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2026
09.27出典の無かった微生物ノート10本(パルボウイルスB19・カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス・セラチア・肝蛭・リステリア・パスツレラ・卵形マラリア原虫・塹壕熱バルトネラ・C. krusei・E. faecium)を一次資料で監査して出典を付け、同じ誤りの是正を関連するノート35本に広げた。
- 微生物Human parvovirus B19「パルボウイルス科でヒトに病原性を示す唯一のウイルス」を改め(同科のヒトボカウイルス1型が小児の呼吸器感染を起こす)、発疹が出た時点ではもはや感染性がないこと、胎児の有害転帰5〜10%(妊娠9〜20週で最大)、妊婦の抗体判定と12週間の中大脳動脈ドプラ監視、IVIGの再発率(約3分の1、平均4.3か月)を加えた。(出典:CDC HAN 2024、SOGC 201430390-x)、Crabol 2013)
- 微生物Kaposi sarcoma-associated herpesvirus治療を現行の方針に整理した(予後良好群はART単独で退縮、予後不良群はART+化学療法、移植関連は免疫抑制の減量で全身治療を要さない、米国ではポマリドミドが承認)。多中心性キャッスルマン病でリツキシマブはカポジ肉腫の増悪を伴うことが多く、リポソーム化ドキソルビシンを併用することと、3年全生存率81%が地固め療法込みの成績であることを明記した。伝播も唾液への口腔曝露が実際の経路になりうると直した。(出典:NCI PDQ、Uldrick 2014、Pauk 2000)
- 微生物Serratia marcescens「治療中にAmpCで耐性化する中等度リスク菌」という扱いを改め、臨床的に問題となるAmpC産生は5%未満で感受性試験の結果どおりに選ぶ(心内膜炎・中枢神経感染症ではセフェピムを考慮)とした。自然耐性にセフロキシム・ニトロフラントイン・ポリミキシンBを加えた。(出典:IDSA 2026、EUCAST v1.2)
- 微生物Fasciola hepatica代替薬ビチオノールを「現在は市販されていない歴史的な薬」に改め、プラジカンテル・アルベンダゾール・メトロニダゾールはいずれも効果が乏しいこと、日本ではトリクラベンダゾールが未承認で特定臨床研究として使われていることを加えた。「肝蛭は肝吸虫」という別種との混同も直した。(出典:Gandhi 2019、jRCTs071190020)
- 微生物Listeria monocytogenes髄膜炎の経験的治療でアンピシリンを加える対象を「65歳以上」から、WHO 2025(60歳超・妊娠・免疫不全)と ESCMID 2016(50歳超、または危険因子のある18〜50歳)に書き分け、治療期間も出典ごとに(WHO 21日、ESCMID 21日以上)示した。ゲンタマイシン併用の評価が分かれること、潜伏期が長いこと(妊娠関連で中央値27.5日)、「冷蔵温度で増殖する唯一の食中毒菌」ではないことを加えた。(出典:WHO 2025、ESCMID 2016、Goulet 2013)
- 微生物Pasteurella multocida莢膜のヒアルロン酸を血清群Aに限り、ヒトでは呼吸器の保菌・感染で血清群Aが優位で咬傷由来は血清群Dが多いと直した。治療は標準をアモキシシリン・クラブラン酸とし、エリスロマイシン・クリンダマイシン・一部のβラクタムを単剤で使わないこと、高リスク咬傷への3〜5日の先制投与、一次縫合は顔面を除き行わないことを加えた。(出典:IDSA 2014、Wilson 2013)
- 微生物Plasmodium ovale「臨床・治療に大きな差のない2亜種」を、2024年に二名法で命名された別の2種(実務では三名法も広く使われる)と直し、Duffy抗原に依存しない侵入という断定を外した。赤血球期の治療をWHO(アルテミシニン併用療法かクロロキン)とCDC(クロロキンかヒドロキシクロロキン)に整え、G6PD欠損例と8-アミノキノリンが使えない例の方針を加えた。(出典:Snounou 2024、WHO 2025、CDC)
- 微生物Bartonella quintana発熱の周期を「5日周期」から「1〜3日続く発作が4〜6日ごとに繰り返す」に直し、周期の機序は分かっていないと明記した。治療を病態別(塹壕熱・慢性菌血症はドキシサイクリン4週+ゲンタマイシン2週、心内膜炎は6週+14日、細菌性血管腫症はエリスロマイシン3か月)に整え、細菌性血管腫症は免疫が保たれた人にも起こり未治療では致死的になりうることを加えた。(出典:CDC EID 2006、Rolain 2004、JCS 2026)
- 微生物Candida krusei治療をIDSA 2016 の推奨どおりに直し(エキノキャンディン・アムホテリシンB脂質製剤・ボリコナゾールが同格、ボリコナゾールは主に経口への切り替え)、非好中球減少患者の初期治療の推奨番号の取り違えも正した。フルシトシンが本菌には効かないこと、EUCAST がフルコナゾールを検査せず耐性と報告してよいとしていることを加えた。(出典:IDSA 2016、EUCAST 抗真菌薬 v12.1、Kidd 2023)
- 微生物Enterococcus faecium「*E. faecalis* より病原性が強い」を、病原性は *E. faecalis* が高く耐性は *E. faecium* が高いという向きに直し、割合を米国の実数に差し替えた。VREの治療を「リネゾリドが主軸」からリネゾリドかダプトマイシン(いずれも推奨クラスIIb、日本ではダプトマイシンに腸球菌の適応が無く救済的な使用に限る)に改め、アンピシリン+セフトリアキソンは本菌に効かないことを加えた。(出典:JCS 2026、García-Solache 2019、NHSN、EUCAST v1.2)
- 疾患破傷風抗菌薬を「メトロニダゾールが第一選択でペニシリンGは回避」から「どちらも7〜10日、エビデンスはわずかにメトロニダゾール寄りだがペニシリンGも有効な代替」に改め、GABA作動性への影響が理論上の説明にとどまることを明記した。能動免疫を米国の年齢別に直し、自然感染では免疫が付かないことを加えた。(出典:Lancet Infect Dis 202500292-0)、CDC)
- 疾患放線菌症治療薬からメトロニダゾールを外した(試験管内で活性が無い)。ペニシリンアレルギー時の代替(マクロライド系・クリンダマイシン)を加え、引用した症例集積が併用した理由は併存菌へのカバーだったことを明記した。(出典:Infect Drug Resist 2014)
- トピックActinomyces and Nocardia genus, atypical and apathogenic mycobacteriaアクチノミセスを「偏性嫌気性」とする記述を5か所で直し、ノカルジアの自然宿主を「イヌ・ウシなど家畜」から環境菌に改め、患者の最大3分の1は免疫正常者であることを加えた。(出典:Infect Drug Resist 2014、Wilson 2012)
- 薬剤ampicillinリステリア髄膜炎で追加する対象を、国・指針の区別なしの「50歳以上」から WHO 2025 と ESCMID 2016 の比較表に改め、バンコマイシン併用がどちらの指針でも条件付きであることを明記した。(出典:WHO 2025、ESCMID 2016)
- トピックKlebsiella, Enterobacter, Proteus, and Serratia genus誘導型AmpCを菌種別のリスクに分け、セラチアは臨床的に問題となるAmpC産生が5%未満で感受性試験どおりに治療すると改めて、エンテロバクターなどの高リスク群(曝露後の耐性出現約20%)と区別した。(出典:IDSA 2026)
- トピックStreptococcus agalactiae, Enterococcus genus「*E. faecium* は5〜15%で *E. faecalis* より病原性が高い」を、病原性は *E. faecalis* が高く耐性は *E. faecium* が高いという向きに直し、割合を米国の実数(腸球菌内で約67%対約33%)に差し替えた。(出典:García-Solache 2019、NHSN)
- 微生物Bartonella spp.細菌性血管腫症の治療を「ドキシサイクリンまたはアジスロマイシン」から、エリスロマイシン3か月を第一選択・ドキシサイクリン3か月を代替に直し、アジスロマイシンの出番は猫ひっかき病のリンパ節腫脹であることを明記した。(出典:Rolain 2004、CDC EID 2006)
- トピックHerpesviruses: HHV-6, 7, 8突発性発疹の発疹を「顔面を避けたレース状の体幹発疹」から「解熱と入れ替わりに体幹に始まり頸部・四肢へ広がる非掻痒性の淡紅色斑状丘疹」に直し、レース状の発疹は伝染性紅斑の特徴であることを明記した。(出典:StatPearls、Broliden 2006)
- 疾患パルボウイルスB19感染症「パルボウイルス科でヒトに病原性を示す唯一のウイルス」「DNAウイルスで唯一の一本鎖DNA」を、同科のヒトボカウイルス1型がヒトに感染すること、一本鎖は「臨床的に重要な主要DNAウイルスの中では」に限る形に直した。(出典:Christensen 201930057-4))
- トピックSPECIMEN - Kaposi sarcomaHHV-8の唾液研究の引用を「口腔のウイルス量が約2.5対数高い」から「口腔のウイルス量(対数値)の中央値が他部位の約2.5倍」に直した(約300倍ではない)。(出典:Pauk 2000)
- トピックPapilloma and Polyomaviruses (BK, JC)進行性多巣性白質脳症のMRIを「造影効果を伴わない」から「造影効果に乏しい」に改め、ナタリズマブ関連では初回MRIの41%に造影効果がみられることを加えた。(出典:Yousry 2012)
- トピックHepatitis viruses: B, C, D, GA型肝炎ワクチンを「不活化、地域限定」から国際的に複数流通し米国は小児の定期接種と改め、D型肝炎の分類(コルミオウイルス科、球形粒子)と治療(ペグインターフェロンαとブレビルチド)を現行化した。(出典:WHO A型、ACIP 2020、WHO D型、ICTV 2024)
- トピックPathogens of hepatitis and their transmission, as well as microbiological diagnosisD型肝炎の慢性化を「同時感染で5%、重複感染で最大70%」から「同時感染で5%未満、重複感染で70〜90%」に直し、A型肝炎の伝播とワクチンの記述も現行化した。(出典:WHO D型、WHO A型)
- 疾患皮膚糸状菌症(白癬)頭部白癬で「Microsporum にはグリセオフルビンが優れる」に国を明記し、日本では使えないためテルビナフィンかイトラコナゾール(Microsporum ではイトラコナゾール)を用いること、肝機能検査の扱いが国で違うことを加えた。(出典:皮膚真菌症診療ガイドライン2025、AAFP 2025)
- 微生物Microsporum gypseum治療にグリセオフルビンの優越性(完全治癒率で RR 0.68)と日本では使用できないこと、日本ではテルビナフィン・イトラコナゾールとも小児の適応が無いことを加え、ウッド灯の蛍光を種単位の所見に直した。(出典:皮膚真菌症診療ガイドライン2025)
- 微生物Trichophyton schoenleiniiウッド灯の緑黄色蛍光を「*Microsporum* 属の性質」から、*M. canis*・*M. ferrugineum* と *M. gypseum* の一部に限られる種単位の所見に直した(本菌は蛍光を示しうる例外的な *Trichophyton*)。(出典:皮膚真菌症診療ガイドライン2025、WAVD 2017)
- 微生物Entamoeba histolytica成熟嚢子の核数を「1〜4個」から4個(非病原性の *E. coli* は通常8個)に直し、脱嚢する場所を大腸から小腸に改め、赤血球の貪食像は *E. dispar* でもまれに起こるため両種を分ける決め手にならないと明記した。(出典:CDC DPDx、CDC DPDx 非病原性アメーバ)
- トピックEntamoeba histolytica and Entamoeba coli嚢子の核数・核の形態・類染色質体の形を表に整理し、脱嚢の場所を十二指腸から小腸に、「赤血球貪食は特異的」を「決め手にならない」に直した。(出典:CDC DPDx)
- 微生物Necator americanusズビニ鉤虫と本種が別属であることを直し、「ズビニ鉤虫は経胎盤感染を起こす/本種は経皮のみ」という断定をCDCの記述(経口・経母乳は「おそらく」、経胎盤には触れていない)に合わせて緩め、虫卵は未分割ではなく4〜8細胞期で排出されると直した。(出典:CDC DPDx、WHO 診断マニュアル)
- トピックAncylostoma duodenale and Necator americanus2種が別属であることと経皮以外の感染経路の差を加え、治療の第一選択を単回投与の治癒率に合わせてアルベンダゾールに整えた。(出典:CDC DPDx、Keiser 2008)
- 微生物Leishmania donovani臓器指向性が無鞭毛型の温度耐性だけで決まるように書いていた箇所を傾向に緩め、皮膚型とされる *L. tropica* による内臓感染の報告を加えた。(出典:NEJM 1993)
- 微生物Burkholderia pseudomallei「周毛性の極鞭毛」という自己矛盾した記述を極鞭毛による運動性に直し(鼻疽菌は非運動性・無鞭毛)、地固め期を「少なくとも12週間」、メロペネムはICUを要する重症例に留保と精密化した。(出典:Gilad 2007、Sullivan 2020)
- 微生物Stenotrophomonas maltophilia嚢胞性線維症で「緑膿菌・*B. cepacia* complex に次ぐ」という順位づけを是正し(本菌13.4%に対し *B. cepacia* complex は2.6%)、侵襲性感染の推奨薬をセフィデロコル単剤とする現行の位置づけに更新した(根拠が動物モデル中心で臨床データに乏しい点も併記)。(出典:Salsgiver 2016、IDSA 2026)
2026
09.27出典の無かった微生物ノート10本(A型肝炎ウイルス・HIV-2・アフリカ睡眠病トリパノソーマ・破傷風菌・パラインフルエンザウイルス・JCウイルス・熱帯リーシュマニア・イヌ小胞子菌・アクチノミセス・ズビニ鉤虫)を一次資料で監査して出典を付け、古い治療・予防の記述を改めた。
- 微生物Hepatitis A virus曝露後予防を年齢と基礎疾患で分けた表に整え(12か月未満は免疫グロブリンのみ、12か月〜40歳はワクチン1回、40歳超はワクチンにリスク評価に基づく免疫グロブリン、免疫不全・慢性肝疾患は両方を同時)、いずれも曝露から2週間以内・できるだけ早くという条件を明記した。高所得国の近年の流行はヒト-ヒト伝播が主体であることに改め、「慢性化は一切しない」を「慢性感染は確認されていないが、有症状者の10〜15%で最長6か月の長期化型・再燃型がある」に直した。(出典:ACIP 2020、WHO)
