反応を裏づける明確な証拠がin vitro試験・動物モデル・有害事象報告・臨床試験のいずれにも見出せなかったこと、報告された反応はエタノール単独またはメトロニダゾールの副作用によっても説明可能であり、最近の研究は臨床的に意味のある相互作用を確認していないことを確認した。閲覧 2026-08-27
  6. 6.WHO guidelines on leishmaniases: treatment of visceral leishmaniasis and post-kala-azar dermal leishmaniasis in eastern Africa and South-East Asia(World Health Organization・2026)推奨1.1で、東アフリカの内臓リーシュマニア症はパロモマイシン+ミルテホシン(いずれも14日間)がスチボグルコン酸ナトリウム+パロモマイシン(17日間)より「提案される(suggested)」とされている。⚠️ これは条件付き推奨・低い確実性のエビデンスであって「第一選択」への格上げではない。推奨1.2でSSG+パロモマイシンは新レジメンが除外される患者向け、推奨1.3でリポソーマルアンフォテリシンBはその両方が除外される患者向けと位置づけられる。対象はHIV陰性患者で、地域も東アフリカ・南アジアに限られる。閲覧 2026-09-23
  7. 7.STROMECTOL (ivermectin) tablets — Prescribing Information(Merck Sharp & Dohme LLC / DailyMed(米国FDA)・2024)現行SPL(labeler は Merck Sharp & Dohme LLC、印字された改訂表示は Revised: 09/2024)を開いて確認した。PRECAUTIONS の逐語は "Rarely, patients with onchocerciasis who are also heavily infected with Loa loa may develop a serious or even fatal encephalopathy either spontaneously or following treatment with an effective microfilaricide." で、続けて "In individuals who warrant treatment with ivermectin for any reason and have had significant exposure to Loa loa-endemic areas of West or Central Africa, pretreatment assessment for loiasis and careful post-treatment follow-up should be implemented." と定める。⚠️ 同じ節は "Neurotoxicity with the use of ivermectin, including alteration of consciousness of variable severity (e.g., somnolence/drowsiness, stupor, and coma), confusion, disorientation and death, has been reported in patients without onchocerciasis or in patients with onchocerciasis in the absence of Loa loa infection." とも書いており、神経毒性はロア糸状虫の重複感染例に限られない。閲覧 2026-09-23
  8. 8.Onchocerciasis(StatPearls Publishing・2023)オンコセルカ症とロア糸状虫症の同時流行地で、ロア糸状虫の高ミクロフィラリア血症を有する患者にイベルメクチンを投与すると生命を脅かす脳症を起こしうるため、集団投薬プログラムでは投与前の疫学調査(事前スクリーニング)が推奨されることを確認した。⚠️ 2026-09-23の再取得では NCBI Bookshelf が reCAPTCHA を返し、陽性対照(onchocerc)も0件になったため本文を照合できていない。同じ内容の投与前評価は STROMECTOL の米国添付文書で独立に確認した。閲覧 2026-08-27
  9. 9.Effect of Early Treatment with Ivermectin among Patients with Covid-19(New England Journal of Medicine・2022)ブラジル12施設の症候性COVID-19外来患者を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照プラットフォーム試験(TOGETHER試験)で、イベルメクチン400μg/kg・1日1回・3日間投与群679例とプラセボ群679例を比較し、28日以内の入院または救急外来での経過観察(6時間超)の複合主要評価項目に有意差がなかった(相対リスク0.90、95%ベイズ信用区間0.70-1.16)ことを確認した。閲覧 2026-08-27
  10. 10.BILTRICIDE- praziquantel tablet, film coated(Bayer HealthCare Pharmaceuticals(DailyMed / U.S. FDA 添付文書、2023年12月改訂)・2023)米国添付文書を openFDA の label API(set_id 一致)で取得して確認した。4 CONTRAINDICATIONS の逐語は "Patients with ocular cysticercosis; since parasite destruction within the eye that occurs because of hypersensitivity reaction to the dead parasite after treatment may cause irreversible lesions, ocular cysticercosis must not be treated with Biltricide." で、ほかに過敏症の既往とリファンピシンなど強力なCYP3A誘導薬の併用が禁忌である。5.2 は本剤が有鉤条虫嚢虫症などによる中枢神経病変を増悪させうるとし、てんかんの既往や嚢虫症を示唆する皮下結節がある患者では慎重に判断し、脳嚢虫症の合併が判明した場合は治療期間中に入院させるとする。5.1 は急性期の住血吸虫症で逆説反応・Jarisch-Herxheimer様反応が生じうるとし、5.4 は徐脈・異所性調律・心室細動・房室ブロックの監視を求める。閲覧 2026-09-23