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  1. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(BKウイルス・バークホルデリア・肝吸虫・大腸アメーバ・D型肝炎ウイルス・SARSコロナウイルス・ウエストナイルウイルス・ペスト菌・C. tropicalis・犬糸状虫)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・診断の記述を改めた。

    • 微生物BK polyomavirus抗体保有率と発症頻度を実測値に直し、スクリーニングの間隔(移植後9か月まで毎月、その後2年まで3か月ごと)を加えた。BK腎症と拒絶の鑑別の限界を明記し、補助薬の扱いを書き分けた(シドフォビル・レフルノミド・フルオロキノロン・スタチンは使わない強い推奨、免疫グロブリンは免疫抑制を減らす際の拒絶予防としての弱い提案)。(出典:国際コンセンサス 2024、ECIL-6)
    • 微生物Burkholderia cepacia「嚢胞性線維症の患者にしか定着しない」を、慢性肉芽腫症や移植後などの免疫不全者にも感染し、汚染された器材による医療関連感染も起こると改めた。自然耐性にアミノグリコシド系とクロラムフェニコールを加え、感染対策の主体(サージカルマスクは患者本人で、医療従事者のルーチン着用は推奨されていない)を明確にし、鞭毛の自己矛盾した記述と頻度の位置づけも直した。(出典:EUCAST v1.2、CFF 2013、Gilad 2007、Salsgiver 2016)
    • 微生物Clonorchis sinensis発がん性の評価が「感染」ではなく「慢性感染」に対するものであることを明記し、1994年の分類(ヒトでの証拠が限定的)から2009年の作業部会で最上位の分類へ格上げされた経緯を加えた。近縁種は分類が異なることを直し、プラジカンテルの用量をWHOとCDCで書き分けた。(出典:IARC 第100B巻、IARC 第61巻、WHO)
    • 微生物Entamoeba coli成熟嚢子の核数を通常8個(16個以上のこともある)と直し、赤痢アメーバは4個であることと核の形態の違いを加えた。赤血球の貪食像は種を分ける信頼できる基準ではないこと、脱嚢は小腸で起こること、便から検出されること自体が糞便曝露の証拠であることを明記した。(出典:CDC DPDx、CDC DPDx 非病原性アメーバ)
    • 微生物Hepatitis D virus分類を現行(レルム Ribozyviria、コルミオウイルス科、デルタウイルス属)に直し、「構造蛋白を持たない」をエンベロープ蛋白を持たないと訂正した。慢性化率を同時感染で5%未満・重複感染で70〜90%に、検査はすべてのHBs抗原陽性者への抗体検査(条件付き推奨)に改め、ブレビルチドの承認状況と中止後の重症化に関する警告、発がん性分類の格上げを加えた。(出典:ICTV 2024、WHO、IARC 202500403-6))
    • 微生物SARS-CoV-1致死率を「最大約10%」からWHO集計の9.6%(8,096例・774例死亡)に直し、ウイルス量のピークが発症後約10日であること、第2週の悪化が免疫病理学的な損傷と解釈されていること(ただしリバビリンとステロイド投与下の観察値であること)を加えた。年齢別の致死率と、抗体が陽性化するまで平均20日で急性期の判断には使えないことも加えた。(出典:Peiris 200313412-5)、WHO 集計、Donnelly 200313410-1)、Liang 2004)
    • 微生物West Nile virus神経侵襲型のリスクと致死率を実測値で示し(65歳以上で約2%、致死率約10%、70歳以上で20%)、致死率30〜40%の対象を血液悪性腫瘍の患者と移植レシピエントに限定した。免疫抑制状態では分子生物学的検査が有用なこと、米国の献血制限(発症から120日)、媒介蚊の分類名(イエカ属)を直した。(出典:CDC、Pealer 2003)
    • 微生物Yersinia pestis「培養は安全でないため推奨されない」を撤回し、培養が診断の柱であること(検査室へ事前に知らせて扱う)を明記した。単剤治療の対象を全身状態が安定した原発性の腺ペスト・咽頭ペストに限り、重症の敗血症型と肺ペストは2系統併用で開始して改善後に絞ると書き分けた。予防を「死菌ワクチン」から「承認されたワクチンは無い」に改め、致死率の断定も現行の表現に合わせた。曝露後予防の期間と血清学の限界も加えた。(出典:MMWR 2021、CDC 診断、CDC 臨床)
    • 微生物Candida tropicalis「フルコナゾール感受性は通常保たれる」を、国内の全国サーベイランスで2019年のフルコナゾール耐性が17.8%と主要菌種で最も高いという実測に改めた。好中球減少患者ではカテーテル以外の感染源が優位で抜去は個別に判断するという推奨に直し、治療を推奨の強さ付きで整え、好中球が回復してから1週以内の眼底検査を加えた。(出典:IDSA 2016、Kajihara 2022)
    • 微生物Dirofilaria immitis病態の主体を「幼虫の死滅」から前成虫による肺動脈の閉塞(肺梗塞と強い炎症、急性期は境界不明瞭な浸潤影)に直し、本症を他の肺結節と区別できる臨床・検査・画像所見が無いこと、血清学的検査は通常商用化されていないことを明記した。日本の疫学(69例、約70%が胸腔鏡下手術で診断、2010年代に著明に減少)と、世界的には報告が増えているという対比を加えた。(出典:Oshima 2023、Saha 2022)
  2. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(B型インフルエンザ・ブラジルリーシュマニア・ウシ型結核菌・オンコセルカ・四日熱マラリア原虫・ミュータンス菌・アカントアメーバ・コクシジオイデス・東部馬脳炎ウイルス・単包虫)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・予防の記述を改めた。

    • 微生物Influenza B virusワクチンからB/Yamagata系統を外す判断の時期を「2024〜2025年シーズン以降」から2023年9月以降に直し、4価から3価への移行が進行中であることを加えた。小児の合併症で筋炎と横紋筋融解症を1つにまとめていたのを分け、筋炎はB型が76%を占める一方で横紋筋融解症は86%がA型関連(10例中8例が腎不全)と向きを書き分けた。アマンタジンがB型に効かないのは自然耐性で、A型に対しても米国では推奨されていないことを加えた。(出典:WHO 3価移行、Agyeman 2004、CDC)
    • 微生物Leishmania braziliensis粘膜型が「皮膚病変の治癒後に本種だけで起こる」という記述を、皮膚感染の少数に起こり皮膚病変と同時にも遅れても生じ、近縁の2種でも起こると改めた。喉頭・咽頭病変で気道閉塞の危険が高い例への入院監視と予防的ステロイド投与を加え、脂質製剤とミルテホシンが「比較的限られたデータに基づく追加の選択肢」であって従来薬の置き換えではないことを明示した。(出典:IDSA/ASTMH 2016、WHO)
    • 微生物Mycobacterium bovis肺に病巣がある患者からヒトからヒトへも伝播しうることを加え、ピラジナミド耐性を「酵素を先天的に欠くため最初から効かない」から pncA H57D によるほぼ全株の自然耐性(ヒト由来165株の98.2%)に直した。ピラジナミド以外の耐性が12.1%あること、分子検査でエタンブトール耐性の偽陽性が出うることも加えた。BCG が本菌由来で、全新生児への接種は結核・癩の罹患率が高い国での推奨であることを明示した。(出典:CDC、Dong 2024、WHO BCG/pp-bcg-summary-2018.pdf))
    • 微生物Onchocerca volvulusアメリカ大陸の根絶事業を APOC から OEPA に正し、ニジェール(2025年)の認定を加え、分布を「感染者の99%超がアフリカとイエメン」に直した。モキシデクチンの節を新設し、米国の現行添付文書(2025年2月改訂)どおり成人と4歳以上・体重13 kg以上の小児が対象で体重別投与であることを示した。ロア糸状虫が併存する人ではイベルメクチンでもモキシデクチンでも重篤・致死的な脳症が起こりうること、イベルメクチンの神経毒性はロア糸状虫が併存しない例でも報告されていることを加えた。(出典:WHO、モキシデクチン添付文書、イベルメクチン添付文書、Hoerauf 2007)
    • 微生物Plasmodium malariaeクロロキンを選べるのは単独感染を核酸検査で確認できた場合であることを明記し、潜伏期の「13〜40日」を出典どおりの値(寄生虫検出まで16〜59日、症状発現の個別報告は18〜29日)に置き換えた。四日熱マラリア腎症は病変を示す糸球体が30%を超えると治療に反応しないこと、まとめと本文で「再燃」の有無が矛盾していたのを解消した。(出典:CDC 治療、Collins 2007、CDC 臨床像)
    • 微生物Streptococcus mutansう蝕を本菌の単独感染症として書いていた記述を、酸を作る菌が優勢になった口腔バイオフィルム全体の病態(本菌が乏しい人では他の酸産生レンサ球菌が関連する)に改めた。予防を小窩裂溝シーラントとフッ化物の濃度まで具体化し、いずれも米国の規定であることと年齢の条件を明示した。キシリトールは配合フッ化物歯磨剤で13%減という質の低い根拠に限られることを加えた。(出典:Gross 2012、ADA/AAPD 2016、Cochrane 2015、StatPearls)
    • 微生物Acanthamoeba castellanii肉芽腫性アメーバ性脳炎の治療を、旧い3剤併用から CDC の現行レジメン(ペンタミジン静注・スルファジアジン・フルシトシン・カビに活性のあるアゾール・ミルテホシン)に更新し、フルコナゾールとイトラコナゾールは推奨されないことを明記した。ペンタミジンの毒性と血液脳関門の通りにくさ、用量の上限、治療期間が未確立であることも加えた。角膜炎はコンタクトレンズを使わない人にも起こり、0.08%ポリヘキサニド単剤の治療期間は最長12か月であることを加えた。(出典:CDC、ODAK 試験、Akantior 製品情報)
    • 微生物Coccidioides immitis免疫抑制のない軽症・非消耗性の一次性肺感染は抗真菌薬を使わず経過観察でよいという現行の方針を治療の出発点に据え、重症例はアンフォテリシンBの後にアゾールを3年から生涯、妊娠は三半期で書き分けた。髄膜炎で治療を中止すると18例中14例が再燃したという根拠を示し、播種の危険因子の帰属を原著どおりに正した。(出典:IDSA 2016、Dewsnup 1996、Odio 2017)