- 微生物HIV-2「多くは生涯AIDSを発症しない」を、未治療なら大多数が最終的にAIDSと死に至り診断された全員に治療を勧めるという現行の記述に改めた。初回治療を2剤の核酸系逆転写酵素阻害薬+インテグラーゼ阻害薬に整え、効かない薬(非核酸系全般、エンフビルチド、ホステムサビル、一部のプロテアーゼ阻害薬)と効力が落ちる薬、検査の制約(抗原抗体同時検査はHIV-2抗原を検出しない、米国に承認された定量検査が無い)を書き分けた。(出典:NYSDOH 2026、EACS 13.0、Moranguinho 2023)
- 微生物Trypanosoma bruceiフェキシニダゾールの適用条件(6歳以上・体重20 kg以上、髄液白血球100/µL以上の重症第2期は別レジメン、小児は従来の薬)を明記し、WHOの推奨がいずれも条件付きで確実性が非常に低い〜低いことを併記した。分布を西部・中央アフリカと東部・南部アフリカに直した。(出典:WHO 2024、Clin Microbiol Rev 2025)
- 微生物Clostridium tetani抗菌薬を「メトロニダゾールが第一選択でペニシリンGは回避」から、どちらも7〜10日でエビデンスはわずかにメトロニダゾール寄りだがペニシリンGも有効な代替という記述に改めた。抗毒素の予防用量(250単位)と治療量(成人500〜10,000単位)の違い、馬由来抗毒素は皮内テスト陰性を確認してから全量投与すること、自然感染では免疫が付かないこと、創傷後に破傷風予防目的の抗菌薬は使わないことを加えた。(出典:Lancet Infect Dis 202500292-0)、CDC)
- 微生物Human parainfluenza virus 1, 2, 3, 4型別の季節性(1型は奇数年の秋、2型は毎年秋、3型は毎年春)を出典付きにし、クループでの割合は「原因が特定できた症例のうち56〜74%」と分母を明示した。4型を「軽症の上気道炎」からあらゆる呼吸器症候群を起こしうると改め、吸入アドレナリンの効果が30分後に限られ2〜6時間後には有意差が無くなることを加えた。(出典:Henrickson 2003、Fry 2006、Cochrane 2013)
- 微生物JC polyomavirus抗体保有率を実測値に置き換え、進行性多巣性白質脳症の危険度を抗体の有無・投与期間・免疫抑制薬の使用歴という3因子で示した(添付文書の表どおり、期間が長いほど単調に上がるわけではない)。有効な治療がないこと、血漿交換の根拠が限られること、免疫再構築炎症症候群がほぼ全例で血漿交換後に起きたことを加えた。(出典:TYSABRI 添付文書、Bloomgren 2012、Egli 2009)
- 微生物Leishmania tropica「深部に広がる能力を持たず決して播種しない」を、内臓感染の報告がある(湾岸戦争帰還兵8人、分離6株)と改め、再発性リーシュマニア症を加えた。治療を IDSA/ASTMH 2016 の推奨と推奨度どおりに整え(単純な旧世界の病変は局所療法を優先、経過観察も許容、複雑な病変は全身療法)、旅行者向けのワクチンも予防内服も無いことを明記した。(出典:IDSA/ASTMH 2016、Magill 1993、WHO)
- 微生物Microsporum canisウッド灯の蛍光が本菌だけの所見という誤りを直し(他の2種と一部の種でも陽性)、頭部白癬の治療を日本(グリセオフルビンが使えないためテルビナフィンかイトラコナゾール、本属ではイトラコナゾール、推奨度A)と米国(現在は経口テルビナフィンが第一選択)に書き分け、投与期間と小児の適応の有無、外用薬を単独で使わない理由を加えた。(出典:皮膚真菌症診療ガイドライン2025、AAFP 2025)
- 微生物Actinomyces「偏性嫌気性菌」を「大半は通性嫌気性(*A. meyeri* など一部が偏性)」に直し、培養は5日〜15〜20日かかり陰性判定まで最低10日を要すること、治療はペニシリンG静注2〜6週の後に経口6〜12か月(十分に切除できた例は約3か月)、メトロニダゾールとアミノグリコシドは試験管内で活性が無いこと、病型の頻度と硫黄顆粒が非特異的であることを加えた。(出典:Infect Drug Resist 2014)
- 微生物Ancylostoma duodenaleアメリカ鉤虫と「同属」ではなく別属であることを直し、経口・経母乳の感染は「おそらく起こりうる」で経胎盤はCDCの解説に無いと書き分けた。虫卵は未分割ではなく4細胞期または8細胞期で排出されると訂正し、成虫の大きさ・分布・アルベンダゾールの治癒率79.5%を加えた。(出典:CDC DPDx、WHO 診断マニュアル、Moser 2017)
2026
09.24病理学の骨・関節・筋・軟部・皮膚・中枢神経(c-91〜c-111)21本を一次資料で監査し、骨代謝・軟部腫瘍・皮膚・神経のノートへ波及を是正した。これで病理学(pathology-y3)202本の監査が完了した。WHO 第5版(軟部・骨、CNS5、皮膚)、AACE 2020、ACR 2020、EADV の水疱症指針、McDonald 2024 への合わせ込みと、講義資料の誤り(骨肉腫の第2ピーク、DM1 の CTG 反復、封入体筋炎の分布)の是正が中心。
- トピックAcquired diseases of bone development (osteoporosis, rickets, osteomalacia)骨粗鬆症の診断を T スコア −2.5 以下だけでなく脆弱性骨折・測定部位・FRAX まで広げ、初期治療をビスホスホネート一択から骨折リスク別(高リスクは経口・注射の複数剤、超高リスクは骨形成促進薬も)に改めた。くる病・骨軟化症の原因(カルシウム不足・FGF23 関連など)、血清カルシウムは代償で正常もありうること、骨病変は PTH 上昇で血清リンが下がった段階で生じることを補った。(出典:AACE 2020、Munns 2016、Cianferotti 2022)
- トピックOsteomyelitis. Paget's disease骨パジェット病の治療を英国2019年ガイドライン(骨痛にはゾレドロン酸、合併症予防目的の治療は推奨しない、ALP 正常化より症状改善を目標)と内分泌学会2014年版で書き分け、カルシトニンをビスホスホネート禁忌時の骨痛の短期治療に限定した(長期投与は発癌と関連)。(出典:Ralston 2019、Endocrine Society 2014)
- トピックTumors and tumor-like lesions of the bone骨肉腫の第2ピークを「40歳超」から60歳超に、Ewing 肉腫の5年生存率を限局例約80%・転移例20〜40%に直した。多発性骨軟骨腫の EXT 遺伝子はヘパラン硫酸の合成酵素(悪性転化は生涯約2〜10%)であること、骨巨細胞腫の H3F3A 変異、異型軟骨腫瘍と1型軟骨肉腫の区分を補った。(出典:英国骨肉腫ガイドライン 2025、Mirabello 2009、GeneReviews 多発性骨軟骨腫)
- トピックDegenerative and inflammatory joint diseases尿酸10 mg/dL 以上でも15年で痛風を発症するのは「大多数ではない」ではなく約半数(49%)と原著で直し、小児化膿性関節炎の起因菌に Kingella kingae を加え、痛風治療を米国リウマチ学会2020年版(発作時の薬、アロプリノール第一選択、尿酸目標6未満、無症候性高尿酸血症には尿酸降下薬を使わない)で補った。関節リウマチの性比は固定的な5:1とせず「女性に多い」とした。(出典:Dalbeth 2018、ACR 2020、PIDS/IDSA 2023)
- トピックMuscular atrophy, dystrophies and myositis抗 TIF1-γ 抗体陽性皮膚筋炎の悪性腫瘍合併を14例中12例に直し、肢帯型筋ジストロフィーを2018年の D/R 命名へ、筋強直性ジストロフィー1型の CTG 反復を3′非翻訳領域へ(古典型は20〜30歳代発症)、封入体筋炎の分布を「遠位」から大腿四頭筋・手指屈筋優位へ改め、EULAR/ACR 2017 の特発性炎症性筋疾患分類基準を加えた。(出典:Harada 2022、Straub 2018、Lundberg 2017、Naddaf 2018)
- トピックTumors of skeletal and smooth muscles子宮平滑筋肉腫の診断基準を「3所見すべて」から「紡錘細胞型は3つのうち2つ以上、類上皮型・粘液型は別の閾値」に改め、PAX3/7::FOXO1 融合を横紋筋肉腫全般ではなく胞巣型の特徴として書き直し、横紋筋腫の亜型(「胎児型=心臓」という講義の誤り)を訂正した。(出典:Oliva 2016、Skapek 2013)
- トピックFibroblast-myofibroblast differentiated soft tissue tumorsデスモイド型線維腫症の治療を2020年国際合意の全文に合わせ(積極的監視が第一段階、手術は腹壁の孤発例で進行したときの二次治療、抗ホルモン療法+NSAIDs は根拠なし)、CTNNB1 変異と APC 変異は相互排他的で CTNNB1 野生型では家族性大腸腺腫症を疑うことを追記した。(出典:DTWG 2020)
- トピックTumors of adipose tissue高分化型・脱分化型脂肪肉腫の MDM2 増幅、粘液型脂肪肉腫の FUS::DDIT3(90%超)、WHO 第5版で新設の粘液多形型脂肪肉腫を追記し、血管筋脂肪腫の分類上の位置と、出典が第4版(2013)について述べていたのを第5版と取り違えた箇所を正した。MDM2・p16 の組み合わせの成績は63例の比較での結果と明記した。(出典:Lee 2018、Sbaraglia 2021)
- トピックSoft tissue tumors of uncertain origin胞巣状軟部肉腫の「脳転移がしばしば初発症状」を、単施設74例で脳転移はすべて他部位の転移に伴っていた事実に合わせて改め、アテゾリズマブの承認状況を米国・日本(承認、日本は成人と2歳以上の小児)と EU(適応外)で書き分けた。(出典:Portera 2001、Chen 2023、Tecentriq EU 製品情報)
- トピックBlistering skin disorders (pemphigus, bullous pemphigoid, dermatitis herpetiformis)疱疹状皮膚炎の好発年齢の誤訳(講義の「第3〜4の10年代」は20〜30歳代、大規模症例集積の診断時平均年齢は40〜50歳)と水疱性類天疱瘡の「男性に多い」(高齢者、欧州で平均約80歳)を改め、天疱瘡・類天疱瘡・疱疹状皮膚炎の治療を欧州皮膚科学会の指針に基づいて追記した。(出典:EADV 天疱瘡 2020、EADV 類天疱瘡 2022、EADV 疱疹状皮膚炎 2021)
- トピックInflammatory skin diseasesEAACI 2023 の命名法で、好中球性の反応は「含まれない」のではなく IVc(T3 応答)に移り、アレルギー性接触皮膚炎は IVa(T1)の代表であると改めた。(出典:EAACI 2023)
- トピックMelanocytic tumors講義の「厚さで病期」の表を AJCC 第8版の T 分類(病期 IV は遠隔転移、M1d を新設)と分け、病期別の生存率を加えた。「Breslow 厚が最も重要な予後因子」を潰瘍・核分裂とともに最も強い因子と改め、センチネルリンパ節生検の適応を ASCO-SSO 2018 に合わせ、WHO の9経路分類を加えた。(出典:Gershenwald 2017、ASCO-SSO 2018、Elder 2020)
- トピックNon-melanocytic skin tumors基底細胞癌を「ヒトで最多の癌」から「白人集団で最多の悪性腫瘍」に限り、組織亜型の再発リスク分類、PTCH1(約90%)/SMO(約10%)変異、治療の順序(完全切除 → ヘッジホッグ阻害薬 → セミプリマブ)を加えた。(出典:欧州 BCC ガイドライン 2023)
- トピックPathology of increased intracranial pressure (edema, herniation and hydrocephalus)講義の頭蓋内圧の値に臨床の閾値(正常7〜15 mmHg、20〜25 mmHg 超で病的、重症頭部外傷は22 mmHg 超で治療)を併記し、特発性正常圧水頭症の三徴を「運動失調」から歩行障害に、「腰椎穿刺に反応」をタップテストでの改善に直し、日本の診療ガイドライン第3版の診断基準を加えた。(出典:StatPearls 頭蓋内圧亢進、iNPH ガイドライン第3版)
- トピックCongenital malformations of the central nervous systemUSPSTF の葉酸推奨(1日0.4〜0.8 mg)は神経管閉鎖障害の妊娠既往がある人には適用されないことを明記し、葉酸欠乏を「唯一の」ではなく「最も代表的な」是正可能な原因とした。Chiari I 型奇形の画像定義(McRae 線から5 mm 以上、または3〜5 mm で脊髄空洞症などを伴う)を加え、「大脳症」を巨脳症に直した。(出典:USPSTF、Massimi 2022)
- トピックCerebrovascular diseases (hypoxia, ischemia, infarction)心停止後の体温管理を2022年欧州指針の推奨(37.7℃超の発熱を72時間以上予防)に帰属し直し、脳死判定の平坦脳波は日本の法的判定の必須項目だが米国2023年指針は脳波を用いないことを併記し、塞栓源は TOAST の主要3病型のうちで心原性が最多と書き分けた。(出典:ERC-ESICM 2022、臓器移植法施行規則、米国脳死指針 2023、Kolominsky-Rabas 2001)
- トピックNeurodegenerative and prion diseasesハンチントン病の CAG 反復の正常域を26以下(40以上で完全浸透)に改め、パーキンソン病の MDS 2015 年基準(臨床研究用だが臨床診断の指針にも使える)、アルツハイマー病の2024年生物学的定義、CJD の CDC 診断基準を加えた。(出典:GeneReviews ハンチントン病、MDS 2015、Alzheimer's Association 2024、CDC CJD)
- トピックIntracranial haemorrhagesCharcot–Bouchard 動脈瘤に代わる機序として「硝子細動脈硬化が有力」と書いていた根拠の無い記述を改め、破綻機序は未解明で脂肪硝子変性は硝子細動脈硬化とは別病変であることを示した。硬膜外血腫の意識清明期は一部(小児で37%)に限ることを明記した。(出典:Magaki 2021)
- トピックInfections of the central nervous system (meningitis, encephalitis)細菌性髄膜炎の腰椎穿刺前 CT の適応とデキサメタゾンの用法(初回抗菌薬と同時に開始)を欧州指針で追加し、成人では肺炎球菌が最多であることを補い、嚢虫症を「世界で最も頻度の高い予防可能なてんかんの原因」に訂正した。(出典:ESCMID 2016、WHO 嚢虫症)
- トピックDiseases of myelin2024年改訂 McDonald 基準の説明を抄録どおりに改め(視神経を5番目の部位に、中心静脈徴候・κ遊離軽鎖は特定の状況での支持所見)、浸透圧性脱髄症候群の閾値の意味を正したうえで、低ナトリウム血症の補正上限(最初の24時間で10 mmol/L、以後は24時間ごとに8 mmol/L)を明記した。(出典:McDonald 202400270-4)、欧州低ナトリウム血症ガイドライン 2014)
