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Lab values · Published

血小板数

Platelet count

別名
血小板
臓器系
血液全身
科目
Internal Medicine
トピック
内科学 H-07:凝固・止血系の検査内科学 H-15:血小板減少患者の診断アプローチ
関連疾患
IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)Kasabach-Merritt現象デング熱ほかアルボウイルス感染症(黄熱・ジカ熱)フォン・ヴィレブランド病ヘパリン起因性血小板減少症肝硬変急性骨髄性白血病急性前骨髄球性白血病血球貪食性リンパ組織球症血栓性血小板減少性紫斑病血友病A・B骨髄異形成症候群若年性特発性関節炎循環性ショック(心原性・循環血液量減少性・閉塞性・血液分布異常性)小児虐待・非事故性外傷真性多血症・本態性血小板血症・原発性骨髄線維症川崎病毒素性ショック症候群妊娠高血圧腎症・子癇・HELLP症候群播種性血管内凝固敗血症分娩後出血免疫性血小板減少症門脈圧亢進症
監視対象薬
CPX-351(ダウノルビシン・シタラビン リポソーム配合剤)アシミニブアバプリチニブアレムツズマブイサツキシマブイミグルセラーゼヴィンデシンエクサガムグロジーン オートテムセルエトポシドエノキサパリンエルトロンボパグエロツズマブオナセムノゲン・アベパルボベックカバジタキセルカプラシズマブカルフィルゾミブカルボプラチンギルテリチニブゲムツズマブオゾガマイシンダラツムマブダルテパリンデフェラシロクスドセタキセルナドロパリンヌシネルセンパクリタキセルフォスタマチニブフルシトシンベチベグロジーン オートテムセルペニシラミンヘパリンポマリドミドミグルスタットルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)ロボチベグロジーン オートテムセルロミプロスチム
影響する薬剤
(PEG)-インターフェロンアルファエクサガムグロジーン オートテムセルエポプロステノールトレプロスチニルベチベグロジーン オートテムセルペニシラミンロボチベグロジーン オートテムセル
スコア
GELF基準KhoranaスコアPLASMICスコア

🧠 全体像を担う細胞の「数」を示すが、止血能力そのものではない。低値では最初にを除外し、産生低下・破壊/消費・・希釈へ分ける。高値では反応性とクローン性を分ける。どちらも単回値より変化速度、、他血球、出血・血栓の臨床像が重要である。

何を測っているか

血小板は骨髄のから産生され、を主な調節因子として末梢血へ放出される。循環血小板の一部は脾臓に貯留し、血管損傷部で・活性化・凝集してを作る。

flowchart TD
    A["骨髄の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='megakaryocyte'>巨核球</span>"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Thrombopoiesis'>血小板産生</span>"]
    B --> C["末梢血中の血小板"]
    C --> D["血管損傷部へ<span class='jp-term jp-term-diagram' title='adhesion'>粘着</span>・活性化・凝集"]
    D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='primary hemostatic plug'>一次止血栓</span>"]
    C --> F["脾臓へ一部貯留"]
    G["産生低下"] --> H["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='platelet count'>血小板数</span>低下"]
    I["破壊・消費・希釈"] --> H
    J["炎症・鉄欠乏・クローン増殖"] --> K["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='platelet count'>血小板数</span>増加"]

は粒子の大きさやから血小板をする。などがあると誤するため、異常時はが重要になる。

基準値と程度

成人の目安は150〜450 × 10^9/L(15万〜45万/µL)だが、施設、年齢、妊娠、集団差がある。

実務上の読み方
150 × 10^9/L未満 血小板減少。過去値とを確認
100〜149 × 10^9/L 軽度。慢性安定か急速低下かで意味が異なる
50 × 10^9/L未満 出血・処置・薬剤を含むリスク評価が重要
10 × 10^9/L未満 自然出血リスクが高いが、原因と臨床像で対応を決める
450 × 10^9/L超 。反応性かクローン性かを評価

この区分は危険度の目安で、輸血や処置の閾値を一律に決める表ではない。、凝固異常、発熱、出血部位により同じ数でも危険度が変わる。

低値の意味

機序 代表例 手掛かり
産生低下 、白血病、MDS、化学療法、B12・葉酸欠乏 他血球減少、芽球、低形成
免疫性破壊 ITP、薬剤性、自己免疫疾患 孤立性低下、、薬剤歴
消費 DIC、TTP/HUS、HELLP、敗血症 、溶血、臓器障害
肝硬変、門脈圧亢進、脾腫 脾腫、肝疾患、慢性経過
希釈・喪失 大量出血・大量輸血 蘇生経過、他の凝固因子低下
、検体凝固、 塗抹、別抗凝固薬で再採血

低値の詳しいと鑑別は血小板減少の確認はで扱う。

⚠️ 、神経症状、腎障害、溶血を伴う血小板減少ではTTPを、PT延長・フィブリン関連マーカー上昇・基礎疾患を伴う場合はDICを急いで評価する。古典的所見が全部そろうのを待たない。

高値の意味

高値では、感染・炎症・鉄欠乏などの反応性増加が多い。持続性、他血球異常、脾腫、血栓・があればを考える。

機序 代表例 次に見るもの
炎症性・感染性 急性感染、慢性炎症、悪性腫瘍 CRP、臨床経過
鉄欠乏 、摂取・吸収不足 、TSAT、
組織障害・ 手術、外傷、溶血後、血小板減少からの回復
術後、 既往、塗抹
クローン性 、CML 持続性、JAK2//、骨髄
、微など 塗抹と再測定

詳しい反応性・クローン性の分け方はで扱う。が極端に高い場合、血栓だけでなくによる出血も起こり得る。

数と機能を分ける

機能
低い 機能も不十分 ITP、、DIC
正常 機能低下 、先天性機能異常
高い 機能が正常とは限らない

正常なでも粘膜出血が目立つなら、、薬剤、を考える。PT・APTTが正常でもは否定できない。

測定上の注意

⚠️ 新規の低値は、診断名を付ける前にCBC再検と塗抹で確認する。

落とし穴 確認方法
塗抹で凝集塊、クエン酸・ヘパリン管で再採血
の希釈 適切なを行う
検体凝固 採血管内のを確認し再採血
自動で赤血球側へ除外され、になり得る
・細胞片 血小板として数えられ、になり得る
採血困難・ライン採血 凝集、希釈、検体品質を確認

は若い血小板で大きくなる傾向があるが、装置差と変化が大きい。単独で産生低下と末梢破壊を確定しない。

経時変化と次の一手

低値なら他血球、、凝固、肝脾を確認し、緊急病態では原因治療を急ぐ。高値なら炎症・感染・鉄欠乏・を検索し、持続または説明困難ならを評価する。単回値より変化速度、他系統との組合せ、治療後の反応を見て、輸血は数値だけで決めない。

まとめ

  • の細胞数であり、機能や出血リスクを単独では表さない。
  • 低値では最初に再検と塗抹でを除外する。
  • 真の低値は産生低下、破壊・消費、、希釈へ分ける。
  • 高値は反応性が多いが、持続性ならクローン性を評価する。
  • 変化速度、他血球、塗抹、、出血・血栓の臨床像を一緒に読む。