    • 微生物Eastern equine encephalitis virus潜伏期を4〜10日(免疫抑制では数週)に直し、症状が出た人のうち脳炎に進むのは5%未満で、高いのは進展後の致死率と後遺症率だと書き分けた。致死率30%と41%の分母の違いを示し、固形臓器移植による伝播例と発症後120日の献血制限を加えた。「蚊を介してヒトからヒトへは伝播しない」という限定も付けた。(出典:CDC 臨床、CDC 治療・予防、Lindsey 2018)
    • 微生物Echinococcus granulosus治療を WHO 2025 の病期・径別の推奨に組み直し、不活化した嚢胞は経過観察でよいこと(無症候66嚢胞の98.5%が不活化のまま経過)、多胞性の嚢胞への経皮的穿刺は無効と分かっている手技であること、アルベンダゾールは連続投与であること、胆道と交通する嚢胞に殺原頭節薬を入れないことを加えた。肺の嚢胞では手術前にアルベンダゾールを投与しないという例外も明記した。(出典:WHO 2025、Lissandrin 2018、Nabarro 2015、Cochrane 2024)
  3. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(野兎病菌・ロア糸状虫・アメリカ鉤虫・プーマラウイルス・ネコ回虫・百日咳菌・ランブル鞭毛虫・HCoV-229E・E型肝炎ウイルス・M. kansasii)を一次資料で監査して出典を付け、横断監査で全32件を取り直して再確認した。プーマラウイルスでは「5〜10%」が原文では罹患率であり致死率として引用できないことを突き止めた。

    • 微生物Francisella tularensis治療を2001年の枠組みから CDC の2025年勧告へ改め、第一選択がシプロフロキサシン・レボフロキサシン・ゲンタマイシン・ドキシサイクリンの4剤(新生児はシプロフロキサシンまたはゲンタマイシン)で、ストレプトマイシンとクロラムフェニコールは第一選択と代替を尽くしたあとの第三段階であることを示した。発症に必要な菌量を「10〜50個」から約10個へ、バイオセーフティを「BSL-3相当」から臨床材料の初期操作はBSL-2の手技・疑い分離株の操作はBSL-3の手技へ直した。「ヒト-ヒト感染はない」という断定は、通常の診療接触では伝播しないが感染リンパ節の排膿などで針刺し損傷が起これば伝播しうると書き分けた。潜伏期3〜5日(範囲1〜14日)を加え、βラクタム系が無効な理由を「内因性βラクタマーゼで分解される」から感受性試験で見かけ上感受性でも治療には効かないという記述に改めた。(出典:MMWR 2025、CDC 職業曝露)
    • 微生物Loa loa「ボルバキア共生細菌を保有しないためドキシサイクリンが効かない」という断定を原文のヘッジに合わせ、オンコセルカ症との重複感染者に投与した場合について「おそらくリスクにならない」と述べた範囲に限定した。治療前のミクロフィラリア定量が必須である理由を、1 mLあたり8,000未満では致死的脳症のリスクがゼロに近づき、実務では2,500を保守的な閾値に用いるという形で具体化した。ジエチルカルバマジンとアルベンダゾールの用量・期間を添付情報どおりに示し、リンパ系フィラリア症の集団投薬が共存地域ではジエチルカルバマジンとイベルメクチンを使えず年2回のアルベンダゾールに替わること(条件付き推奨・エビデンスの質は非常に低い)を加えた。(出典:CDC、WHO)
    • 微生物Necator americanus治療を「メベンダゾールまたはアルベンダゾールが中心」という並列から、単回投与で鉤虫に良好な有効性を示したのはアルベンダゾールだけであるという書き方に改めた(治癒率アルベンダゾール79.5%、メベンダゾール32.5%、プラセボ15.2%)。虫卵が排出時点で4〜8細胞期にあること、イヌ・ネコ鉤虫と違って経口・経母乳では感染が成立しないことも加えた。(出典:Moser 2017、CDC DPDx、WHO)
    • 微生物Puumala virus致死率の記述を根本から直した。従来引いていた「Hantaan・Dobrava-Belgrade は5〜10%」は原文が罹患率として書いた数字で、致死率として並べられない。Jonsson 2010 の実数(Puumala 0.1%未満、Hantaan 最大15%、Seoul 1%未満、Dobrava-Belgrade はバルカン半島の入院例で9〜12%)に置き換え、「一次資料どうしが割れている」という節を母集団の違いで数値が変わるという説明に改めた。病原機序の「腎前性窒素血症」も、炎症細胞浸潤に続く急性尿細管間質性腎炎へ直した。(出典:Jonsson 2010、Jiang 2016、ECDC)
    • 微生物Toxocara cati子ネコへの感染を「経母乳感染のみで成立し経胎盤感染は起こらない」から、母ネコが妊娠中に感染した場合に経母乳感染が起こりうる一方で、体内幼虫の休眠と再活性化はイヌ回虫ほど重要ではないという原文どおりの書き方に改めた。眼幼虫移行症への関与については、実験感染の2系列でいずれも眼から幼虫が回収されなかったことを示し、血清学では両種を区別できる広く利用可能な方法が無いという限界を加えた。(出典:CDC DPDx、Poulsen 2024)
    • 微生物Bordetella pertussis気管毒素を「ペプチドグリカン由来断片(内毒素の一種)」から、細胞壁の再構築で生じるペプチドグリカンの二糖-四ペプチド単量体(9.2 kDa)へ直した。リポ多糖とは別の因子で、両者が相乗して炎症性サイトカインを誘導する。妊婦への Tdap は妊娠27〜36週が望ましいとしたうえで、妊娠中いつでも接種してよいという但し書きを補った。病期の期間について、米国の指針が示すのは潜伏期7〜10日(5〜21日)・カタル期1〜2週・発作性咳2〜6週・非発作性咳2〜6週以上の4項目で、回復期「1〜3か月」は同指針には無いため脚注の射程をその4項目に限った。生後1か月未満にアジスロマイシンのみを使う理由が薬剤ごとに別(エリスロマイシンは乳児幽門狭窄症、クラリスロマイシンはデータ不足)であることも書き分けた。(出典:Kilgore 2016、ACIP 2020)
    • 微生物Giardia lambliaネットワークメタ解析で副作用の発生が多かったのはメトロニダゾールではなく**チニダゾール**(アルベンダゾール・メベンダゾール・セクニダゾールとの比較)であると薬剤の取り違えを直した。メトロニダゾールとの比較で有意に多かったのは悪心だけで、いずれも大部分は軽度である。診断は直接蛍光抗体法を併用した鏡検が基準で、株の同定は分子検査でしか行えず、再検査は症状が続く場合に限るという運用も加えた。(出典:Ordóñez-Mena 2018、CDC)
    • 微生物HCoV-229E「33〜35℃という低い至適増殖温度」という断定を改め、これは鼻腔の温度であって本ウイルスの至適増殖温度として測定された値ではないと明示した。下気道感染との関連についても、健常者では上気道・下気道いずれの症状とも関連せず、検出例の70%超が免疫抑制患者の検体だったという母集団の限定を示した。エディンバラの11,661検体での検出率0.3〜0.85%、生後7〜12か月で4.86%という数値も分母つきで加えた。(出典:Gaunt 2010、Yeager 1992)
    • 微生物Hepatitis E virus妊婦の重症化を、WHO の「第3三半期に感染した妊婦は最大20〜25%が死亡しうる」という数値と、主に遺伝子型1の流行地での現象であることを揃えて示した。遺伝子型3の慢性化が臓器移植後などの免疫抑制下で起こること、リバビリン600 mgを3か月投与した255例で持続的ウイルス学的反応が81.2%から89.8%へ上がり、28%で減量を要したことを加えた。ワクチン HEV 239 が2011年に中国で承認され16歳以上に0・1・6か月で接種されることも示した。(出典:WHO、Kamar 2020、EASL 2018)
    • 微生物Mycobacterium kansasii冒頭で「肺疾患の型が空洞型と結節・気管支拡張型に分かれる MAC とは臨床パターンが異なる」と書いていたのを、本菌でもガイドラインは両型を区別しており(同じノートの投与間隔の表もそう書いている)、違いは治療の骨格がマクロライドではなくリファンピシンであることだと直した。治療を「標準抗結核薬に感受性がある」という一般論から、リファンピシン+エタンブトール+イソニアジドまたはマクロライドという具体的な組み合わせ、注射用アミカシンとストレプトマイシンはルーチンでは推奨されないこと、モキシフロキサシンは二次選択であること、少なくとも12か月の治療(条件付き推奨・効果推定の確実性は非常に低い)へ改めた。(出典:ATS/ERS/ESCMID/IDSA 2020、Steadham 1980)
    • 疾患破傷風ACIP の Tdap 勧告の出典 URL を PMC から DOI へ寄せた(Crossref で MMWR 69(3):77-83 と照合)。内容の変更はない。(出典:ACIP 2020)
    • 疾患ジフテリアACIP の Tdap 勧告の出典 URL を PMC から DOI へ寄せた。内容の変更はない。(出典:ACIP 2020)
    • 疾患トキソカラ症本文で日本語の病型名に略語を括弧で添えていた箇所を、略語辞書が初出で自動展開する形に合わせて整理した。内容の変更はない。
    • 疾患レジオネラ症培地名に略語を括弧で添えていた箇所を、略語辞書が初出で自動展開する形に合わせて整理した。内容の変更はない。
  4. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(鞭虫・ブラストミセス・B. garinii・クリミア・コンゴ出血熱ウイルス・広節裂頭条虫・HCoV-NL63・レプトスピラ・S. maltophilia・Y. enterocolitica・C. gattii)を一次資料で監査して出典を付け、横断監査で全35件を取り直して再確認した。血清群数・寿命・分母・感染経路の順位といった数値の取り違えが主な是正点。

    • 微生物Trichuris trichiuraWHOの集団駆虫を「実施する」だけでなく適用条件つきで示した(有病率20%以上の地域で年1回、50%を超えるなら年2回、24か月未満の小児はアルベンダゾール200 mgの半量。強い推奨・エビデンスの質は低い)。個別の診断を前置きしない公衆衛生介入であることも明示した。成虫の大きさ(雄30〜45 mm・雌35〜50 mm)を加えた。(出典:WHO 2017、CDC DPDx)