- トピックTumors of central and peripheral nervous systemWHO CNS5 に合わせ、IDH 変異型星細胞腫をグレード2〜4の単一型とし(膠芽腫は IDH 野生型に限る)、「退形成性」の名称廃止と上衣腫の部位・分子分類を反映した。講義の「成人原発性脳腫瘍の80%」は膠芽腫を含むびまん性星細胞系腫瘍全体の数字と注記し、テモゾロミドの利益が非メチル化例では「有意差なし」であることを正確にした。(出典:Louis 2021、Hegi 2005)
- 疾患骨のパジェット病ゾレドロン酸は年1回ではなく単回静注とし、無症候例の合併症予防目的の治療は英国ガイドラインが推奨していないこと、カルシトニンはビスホスホネート禁忌時の骨痛の短期治療にとどまることを追記した(カルシトニン・骨変形のノートにも反映)。(出典:Ralston 2019)
- 疾患骨形成不全症青色強膜を「強膜が薄いため」とする説明は誤解とされ強膜の厚さは正常であること、IV 型の強膜は正常(出生時は青みを帯び小児期に消える)であることに改めた。(出典:Van Dijk & Sillence 2014)
- 疾患カルチノイド症候群・神経内分泌腫瘍(ゾリンジャー・エリソン症候群、インスリノーマを含む)肝転移の無いカルチノイド症候群は5〜13%で主に卵巣・精巣原発であり、肺原発ではごくまれであると改めた(内科の神経内分泌腫瘍・カルチノイド症候群のトピックと 5-HIAA のノートにも反映)。(出典:ENETS 2022)
- トピックG1-23: Symptoms and diagnosis of multiple sclerosis髄液 κ 遊離軽鎖はオリゴクローナルバンドの代替ではなく、特定の状況で診断を支持する所見であると改めた。(出典:McDonald 202400270-4))
- トピックEmergencies of the External and Internal Genitals停留精巣の固定術を「生後12か月まで、遅くとも18か月まで」とする現行の EAU 推奨に更新した(小児の性腺疾患トピックにも反映)。(出典:EAU 2026)
2026
09.24病理学の腫瘍総論後半と心臓病理(b-13〜b-32)20本を一次資料で監査し、法医学・小児科・皮膚科・微生物学などのノートへ波及を是正した。IARC 発癌性分類の2025年改訂、UICC TNM 第9版、ESC 2026 心不全ガイドラインの反映と、講義資料由来の断定(「必ず耐性」「縮窄が最多」など)の解体が中心。
- トピックInherited cancer syndromes (autosomal dominant, recessive and familiar)家族性大腸腺腫症の「15〜20歳までに大腸癌」を、ポリープの出現が平均16歳・未治療例の大腸癌診断が平均39歳(34〜43歳)に正した。Li-Fraumeni 症候群の出典の無い「約50倍」を、古典型の生涯がんリスク女性90%・男性70%、半数が40歳未満に置き換えた。(出典:GeneReviews APC、GeneReviews Li-Fraumeni)
- トピックViral and microbial oncogenesisIARC が2025年(第139巻)に D 型肝炎ウイルスとメルケル細胞ポリオーマウイルスを Group 1、ヒトサイトメガロウイルスを Group 2B と評価したことを追記した。HPV と喉頭癌の関連は「限定的な証拠」にとどまる(十分な証拠は口腔・中咽頭・扁桃・肛門など)と改めた。(出典:IARC 第139巻 202500403-6)、IARC 部位別分類一覧)
- トピックChemical and radiation carcinogenesis飲酒による発癌部位で膵を「十分な証拠」から外し(限定的な証拠)、喉頭・大腸・乳房を加えた。「Group 4 は2019年に Group 3 へ統合」は前文に無いので、区分は証拠の強さを表しリスクの大きさではないこと、現行は 1・2A・2B・3 で Group 1 は135因子であることに書き直した。小児 CT の過剰発癌推定に「10歳未満・初回 CT 後10年間」の条件を付けた。(出典:IARC 部位別分類一覧、IARC 分類一覧、Pearce 201260815-0))
- トピックTumor antigens「HPV/HBV の潜伏抗原がワクチンの標的」は誤りで、予防用 HPV ワクチンは主要カプシド蛋白 L1 のウイルス様粒子で液性免疫により感染を防ぎ、既に曝露した型への予防効果は示されていないと改めた。(出典:GARDASIL 9 米国添付文書)
- トピックTumor immunity and immune surveillance臓器移植後の発癌リスク上昇を「ウイルス関連に偏る」としていたのを、感染と無関係な癌(肺・腎・悪性黒色腫など)も上昇し、肝癌の上昇は肝移植例に限られたと改めた。免疫チェックポイント阻害薬の具体例と免疫介在性有害反応、抗 LAG-3 抗体配合剤の承認を追記し、EU では PD-L1 1%未満の一次治療に限られることを並記した。(出典:Engels 2011、OPDUALAG 米国添付文書、Opdualag EU 製品情報)
- トピックEpidemiology of neoplasms肺癌を「両性で癌死第1位」としていたのを、男女合計・男性で第1位、女性は世界全体では乳癌に次ぐ第2位(米国・中国などでは第1位)に改めた。若年大腸癌の増加は「50歳未満」でなく「55歳未満」の値であり、カドミウムで発癌が確定しているのは肺だけ(前立腺・腎は正の関連)である。(出典:GLOBOCAN 2024、Cancer statistics 2024、IARC 100C)
- トピックCharacteristics and morphology of preneoplastic disordersCIN2 を HSIL に対応させ、判定に迷う病変は p16 のブロック状陽性で HSIL とすることを補った。CIN3 の未治療進展率31.3%と家族性大腸腺腫症の約100%を「一桁以上の開き」と誤って比べていたのを削った。(出典:LAST 2012、McCredie 200870103-7))
- トピックGrading and staging of cancerUICC TNM 分類第9版(2025年7月刊行、2026年1月1日から適用推奨)を追記し、UICC と AJCC で版の出し方が違うことを書いた。「M1 は T・N によらず自動的に IV 期」に、AJCC 第8版の分化型甲状腺癌では55歳未満の M1 が Stage II という例外を加えた。(出典:Brierley 2026、Tuttle 2017)
- トピックEffects of tumor on host (cancer cachexia, paraneoplastic syndromes)抗 TIF1-γ 抗体陽性皮膚筋炎で悪性腫瘍を合併したのは14例中12例(2例は検出されず)で、「13例(原発不明2例を含む)」は誤りだった。異所性 Cushing 症候群の原因にカルチノイドを加えた(36〜46%、小細胞肺癌8〜20%)。(出典:Harada 2022、Kanaji 2014)
- トピックTumors of childhood and their characteristics (neuroblastoma, retinoblastoma, Wilms tumor)血管腫の説明にあったポートワイン母斑は腫瘍ではなく毛細血管奇形であると明記した。遺伝性網膜芽細胞腫の多くは家族歴の無い孤発例(家族歴があるのは発端者の約10%)であること、神経芽腫の INRG 病期分類(L1/L2/M/MS、MS は18か月未満)を追記した。(出典:ISSVA 分類 2025、GeneReviews 網膜芽細胞腫、Monclair 2009)
- トピックPathological, genetic, immunological and molecular diagnostics of tumorsKi-67 の用途を国際作業部会の文言どおり「術後化学療法を省ける患者を見分ける」に揃え、HER2 が抗 HER2 療法の適応を決める予測因子でもあることを補った。リキッドバイオプシーの用途を原典の範囲に限り、高齢者ではクローン性造血(CHIP)が結果を紛らわせうることを加えた。(出典:Nikanjam 2022)
- トピックTumor therapy (surgical, radiation, chemo, targeted molecular and immunotherapy)「分子標的療法には必ず耐性が生じる」を弱め、スニチニブの標的を VEGF 受容体に、ベネトクラクスを BCL-2 阻害薬に正した。ペムブロリズマブの MSI-H/dMMR 固形癌への臓器横断承認は米国のもので、EU は癌種ごとの承認であることを並記した。CRS/ICANS を ASTCT 2019 に合わせ、ICANS は CRS の最中か、より多くはその後に起こり、解熱薬・抗サイトカイン療法後は発熱を等級づけの要件としないことを明記した。(出典:Marcus 2019、Keytruda EU 製品情報、ASTCT 2019)
- トピックLeft-sided heart failureLVEF 区分と治療を ESC 2026 心不全ガイドラインに更新した(HFmrEF の廃止、HFrEF は50%未満。SGLT2 阻害薬と MRA は LVEF を問わず Class I、HFrEF では β遮断薬と ACE 阻害薬/ARNI を加え、強心配糖体は LVEF 40%以下で IIa)。(出典:ESC 2026 心不全)
- トピックRight-sided heart failure「右心不全の最多原因は左心不全」を慢性右心不全に限り、急性では肺塞栓と右室梗塞が主因であることを追記した。右心不全と肺性心を同一視していた定義も分けた。(出典:Dini 2023)
- トピックCongenital heart diseases大動脈縮窄を「最多の閉塞性病変」としていたが、出生時の頻度は肺動脈弁狭窄のほうが高い。プロスタグランジン E1 による動脈管開存維持は RCT の無い観察研究に基づく標準治療であることを明記し、Roger 病の定義(小さな制限型 VSD の歴史的呼称)を正した。(出典:Hoffman 200201886-7)、Cochrane 2018、Zhao 2019)
- トピックMyocardial infarction, sudden cardiac death右冠動脈の支配域に左室下壁と右室を加えた。POST SCD 研究の対象を「救急隊が院外心停止に帰した18〜90歳の死亡」に正し、WHO 基準を満たす例の剖検で不整脈死と判定されたのは55.8%にとどまったことを書いた。左回旋枝の閉塞が占める割合は資料で幅があるため数値を外した。(出典:Tseng 2018)
- トピックAngina pectoris, chronic ischemic heart disease「安定狭心症」から「慢性冠症候群」への枠組みの変更と、血管攣縮性狭心症へのカルシウム拮抗薬(Class I)を ESC 2024 に基づき追記した。非閉塞性冠動脈の割合「25〜50%」は論文自身の結果ではなく引用値であると明記し、研究自体の結果(742例中53%に閉塞性病変)を加えた。(出典:ESC 2024 慢性冠症候群、Paiva 2024)
- トピックHypertensive heart disease「心筋細胞は分裂できない」を、炭素14による研究のとおり、成人でも入れ替わりがあり25歳で年約1%・75歳で年0.45%、生涯で半数未満が置き換わると改めた。(出典:Bergmann 2009)
- トピックRheumatic fever and rheumatic myocarditis2015年改訂 Jones 基準の小基準で抜けていた、中〜高リスク人口での単関節痛と PR 延長(心炎を大基準に数える場合を除く)を補った。再発例の基準(大2/大1+小2/小3)は、確かな既往と溶連菌感染の証明を前提とする推定診断(Class IIb)であることを明記した。溶連菌感染後糸球体腎炎はリウマチ熱の病変ではなく別の病態として区別した。(出典:AHA 2015 Jones 基準改訂)
- トピックDegenerative valvular heart disease (calcific aortic stenosis, mitral prolapse)僧帽弁逸脱の突然死率「人口10万人あたり年217件」は、逸脱患者を3つの前向き研究でプールした10万人年あたりの値(研究別112〜408)であり、弁尖の冗長性が唯一の独立予測因子だったと正した。石灰化大動脈弁狭窄を「加齢性の摩耗」とする定義を能動的な疾患過程に改め、二尖弁では約10歳早いことを正した。(出典:Han 2018、Otto 1994)
- トピックAcute myocardial infarction左回旋枝閉塞が心筋梗塞に占める割合を「25〜30%」としていたが、b-28 の「15〜30%」と割れており、一次資料でも決着しないため数値を外し「3枝で最も少ない(教科書により幅がある)」とした。
- トピックMyocardial hypertrophy and its clinical forms心筋細胞の入れ替わり率の出典が肥大による適応まで裏づけているように書いていたのを、原著の範囲(成人にも心筋細胞の新生能があること)に限った。(出典:Bergmann 2009)
- トピックSudden death of cardiovascular disordersPOST SCD 研究の対象を「救急隊が院外心停止に帰した18〜90歳の死亡」へ正し、剖検で不整脈死と判定されたのが55.8%にとどまったことを加えた。(出典:Tseng 2018)
- トピックMyocardial hypertrophy and chronic ischemic heart disease心筋細胞の入れ替わり(25歳で年1%)の論文が肥大の機序までは述べていないことに合わせ、出典の射程を正した。(出典:Bergmann 2009)
- トピックCyanotic congenital heart diseaseプロスタグランジン E1 による動脈管開存の維持には RCT が無く、観察研究に基づく標準治療であることを明記した(同じ是正を新生児循環適応・チアノーゼ性心疾患の2ノートにも反映)。(出典:Cochrane 2018)
- トピックParaneoplastic Skin Symptoms抗 TIF1-γ 抗体陽性皮膚筋炎14例で悪性腫瘍を合併したのは12例であることを正した(同じ是正を小児膠原病・筋炎の2ノートにも反映)。(出典:Harada 2022)
- トピックMalignant transformation. Viral oncogenesis, oncogenic viruses (examples)メルケル細胞ポリオーマウイルスと D 型肝炎ウイルスが2025年に IARC Group 1 へ再分類されたことを反映し、喉頭癌と HPV の関連は限定的な証拠にとどまると正した。(出典:IARC 第139巻 202500403-6))
- トピックEtiology of cancer「Group 4 は2019年に Group 3 へ統合」という前文に無い記述を削り、現行の4区分(1・2A・2B・3)として書き直した。(出典:IARC Preamble 2019)
- トピックHead Injury and Its Complications in Children小児 CT の過剰発癌「頭部 CT 1万件あたり1例」が10歳未満・初回 CT 後10年間の推定であることを明記した。(出典:Pearce 201260815-0))
2026
09.24病理学の心血管後半と造血器前半(b-33〜b-42、c-1〜c-10)20本を一次資料で監査し、心筋症・大動脈瘤・胸腺腫・白血病などのノートへ波及を是正した。WHO 分類第5版と ICC 2022 の並立を片方に寄せていた記述、講義資料の断定(「唯一の悪性心臓腫瘍」「喫煙で200倍」)、推奨表の脚注の付き先の取り違えが中心。
- トピックInfective endocarditis (acute and subacute)感染性心内膜炎の診断基準は 2023年 Duke-ISCVID と ESC 2023 修正基準が並立していることを明記した(ESC は血液培養の採取間隔の要件を残し、白血球シンチを画像の大基準に加える)。Osler 結節・Roth 斑・糸球体腎炎は塞栓ではなく免疫学的現象(Janeway 病変は塞栓性)と分け、古典的所見の実際の頻度(脾腫11%、Osler 結節3%など)を加えた。(出典:ESC 2023 心内膜炎、Murdoch 2009)
- トピックNoninfective endocarditis (thrombotic endocarditis, Libman-Sacks endocarditis)「450例のレビュー」と「416例のレビュー」を別研究として扱っていたが、416報から450例を集めた同一の系統的レビューだった。非細菌性血栓性心内膜炎の疣贅は「心房側」ではなく低圧側(僧帽弁は心房側、大動脈弁は心室側)に付くと正し、抗凝固を軸とする治療(APS では DOAC を推奨しない)を追記した。(出典:Tonutti 2023)
- トピックValvular vitiums and their consequences容量負荷による遠心性肥大を「壁厚を増さずに代償」としていたのを、壁厚は内腔の拡大に比例して増え(壁厚/半径比は正常)拡張末期壁応力は高いままと改めた。(出典:Grossman 1975)
- トピックMyocarditis and CardiomyopathiesESC 2023 心筋症ガイドラインの定義(心筋症は虚血性・弁膜症・高血圧性疾患と共存しうる)、非拡張型左室心筋症(NDLVC)の定義、肥大型心筋症の壁厚15 mm 以上の基準を追記した。ICD 推奨で、失神・遅延造影を条件とするのは高リスク遺伝型を持たない例の IIb 推奨であり、高リスク遺伝型では遺伝子ごとの予測因子を用いる、という取り違えを正した。(出典:ESC 2023 心筋症、ESC 心筋炎ポジションステートメント 2013)
- トピックCor pulmonale「左心不全が右心不全の最多原因」を慢性右心不全に限り、急性では肺塞栓と主に右冠動脈閉塞による急性心筋梗塞が多いと正した。肺高血圧の定義を ESC/ERS 2022 の文言どおり(平均肺動脈圧20 mmHg 超、前毛細血管性は肺動脈楔入圧15以下かつ肺血管抵抗2 WU 超)に書き、旧名 Wegener を多発血管炎性肉芽腫症に改めた。(出典:Dini 2023、ESC/ERS 2022)
- トピックArteriolosclerosis講義資料の「喫煙1日1箱で200倍」を、141コホートのメタ解析の値(1日20本で冠動脈疾患リスクが男性約2.0倍・女性約2.8倍、1日1本でもその過剰リスクの男性46%・女性31%)に訂正した。Mönckeberg 型中膜石灰化の「臨床的意義なし」を「内腔を狭めない」に限り、下肢虚血・血行再建の合併症・心血管死亡との関連を加えた。高血圧の定義を診察室血圧140/90 mmHg 以上(ESC 2024、米国 ACC/AHA は130/80)に改めた。(出典:Hackshaw 2018、JACC 2021、ESC 2024 高血圧)
- トピックAneurysms and Aortic Dissection腹部大動脈瘤の修復閾値を ESC 2024・ACC/AHA 2022・ESVS 2024 の推奨クラスとともに表で書き分けた(「6か月で5 mm 以上の増大」は ACC/AHA と ESC にあり ESVS には無い)。「AAA は動脈硬化が主因」を ACC/AHA 2022 に帰属していたが、同指針は危険因子を共有するものの組織病理学的には別物で中膜変性が本態としている。IRAD の時間あたり死亡率の読み方も正した。(出典:ESC 2024 末梢動脈・大動脈疾患、ACC/AHA 2022 大動脈疾患、Harris 2022)
- トピックArteritis and Phlebitis旧称 Wegener・Churg-Strauss を多発血管炎性肉芽腫症・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に改め、結節性多発動脈炎の語源を「結節状」、HBV 関連を歴史的に多かったものと正した。顕微鏡的多発血管炎と皮膚白血球破砕性血管炎・薬剤関連血管炎を CHCC 2012 で区別し、2022年 ACR/EULAR 分類基準(巨細胞性動脈炎・高安動脈炎)の配点表と EULAR 2022 の ANCA 関連血管炎の寛解導入を加えた。(出典:CHCC 2012、Wolff 2023、ACR/EULAR 2022 GCA、ACR/EULAR 2022 高安、EULAR 2022 AAV)
- トピックVarices, varicosities and disorders of the lymphatic vessels乳癌後のリンパ浮腫の頻度「6〜40%」を、原典にある2つの値(サバイバーの10〜40%、腋窩手術後の明らかな上肢リンパ浮腫6〜30%)に書き分けた。(出典:StatPearls Lymphedema)
- トピックCardiac and vascular tumors「血管肉腫は唯一の悪性原発性心臓腫瘍」は誤りで、悪性は原発性心臓腫瘍の5〜6%、内訳は肉腫64.8%・リンパ腫27%・中皮腫8%である。類上皮血管内皮腫は WHO 2020 で悪性であること、血管周皮腫は廃止された病名であること、ISSVA 2025 での腫瘍と奇形の区別を加えた。(出典:Tyebally 2020、Sbaraglia、ISSVA 2025)
- トピックDiagnostic methods of hematology (biopsy, flow cytometry, histochemical, cytogenetic, molecular diagnosis)真性多血症の診断基準で「WHO・ICC とも赤血球量増加を含む」は誤りで、WHO 分類第5版は赤血球量測定を基準から外し、ICC は残している。CHIP(変異アレル頻度2%以上、年0.5〜1%で進行)と CCUS の定義を正確にし、B 細胞マーカーの誤記 CD49a を CD79a に直した。(出典:WHO-HAEM5、ICC MPN 総説、Steensma 2015)
- トピックAnemias of diminished erythropoiesis再生不良性貧血の重症度(Camitta 基準)に「骨髄細胞密度25〜50%かつ残存造血細胞30%未満」の枝と、自動算定の網赤血球閾値(6万/μL 未満)を補った。パルボウイルス B19 の障害は赤芽球系に限られ、無形成発作は溶血性疾患・移植後・HIV などで起こると改めた。(出典:BSH 2024、StatPearls Parvovirus B19)
- トピックNon-neoplastic disorders of myeloid and lymphoid system好中球減少の閾値を米国感染症学会の定義(発熱性好中球減少症の文脈で ANC 500/μL 未満、または48時間以内に500未満へ下がる見込み、100未満は高度)に直した。CML と類白血病反応の鑑別は、欧州白血病ネット2025が挙げる染色体検査・FISH・BCR::ABL1 RT-PCR で説明し直した(同推奨に好中球アルカリホスファターゼの記載は無い)。(出典:IDSA 2010、ELN 2025)
- トピックCML and chronic myelofibrosisCML の病期の境界に隙間と重なりがあったのを「移行期10〜19%・芽球期20%以上」に直し、WHO 分類第5版(移行期を廃止)と ICC(移行期を維持)の並立を、どちらも全面的には支持できないとする欧州白血病ネット2025の見解とあわせて示した。ダサチニブは T315I に無効であること、原発性骨髄線維症の ICC 診断基準と実データの生存期間、ルキソリチニブは骨髄線維化の有意な可逆化をもたらさないことを加えた。(出典:ELN 2025、WHO-HAEM5、ICC MPN 総説、SEER、Greenfield 2018)
- トピックPolycythemia vera, essential thrombocythemia赤血球量を真性多血症の基準に残すのは ICC だけで WHO 分類第5版は削除した、と訂正し ICC の基準表を加えた。本態性血小板血症を「若年女性(約30歳)の疾患」としていたのを50〜60歳代が中心と改め、生存期間(PV 約15年・ET 約18年)と治療を最新の総説に合わせた。(出典:WHO-HAEM5、ICC 2022、Tefferi 2023 PV、Tefferi 2024 ET、StatPearls ET)
- トピックDisorders of the spleen and thymusWHO 第5版の胸腺腫分類に小結節性胸腺腫(ICD-O /1)と化生性胸腺腫を加え、「良性カテゴリは無い」を「小結節性胸腺腫を除き悪性と解釈」に訂正した。病期は TNM が必須で改変 Masaoka-Koga は任意であること、胸腺摘除の MGTX 試験の組入れ条件(18〜65歳・罹病5年未満・抗 AChR 抗体陽性・胸腺腫なし)を明記した。(出典:Marx 2022、MGTX)
- トピックMyelodysplastic syndromes「芽球20%以上で AML(ICC では MDS/AML)」は誤りで、ICC の MDS/AML は芽球10〜19%の区分であり、AML の20%閾値は両分類とも維持されている。WHO 分類第5版と ICC の MDS 分類の対照表を加え、WHO 第5版が MDS-IB2 を治療上 AML 相当とみなしうるとしている点も記した。(出典:ICC 2022、WHO-HAEM5)
- トピックAcute myeloid leukemia, lymphoplasmocytic lymphomaWHO 分類第5版でも CEBPA 変異 AML は芽球20%以上を要する例外であり、閾値は「超」ではなく「以上」だと訂正した。旧4分類と WHO 第5版/ICC の対応表を加え、ELN 2022 で t(9;11) が中間リスクであること、Waldenström マクログロブリン血症の定義を記した。(出典:WHO-HAEM5、ICC 2022、Park 2024)
- トピックPrecursor T- and B-cell lymphoblastic leukemia/lymphoma誤った遺伝子記号(TEL1 は ATM の別名、BF は CFB の旧記号)を ETV6・EBF1 に直し、B-ALL/T-ALL の遺伝型分類で WHO 分類第5版と ICC が並立していることを対照表で示した(ICC の T-ALL の暫定病型・NK 細胞 ALL を含む)。(出典:Alaggio 2022、ICC 2022)
- 疾患拡張型心筋症LVEF 35%超での ICD 適応を、高リスク遺伝型なら遺伝子ごとの予測因子で IIa、高リスク遺伝型が無ければ失神・遅延造影を条件に IIb と書き分けた。(出典:ESC 2023 心筋症)
- 疾患慢性骨髄性白血病ICC の移行期基準から TKI 抵抗性を外し(ICC が除外を明記)、欧州白血病ネット2025がどちらの分類も全面的には支持していないことを追記した。(出典:ICC MPN 総説、ELN 2025)
- トピックAcute LeukemiasAML の芽球閾値(BCR::ABL1・CEBPA など)を「20%超」から「20%以上」に訂正した(同じ是正を組織病理 h2-002 にも反映)。(出典:WHO-HAEM5、ICC 2022)
- トピックMyeloproliferative Diseases真性多血症の「赤血球量増加」は ICC だけが残し、WHO 分類第5版は削除したと訂正した。(出典:WHO-HAEM5、ICC 2022)
- トピックCML, accelerated phase (MGG)「WHO 第5版と ELN 2025 は二相性」を、ELN 2025 は「どちらの分類も全面的には支持できない」としている、に訂正した。(出典:ELN 2025)
- トピックKaposi sarcoma (HE) – DERMISKaposi 肉腫の「稀に転移」の帰属を、それを述べていない WHO 2020 の分類論文から、WHO 2013 に基づく総説へ移した(組織病理 h2-101b にも反映)。
2026
09.24病理学の造血器後半(リンパ腫・骨髄腫・脾)と呼吸器(c-11〜c-30)20本を一次資料で監査し、リンパ腫・肺炎・口腔・脾摘後感染などのノートへ波及を是正した。リンパ腫の WHO 第5版/ICC の並立、講義由来の古い数値(濾胞性リンパ腫の転化40%、トリソミー12は予後良好)、ARDS・COPD・喘息・肺塞栓の定義と推奨の更新が中心。
- トピックCLL, hairy cell leukemiaCLL のトリソミー12を「予後良好」としていたのを、大規模 FISH 研究の生存期間(中央値114か月、正常核型111か月)どおり「中間」に改め、13q 欠失は単独の場合に良好とした。単クローン性 B リンパ球増加症の年1.1%の進展率が対象集団に限られること、Richter 転化の頻度幅(報告により2〜10%)を正確にした。(出典:Döhner 2000、ICC 2022)
- トピックMultiple myeloma and related plasma cell disordersIMWG 2014 の診断基準(骨髄クローン性形質細胞10%以上または形質細胞腫+CRAB または3つのバイオマーカー)を閾値つきの表にし、MGUS・くすぶり型・孤立性形質細胞腫の定義と進展率を加えた。結節性の糸球体病変を高カルシウム血症の帰結としていた講義の記述を、軽鎖沈着症・アミロイドの所見に改め、アミロイドの呼称を ISA 命名法(AL)に合わせた。(出典:IMWG 201470442-5)、Rajkumar 2024、ISA 2024)
- トピックFollicular lymphoma, mantle cell lymphoma, extranodal marginal zone lymphoma濾胞性リンパ腫のグレード3B の扱いを書き分けた:WHO 第5版はグレード判定を任意とし旧3B を濾胞性大細胞リンパ腫へ改称(治療方針は述べない)、ICC は 1–2/3A/3B を残し3B は通常 DLBCL と同様に治療する。DLBCL への形質転換「約40%」を集団ベース研究の28%・年約3%に正し、講義の「BTK 阻害薬によく反応」を単剤の奏効率20.9%(DAWN 試験)で訂正した。(出典:WHO-HAEM5、ICC 2022、Al-Tourah 2008、DAWN)