    • 微生物Blastomyces dermatitidis中枢神経病変の治療で欠けていた要点を補った。指針はアゾールを一次治療に用いず、アンフォテリシンBに反応したあとの後続療法に位置づける。イトラコナゾールは髄液中濃度がごくわずかで、フルコナゾールは髄液移行が良いが菌への活性が弱く、ボリコナゾールは両方を満たすという書き分けを表にした。中枢神経病変の頻度も「まれ」から免疫正常者で5%未満へ定量化し、免疫不全患者の用量と推奨度を補った。(出典:IDSA 2008)
    • 微生物Borrelia garinii脳脊髄炎3.3%(95%CI 2.2〜4.4%)の分母が抜けていたので「神経ボレリア症症例の」と明示し、最多の病型が痙性・失調性歩行と膀胱障害を伴う脊髄炎であることを加えた。顔面神経麻痺の両側性を「少なくない」から約3分の1へ、遊走性紅斑の既往報告を「欠く例が多い」から34〜46%(急性例では25〜50%)へ定量化した。治療は2025年の指針どおり4剤択一・早期14日・晩期14〜21日で、ステロイドは併用しない。(出典:DGN 2025)
    • 微生物Crimean-Congo hemorrhagic fever virus院内感染の最多経路が経皮的接触(34.3%)であることが落ちていて、より少ない皮膚接触22.2%だけを引いていたので、5経路すべてと発生場所(診療部門92.0%・検査部門8.0%)を分母つきで補い、鋭利器材の取り扱いが最重要という結論につないだ。感染対策の記述も原文の3項目(標準的な接触予防策・バリア予防策・空気感染に対する予防策)に合わせ、「標準予防策に加えて3つ」という4項目への読み替えを正した。(出典:Tsergouli 2020、WHO)
    • 微生物Diphyllobothrium latum宿主内での寿命を「数十年(最長20年)」から20年以上(25年を超える感染例の報告もある)へ直した(同じノート内で自己矛盾していた)。ニクロサミドの米国での扱いも「未承認」から、ヒト用に流通していないこと・プラジカンテルとニクロサミドのいずれもこの適応でFDA承認を受けていないこと(適応外使用)へ書き分けた。予防では、プレロセルコイドが55℃5分・−10℃以下24時間で失活する一方で燻製では死滅しないこと、FDAの凍結基準が「凍結に最も強い寄生虫」に合わせた厳しめの設定であることを加えた。(出典:Scholz 2009、CDC、FDA 2022)
    • 微生物HCoV-NL63初報告株の分離元となった疾患を気管支炎から細気管支炎へ直した。クループとの関連(オッズ比6.6、95%CI 3.1〜14.2)と検出率(陽性児の17.4%対陰性児の4.2%、外来7.9%対入院3.2%)を分母つきで示した。33℃と37℃の比較についても、どちらの温度で何が測られたのかを取り違えないよう帰属を明示した。(出典:van der Hoek 2004、van der Hoek 2005、Otter 2023)
    • 微生物Leptospira interrogans*L. interrogans* sensu lato の血清群数を15から24へ直した(原典の表を数え直した)。不活化ワクチンの防御範囲も「異種血清型には及ばない」だけでなく、同種**または近縁の**血清型には及ぶという原文の限定を復元した。維持宿主はドブネズミに限らずラット類全般で、ドブネズミが最重要の供給源であるという記述は別に保った。腎障害は糸球体がほぼ正常のまま間質性腎炎が主体で、NHE3の低下による非乏尿性のカリウム喪失性腎症を来す。(出典:Levett 2001、Haake 2015)
    • 微生物Stenotrophomonas maltophiliaIDSA 2026年版の代替薬を、アズトレオナム・アビバクタム1剤だけから、アズトレオナム・アビバクタム/レボフロキサシン/ミノサイクリン/ST合剤の4つ(いずれも併用療法の一部としての代替)へ直した。ST合剤が第一選択から降格した理由(薬物動態・薬力学的に、高用量でもトリメトプリムのMICが低い株でも殺菌的に働かない)を補い、EUCASTの「通常感受性」との見え方の矛盾に橋を渡した。レボフロキサシンは治療中の耐性出現が約20%、ミノサイクリンはチゲサイクリンより優先、エラバサイクリンとオマダサイクリンは推奨されず、標準治療は2026年版でも未確立であることも加えた。(出典:IDSA 2026、IDSA 2023、EUCAST)
    • 微生物Yersinia enterocolitica感染源として挙げていた「子犬・げっ歯類」を出典の記述から外した。CDCは最大の原因を生または加熱不十分な豚肉とし、動物・その環境・その糞便との接触を頻度の低い原因に置いている。反応性関節炎については、抗菌薬の使用とHLA-B27がいずれも発症と関連しなかったという原典の結果を保った。(出典:CDC、Townes 2008)
    • 微生物Cryptococcus gattii分子型と死亡の関係を、抄録の「死亡19例」ではなく全文の「確定例の死亡15例」を分母として書き直した(VGIIa 10例66.7%、VGIIb 4例26.7%、VGI 1例6.7%。VGIIb が他2型の合算より死亡と関連、p=0.002)。臨床像は分子型で有意差が無く、症例数が少ないため年齢と分子型の独立性は判定できていない。脳クリプトコーマの導入療法にフルシトシン100 mg/kg/日(4分割経口)とアンフォテリシンB各製剤の用量を補った。治療の骨格は *C. neoformans* と同一である。(出典:Galanis 2010、IDSA 2010)
  5. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(バクテロイデス・腸球菌・マイコプラズマ・クラミジア・表皮ブドウ球菌・EBウイルス・エンテロウイルス・新型コロナウイルス・単純ヘルペスウイルス1型・MAC)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・予防の記述を改めた。同じ誤りの是正を関連する疾患・微生物・講義ノート11本に広げた。

    • 微生物Bacteroides fragilis嫌気性菌に有効とされていたモキシフロキサシンに、クリンダマイシンと同じく非感受性が20〜60%に及ぶ警告を付け、セフォキシチン・ピペラシリン・タゾバクタム・カルバペネムの耐性率を加えた。テトラサイクリン系の耐性を tetQ・tetX の両遺伝子を持つ株に直し、酸素耐性を「SODを持つ例外」とする古典的説明に現在の理解を添えた。(出典:Jean 2022、Lu & Imlay 2021)
    • 微生物Enterococcus faecalis弁膜症患者の腸・尿路操作前にペニシリン+ゲンタマイシンを予防投与するという記述を改め、消化管・泌尿器の手技だけを理由とした予防は推奨されない(AHA 2007)、一部の手技で高リスク群に限る(JCS 2026)とした。心内膜炎の治療をアンピシリン+ゲンタマイシン(高度耐性でない株)またはアンピシリン+セフトリアキソン(いずれもクラスI、自己弁4〜6週・人工弁6週)に改めた。(出典:JCS 2026、AHA 2007、NHSN 2015–2017)
    • 微生物Mycoplasma pneumoniaeドキシサイクリン「約2週間」をテトラサイクリン系・フルオロキノロン系7〜14日に、好発年齢「30歳未満の若年成人」を学童と若年成人に改め、マクロライド耐性率の地域差(西太平洋53.4%など)と国内の単施設での値を加えた。(出典:Pereyre 2016、Kim 2022、Miyake 2026)
    • 微生物Chlamydia trachomatis D–K「ペプチドグリカンを欠くのでβラクタムは構造的に無効」を、分裂面にペプチドグリカンがあり、ペニシリンは殺菌せず持続感染型を誘導すると改めた。アモキシシリンを自然耐性から外して妊娠中の代替に、レボフロキサシンを非妊娠時の代替に加え、妊娠中の治癒確認、新生児結膜炎の発症時期(5〜12日)を加えた。反応性関節炎の三徴をぶどう膜炎から結膜炎に直した。(出典:CDC STI 2021、Liechti 2014、Carter 2010、CDC doxy-PEP 2024)
    • 微生物Staphylococcus epidermidis「自己弁心内膜炎はまれ」を自己弁心内膜炎の約8%に改め、国内のメチシリン耐性率(約80%)、人工弁心内膜炎の治療、カテーテル関連血流感染の治療期間(抜去なら5〜7日、温存なら10〜14日+抗菌薬ロック)を加えた。(出典:JCS 2026、IDSA 2009、NHSN 2015–2017)
    • 微生物Epstein-Barr virus伝染性単核球症の運動制限を「発症から3週間は運動競技を避け、その後は個別に判断」とし、移植後リンパ増殖性疾患の管理を予防・先制治療・治療の3つに分けてリツキシマブ・免疫抑制の減量・EBV特異的細胞傷害性T細胞を第一選択とした。(出典:Sylvester 2023、ECIL-6 2016)
    • 微生物Enterovirus A, B, C, Dポリオの病型割合を、無症候約70%・軽い非特異的症状約24%・無菌性髄膜炎1〜5%・弛緩性麻痺1%未満に直し、検査は便が最適であること、急性弛緩性脊髄炎が隔年で流行すること、EV-A71ワクチンの試験成績を加えた。(出典:CDC Pink Book、Kidd 2020、Zhu 2014)
    • 微生物SARS-CoV-2入院患者専用とされていたレムデシビルを高リスク外来患者への3日間投与(強い推奨)にも広げ、抗ウイルス薬の適応をリスクに応じた3段階に、免疫調整薬を「ステロイド下で急速に進行する重症・重篤例にバリシチニブかトシリズマブ」に改めた。感染性のピークを発症前後とし、約44%が発症前の伝播であることを加えた。(出典:IDSA COVID-19治療ガイドライン、He 2020)
    • 微生物Herpes simplex virus 1Tzanck試験を現行の指針では推奨されない検査とし、抑制療法(再発を70〜80%減らす)、ファムシクロビル、アシクロビル耐性時のホスカルネットを加えた。サイトメガロウイルスの潜伏部位をB細胞・T細胞から骨髄前駆細胞・単球系に直した。(出典:CDC STI 2021、IUSTI 2024、Dupont 2016)
    • 微生物Mycobacterium avium-intracellulare complex / MAC肺MAC症の治療を「2剤で開始し重症なら3剤」から、全例でマクロライド(アジスロマイシン優先)・リファンピシン・エタンブトールの3剤とし、空洞例は連日投与、リポソーム化アミカシン吸入は6か月後も培養陽性の例に限ると改めた。HIV感染者の一次予防を、ARTを直ちに開始できればCD4数にかかわらず行わないと改めた。(出典:ATS/ERS/ESCMID/IDSA 2020、HIV OIガイドライン)
    • トピックStreptococcus agalactiae, Enterococcus genus弁膜症患者への腸・尿路処置前のペニシリン+ゲンタマイシン予防を旧来の運用と明示し、消化管・尿路処置だけを理由とした予防は推奨されないこと(AHA 2007)と、処置別の推奨クラス・ゲンタマイシンを含まない標準レジメン(JCS 2026 表38・41)を加えた。(出典:AHA 2007、JCS 2026)
    • 微生物Chlamydia trachomatis A, B, C「ペプチドグリカンを欠く」を分裂面に輪状に存在すると改め、妊娠中の代替薬として使われるアモキシシリンを自然耐性から外した。(出典:Liechti 2014、CDC STI 2021)
    • 微生物Chlamydia trachomatis L1–3「ペプチドグリカンを欠く」を分裂面に輪状に存在すると改め(根拠の研究は血清型L2の株)、アモキシシリンを自然耐性から外し、鼠径リンパ肉芽腫の代替レジメン(アジスロマイシン週1回×3週、エリスロマイシン21日間)を加えた。(出典:Liechti 2014、CDC STI 2021)
    • 微生物Chlamydia psittaci「ペプチドグリカンを欠く」を分裂面に限局した輪を持つと改め、治療をドキシサイクリン第一選択、小児・妊婦ではマクロライドとした。(出典:Liechti 2016、CDC Psittacosis Clinical Overview)
    • 疾患クラミジア性器感染症反応性関節炎の古典的三徴をぶどう膜炎から結膜炎に直し、治療表にレボフロキサシン(代替)と妊娠中のアモキシシリン(代替)を加えた。「ペプチドグリカンが無いのでβラクタム無効」も改めた。(出典:CDC STI 2021、Liechti 2014)
    • 疾患反応性関節炎「関節に病原体はいない・抗菌薬は無効」という断定を改め、急性例へのアジスロマイシン3か月は無効だった一方、PCR陽性の慢性クラミジア誘発例では6か月の併用抗菌薬が有効だった小規模試験があることを、限界とともに記した。(出典:Kvien 2004、Carter 2010)
    • 疾患非結核性抗酸菌症空洞型・重症の肺MAC症は連日投与にアミカシン静注・筋注を加えること、6か月以上陰性化しない例へのアミカシンリポソーム吸入の追加を明記し、HIV感染者のMAC一次予防をART開始時には行わない方針に改めた。(出典:ATS/ERS/ESCMID/IDSA 2020、EACS 13.0)
    • トピックHerpesviruses: HSV-1 and -2HHV-6の潜伏部位を「CD4陽性T細胞」から単球・マクロファージ・骨髄の前駆細胞などに直し、HHV-6AとHHV-6Bが別種であることを添えた。(出典:Agut 2015、Ablashi 2014)
    • トピックHerpesviruses: HHV-6, 7, 8HHV-6の潜伏部位を単球・マクロファージ・骨髄の前駆細胞・中枢神経系の細胞に直した(増殖の主な場は活性化CD4陽性T細胞、HHV-7は末梢血T細胞に潜伏)。(出典:Agut 2015、Black 19991099-1654(199910/12)9:4<245::aid-rmv253>3.0.co;2-i))
    • 微生物Herpes simplex virus 2アシクロビル耐性時の交差耐性とホスカルネット静注による治療、外用抗ウイルス薬とTzanck試験を勧めないことを加えた。(出典:CDC STI 2021、IUSTI 2024)
    • 疾患先天性TORCH感染症先天性CMVへのバルガンシクロビルの開始時期を、ECCI 2024(生後1か月以内、難聴単独では1〜3か月の開始も有益でありうる)と、生後13週未満の難聴単独例を対象とした非無作為化試験とに書き分けた。(出典:ECCI 2024、Chung 2024)
  6. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(赤痢アメーバ・HIV-1・梅毒トレポネーマ・ロタウイルス・三日熱マラリア原虫・プロテウス・カンピロバクター・バルトネラ・レジオネラ・アシネトバクター)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・予防の記述を改めた。同じ誤りの是正を関連するノート21本に広げた。

    • 微生物Entamoeba histolytica治療期間を病型別(大腸炎はメトロニダゾール5〜10日またはチニダゾール3〜5日、肝膿瘍はメトロニダゾール10日またはチニダゾール5日、その後パロモマイシン7日)に直し、無症候性の嚢子排出者は管腔内薬だけで治療すると明記した。症候性へ進むのは10〜20%程度とし、顕微鏡検査の限界(感度60%未満で非病原性種と区別できない)、肝膿瘍のドレナージの条件(治療3〜5日で反応が無い、壁が未成熟または破裂が切迫など)を加えた。(出典:Shirley 2018、Kumar 2024)
    • 微生物HIV-1「ジドブジンは妊娠中でも使える数少ない薬」を改め、妊婦の推奨をビクテグラビル合剤、またはテノホビル系にドルテグラビル・ダルナビル/rを組み合わせるものとし、ジドブジンは分娩時に診断されHIV RNAが400を超える場合の静注と新生児の予防に残ると書き直した。初回治療の推奨4レジメンと2剤療法の条件、曝露後予防(理想は24時間以内、遅くとも72時間以内に開始し28日間)、治療による予防の条件(6か月超の治療とHIV RNA 200 copies/mL未満の持続)を現行化した。(出典:EACS 13.0、CDC nPEP 2025、CDC/APHL 2014)
    • 微生物T. pallidum ssp. pallidum暗視野顕微鏡と銀染色を混同した記述を分け(暗視野は無染色で採取後20分以内、口腔病変には使わない。組織には免疫組織化学を優先)、Jarisch-Herxheimer反応を「24時間以内」に、トレポネーマ検査は一次期に治療した例の15〜25%が陰性化すると直した。病期別のペニシリン用量とアレルギー時の代替を表にした。(出典:CDC STI 2021、Papp 2024)
    • 微生物Rotavirus A–J接種年齢の上限(初回14週6日・全接種8か月0日)を米国ACIPの規定と明記し、添付文書より長いこと、WHOは年齢制限を外して24か月未満まで接種できるとすることを併記した。構造を3層の蛋白殻、分類をセドレオウイルス科に改め、種(A〜J)と遺伝子型(G/P型)を分け、接種10万人あたり1〜6例の腸重積リスクを加えた。(出典:WHO 2021、ACIP 2009、ICTV 2022)
    • 微生物Plasmodium vivax休眠体に効く薬を「プリマキンだけ」からタフェノキンを含む8-アミノキノリン系に改め、根治療法の量と期間をG6PD活性別にWHOとCDCで比べる表を加えた(欠損例は8-アミノキノリン系を使わずクロロキン週1回の予防内服を続ける)。タフェノキンの条件と、妊娠・授乳中の扱いを加えた。(出典:WHO 2025、CDC)
    • 微生物Proteus mirabilis自然耐性の理由を「ニトロフラントインは血中濃度が低い」という誤りから、EUCASTの想定耐性表現型(テトラサイクリン系・コリスチン・ニトロフラントイン)に改めた。ストルバイト結石の治療を「結石をできるだけ完全に除去し、持続する細菌尿に抗菌薬」(いずれも強い推奨)に直した。(出典:EUCAST v1.2、EAU 2026)
    • 微生物Campylobacter jejuni潜伏期を1〜2日から通常2〜5日に、自然治癒までを多くは1週間以内に直した。治療を第一選択アジスロマイシン・代替シプロフロキサシン、抗菌薬は重症例と高リスク群に限るとし、フルオロキノロン耐性率とギラン・バレー症候群の頻度(感染1,000件あたり0.2〜1.7件)を加えた。「ポリミキシンBに自然耐性」を削った。(出典:CDC、IDSA 2017、EUCAST v1.2)
    • 微生物Bartonella henselae細菌性血管腫症の治療をエリスロマイシン(第一選択)またはドキシサイクリン3か月(肝紫斑病は4か月)に、確定した心内膜炎をドキシサイクリン6週+ゲンタマイシン14日に直し、猫ひっかき病のアジスロマイシンを広範なリンパ節腫脹の例に限った。2004年の推奨であることを本文に明記した。(出典:Rolain 2004、Bass 1998)
    • 微生物Legionella pneumophila尿中抗原は血清群1しか検出せず、ルーチンではなく疫学的手がかりのある例と重症市中肺炎に行うと改めた。リファンピシン併用を「重症・重い併存症・単剤不応例に限って考慮」とし、フルオロキノロンとマクロライドで死亡率に差が無いことを加えた。(出典:ATS/IDSA 2019、Varner 2011、Jasper 2021)
    • 微生物Acinetobacter baumanniiカルバペネム耐性株の治療を、コリスチン・チゲサイクリンなどの列挙から、スルバクタム・デュルバクタム+イミペネムまたはメロペネムを優先、高用量アンピシリン・スルバクタムは橋渡し、セフィデロコル・ミノサイクリン・ポリミキシンBは併用での代替とする現行の推奨に改めた。スルバクタム・デュルバクタム耐性株やNDM産生株ではスルバクタムを含まない組み合わせを選ぶことを加えた。(出典:IDSA 2026、EUCAST v1.2)
    • 微生物Proteus vulgaris誘導型βラクタマーゼをAmpCではなくクラスAのセフロキシマーゼに直し、自然耐性からセフォキシチンを外してセフロキシム・テトラサイクリン系を加えた。(出典:EUCAST v1.2、Datz 1994、Yang 1988)
    • 微生物Plasmodium ovale休眠体に効く薬を「プリマキンだけ」から8-アミノキノリン系に改め、タフェノキンの扱いがCDC(卵形マラリアにも使える)とWHO(三日熱マラリアに限る)で違うことを加えた。(出典:CDC、WHO 2025)
    • 薬剤primaquine根治療法の用量をG6PD活性別(30%超で0.5 mg/kg/日を14日または7日、70%超で1 mg/kg/日を7日、欠損例は0.75 mg/kgを週1回8週)に改め、伝播阻止の単回0.25 mg/kgはG6PD検査が不要であることを加えた。休眠体に効く薬はプリマキンとタフェノキンの2剤とした。(出典:WHO 2025、CDC)
    • トピックPlasmodia休眠体に効く薬を「プリマキンのみ」から8-アミノキノリン系(プリマキン・タフェノキン)に改めた。(出典:CDC、WHO 2025)
    • トピックEntamoeba histolytica and Entamoeba coliチニダゾールの期間を大腸炎3〜5日・肝膿瘍5日に、無症候性の嚢子排出者を管腔内薬だけで治療すると直した。ニトロイミダゾール単独後の腸管内残存(40〜60%)の出典の著者を Kantor らに正した。(出典:Shirley 2018、Kantor 2018)