- トピックDiffuse large B cell lymphoma, Burkitt lymphomadouble-hit リンパ腫の名称と範囲を WHO 第5版(DLBCL/HGBL-MYC/BCL2)と ICC(MYC/BCL6 は暫定病型)で書き分け、R-CHOP の治癒率「約50%」を講義値と明示して Pola-R-CHP(POLARIX)の成績を加えた。免疫染色による起源細胞分類(Hans)は GCB/非 GCB の2群分けで、免疫化学療法下では予後差を再現できないことを明記した。(出典:POLARIX、Gutierrez-Garcia 2011)
- トピックMycosis fungoides, Sezary syndrome, Peripheral T-cell lymphoma非特定型末梢 T 細胞リンパ腫を「通常は節外」としていたのに、ICC の「主にリンパ節性で除外診断」を並記した。腸症関連 T 細胞リンパ腫と MEITL の区別とセリアック病との関連(EATL のみ)、ALCL の生存指標を「無失敗生存」と正しく訳した。(出典:ICC 2022、Savage 2008)
- トピックHodgkin lymphoma病期表を Lugano 分類の定義(E 病変、bulky、脾臓の扱い、非連続性の節外病変、A/B は HL のみ、PET-CT で病期を決めれば骨髄生検不要)に直し、「リンパ球減少型が最も予後不良」を、組織亜型の予後的意義は現代の治療で大部分が失われたという WHO 第5版の記載に改めた。(出典:Lugano 2014、WHO-HAEM5)
- トピックDisorders that causes splenomegaly脾摘前ワクチンについて、ほぼ全ての指針は前後14日以内の接種を避けるとする一方、多くのデータは周術期の接種でも有効でありうると示唆し至適時期は未確立、という原典の両面を書いた。脾摘後重症感染症の致死率50〜70%は症例報告の序論が紹介する値であると明記した。(出典:Casciani 2020)
- トピックAtelectasis and acute respiratory distress syndromeARDS の Berlin 定義と2023年の新グローバル定義(高流量鼻カニュラ30 L/分以上を含める、SpO2/FiO2比、超音波、資源の限られた環境では SpO2/FiO2 315以下のみ)の診断項目を比較表にし、低一回換気量試験の「死亡率」の定義を原文に合わせた。(出典:新グローバル定義、Berlin 2012)
- トピックObstructive lung diseases — COPDGOLD 2026 の COPD 定義・気流制限の重症度(GOLD 1〜4)・ABE 群(中等度の増悪1回で E 群、血中好酸球は群分けではなく吸入ステロイドの判断に使う)を表で加えた。喘息の2型バイオマーカー分類は重症喘息に限る話として GINA 2026 に合わせ、SABA 単独治療を推奨しないことを明記した。(出典:GOLD 2026、GINA 2026)
- トピックObstructive lung diseases — bronchial asthma and bronchiectasisKartagener 症候群を原発性線毛運動不全症と同一視していたのを、その一部(内臓逆位を伴うもの)と書き分けた。気管支拡張症の指針が ERS 2025 年版に更新されていることを確かめ、全患者に行う原因検索(非結核性抗酸菌の検査を含む)を表にした。(出典:ERS 2025 サマリー)
- トピックChronic interstitial (restrictive) lung diseasesニンテダニブの FVC 低下抑制を2試験の合算値として書いていたのを INPULSIS-1/2 に分け、通常型間質性肺炎の病理診断基準、進行性肺線維症の定義(FVC 5%以上・DLCO 10%以上の低下など)と推奨の強さを2022年国際ガイドラインの本文どおりに直した。石綿曝露者の肺癌への喫煙の影響は出典どおり「相加的または相乗的」に弱めた。(出典:ATS/ERS/JRS/ALAT 2022、INPULSIS)
- トピックPulmonary diseases of vascular origin — pulmonary embolism, hemorrhage, and infarction肺梗塞の頻度を研究デザイン(前向き/後ろ向き)ごとに書き分け、CTEPH の発生率を対象群ごと(全例0.56%、生存者3.2%、主要併存症の無い生存者2.8%)に分けた。急性肺塞栓の再灌流の適応を ESC 2019 と2026年 AHA/ACC ガイドライン(A〜E カテゴリー、軽いカテゴリーへの全身血栓溶解は有害)に沿って直した。(出典:ESC 2019、AHA/ACC 2026、Ende-Verhaar 2017)
- トピックPulmonary hypertension「二次性の原因は現行分類の第2〜4群に分散」は誤りで、先天性の左→右シャントや肺静脈閉塞症は第1群に入ることを伝統的な呼び方との対応表で示し、左心疾患による肺高血圧を後毛細血管性(第2群)として書き直した。(出典:ESC/ERS 2022)
- トピックPulmonary infections (except tuberculosis)「人工呼吸器関連肺炎は院内肺炎の一亜型」を、IDSA/ATS 2016 は両者を相互に排他的な2群として扱うと改めた。HCAP 概念の廃止、嫌気性菌カバーを定型で加えないこと、MRSA・緑膿菌の経験的カバーを危険因子のある場合に限ることを推奨の強さつきで記した。(出典:IDSA/ATS 2016、ATS/IDSA 2019)
- トピックGranulomatous diseases of the lung旧称 Wegener 肉芽腫症を多発血管炎性肉芽腫症に改め、寛解導入をステロイド単独からリツキシマブまたはシクロホスファミドとの併用へ更新した。乾酪壊死が結核に特異的でない根拠の出典を、実際にそれを述べる総説へ付け直した。(出典:EULAR 2022、Ohshimo 2017)
- トピックPrimary and metastatic tumors of the lungカルチノイドが小細胞癌へ「進行」するという記述を、WHO 2021 分類で神経内分泌腫瘍と神経内分泌癌は別群であることに合わせて改めた。肺癌の5年生存率を SEER の最新集計(29.5%)に、小細胞肺癌の「手術不能」を ESMO 2021(cT1–2N0 では手術を考慮しうる)に合わせた。(出典:Nicholson 2022、SEER、ESMO 2021)
- トピックPathology of the pleura and pericardiumLight 基準の原著(1972年)は胸水 LDH「200 IU 超」の絶対値で、「血清 LDH 基準上限の2/3超」は後の形であることを書き分けた。石綿と喫煙の「相乗作用」、中皮腫の組織型の予後についての出典の射程超えを直し、欠けていた心膜病変の節を新設した。(出典:Light 1972、BTS 2023)
- トピックLesions of the upper respiratory tract「溶連菌性咽頭炎を早期に治療して糸球体腎炎を防ぐ」は誤りで、治療はリウマチ熱(発症9日以内の治療で予防)と化膿性合併症を防ぐが糸球体腎炎の発症には影響しない。この記述は IDSA 2012年版によるもので、2025年の改訂第1部は臨床スコアだけを扱うことも明記した。(出典:IDSA 2012、IDSA 2025)
- トピックTumors of nasal passages, nasopharynx and larynx上咽頭癌の組織分類を WHO 第5版の3亜型(非角化型・角化型・基底細胞様)に更新し、TNM 第9版で N・M 分類が改訂されたことを加えた。「多形血管中心性の肉芽腫症」という誤った語を多発血管炎性肉芽腫症に直し、木材粉じんのメタ解析の研究数の取り違え(コホート11・症例対照17)を正した。(出典:Badoual 2022、Wu 2025)
- トピックPathology of lips, oral cavity and pharynx紅板症の悪性転化率の出典が無関係の論文を指していたので正しい系統的レビューに差し替えた。口腔上皮異形成(3段階分類を維持、口腔では上皮内癌の語を使わない)と HPV 関連中咽頭癌(HPV 関連例はグレード判定しない、TNM 第8版で独立の病期分類)の記述を WHO 第5版に合わせ、原典に無い「非喫煙者に多い」を外した。(出典:Wadde 2024、Muller 2022、Badoual 2022)
- 疾患濾胞性リンパ腫DLBCL などへの形質転換率「30〜40%」を、集団ベース研究の28%・年約3%に改めた(同じ是正を非ホジキンリンパ腫・マントル細胞リンパ腫・DLBCL のノートにも反映)。(出典:Al-Tourah 2008)
- 疾患びまん性大細胞型B細胞リンパ腫Hans 分類は ABC 型ではなく非 GCB 型を判定するもので、免疫化学療法下では予後差を再現できないことを追記した。(出典:Gutierrez-Garcia 2011)
- 疾患非特定型末梢性T細胞リンパ腫FFS の訳を「無失敗生存率」に正し、非特定型末梢 T 細胞リンパ腫が主にリンパ節性であることを追記した(ALCL のノートにも反映)。(出典:ICC 2022、Weisenburger 2011)
- 疾患脾摘後重症感染症周術期14日以内の接種で抗体産生が不十分という逆向きの記述を削り、至適時期は未確立で周術期でも有効でありうると改めた(外科の脾臓手術ノートにも反映)。(出典:Casciani 2020)
- 疾患白板症白板症・紅板症の悪性転化率を、メタ解析の統合値(白板症9.8%、紅板症19.9%)と系統的レビューの値に改めた。(出典:Aguirre-Urizar 2021、Lorenzo-Pouso 2022、Wadde 2024)
- トピックSurgery of the spleen and retroperitoneum脾摘前ワクチンの至適時期は未確立と追記し、脾摘後重症感染症の致死率の出典の帰属を直した。(出典:Casciani 2020)
2026
09.24病理学の消化管・肝胆道(c-31〜c-50)20本を一次資料で監査し、肝胆膵・唾液腺・胆石などのノートへ波及を是正した。オベチコール酸の欧米での承認取消、Barrett 食道の定義の学会差、改訂された検診・診断基準(MAPS III、ESPGHAN・ESsCD、Baveno VII)、講義資料の誤記(副甲状腺機能亢進とビタミン K、アカラシアの一次性・二次性)の是正が中心。
- トピックSalivary gland diseasesWarthin 腫瘍(乳頭状嚢胞腺リンパ腫)を悪性リンパ腫のノートにつないでいた誤ったリンクを外し、良性腫瘍の旧称であると明記した。2016年 ACR/EULAR の Sjögren 症候群分類基準(診断基準ではない)の配点表を加え、多形腺腫の悪性化率3.2%の分母を「細胞診で良性の156例中5例」に正した。(出典:Shiboski 2017、Levyn 2023、Kassan 1978)
- トピックPathology of esophagusBarrett 食道の定義が学会で違うこと(ACG 2022 は腸上皮化生を必須とし、BSG 2014 は必須としない)を表で示した。講義の誤記「二次性アカラシア=特発性」を「特発性なのは一次性」に正し、裂孔ヘルニアと先天性横隔膜ヘルニア(Bochdalek 孔)の混同を分けた。(出典:ACG 2022、BSG 2014)
- トピックGastritis欧州 MAPS III(2025)に合わせ、萎縮性胃炎の生検は最低2部位(前庭部・体部)、進行例は3年ごとの内視鏡、前庭部に限る軽度〜中等度例はリスク因子が無ければ監視しない、を加えた。1型胃カルチノイドは原文どおり「まれな合併症」と改めた。(出典:MAPS III 2025)
- トピックPeptic ulcersMaastricht VI/Florence 合意(2022)の一次除菌の選び方(クラリスロマイシン耐性率15%超または不明ならビスマス四剤療法)、治療期間(原則14日)、除菌判定の条件(治療後4〜6週、PPI を14日前に中止)と、ESGE 2021 の上部消化管出血の内視鏡のタイミング(12時間以内の緊急内視鏡は推奨しない)を加えた。(出典:Maastricht VI、ESGE 2021)
- トピックGastric tumors胃癌を「癌関連死の第2位」としていたのを最新推計(罹患・死亡とも第5位)に更新した。胃底腺ポリープは慢性胃炎ではなく PPI と関連し、1 cm 超の過形成性ポリープにも異形成・悪性化のリスクがあることを英国ガイドラインどおりに直した。GIST の PDGFRA D842V 変異例へのアバプリチニブ(米国は PDGFRA エクソン18変異、EU は D842V に限った条件付き承認、日本は未承認)を加えた。(出典:GLOBOCAN 2024、BSG 2019、NAVIGATOR、EMA Ayvakyt)
- トピックDevelopmental anomalies and vascular disorders of the GI tractMeckel 憩室で症状が出るのは4〜9%で、小児では腸閉塞46.7%・出血25.3%・炎症19.5%が主病態であること、出血は異所性胃粘膜による潰瘍から起こることを加えた。「2の法則」の年齢の記述を原著の推論どおりに改め、根拠の無い腸梗塞「全層型の死亡率約90%」を削除した(メタ解析の統合値は63%)。(出典:Hansen 2018、Ahmed 2021)
- トピックMalabsorption吸収不良の合併症表の講義の誤記「二次性副甲状腺機能亢進症=ビタミン K 欠乏」をビタミン D 欠乏に正した。セリアック病を生検なしで診断できる条件(小児は ESPGHAN 2020、成人は ESsCD 2025 で45歳未満に条件付き)と、生検するなら遠位十二指腸4個以上+球部2個(推奨本文、抄録の要約とは異なる)を追記した。(出典:ESPGHAN 2020、ESsCD 2025)
- トピックEnterocolitis再発性 C. difficile 感染の糞便移植を、ESCMID 2021 の現行の位置づけ(2回目以降の再発で標準治療に上乗せ、初回と初回再発はフィダキソマイシンを優先、代替があればメトロニダゾールは推奨しない)とともに示した。ウイルス性下痢の機序の自己矛盾も直した。(出典:ESCMID 2021)
- トピックColonic diverticulosis and bowel obstruction癒着性小腸閉塞の「非癒着性」病因の誤訳(稀な原因は胃石・IBD・捻転)と追跡期間(中央値6.75年)を正し、低繊維食を憩室症の原因とする記述を全体で「無症候性憩室症では支持されなかった」にそろえた。AGA 2021 の再発予防(良質な食事、適正体重、運動、禁煙、NSAIDs の常用回避)と抗菌薬の選択的使用を追記した。(出典:AGA 2021、WSES 2018、Shahedi 2013)
- トピックInflammatory bowel diseases (ulcerative colitis, Crohn disease)炎症性腸疾患のモントリオール分類の表と、分類不能型(IBDU)の用語法(術前に決まらない例は IBDU、「分類不能大腸炎」は大腸切除標本に限る)を加えた。肉芽腫の頻度47%の説明を抄録の範囲に改め、潰瘍性大腸炎の大腸癌リスクの解釈を著者の説明に合わせた。(出典:Satsangi 2006、Zhang 2025)