    • トピックRetroviruses and AIDS「ジドブジンは妊娠中でも使える数少ない薬」を改め、妊婦の推奨はテノホビル系にドルテグラビル・ビクテグラビル・ダルナビル/rを組み合わせるもので、ジドブジンは分娩時の静注と新生児の予防に残るとした。(出典:EACS 13.0)
    • 薬剤zidovudine妊娠中の位置づけを「今も中心的な役割」から歴史的な意義と現在残る役割(分娩時にHIV RNAが400を超える場合の静注、新生児の予防)に改めた。(出典:EACS 13.0)
    • 疾患HIV感染症・AIDS「ジドブジンは妊娠中でも使える数少ない薬」を改め、妊婦の推奨レジメンをEACS 13.0に合わせた。(出典:EACS 13.0)
    • トピックRota-, Calici- and Astrovirusesロタウイルスの構造を3層の蛋白殻に、接種年齢の上限を米国ACIPの規定(WHOは24か月未満まで)と明記し、「唯一の二本鎖RNAウイルス」を削って種をA〜D・F〜Jに直した。アルコールへの抵抗性はノロウイルスなど一部の例として弱めた。(出典:WHO 2021、ACIP 2009)
    • 疾患ウイルス性胃腸炎ロタウイルスワクチンの接種年齢の上限を米国ACIPの規定と明記し、WHOが年齢制限を外していることを併記した。(出典:WHO 2021、ACIP 2009)
    • 微生物Human herpesvirus 6a潜伏部位を「CD4陽性T細胞」から単球・マクロファージ・骨髄の前駆細胞・中枢神経系の細胞に直した(増殖の主な場は活性化CD4陽性T細胞)。(出典:Agut 2015、Ablashi 2014)
    • 微生物Human herpesvirus 6b潜伏部位を「CD4陽性T細胞」から単球・マクロファージ・骨髄の前駆細胞・中枢神経系の細胞に直し、遺伝性の染色体組み込みの頻度を先進国で約0.2〜1%とした。(出典:Agut 2015)
    • 微生物Herpes simplex virus 1ヒトヘルペスウイルスの表で、HHV-6の潜伏部位を単球・マクロファージ・骨髄の前駆細胞に直した。(出典:Agut 2015)
    • トピックKlebsiella, Enterobacter, Proteus, and Serratia genusクリステンセン尿素培地でのウレアーゼ陽性の色を紫色からピンク色に直した。(出典:Duran-Ramirez 2022)
    • トピックCampylobacter genus and Helicobacter pyloriカンピロバクターの潜伏期を1〜2日から通常2〜5日に直し、ギラン・バレー症候群の頻度(感染1,000件あたり0.2〜1.7件、GBSの5〜41%が本菌)を加えた。(出典:CDC)
    • トピックLegionella pneumophilaリスクとなる年齢を55歳以上から50歳以上に、ヒトからヒトへの感染を「一切ない」から「原則として起こらない」に改め、飲料水の誤嚥による感染を加えた。(出典:CDC Clinical Overview、CDC How Legionella Spreads)
    • 疾患レジオネラ症リスクとなる年齢を55歳以上から50歳以上に、ヒトからヒトへの感染を「ない」から「原則として起こらない」に改め、飲料水の誤嚥による感染を加えた。(出典:CDC Clinical Overview、CDC How Legionella Spreads)
    • トピックPseudomonas group and Acinetobacter, Burkholderia, Stenotrophomonas genusカルバペネム耐性アシネトバクターの治療に、スルバクタム・デュルバクタム+カルバペネムが優先、高用量アンピシリン・スルバクタムは橋渡しに限ることを加えた。(出典:IDSA 2026)
    • 薬剤sulbactam「常にアンピシリンと併用」を改め、スルバクタム・デュルバクタムがカルバペネム耐性アシネトバクターの優先治療であること(無作為化試験で28日生存81%対68%)と米国での承認・用量を加えた。(出典:IDSA 2026、XACDURO 米国添付文書)
    • トピックTreponema genusJarisch-Herxheimer反応を「数時間以内」から「24時間以内」に直し、治療を糖質コルチコイドとする記述を外して、解熱薬に予防効果は証明されていないことを加えた。(出典:CDC STI 2021)
    • 疾患新生児眼炎クラミジア結膜炎の発症を5〜12日(5〜14日とする資料もある)とし、治療をアジスロマイシン単回からエリスロマイシン14日間(推奨)・アジスロマイシン3日間(代替)に改め、肥厚性幽門狭窄の注意を両剤に広げた。(出典:CDC STI 2021)
  7. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(天然痘ウイルス・緑色レンサ球菌・インフルエンザA・サルモネラ・ヒストプラスマ・HPV・ニューモシスチス・アデノウイルス・乳酸菌・熱帯熱マラリア原虫)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・予防の記述を改めた。同じ誤りの是正を関連するノート20本に広げた。

    • 微生物Variola virus潜伏期を「5〜7日」から通常10〜14日(範囲7〜19日、この間は無症状で感染性なし)に直し、発疹の広がりを口咽頭→顔面・四肢→体幹・手掌・足底の順に改め、「同時性」は体の部位ごとにそろう意味だとした。致死率約30%は大痘瘡の値で小痘瘡は約1%とし、テコビリマット・ブリンシドフォビルは動物実験に基づく承認で、罹患者で有効性が証明された治療は無いと明記した。ワクチンの世代別の複製能と、複製型が妊娠中・進行した免疫不全・アトピー性皮膚炎などで禁忌であることを加えた。(出典:CDC 臨床像、CDC 治療、WHO 2024、PMDA)
    • 微生物Viridans group streptococci心内膜炎の治療をJCS 2026に基づいて書き直し、ペニシリンMICの区分、2週間短縮レジメンの5条件、非感受性株の人工弁ではゲンタマイシンを全期間併用することを加えた。歯科処置前の予防投与を、米国(最高リスク群のみ、クリンダマイシンは除外)と日本(中等度リスク群にも提案、クリンダマイシンを残す、植込み型心臓デバイスも対象)で書き分けた。(出典:JCS 2026、AHA 2021)
    • 微生物Influenza A virusワクチンの「3価・4価」を、WHOがB/Yamagataを除いた3価への移行を推奨し米国のワクチンは3価だと改めた。抗ウイルス薬にザナミビル・ペラミビルを加え、入院例と重症・進行性の外来例は発症からの期間を問わず開始すること、入院例にバロキサビルなどを定型使用しないこと、迅速抗原検査の感度(約10〜70%)と入院例には用いないことを加えた。(出典:IDSA 2018、CDC、WHO)
    • 微生物Salmonella enterica潜伏期を「14〜48時間」から6時間〜6日に直し、抗菌薬の適応をCDCの2区分(重症・腸管外感染と、乳児・動脈硬化のある50歳以上・免疫抑制などの高リスク)に改めた。分離培地の所見を公定法(FDA BAM)に置き換え、Vi抗原の有無ではチフス菌と非チフス性を見分けられないことを加えた。(出典:CDC、FDA BAM、Pickard 2003、Baker 2005)
    • 微生物Histoplasma capsulatum「軽症〜中等症はイトラコナゾールが第一選択」を、免疫正常者の軽症・急性肺型は抗真菌薬を日常的に使わない、中等症は治療も経過観察も許容、播種リスクのある免疫不全者は治療を提案、と改めた。重症例はリポソーマルアムホテリシンB 3 mg/kg(中枢神経5 mg/kg)で始め、イトラコナゾールの血中濃度目標を加えた。症候性感染は約1%、培養の陽性化は最長6週間と直した。(出典:IDSA 2025、IDSA 重症合意 2026、CDC)
    • 微生物HPV 16, 18, 31, 33, 58エイズ指標疾患を「HPV関連癌」から浸潤性子宮頸癌に限り、16型と18型で子宮頸癌の71%とする WHO の値に直し、68型を「おそらく発癌性」とした。WHO 2022(9〜14歳の女子、2回が基本、1回は適応外の選択肢)と日本の定期接種(2026年度から9価のみ公費、キャッチアップ終了)を加えた。(出典:WHO 2022、厚労省、厚労省 キャッチアップ、CDC 2014)
    • 微生物Pneumocystis jiroveciiHIV感染者の一次予防の基準を「CD4<200(または<14%)」から NIH 2026 の開始・再開・中止基準に改め、二次予防の中止基準も加えた。治療を重症度別に整理し、ステロイドの適応をHIV関連の肺炎に限って非HIV例は個別判断とし、非HIVの血液疾患患者の予防の対象を加えた。(出典:NIH 2026、ECIL-5 治療、ECIL-5 予防、Cochrane 2015)
    • 微生物Human adenovirus「51血清型・116 genotype」を110を超える型に改めた。治療を、承認薬は無く、免疫抑制の減量が先、シドフォビル静注は適応外で腎毒性が強い、経口ブリンシドフォビルは開発中止と書き直し、ワクチンの対象を17〜50歳の軍人集団とした。(出典:MacNeil 2023、AST 2019、Schoninger 2026、FDA 添付文書)
    • 微生物Lactobacillusバンコマイシンの自然耐性を属全体から菌種差(*L. rhamnosus*・*L. casei* は耐性、*L. acidophilus* は感受性)に改め、メトロニダゾール・アミノグリコシド・シプロフロキサシン耐性と、ICU患者でプロバイオティクス製剤株が血液に入りうることを加えた。(出典:Goldstein 2015、Yelin 2019)
    • 微生物Plasmodium falciparum重症マラリアをアルテスネート24時間以上の後にACT 3日間とし、アルテスネートが無ければキニーネよりアルテメテルを優先、小児の用量がWHOとCDCで違うことを明記した。「プリマキン不要」を伝播阻止の単回低用量投与に、ワクチンの対象を流行地の小児に改め、米国でアルテメテル・ルメファントリンが2026年8月から5日間投与になったこと、アフリカでのアルテミシニン部分耐性を加えた。(出典:WHO 2025、CDC 非重症、CDC 重症、Rosenthal 202400141-5))
    • 疾患感染性心内膜炎口腔レンサ球菌の治療に日本の基準(2週間短縮レジメンの5条件、非感受性株の人工弁ではゲンタマイシン全期間、ガイドライン内でペニシリンMICの境界が本文と表で異なること)を加えた。(出典:JCS 2026)