- トピックVermiform appendix and peritoneum虫垂粘液性腫瘍の用語を PSOGI 合意(低異型度・高異型度虫垂粘液性腫瘍=LAMN・HAMN、「嚢胞腺腫」は非推奨)に、腹膜偽粘液腫の定義と分類を更新した。腹水の蛋白「3 mg/dL」は g/dL の単位誤りで、特発性細菌性腹膜炎の診断(腹水好中球250/μL 超)と血清腹水アルブミン勾配1.1 g/dL を EASL 2018 から加えた。(出典:Carr 2016、EASL 2018)
- トピックTumors of the small and large intestinesまとめの小腸腺癌の切除後5年生存「約70%」を本文の値(46%、リンパ節転移の有無で65%と21%)に正した。WHO 第5版の「無茎性鋸歯状病変」への改称と、MSI 大腸癌の約80%が MLH1 のメチル化による散発例・約20%が Lynch 症候群であることを加え、大腸がん検診を日本(40歳以上、便潜血2日法、陽性なら全大腸内視鏡で便潜血の再検は不可)と米国(USPSTF 2021)で比べた。(出典:Nagtegaal 2020、厚生労働省 がん検診指針、USPSTF 2021)
- トピックLiver failure急性肝不全の定義を比較する表(Trey、O'Grady、AASLD 2005、日本2011)と、ACLF の EASL 2023 と APASL 2019 の定義の違い(APASL は初回の発症に限り非代償化の既往を除く)を加え、「根治は肝移植のみ」を原因別の移植なし生存率つきで条件付きに改めた。「小滴性脂肪化=アルコール」は逆で、アルコールは典型的に大滴性である。(出典:Sugawara 2012、EASL 2023、APASL 2019、Stravitz 201931894-x))
- トピックCholestatic liver syndromes (PBC, PSC)PBC の二次治療として書いていたオベチコール酸は、EU で2024年8月30日に販売承認が取り消され、米国では FDA の通知を受けた企業の申請で2025年11月24日に承認が撤回された。EU ではエラフィブラノールとセラデルパルが条件付き承認である。PBC の診断基準を EASL と AASLD で分け、PSC の年齢(平均32〜41歳)・ANCA(非特異的)・ウルソデオキシコール酸を定型的に用いないこと を英国ガイドラインどおりに直した。(出典:EMA Ocaliva、Federal Register、AASLD 2018、BSG 2019)
- トピックPathophysiology of jaundice, defects of bilirubin and bile formation. Cholelithiasis「コレステロール石は胆嚢にのみ」を、胆嚢で形成されるが胆管に落ちうる(胆石患者の10〜15%に胆管結石)に改め、黒色石(溶血・肝硬変など)と褐色石(感染)の成因を分け、無症候性胆石の自然史を「生涯無症状が70〜80%」から「発見時約70%が無症状、10年累積の有症状化10〜20%」に直した。(出典:JSGE 2021)
- トピックCirculatory disorders of liverBudd-Chiari 症候群の定義を、小肝静脈から下大静脈・右房接合部までの流出路閉塞に改め、診断後早期から期限を切らない抗凝固療法、段階的治療とそれへの異論を欧州肝臓学会の血管疾患ガイドラインで確かめ直した(2025年に改訂版が出ていることも明記)。引用していた生存率は一施設59例の値であると明記し、類洞閉塞症候群の成人診断基準を加えた。(出典:EASL 2016、EASL 2025、EBMT 2016)
- トピックAcute and chronic hepatitis「C型肝炎はほぼ例外なく慢性化」を、約70%(55〜85%)が慢性化、慢性例の20年での肝硬変15〜30%、直接作用型抗ウイルス薬で95%超が治癒、に改めた。B型肝炎の慢性化が感染年齢で大きく違うこと(成人5%未満、乳幼児期約95%)を加え、D型肝炎の診断を「IgM 抗体が最良」から抗 HDV 抗体→HDV RNA の順に直した。(出典:WHO C型肝炎、WHO B型肝炎、EASL 2023 HDV)
- トピックAlcohol- and drug-induced liver diseases「アセトアミノフェンが急性肝不全の第1原因」を米国の専門施設データ(ほぼ半数)として限定し、特異体質性薬物性肝障害の免疫機序(HLA、用量非依存)を加えた。アルコール性肝炎の重症度評価とステロイド治療(MELD 20超で重症、プレドニゾロン40 mg を4週、Lille スコア0.45超で中止、効果の大きい MELD 域は本文で21〜39・要点欄で25〜39)を追記した。(出典:Reuben 2016、ACG 2024)
- トピックMetabolic and inherited liver diseasesヘモクロマトーシスの鉄沈着部位(病初期は門脈周囲の肝細胞で Kupffer 細胞に及ばない)と性差(男性に有意に多い)を欧州ガイドラインの記述に合わせ、MetALD の飲酒量範囲(女性週140〜350 g、男性210〜420 g)、α1-アンチトリプシン欠損症の遺伝形式(常染色体共優性)、Wilson 病の治療薬(キレート薬と亜鉛)を直した。(出典:EASL 2022、Rinella 2023、EASL-ERN 2025、Fregonese 2008)
- トピックLiver cirrhosis代償性進行性慢性肝疾患(cACLD)は代償性肝硬変の一部ではなく、進行線維化から代償性肝硬変までの連続体であることと、肝硬度の目安(10 kPa 未満は他の所見が無ければ除外、15 kPa 超で強く疑う)、再代償の3条件を Baveno VII に合わせた。MELD 3.0 は「改訂された」ではなく「提案された」とし、Child-Pugh の配点を加えた。(出典:Baveno VII、Marcellin 201361425-1))
- 疾患原発性胆汁性胆管炎・原発性硬化性胆管炎PBC の二次治療を国別に改めた。オベチコール酸は EU で2024年、米国で2025年に承認が取り消され、日本の2023年診療ガイドラインでは二次治療にベザフィブラート併用が挙がる。PSC を「自己免疫性」とした記述は免疫介在性に直した。(出典:EMA Ocaliva、Federal Register、厚労省研究班 PBC 診療ガイドライン2023)
- 疾患急性肝不全「治療は肝移植のみ」「通常2〜3週」を、原因別の移植なし生存と基準ごとに違う定義の期間に改め、「アセトアミノフェンが最多」に米国の登録であるという限定を付けた。(出典:Stravitz 201931894-x))
- トピックAutoimmune Liver and Biliary DiseasesPBC 二次治療の承認状況を欧州・米国・日本に分けて最新にした。(出典:EMA Ocaliva、Federal Register)
- トピックB25: Drugs used in constipation (laxatives) and diarrhea. Drugs promoting digestion. Pharmacology of liver and biliary tract「PBC の第二選択はオベチコール酸」を、欧米で承認が取り消されたことが分かる記述に改めた。(出典:EMA Ocaliva)
2026
09.24病理学の肝胆膵・内分泌・腎泌尿器・外陰(c-51〜c-70)20本を一次資料で監査し、膵・腎・尿路結石・膀胱などのノートへ波及を是正した。KDIGO(CKD・ADPKD・糸球体疾患・ANCA 血管炎)、ADA 2026、改訂 Atlanta 分類、BCLC 2026 への合わせ込みと、講義資料の誤り(ANCA を糸球体細胞への抗体とする例、補体の経路、硬化性苔癬と慢性単純性苔癬の入れ替わり)の是正が中心。
- トピックTumors and tumor-like lesions of the liver肝細胞腺腫で出血リスクをもつ亜型を正し(悪性化は β-カテニン exon 3、出血は sonic hedgehog・exon 7/8)、LI-RADS による生検なしの確定は高リスク患者に適用した場合に限ることを明記した。BCLC 2022 の病期・治療の表を加え、2026年に改訂版が出て進行期の一次治療が複数の免疫療法併用を順位なしで並べる形になったことも付記した。(出典:LI-RADS v2018、BCLC 2022、BCLC 2026)
- トピックInflammations and tumors of the biliary system and gallbladder東京ガイドライン2018の急性胆嚢炎・急性胆管炎の診断基準と重症度を加え、Charcot 三徴は従来感度50〜70%とされたが最近の多施設研究では21〜26%にとどまり、診断基準には使われないことを明記した。(出典:TG18 胆管炎、TG18 胆嚢炎)
- トピックPancreatitis改訂 Atlanta 分類(2012)に合わせて病型名(間質性浮腫性/壊死性)、壊死性膵炎の頻度(5〜10%)、3項目中2項目の診断基準を正した。「膵膿瘍」は壊死をほとんど含まない膿の貯留を指した廃止語で、感染性壊死と同じものではないと明記し、介入を4週以降へ遅らせる根拠を WSES 2019 に付け替えた。(出典:改訂 Atlanta 分類、WSES 2019)
- トピックDiabetes mellitusADA 2026 に合わせて糖尿病の4分類と1型糖尿病の3病期(進展リスクつき)を加え、インスリン炎の頻度の記述を実数(4例全例、自己抗体陽性者では18例中2例)に改めた。(出典:ADA Standards of Care 2026 第2章)
- トピックTumors of the exocrine and endocrine pancreasWHO 第5版の神経内分泌腫瘍の異型度表(NET G1〜G3・NEC)を加え、漿液性嚢胞腺腫を「70歳代・腹痛」から中央値58歳・女性74%・61%無症状に、インスリノーマを「最多の膵内分泌腫瘍」から機能性で最多(全体では非機能性が50〜85%)に直した。Whipple 三徴と内因性高インスリン血症の生化学的基準を Endocrine Society 2009 に合わせた。(出典:WHO 2019 消化器、Jais 2016、ENETS 2023、Endocrine Society 2009)
- トピックEnd-stage kidney and renal failure「同じ G5 でもアルブミン尿区分でリスクが違う」を KDIGO 2024 のヒートマップ(G4・G5 は A1〜A3 とも最高リスク)に合わせて直し、透析開始の判断(総合評価、GFR 5〜10 がしばしば)と非乏尿性 AKI を追記した。(出典:KDIGO 2024、KDIGO AKI 2012)
- トピックDevelopmental abnormalities and cystic diseases of the kidneyADPKD の「50歳代までに腎不全」を遺伝子型別の年齢(PKD1 短縮型50歳代・PKD2 70歳代)に直し、スクリーニングした家系での遺伝子の割合、トルバプタンの推奨と肝障害への注意、脳動脈瘤の有病率、髄質嚢胞腎の現行名 ADTKD を加えた。(出典:KDIGO 2025 ADPKD、KDIGO ADTKD 2015)
- トピックPathogenesis of glomerular diseasesANCA 関連血管炎を「糸球体細胞に対する抗体」の例とした講義の記述を改め、ANCA の標的は好中球の MPO・PR3 で糸球体は少数免疫型であると明記した。膜性腎症をその場(in situ)免疫複合体に直し、ネフローゼの閾値を日本腎臓学会と KDIGO 2021 で書き分けた。(出典:KDIGO 2021、日本腎臓学会)
- トピックThe nephritic syndrome溶連菌感染後糸球体腎炎の補体活性化を「古典経路」から主に第二経路(一部レクチン経路)へ直し、潜伏期の食い違いをそろえ、IgA 血管炎(旧称 Henoch-Schönlein 紫斑病)の現行名と、IgA 腎症の診断に生検を要すること・蛋白尿が少なくても腎不全に至る例があることを加えた。(出典:Rodriguez-Iturbe、KDIGO 2025 IgAN)
- トピックThe nephrotic syndromeネフローゼの閾値を日本の基準と KDIGO 2021 で書き分け、膜性腎症・巣状分節性糸球体硬化症の「ステロイド無効/反応不良」を KDIGO の推奨(膜性腎症はリツキシマブ等、一次性 FSGS は高用量ステロイドが第一選択)に合わせた。膜性腎症で免疫抑制を要しない条件のアルブミン値に測定法の条件を補った。(出典:KDIGO 2021)
- トピックRapidly progressive glomerulonephritisANCA 関連 RPGN の寛解導入を「リツキシマブ優先」から「グルココルチコイド+リツキシマブまたはシクロホスファミド」に直し、血漿交換の適応を KDIGO 2024 と EULAR 2022 に分けて書いた(肺胞出血での扱いは両者で異なる)。旧名を多発血管炎性肉芽腫症・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に改めた。(出典:KDIGO 2024 ANCA、EULAR 2022)
- トピックSystemic diseases associated glomerular damageAL アミロイドーシスの予後を最も規定するのは腎ではなく心病変であることと、ループス腎炎 ISN/RPS 分類の各クラスの定義(クラス V の本体は上皮下沈着、ワイヤーループは主にクラス IV、クラス III にも分節性の内皮下沈着)を原典に合わせて直した。(出典:Kumar 2012、Weening 2004)
- トピックVascular diseases of the kidneyTTP を「後天的欠陥のみ」としていたのを、自己抗体による免疫性(95%超)のほかに ADAMTS13 遺伝子変異による先天性 TTP(5%未満、小児・妊婦では25〜50%)があると改め、古典的な「五徴」がそろわなくても疑うことを追記した。(出典:ISTH 2020)
- トピックDiabetic nephropathy「1型の80%・2型の20〜40%が顕性腎症へ進む」は糖尿病患者全体ではなく微量アルブミン尿がある患者の割合であることに直し、出典に無い「GFR 75%以上の低下」を顕性腎症後の自然経過(介入の無い時代の値)に置き換え、アルブミン尿の現行区分と SGLT2 阻害薬の推奨を加えた。(出典:ADA 2004、ADA 2026)
- トピックAcute tubular necrosis (ATN)造影剤による急性腎障害の予防を、原文どおり「AKI または eGFR 30未満で適応、行うなら生理食塩水が望ましい」に直した。回復期の感染を「第1の死因」とする根拠の無い記述を、急性腎不全の死亡636例の解析(死亡に最も寄与したのは基礎疾患)で置き換えた。(出典:ACR/NKF 2020、Woodrow 1992)
- トピックAcute and chronic pyelonephritis無症候性細菌尿の定義と治療対象を米国感染症学会2019年版どおりに直し、2025年版で腎盂腎炎が複雑性尿路感染に含まれることと、RIVUR 試験の新規瘢痕は6%対7%で予防投与は瘢痕を減らさなかったこと、薬剤性間質性腎炎の三徴はまれなことを追加した。(出典:IDSA 2019、IDSA 2025、Perazella 2022)
- トピックUrolithiasis and urinary outflow obstructions結石成分の割合を欧州泌尿器科学会2026年版の幅(ストルバイトは分析された結石の2〜15%、尿酸約10%)に合わせ、シスチン尿症の遺伝形式(劣性が主だが二遺伝子性・浸透率の低い顕性もある)とサルコイドーシスの高カルシウム血症の機序(肉芽腫でのカルシトリオール過剰産生)を直した。シスチン結石は尿 pH 7.5超を目標とする。(出典:EAU 2026、GeneReviews シスチン尿症)
- トピックTumors of kidney乳頭腺腫を「5 cm 未満、3 cm 超で転移しうる」から WHO の定義(低異型度・被膜なし・径1.5 cm 以下、第5版でも維持)に直し、VHL 病の遺伝機序(生殖細胞系列変異、3;8転座は別の遺伝性腎癌)、WHO 2022 の分子定義型、米国 SEER の最新の5年生存率(全体79.2%)を反映した。(出典:Moch 2016、Moch 2022、Paner 2026、SEER)
- トピックTumors of the urinary bladder and collecting system膀胱癌を「腎細胞癌より約2倍多い」から世界推計の約1.4倍(女性では腎癌のほうが多い)に、予後を米国 SEER の病期別5年生存率に直した。WHO 2022 の異型度区分(高異型度成分5%以上なら高異型度、異形成と上皮内癌は別物)と、欧州泌尿器科学会2026年版の BCG 治療と上皮内癌の扱いを反映した。(出典:GLOBOCAN 2024、SEER、EAU NMIBC 2026、Raspollini 2023)
- トピックDiseases of the vulva and vagina講義資料ごと入れ替わっていた硬化性苔癬(自己免疫性、発症のピークは40〜50歳代と初経前、外陰扁平上皮癌のリスクあり)と慢性単純性苔癬(掻破の結果)の特徴を直し、外陰扁平上皮癌を WHO 2020 の HPV 関連/HPV 非依存の区分で整理し直し、Bartholin 腺嚢胞の年齢・痛み・生検の基準を現行の記載に合わせた。(出典:Höhn 2021、StatPearls 硬化性苔癬、StatPearls Bartholin 腺嚢胞)
- トピックStone formation — kidney and gallbladder stones結石成分の表のストルバイト「約10%」を、欧州泌尿器科学会2026年版の「分析された結石の2〜15%」に合わせた。(出典:EAU 2026)
- 疾患膵癌漿液性嚢胞腺腫の好発を「70歳代」から多国籍2,622例の実データ(女性74%・中央値58歳・61%無症状)へ改め、インスリノーマを「機能性 PanNET で最多(全体では非機能性が50〜85%)」と正した。(出典:Jais 2016、ENETS 2023)
- 疾患急性尿細管壊死造影剤 AKI の予防を「等張輸液のみが根拠ある策」から、適応(AKI または eGFR<30)と方法(生理食塩水が望ましい)に分けた記述へ改めた(急性腎障害・ヨード造影剤・内科 AKI のノートにも反映)。(出典:ACR/NKF 2020)
- 疾患常染色体優性多発性嚢胞腎PKD1/PKD2 の頻度に、KDIGO 2025 の家系ベースの割合(PKD1 約67%・PKD2 約15%・副次遺伝子と原因未特定)を併記した。(出典:KDIGO 2025 ADPKD)
- 微生物Hepatitis B virus「HBV は宿主染色体に組み込まれない」を、「複製に組込みは不要だが、HBV DNA の宿主ゲノムへの組込みは高頻度に起こり肝細胞癌に関与しうる」と正した(微生物学の肝炎ウイルスのトピックにも反映)。(出典:Tu 2017)
- トピックLiponecrosis pancreatis - pancreas鑑別の「膵膿瘍」を、改訂 Atlanta 分類が用いなくなった旧分類の語(壊死をほとんど含まない膿の貯留)と明記し、感染性壊死とは別物であることを示した。(出典:改訂 Atlanta 分類)
2026
09.24病理学の女性生殖器・乳腺・男性生殖器・内分泌・骨系統疾患(c-71〜c-90)20本を一次資料で監査し、婦人科・乳腺・泌尿器・内分泌・肝腫瘍のノートへ波及を是正した。講義資料の誤り(冷結節の半数が悪性、神経芽腫は小児悪性腫瘍の第2位、21β-水酸化酵素、褐色細胞腫は良性)と、FIGO 2023・WHO 第5版・EAU 2026・BCLC 2026 への合わせ込みが中心。
- トピックPathology of the uterine cervix子宮頸癌の世界の負担を GLOBOCAN 2024(女性で罹患第5位・癌死第4位、26か国では癌死第1位)に更新し、HPV DNA 検査を一次検診とする WHO 2021 の推奨(30歳から5〜10年ごと、HIV とともに生きる女性は25歳から3〜5年ごと)、HPV 関連/非依存を分ける WHO 2020 分類、FIGO 2018 病期の要点を加えた。(出典:WHO 2021 検診ガイドライン、Höhn 2021、GLOBOCAN 2024)
- トピックEndometritis, endometrial hyperplasia, endometriosisKurman 1985 の結論を「細胞異型だけが判別因子」から原文どおり「最も有用な基準(構造異常が加わるとさらに高リスク)」に改め、2群分類が WHO 2020 でも維持されていることを追記した。子宮内膜症は明細胞癌に加えて類内膜癌(OR 2.04)・低異型度漿液性癌(OR 2.11)とも関連する。(出典:Kurman 1985、Giannella 2024、Pearce 201270404-1))
- トピックTumors of the endometrium and myometrium子宮平滑筋肉腫の診断を「3所見すべて」から「紡錘細胞型は腫瘍細胞壊死・中等度以上の異型・核分裂10個/10HPF 以上の3つのうち2つ以上(類上皮型・粘液型は別の閾値)」に直し、FIGO 2023 の分子分類を「全例で推奨」から原文の「実施可能なら奨励」に改めた。(出典:Oliva 2016、FIGO 2023)
- トピックNon-neoplastic diseases of the ovary and fallopian tubePCOS の診断基準を2023年国際ガイドラインに合わせて更新した(他疾患の除外、成人は超音波の代わりに AMH を使えるが両方は行わない、月経不順と高アンドロゲンが揃えば画像も AMH も不要、思春期は両方が必要で超音波・AMH は勧めない)。(出典:国際 PCOS ガイドライン 2023)
- トピックOvarian tumors日和見的卵管切除の対象を「高リスク女性」から「良性疾患で手術を受ける平均リスク女性」に訂正した(BRCA 保持者にはリスク低減卵管卵巣摘出術が引き続き推奨され、卵管のみの切除は試験段階)。「婦人科癌死の第1原因」を世界推計に合わせて「診断例あたりの死亡が最多」に直した。(出典:Kim 2018、GLOBOCAN 2024)
- トピックPathology of pregnancy癒着胎盤の頻度を前置胎盤合併例での「初回帝王切開3%〜5回目以上67%」と原典の回数に合わせ、らせん動脈のリモデリングを「第3三半期」から「妊娠初期から」に直した。妊娠性絨毛性腫瘍の治癒率を「低リスクはほぼ100%(単剤で追加薬を要することもある)、高リスクは約90%」とし、奇胎後の進展率を加えた。(出典:Silver 2006、Phipps 2019、FIGO 2025)
- トピックBenign epithelial lesions and benign tumors of the breast非増殖性病変の乳癌リスクを「増加なし」から相対リスク約1.3(家族歴がなければ上昇なし)に、異型過形成を約4倍に、硬化性腺症を約2倍(発癌での役割は未確定)に改め、LCIS 後の乳癌は同側に多い(63%)と直した。(出典:Hartmann 2005、Visscher 2014、King 2015)
- トピックMalignant tumors of the breast乳癌を世界では女性の癌死第1位(米国では第2位)と改め、LCIS 後の乳癌発生を「約1/3」から「年約2%・同側に多い」に、ホルモン療法のリスクは使用期間とともに上がると直した。日米の検診推奨と、HER2 低発現・超低発現へのトラスツズマブ デルクステカンの適応(米・EU・日本の添付文書で確認)を加えた。(出典:GLOBOCAN 2024、USPSTF 2024、CGHFBC 201931709-x)、ENHERTU 米国添付文書)
- トピックDiseases of the penis, scrotum and epididymis陰茎癌の約半数は HPV 非依存であり WHO 第5版が HPV 関連型・非依存型に二分したことを加え、持続勃起症を虚血性(緊急)と非虚血性(緊急ではない)に書き分けた。(出典:WHO 2022、Miralles-Guri 2009)
- トピックInflammatory lesions of the testis and epididymis. Cryptorchidism and testicular atrophy停留精巣の腫瘍リスクを出典に無い「3〜5倍」から「2.75〜8倍(10〜12歳までに固定術を受ければ2〜3倍)」に改め、精巣固定術の時期を現行の EAU(生後12か月まで、遅くとも18か月)と AUA(修正6か月後から1年以内)に合わせ、両側性は最大30%とした。(出典:Wood & Elder 2009、EAU 2026、AUA 2014)
- トピックTumors of the testis精母細胞性腫瘍の「転移しない」を系統的レビューに基づき「まれだが(限局例の7%)、肉腫様例では侵攻的(41%)」に改め、胚細胞腫瘍で TP53 変異は目立たないと直した。ステージ I の治療を EAU 2026(精上皮腫は監視が第一、補助放射線療法はごく限られた患者に)に合わせ、IGCCCG 2021 の更新を加えた。(出典:Grogg 2019、EAU 2026 精巣腫瘍、Shen 2018)
- トピックProstatitis, benign prostatic hyperplasia前立腺肥大症で「DHT が増える」「症状と大きさは相関しない」を、原典どおり「前立腺内 DHT は加齢でも正常値を保つ」「関連は控えめ(50 mL 超で中等度以上の症状の OR 3.5)」に直した。(出典:Bartsch 2002、Girman 199567448-2))
- トピックCarcinoma of the prostate「直腸診を55〜69歳に2年ごと推奨」を削除し、USPSTF 2018(PSA 検診は55〜69歳で個別判断、直腸診は検診手段として推奨しない)と EAU 2026(リスクに応じた早期発見、生検前 MRI)に合わせた。世界統計を GLOBOCAN 2024(男性で2番目に多い癌・癌死第4位)に更新した。(出典:USPSTF 2018、EAU 2026、GLOBOCAN 2024)
- トピックHypo- and hyperfunctions of the hypothalamic-hypophysial system「下垂体癌は頭蓋外転移の唯一の例外」を削除し、WHO 2022 の「転移性 PitNET」への改称と膠芽腫の頭蓋外転移を追記した。下垂体機能低下の「GnRH 欠乏」をゴナドトロピン欠乏に直し、プロラクチノーマはカベルゴリン優先(長い半減期・高い有効性・忍容性)とした。(出典:Asa 2022、Pituitary Society 2023)
- トピックThyroiditis, hypo- and hyperfunctions of the thyroid gland橋本病の「MALT リンパ腫60倍」を原典どおり「甲状腺リンパ腫60倍」に、Riedel 甲状腺炎の「甲状腺機能低下を来す」を一部の患者(約30%〜19例中14例)に修正し、Graves 病が最多原因なのはヨード充足地域であることを追記した。(出典:ATA 2016、Czarnywojtek 2023)
- トピックTumors of thyroid gland講義の「冷結節の50%以上は悪性」を削除し(ATA 2015 は機能性結節がまれにしか悪性でないとし、非機能性結節の穿刺は超音波所見で決める)、WHO 第5版の甲状腺腫瘍分類(濾胞癌の浸潤3型、好酸性細胞、高悪性度濾胞細胞由来癌の閾値)と AJCC 第8版の55歳の年齢区分を加えた。(出典:ATA 2015、WHO 第5版の解説、Tuttle 2017)
- トピックPathology of the parathyroid glandsWHO 2022 の用語(原発性の多腺性病変を「過形成」と呼ばない、副甲状腺癌の診断基準、異型副甲状腺腫瘍)と第5回国際ワークショップの手術適応(基準を満たさなくても合意すれば手術は選択肢)を加え、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症の CCCR の説明の向きを正した。(出典:Erickson 2022、第5回国際ワークショップ)
- トピックHypo- and hyperfunctions and tumors of the adrenal gland講義の誤りを正した:神経芽腫は米国の小児悪性腫瘍で第3位(1歳未満では最多)、先天性副腎過形成の原因は21-水酸化酵素(約95%)、褐色細胞腫は WHO では良性・悪性に分けない。診断を尿中 VMA から血漿遊離・尿中分画メタネフリンへ改め、術前の α1 遮断薬、β 遮断薬の先行投与は禁忌であること、原発性アルドステロン症のスクリーニング対象を加えた。(出典:Ward 2014、日本内分泌学会 2025、Endocrine Society 2018 CAH、Endocrine Society 2025 PA)
- トピックMultiple endocrine neoplasia (MEN) and carcinoid syndromeMEN2A の褐色細胞腫は RET 変異の部位で頻度が違い(コドン634で50歳までに52%)、あれば両側性が多いと改めた。肝転移の無いカルチノイド症候群は5〜13%で主に卵巣・精巣原発であること、病期診断はソマトスタチン受容体 PET であることを加え、menin の機能の講義の誤記を直した。(出典:ATA 2015、ENETS 2022)
- トピックCongenital diseases of boneSillence 分類の型番号は重症度順ではなく1979年論文での記載順であること、骨形成不全症の遺伝形式(約90%が COL1A1/2、劣性・X 連鎖もある)と、青色強膜を「強膜が薄いため」とするのは誤解であることを直し、大理石骨病の骨髄移植を骨髄不全を伴う最重症型に限った。国際骨系統疾患分類2023を加えた。(出典:Van Dijk & Sillence 2014、Nosology 2023)
- 疾患原発性副甲状腺機能亢進症WHO 2022 に従い、原発性の多腺性病変を「過形成」ではなく多腺性副甲状腺病変と呼ぶことにした(内科・外科の副甲状腺トピックにも反映)。(出典:Erickson 2022)