    • 疾患ヒストプラズマ症治療を2007年版から更新し、免疫正常者の軽症・急性肺型は日常的には治療しない、中等症は治療も経過観察も許容、重症はリポソーマルアムホテリシンB 3 mg/kg(中枢神経5 mg/kg)とし、イトラコナゾールの血中濃度目標と、培養の陽性化が最長6週間であることを加えた。(出典:IDSA 2025、IDSA 重症合意 2026、CDC)
    • 薬剤itraconazoleヒストプラスマ症での位置づけを「播種性の第一選択級」から、重症ではアムホテリシンBの後に続ける経口薬に改め、用量と血中濃度目標を加えた。(出典:IDSA 重症合意 2026、IDSA 2025)
    • トピックCoccidioides immitis. Histoplasma capsulatumヒストプラスマ症の「局所・軽症はイトラコナゾールが第一選択」を、免疫正常者の軽症は日常的には治療しない、中等症は治療も経過観察も許容に改め、重症はリポソーマルアムホテリシンB 3 mg/kg(中枢神経5 mg/kg)の後にイトラコナゾールとした。(出典:IDSA 2025、IDSA 重症合意 2026)
    • 微生物Salmonella typhi「Vi抗原は非チフス性サルモネラとの鑑別点」を、パラチフスC菌と S. Dublin の一部も持ち Vi 陰性のチフス菌もいるため、Vi だけでは決まらずO・H抗原と合わせて読むと改めた。(出典:Pickard 2003、Baker 2005)
    • トピックSalmonella typhi and Salmonella paratyphi A, B, CVi抗原をチフス菌とパラチフスC菌が持つと改め、ブリリアントグリーン培地の色(サルモネラは赤〜淡紅白色)が逆になっていたのを直し、この培地はチフス菌・パラチフス菌の分離に向かないことを加えた。(出典:Pickard 2003、Hardy Diagnostics)
    • トピックSalmonella genus. Salmonellae causing gastroenteritisブリリアントグリーン培地の色が逆になっていたのを直した(サルモネラは赤〜淡紅白色、乳糖・白糖分解菌は黄〜黄緑色)。(出典:Hardy Diagnostics)
    • トピックPathogens of enterally (faecal-oral route) spreading bacterial infections (list) and their diagnosisEMB培地で大腸菌を「赤色」としていたのを、中心が暗く金属光沢を伴う集落(光沢を欠くこともある)に直した。(出典:FDA BAM 第4章)
    • トピックEscherichia coliEMB培地での大腸菌の集落を「緑色〜濃青色」から、中心が暗く金属光沢を伴う集落に直した。(出典:FDA BAM 第4章)
    • 微生物Serratia marcescens自然耐性にセフロキシム・ニトロフラントイン・ポリミキシンBを加え、アモキシシリン・クラブラン酸とアンピシリン・スルバクタムへの耐性を本文に加えた。(出典:EUCAST v1.2)
    • 疾患インフルエンザ「3価・4価のワクチンがある」を、B/Yamagata が2020年3月以降検出されずWHOが除外を推奨し、現行は3価へ移行していると改めた。(出典:WHO)
    • 疾患HPV感染症(疣贅・尖圭コンジローマ・子宮頸部異形成)国名なしで書いていた米国の接種日程を、日本の定期接種(小6〜高1の女子、2026年度から9価のみ公費)・WHO 2022・米国ACIPに書き分け、日本の勧奨差し控え(2013年)と再開(2022年)、キャッチアップの終了を加えた。(出典:厚労省、WHO 2022、ACIP 2019)
    • トピックHPV-Associated Diseases and Treatment国名なしで書いていた米国の接種日程を、日本の定期接種・WHO 2022・米国ACIPに書き分けた。(出典:厚労省、WHO 2022、ACIP 2019)
    • 疾患ニューモシスチス肺炎HIV感染者の一次予防を NIH 2026 の開始・ART中の再開・中止基準に改め、72時間を過ぎてからのステロイドを「利益は不明だが中等症〜重症では投与する臨床医が多い」に直した。(出典:NIH 2026)
    • トピックAdenoviruses「51血清型・116 genotype、53番以降は組換え体」を、110を超える型(現在は遺伝子型で定義、2026年8月時点で118番まで、その多くが組換え体)に改めた。(出典:MacNeil 2023、HAdV作業部会)
    • 疾患マラリアワクチンの対象を「サハラ以南アフリカ」から流行地の小児(中〜高伝播地域を優先、生後5か月から4回)に改め、重症例のアルテスネートを静注または筋注で24時間以上、その後ACT 3日間とした。(出典:WHO 2025)
    • トピックPlasmodiaマラリアワクチンの対象を「サハラ以南アフリカ」から流行地の小児(中〜高伝播地域を優先)に改めた。(出典:WHO 2025)
    • 疾患HIV感染症・AIDS妊婦のレジメンで、ビクテグラビルはビクテグラビル・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン合剤としてだけ用いると明記した。(出典:EACS 13.0)
    • トピックRetroviruses and AIDS妊婦のレジメンで、ビクテグラビルは合剤としてだけ用いると明記した。(出典:EACS 13.0)
    • トピックRota-, Calici- and Astrovirusesセドレオウイルス科の新設を「2022年の改訂」から、ICTVの2021年分類リリース(2022年3月に批准)でレオウイルス科が2科に分かれたと直した。(出典:ICTV MSL37)
    • トピックNormal flora of the genital tract. Pathogens of sexually transmitted diseases (list)「乳酸産生で腟内を酸性に保つ」の出典を、それを支えない分類学の論文から腟内細菌叢の研究に替えた。(出典:Ravel 2011)
  8. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(リゾプス・リケッチア・イヌ回虫・バンクロフト糸状虫・エンテロバクター・白癬菌・ブルセラ・ウェルシュ菌・クリプトコッカス・ノカルジア)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・診断の記述を改めた。同じ誤りの是正を関連するノート20本に広げた。

    • 微生物Rhizopus oryzae「分岐角(直角対45°)でアスペルギルスと見分ける」を、組織では分岐角は判定しにくく菌糸の幅(6〜16 μm)と不規則な分岐のほうが当てになり、培養か分子法での確認が強く推奨されると改めた。イサブコナゾール・ポサコナゾールを一次治療の選択肢にも加え、リポソーマルアムホテリシンB 5〜10 mg/kg/日を初日から全量で始めることを加えた。「薬だけでは救命できない」を症例集積の生存率に置き換えた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3)、Roden 2005)
    • 微生物Rickettsia rickettsii致命率を「無治療で20〜25%」から抗菌薬以前で約25%・現在5〜10%に、潜伏期を3〜12日に直し、クリイロコイタマダニを媒介に加え、ダニは付着後2〜20時間で感染させうるのですぐ除去するとした。クロラムフェニコールはテトラサイクリン系より死亡の危険が高く、サルファ剤は病状を悪化させうることを加えた。(出典:CDC MMWR 2016、CDC 2025)
    • 微生物Toxocara canis虫卵が土壌で感染性になるまでを1〜4週に直し、待機宿主の生肉・肝臓からの感染、CDCの用量(アルベンダゾール400 mg 1日2回5日間など)、血清検査の感度・特異度を加えた。(出典:CDC DPDx、CDC 治療)
    • 微生物Wuchereria bancrofti根拠の無かったメベンダゾールを外し、ジエチルカルバマジンの用量と禁忌(オンコセルカ症の併存、ロア糸状虫のミクロフィラリアが1 mLあたり8,000以上)、共存する寄生虫に応じたWHOの集団投薬レジメンを加えた。(出典:CDC、CDC ロア糸状虫症、WHO 2017)
    • 微生物Enterobacter cloacaeアズトレオナムを推奨から外し、侵襲性感染ではセフトリアキソン・ピペラシリン・タゾバクタムを避けてセフェピム(MIC 8以下でESBL遺伝子なし)を優先し、セフトリアキソン曝露後に約20%で耐性化することを加えた。(出典:IDSA 2026、EUCAST v1.2)
    • 微生物Trichophyton rubrum爪白癬の治療を、日本(テルビナフィン125 mg/日×6か月、ホスラブコナゾール、イトラコナゾールのパルス療法、エフィナコナゾール・ルリコナゾール爪外用液)と米国(250 mg/日×6〜12週)に書き分け、テルビナフィン耐性の節を加えた。(出典:日本皮膚科学会 2025、AAFP 2025)
    • 微生物Brucella melitensis標準治療を「ドキシサイクリン+リファンピシン」から、アミノグリコシドを含む併用が望ましい(ドキシサイクリン+リファンピシンは治療失敗が多い、ゲンタマイシンはストレプトマイシンに劣らない、単剤は失敗が多い)に改め、検査室感染の実態を加えた。(出典:Skalsky 2008、Traxler 2013)
    • 微生物Clostridium perfringensガス壊疽の治療を緊急の外科的デブリードマン主体、確定後はペニシリン+クリンダマイシン、高気圧酸素療法は推奨しないと改め、食中毒の原因株を2018年の改訂どおりF型とした。(出典:IDSA 2014、Rood 2018)
    • 微生物Cryptococcus neoformansHIV患者の維持療法の終了基準を「CD4>100が3か月」からCD4>200かつウイルス抑制に改め、導入・地固め療法の用量、ARTを抗真菌治療開始から4〜6週遅らせること、髄液圧の管理、CrAgスクリーニングの対象を WHO 2022 に合わせた。エキノキャンディンが効かない理由を、標的酵素は阻害されるのに菌体は耐性で別の機序による、と直した。(出典:WHO 2022、Maligie 2005)
    • 微生物Nocardia自然宿主「家畜」を土壌・水に分布する環境菌に改め、患者の最大3分の1は免疫正常者であること、菌種の同定と感受性試験、播種性・重症例の併用療法、中枢神経系の画像検査の適応、病変別の治療期間を加えた。(出典:Wilson 2012、AST 2019)
    • 疾患ムーコル症「鈍角の分岐」を決め手とする記述を、菌糸の幅と不規則な分岐のほうが当てになり培養か分子法で確認すると改めた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • 微生物Mucor indicus分岐角を決め手とする記述を、菌糸の幅と不規則な分岐、培養か分子法での確認に改めた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • 微生物Rhizomucor pusillus分岐角を決め手とする記述を、菌糸の幅と不規則な分岐、培養か分子法での確認に改めた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • 微生物Aspergillus fumigatus「分岐角が決める」を、菌糸の幅(3〜5 μm対6〜16 μm)と規則的か不規則かの分岐、培養か分子法での確認に改めた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • トピックZygo- (phyco-) mycoses. Aspergillus species and Penicillium genus「分岐角度がそのまま診断名」を、分岐角は古典的な特徴だが決め手ではなく、菌糸の幅と不規則な分岐、培養か分子法での確認が要ると改めた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • 疾患眼窩尖端症候群ムーコル症の組織診断で分岐角は判定しにくく、培養か分子法での確認が要ることを加えた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • トピックAspergillosis (Grocott)「分岐角と隔壁の判定がそのまま薬剤選択に直結」を、菌糸の幅と分岐の規則性を見たうえで培養か分子法で確認すると改めた。(出典:ECMM/MSG ERC 201930312-3))
    • 疾患皮膚糸状菌症(白癬)国名なしの「テルビナフィン手爪6週・足爪12週」を日本(125 mg/日×6か月、ホスラブコナゾールも推奨度A、爪外用液2剤)と米国(250 mg/日×6〜12週)に書き分け、肝機能検査の扱いの違いを加えた。(出典:日本皮膚科学会 2025、AAFP 2025)
    • トピックOnychomycosis (Tinea Unguium)国名なしの米国の用法を、日本と米国の用法に書き分けた。(出典:日本皮膚科学会 2025、AAFP 2025)
    • 微生物Cryptococcus gattiiエキノキャンディンが効かない理由を「グルカンが少なくキチンが多い」から、標的酵素は阻害されるのに菌体は耐性で別の機序による(C. neoformans での研究)と直した。(出典:Maligie 2005)
    • トピックWorms causing filariasisリンパ系フィラリア症の治療からメベンダゾールを外し、ジエチルカルバマジンの禁忌(オンコセルカ症の合併、ロア糸状虫のミクロフィラリア高値)と1 mLあたり8,000未満という開始基準を加えた。(出典:CDC、CDC ロア糸状虫症)
    • トピックToxocara canis, T. cati虫卵が環境中で感染性になるまでを「3〜4週間」から1〜4週間に直した。(出典:CDC DPDx)
    • トピックRickettsia, Orientia, Coxiellaロッキー山紅斑熱の潜伏期(3〜12日)・発疹の時期・致命率・危険因子・媒介を直し、発疹チフスの病原巣(主にヒト、米国ではアメリカモモンガ)、潜伏期(8〜16日)、Brill-Zinsser病(初感染時に未治療だった人の再燃)を改め、「不活化ワクチン」を削った。(出典:CDC MMWR 2016、CDC 発疹チフス、CDC Yellow Book)
    • 薬剤chloramphenicolリケッチア症での位置づけを「妊婦などでの代替」から、致命率の上昇と関連する代替で、ロッキー山紅斑熱では妊婦を含む全年齢にドキシサイクリンが勧められると改めた。(出典:CDC 2025、CDC Yellow Book)
    • トピックGas-gangrene clostridiaガス壊疽の治療を、緊急の外科的探索とデブリードマンを主体に、確定治療はペニシリン+クリンダマイシン、高気圧酸素療法は推奨しないと改め、C型菌の壊死性腸炎は新生児の壊死性腸炎とは別の病態だと明記した。(出典:IDSA 2014)
    • 薬剤benzylpenicillinガス壊疽ではクリンダマイシン併用とデブリードマンが前提であることを明記した。(出典:IDSA 2014、Stevens 1987)
    • トピックActinomyces and Nocardia genus, atypical and apathogenic mycobacteriaノカルジアの自然宿主「イヌ・ウシなど家畜」を土壌・水に分布する環境菌に改め、患者の最大3分の1は免疫正常者であることを加えた。(出典:Wilson 2012)
    • 疾患ノカルジア症「健常者にはまず病気を起こさない」を、患者の最大3分の1は免疫正常者で、原発性皮膚型は通常免疫正常者に起こると改めた。(出典:Wilson 2012)
    • トピックBrucella genusブルセラ症の治療を、ドキシサイクリンを軸にアミノグリコシドを含む併用が望ましい(リファンピシン併用は再発が多い、単剤は失敗が多い)と改めた。(出典:Skalsky 2008)
  9. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(ポルフィロモナス・プレボテラ・プロピオニバクテリウム・発疹チフスリケッチア・フソバクテリウム・住血吸虫2種・有鉤条虫・ディフィシル菌・糞線虫)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・診断の記述を改めた。同じ誤りの是正を関連するノート22本に広げた。

    • 微生物Porphyromonas gingivalis歯周炎の分類を2017年の新分類(慢性・侵襲性の区別を廃止)に合わせ、全身抗菌薬の併用を「重症・難治例の補助」から「日常的には推奨せず特定の患者群で考慮」に改めた。キーストーン病原体説はマウスの研究に基づくことを明記し、動脈硬化との結びつきは歯周病全般との関連で因果は確立していないとした。(出典:EFP S3 2020、Hajishengallis 2011、AHA 2012)
    • 微生物Prevotella intermedia性ステロイドの利用を「ビタミンKに構造が似るため」から試験管内の所見で説明の一つとして提唱されたものに弱め、βラクタマーゼ産生のアモキシシリン耐性株とクリンダマイシン非感性(属全体で33.7%)を加えた。全身抗菌薬の併用は日常的には推奨しないとした。(出典:Kornman 1982、Veloo 2012、Ulger Toprak 2018、EFP S3 2020)
    • 微生物Propionibacterium2016年の再分類の説明を直し(Propionibacterium 属は熟成チーズなどの古典的プロピオン酸菌を中心に改訂、皮膚の菌は Cutibacterium へ)、血液培養では2本以上の陽性で起炎菌とみなし陽性化に平均約6日かかること、人工物感染の治療薬、痤瘡では抗菌薬を外用・内服とも単剤で使わず内服は通常3〜4か月以内とすることを加えた。(出典:Scholz 2016、Achermann 2014、AAD 2024、日本皮膚科学会 2023)
    • 微生物Rickettsia prowazekii病原巣「ヒトのみ」を主にヒト(米国ではアメリカモモンガも)に、潜伏期を1〜3週から曝露の8〜16日後に、発疹の出現を症状出現の2〜3日後に直した。Brill-Zinsser病を初感染時に未治療だった人の再燃とし、「流行地で不活化ワクチンを使用」を予防用ワクチンは無いと改めた。(出典:CDC、CDC Yellow Book、Rolain 1998)
    • 微生物Fusobacterium nucleatumLemierre症候群の主な原因菌は F. necrophorum で、本菌による例は症例報告にとどまると改め、大腸癌との関係は関連であって因果は確立していないと明記した。(出典:Riordan 2007、Rubinstein 2013)
    • 微生物Schistosoma haematobiumWHOの集団治療の対象を学童から就学前児・曝露する成人・流行地の住民全体に広げ、尿濾過法、女性性器住血吸虫症、CDCの用量と治療時期、日本ではプラジカンテルが住血吸虫症に未承認で投与後に重い炎症反応の報告があることを加えた。(出典:WHO、CDC、PMDA)
    • 微生物Schistosoma mansoni集団治療をWHO 2022ガイドライン(有病率10%以上の地域で2歳以上の全員に年1回)に改め、分布を直し、CDCの用量と日本での未承認・炎症反応の報告を加えた。(出典:WHO 2022、CDC、PMDA)
    • 微生物Taenia solium神経嚢虫症の治療をIDSA/ASTMH 2017の病変別の推奨(1〜2個の生存嚢胞はアルベンダゾール単独、3個以上はプラジカンテル併用、石灰化病変は駆虫薬不要、治療前の眼底検査など)に整理し、条虫症の治療からメベンダゾールを外した。日本ではプラジカンテルが有鉤嚢虫症に禁忌であることを加えた。(出典:IDSA/ASTMH 2017、WHO、CDC、PMDA)
    • 微生物Clostridioides difficile保菌率と毒素の機序を日本のガイドラインに合わせて直し、初発の治療を米国(フィダキソマイシン優先)・欧州・日本(非重症の初発はメトロニダゾール)に書き分けた。日本ではベズロトクスマブが販売中止となったことを加えた。(出典:日本 CDI 2022、IDSA/SHEA 2021、ESCMID 2021、MSD)
    • 微生物Strongyloides stercoralis過剰感染・播種の無治療死亡率を「50%超」から約90%に近づくと直し、チアベンダゾールを外し、過剰感染の治療と、免疫抑制を始める前のスクリーニング・予防的イベルメクチン投与を加えた。(出典:CDC、CDC 治療、Requena-Méndez 2017)
    • 疾患クロストリディオイデス・ディフィシル感染症初発治療の第一選択を国別に書き分け(米国・欧州はフィダキソマイシン優先、日本は非重症の初発にメトロニダゾール)、米国でメトロニダゾールが外れたのは2021年ではなく2017年の改訂だと帰属を正した。毒素の機序(両毒素とも Rho を不活化)と保菌率を直し、ベズロトクスマブの日本での販売中止を加えた。(出典:日本 CDI 2022、IDSA/SHEA 2017、IDSA/SHEA 2021、ESCMID 2021)
    • 薬剤metronidazoleCDIでの位置づけを「IDSA/SHEA改訂で第一選択から外れた」から国別(米国は2017年に外れた、日本は非重症の初発で第一選択)に改めた。(出典:日本 CDI 2022、IDSA/SHEA 2017)
    • 薬剤fidaxomicin「初発・再発いずれも第一選択」を国別の位置づけに改め、劇症型に使わない理由を同等性を示した試験が劇症例を除外していたためと直した。(出典:IDSA/SHEA 2021、日本 CDI 2022、ESCMID 2021)
    • 薬剤vancomycinCDIでの経口用量を「重症では500 mg 1日4回」から、非重症・重症とも125 mg 1日4回で500 mgは劇症型のみに直した。(出典:日本 CDI 2022、IDSA/SHEA 2017)
    • 薬剤bezlotoxumab毒素の機序を直し、日本で販売中止となり2024年4月以降は保険請求できないことを加えた。(出典:MSD、日本 CDI 2022)
    • トピックClostridioides difficile Infection治療に日本の推奨(非重症の初発はメトロニダゾール)を加えて欧米と書き分け、ベズロトクスマブの日本での販売中止を加えた。(出典:日本 CDI 2022、MSD)
    • トピックClostridium botulinum and C. difficile保菌率「成人1〜2%・新生児70%」を日本のガイドラインの値に、毒素の機序を両毒素とも Rho を不活化すると直し、治療を国別に書き分けた。(出典:日本 CDI 2022)
    • トピックC18: Metronidazole. Fidaxomicin. Rifaximin. Nitrofurantoin. FosfomycinCDIの推奨の表に日本2022の行を加え、メトロニダゾールの位置づけを国別に書き分けた。(出典:日本 CDI 2022)
    • トピックCore55: Drug-induced adverse reaction: pseudomembranous colitisCDIの治療を国別に書き分け、「メトロニダゾールは歴史的な位置づけ」を欧米に限り日本では現行の第一選択だと明記した。(出典:日本 CDI 2022、MSD)
    • トピックBacterial infectionsCDIの治療の表に日本2022の列を加え、メトロニダゾールの扱いを国別にした。(出典:日本 CDI 2022)
    • 疾患発疹チフス潜伏期を曝露の8〜16日後、発疹を症状出現の2〜3日後に直して発疹を欠く例があると加え、「流行地で不活化ワクチンを使用」を予防用ワクチンは無いと改めた。Brill-Zinsser病について資料間の食い違いを併記し、ドキシサイクリンの期間をCDCに合わせた。(出典:CDC、CDC Yellow Book)
    • 疾患Brill-Zinsser病「適切な治療で治癒した後にリンパ節に潜伏」を、潜伏部位と機序は確立していないと改め、初感染の治療と再燃の関係は資料で食い違う(CDCは未治療者に起こるとし、StatPearlsは適切な治療後も潜伏しうるとする)と両論を書いた。(出典:CDC)
    • 微生物Rickettsia rickettsii発疹チフスリケッチアの病原巣を「ヒトのみ」から主にヒト(米国ではアメリカモモンガも)に直した。(出典:CDC Yellow Book)
    • 微生物Rickettsia typhi発疹チフスリケッチアの病原巣を主にヒト(米国ではアメリカモモンガも)に直し、米国の発症地をハワイ・カリフォルニア・テキサスとした。(出典:CDC Yellow Book)
    • 微生物Bacteroides fragilisアズトレオナムが効かない理由を「標的のPBP3が好気性菌にしか無い」から、好気性グラム陰性桿菌のPBP3に作用する薬で嫌気性菌には臨床的に有用な活性を持たない、に直した。(出典:EUCAST v1.2)
    • 微生物Tannerella forsythiaアズトレオナムが効かない理由を、好気性グラム陰性桿菌向けの薬で嫌気性菌には有用な活性を持たないと直した。(出典:EUCAST v1.2)
    • 微生物Peptostreptococcusアズトレオナムが効かない理由を、好気性グラム陰性菌向けの薬でグラム陽性菌にも嫌気性菌にも有用な活性を持たないと直した。(出典:EUCAST v1.2、Sykes 1982)
    • 微生物Fusobacterium necrophorumLemierre症候群での位置づけを「本菌だけで説明できる」から主な原因(68%)とし F. nucleatum などの例外があるとし、口腔常在菌かどうかは見解が分かれることを加えた。(出典:Riordan 2007)
    • 疾患Lemierre症候群原因菌の内訳(F. necrophorum 68%、Fusobacterium 属全体86%)と F. nucleatum による例外的な症例、同定キットの誤同定を加えた。(出典:Riordan 2007)
    • トピックTaenia solium条虫症の治療からメベンダゾールを外してアルベンダゾール3日間を加え、神経嚢虫症でプラジカンテルを併用する基準を「3個を超える」から「2個を超える」生存嚢胞に直した。(出典:WHO、CDC、IDSA/ASTMH 2017)
    • 薬剤niclosamide「虫卵放出による自家感染の危険でプラジカンテルが好まれる」を、一部の資料が挙げる理論上の懸念に弱め、吸収されないので神経嚢虫症のけいれんを誘発しにくいという逆の利点を加えた。(出典:WHO、CDC、Wardle 2024)
  10. 2026 09.27

    出典の無かった微生物ノート10本(C. glabrata・チクングニアウイルス・肺炎クラミジア・HPV 6/11・HTLV-1・HHV-6B・モラクセラ・RSウイルス・回虫・エボラウイルス)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・予防・分類の記述を改めた。

    • 微生物Candida glabrata新しい学名の綴りを *Nakaseomyces glabratus* に直し、治療をIDSA 2016に沿ってエキノキャンディンで開始しアゾール系への切り替えは感受性を確かめた株に限るとした。フルコナゾール耐性株の膀胱炎の治療と、FKS変異によるエキノキャンディン耐性の増加(4.9%→12.3%)を加えた。(出典:Takashima 2022、IDSA 2016、Alexander 2013)
    • 微生物Chikungunya virusワクチンを米国とEUで書き分け(Ixchiq は米国で2025年8月に承認停止、EUでは承認継続。VIMKUNYA は米国で流行地への渡航者・検査従事者、EUでは2025年2月承認)、デング熱が否定されるまではアセトアミノフェンを第一に使うという推奨を明記した。根拠の無かった慢性関節症状の割合を外した。(出典:CDC 治療、CDC ワクチン、EMA Ixchiq、EMA Vimkunya)
    • 微生物Chlamydophila pneumoniae診断の第一を血清検査から核酸増幅検査に改め、補体結合反応は推奨されず単回のIgG抗体価で急性感染を判定しないとした。属名の経緯(2015年にクラミジア属へ戻す提案)と潜伏期3〜4週を加えた。(出典:CDC 検査、CDC 臨床、Sachse 2015、ATS/IDSA 2019)
    • 微生物HPV 6, 11尖圭コンジローマで6型・11型が占める割合を約90%に直し、外用薬と妊娠中の扱いを米国と日本で書き分けた。再発性呼吸器乳頭腫症に2025年に米国で成人向けに承認された遺伝子治療薬を加え、母子感染の経路は確立しておらず予防だけを理由に帝王切開を選ばないことを明記した。(出典:CDC STI 2021、ベセルナクリーム 電子添文、PAPZIMEOS 添付文書、WHO 2022)
    • 微生物HTLV-1母子感染率を、母乳を制限しない場合15〜20%・完全人工栄養でも3〜6%に直し、2022年の母子感染対策マニュアル第2版の授乳の考え方(90日未満の短期母乳も選択肢、凍結解凍母乳は一般の選択肢から除外)を反映した。生涯のATL発症率を2〜5%に改め、治療方針を進行の速さで分けた。(出典:母子感染対策マニュアル 第2版、日本血液学会 2023)
    • 微生物Human herpesvirus 6b移植後脳炎の治療を「(バル)ガンシクロビル」からガンシクロビルかホスカルネットの静注に直し、バルガンシクロビルは消化管の移植片対宿主病が無い場合の経口切り替え候補と限定した。予防投与・先制治療は推奨されないことを加え、突発性発疹の発疹を体幹から広がる淡紅色の斑状丘疹に訂正した。染色体組み込み型の頻度は資料ごとに分けて示した。(出典:ASTCT 2025、Agut 2015、Miura 2025)
    • 微生物Moraxella catarrhalisアンピシリン・アモキシシリンを自然耐性の一覧から外し、βラクタマーゼは後から獲得した耐性(1970年以前の分離株には無く、現在は9割以上が産生)として説明した。EUCASTが自然耐性として挙げる薬に置き換え、肺炎球菌はβラクタマーゼではなくPBPの変異で耐性化する点も直した。(出典:EUCAST v1.2、Verduin 2002、Murphy 2009)
    • 微生物Respiratory syncytial virus「予防薬はいずれもワクチンではなく抗体」を改め、妊婦への接種と乳児への抗体投与という2つの道筋に整理し、米国(3つの製品に優先順位を付けない)と日本(2026年度から妊婦への定期接種、乳児への抗体は保険適用で定期接種ではない)を書き分けた。分類を2016年に独立したニューモウイルス科に直し、パリビズマブの供給終了は米国の話と明記した。(出典:ACIP 2025、厚労省、ICTV、Walsh 2023)
    • 微生物Ascaris lumbricoides治療を日本(ピランテルパモ酸塩が第一選択)・米国・WHOの集団駆虫に書き分け、成虫の大きさをメス約30 cm・オス約20 cmに直した。栄養障害の説明を「腸管を物理的に塞ぐ」から、組織を食べることによる鉄・蛋白の損失や吸収障害に改めた。(出典:寄生虫症薬物治療の手引き 2020、CDC、WHO)
    • 微生物Ebola virus分類を2023年の改称(*Orthoebolavirus* 属)に合わせ、種の数を6種に直した。致死率を25〜90%に改め、治療用抗体2剤は強い推奨・レムデシビルなどは条件付きの非推奨という推奨の強さを原文どおりにし、承認されている治療薬とワクチンはザイール型に限られることを明記した。ワクチンの承認年と対象年齢にも出典を付けた。(出典:WHO 2022 治療ガイドライン、WHO ファクトシート、ICTV 2023)