- 疾患肝細胞癌BCLC の2026年改訂版(多発の定義、進行期の一次治療を複数の免疫療法併用で順位なしに並べる、生存の目安)を解説論文の範囲で追記した(外科・内科・腫瘍学の肝腫瘍トピックにも反映)。(出典:BCLC 2026、Weiskirchen 2026)
- トピックTypical simple hyperplasiaKurman 1985 は異型を「唯一の」判別因子ではなく「最も有用な」予測因子とし、構造異常を伴う異型例を特に高リスクとしたことに直した(h2-090b にも反映)。(出典:Kurman 1985)
- トピックPlacenta previa. Other placental abnormalitiesSilver 2006 の癒着胎盤3〜67%を、前置胎盤合併例での初回〜5回目以上の帝王切開の値として回数のずれを直した。(出典:Silver 2006)
- トピックBenign breast disease and breast reconstructionLCIS を「将来の両側乳癌リスク」から、必発ではない前駆病変かつ高リスクの指標で、その後の乳癌は同側63%・対側25%・両側12%と改めた(乳癌の外科・婦人科トピックにも反映)。(出典:King 2015)
2026
09.24病態生理学の内分泌・更年期・骨カルシウム代謝・自己免疫・不動化(i-21〜i-35)と高血圧・肥満糖尿病の症例(p-i-1〜p-i-5)20本を一次資料で監査し、まとめと症例の全体像を加えた。旧ルールで対象外だった症例ノートも今回から監査に含めた。AHA/ACC 2025 の原発性アルドステロン症スクリーニング、Pituitary Society の合意、ASH 2018 の VTE 予防、ASAS-EULAR 2022・EULAR 2025、SLE 2019 分類基準への合わせ込みが中心。疾患・薬剤ノートなど28本へ波及を是正した。
- トピックPathogenesis of Cushing's syndrome; symptoms & diagnosisスクリーニングの段取りと判定図を2008年 Endocrine Society ガイドラインどおり(1検査で開始し異常なら2つ目、2つとも正常なら終了、食い違えば追加検査)に直し、局在診断を2021年 Pituitary Society 合意(MRI で10 mm以上かつ動的検査がクッシング病に合致すれば IPSS 不要、6 mm未満は IPSS)に改めた。(出典:Endocrine Society 2008、Pituitary Society 2021)
- トピックPrimary and secondary hyperaldosteronism2025年 AHA/ACC の原発性アルドステロン症スクリーニングを、Class 1 の対象(治療抵抗性[K値によらず]・低K血症・睡眠時無呼吸・副腎腫瘤・若年発症の家族歴)と病期2高血圧の Class 2b に書き分け、測定前は MRA 以外の降圧薬の大半を継続することに直した。「二次性高血圧で最も多い」を「よくある原因(高血圧の5〜10%)」に、病型比を両側性約3分の2・片側性約3分の1に改めた。(出典:AHA/ACC 2025)
- トピックOverproduction of growth hormone and prolactinプロラクチノーマの手術の位置づけ(Knosp 0〜1 では薬物療法と並ぶ第一選択肢)と先端巨大症の生化学的診断(典型像+IGF-1 が基準上限の1.3倍超で確定、OGTT の GH 谷値は BMI 別)を現行の国際合意に合わせ、高プロラクチン血症の最多原因を住民研究(薬剤性)と国際合意(病的原因ではプロラクチノーマ)で書き分けた。(出典:Pituitary Society 2023、Giustina 2024)
- トピックMale hypogonadism and androgen insensitivity syndromeTRAVERSE 試験で多かった有害事象を抄録どおり(心房細動・急性腎障害・肺塞栓症)に直して数値を米国添付文書に帰属させ、テストステロン療法を開始しない状況(ヘマトクリット48%超など)と、前立腺癌のモニタリングは55〜69歳でそれを選んだ人への提案であることを2018年 Endocrine Society ガイドラインで示した。完全型アンドロゲン不応症の性腺摘除は「遅らせてよいが綿密な経過観察が必要」とした。(出典:TRAVERSE、AndroGel 1.62% 添付文書、Endocrine Society 2018)
- トピックDisorders of female hormonal regulationターナー症候群の核型表記を45,Xに直し、多嚢胞性卵巣症候群で除外すべき疾患(TSH・プロラクチン・17-OHP・FSH、クッシング症候群、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症)を2023年国際ガイドラインの診断アルゴリズムどおりに示した。(出典:国際 PCOS ガイドライン 2023)
- トピックMenopausal transition and menopause非ホルモン療法を The Menopause Society 2023 に合わせ、エリンザネタントの米国(閉経に伴う血管運動症状)と EU(乳癌の術後補助内分泌療法による症状も対象)の適応の違いと、フェゾリネタントとともに日本では未承認であることを書き足した。(出典:The Menopause Society 2023)
- トピックPostmenopause骨量が最も速く減る時期を SWAN に合わせて「最終月経の1年前〜2年後」に改め、NAFLD を新名称 MASLD に更新した。(出典:Greendale 2012、MASLD 命名 2023)
- トピックHormonal regulation of calcium & phosphate metabolism「FGF23 は Klotho が無いと働けない」を、Klotho は腎・副甲状腺で共受容体として働き、FGF23 による心肥大は Klotho に依存しない(細胞・動物実験)と改め、PTH のリン酸尿作用を補った。(出典:Faul 2011)
- トピックCalcium & phosphate metabolism — effects on the skeletal system股関節骨折後1年死亡率22%の分母を「36か国」から各地の36研究(229,851例)に直し、全国レジストリは別枠で1年死亡率を公表していたのは8つ中1つだけだったことを明記した。(出典:Downey 2019)
- トピックNon-osteoporotic bone diseases; extraskeletal effects of vitamin D deficiency局所骨溶解性の高カルシウム血症の例から前立腺癌(骨転移は造骨性が主体)を外して多発性骨髄腫・乳癌とし、KDIGO による「腎性骨異栄養症」と「CKD-MBD」の使い分けを書き足した。(出典:StatPearls 悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症、KDIGO 2006)
- トピックGeneral mechanisms of systemic autoimmune diseasesベリムマブの効果を「寛解率の上昇」から標準治療への上乗せでの反応率改善(BLISS-52 で SRI 58% 対 44%)へ正し、承認の間隔を56年に統一し、重篤な感染症・精神系の有害事象を加えた。(出典:Dubey 2011)
- トピックAutoimmune joint diseases: rheumatoid arthritis & ankylosing spondylitis体軸性脊椎関節炎の生物学的製剤・JAK 阻害薬の適応に、ASDAS 2.1以上・NSAIDs 2剤無効・CRP 上昇または画像上の炎症という条件を明記し、関節リウマチで MTX が使えないときの代替を EULAR 2025 推奨4どおりレフルノミド・スルファサラジンに正した。(出典:ASAS-EULAR 2022、EULAR 2025)
- トピックSLE, systemic sclerosis and Sjögren's syndromeSLE の2019年分類基準に「臨床項目が1つ以上必要」「SLE 以外でよりよく説明される項目は数えない」を加えて配点表を示し、抗 SS-A/SS-B 抗体を「抗核小体抗体」としていた誤りを直した。強皮症腎クリーゼの ACE 阻害薬の効果を原著の生存率(1年生存15%→76%、ACE 阻害薬群でも44%が早期死亡か永続透析)で書き直した。(出典:Aringer 2019、Steen 1990)
- トピックImmobilization syndrome — effects on autonomic functions内科系患者の VTE 予防の推奨の強さを正した(強い推奨は重症入院患者の薬物予防と DOAC より低分子ヘパリンを用いること、急性期患者の薬物予防と機械的予防は条件付き、慢性期・外来の軽微な誘因では予防しない)。早期離床の TEAM 試験を原著で引き直した(有害事象9.2%対4.1%)。(出典:ASH 2018、TEAM)
- トピックDefinition & forms of hypertension; secondary hypertension; complications臓器障害を伴わない重症高血圧(180/120 mmHg超)は経口薬の開始・再開・強化で対応し、短時間で積極的に下げないとする2025年 AHA/ACC の記述に合わせ、睡眠時無呼吸は2017年版の Class I には無く今回加わった対象であることを補った。(出典:AHA/ACC 2025)
- トピックHypertension, Case 1高血圧緊急症の降圧速度(最初の1時間で約25%、その後24〜48時間で段階的に)と大動脈解離の目標(最初の1時間で収縮期120 mmHg未満)を2025年 AHA/ACC に合わせ、臓器障害の無い重症高血圧は中断した経口薬の再開で対応すると追記した。両上肢しか測っていないので左右差が無くても解離は否定できないことも書いた。(出典:AHA/ACC 2025)
- トピックHypertension, Case 2家庭血圧と ABPM の値を ESC 2024 と AHA/ACC 2025 の診察室外血圧の基準で読み直し、白衣高血圧ではなく持続性高血圧である根拠を明示した。(出典:ESC 2024、AHA/ACC 2025)
- トピックHypertension, Case 3治療抵抗性高血圧の定義を AHA/ACC 2025 と ESC 2024 で書き分けて偽性抵抗性の除外を明記し、腎動脈狭窄は「疑い」に改めた。腎血管性高血圧を起こすのは高血圧の成人の0.1〜5%にとどまること、血行再建で利益がありうるのは管理不良の高血圧に進行性の腎機能悪化や急性心不全を伴う例であることを加えた。(出典:AHA/ACC 2025、ESC 2024)
- トピックHypertension, Case 42025年 AHA/ACC で新設されたのは「治療抵抗性高血圧ではカリウム値によらず原発性アルドステロン症をスクリーニングする」推奨であり、睡眠時無呼吸を伴う高血圧は同ガイドラインの Class 1 のスクリーニング対象であると書き直し、病期ごとの有病率を加えた。(出典:AHA/ACC 2025)
- トピックObesity–Diabetes, Case 1ケトアシドーシスが無いことだけでは1型糖尿病を否定できないと訂正し、運動優位・急な発症・左右差のあるしびれと筋力低下は糖尿病性ニューロパチーの非典型的な特徴で他の原因の除外が要ると追記した。(出典:ADA 2026 第2章、ADA 糖尿病性ニューロパチー 2017)
- 疾患原発性アルドステロン症「二次性高血圧で最も多い」を2025年 AHA/ACC の「よくある原因(高血圧の5〜10%、治療抵抗性の約20%)」に直し、病型比を両側性約3分の2・片側性約3分の1に改めた。(出典:AHA/ACC 2025)
- 薬剤cabergolineプロラクチノーマの手術を「抵抗性・不耐容例に限る」としていたのを、Pituitary Society 2023 の国際合意(Knosp 0〜1 では手術も第一選択肢)に直した。(出典:Pituitary Society 2023)
- 薬剤bromocriptineプロラクチノーマの手術の位置づけを Pituitary Society 2023 の国際合意(Knosp 0〜1 では手術も第一選択肢)に直した。(出典:Pituitary Society 2023)
- トピックMale HypogonadismTRAVERSE 試験で多かった事象を抄録どおり(心房細動・急性腎障害・肺塞栓症。有意性は述べていない)に直し、数値を米国添付文書に帰属させた。(出典:TRAVERSE、AndroGel 1.62% 添付文書)
- トピックB14: Androgens, anabolic steroids, antiandrogens. Agents affecting the sexual activityTRAVERSE 試験の有害事象を抄録どおりに直し、数値を米国添付文書に帰属させた。(出典:TRAVERSE、AndroGel 1.62% 添付文書)
- 疾患アンドロゲン不応症完全型の性腺摘除を「現行標準は思春期後」から「思春期完了まで遅らせてよいが綿密な経過観察が必要」に直し、悪性化率を系統的レビューの値(前悪性病変6.14%・悪性1.3%)に改めた。(出典:Barros 2021)
- トピックCalcium metabolism. The physiology of bone and growth.「FGF23 の作用には Klotho が必要」を、腎・副甲状腺では共受容体として働き、心肥大は Klotho に依存しないと直した。(出典:Faul 2011)
- トピックPrimary and secondary thrombosis prophylaxis in internal medicineASH 2018 で強い推奨なのは重症患者の薬物予防・入院中は DOAC より低分子ヘパリン・退院後に延長しないことで、急性期患者の薬物予防と機械的予防(間欠的空気圧迫法と弾性ストッキングのどちらでもよい)は条件付きであると直した。(出典:ASH 2018)
- 疾患強直性脊椎炎生物学的製剤の適応に ASDAS 2.1以上・NSAIDs 2剤無効・炎症所見の条件と JAK 阻害薬を明記し、「同格の第一選択」を「現在の実践は TNF 阻害薬か IL-17 阻害薬から開始」に直した。(出典:ASAS-EULAR 2022)
- トピックSeronegative Spondyloarthritis体軸性脊椎関節炎の生物学的製剤・JAK 阻害薬の適応条件を ASAS-EULAR 2022 推奨9の構造どおりに直した。(出典:ASAS-EULAR 2022)
- トピックSystemic Autoimmune Diseases: Systemic Sclerosis, Inflammatory Myopathies, and Mixed Connective Tissue Disease強皮症腎クリーゼの予後改善に、原著 Steen 1990 の母集団と但し書き(ACE 阻害薬群でも44%が早期死亡か永続透析)を添えた。(出典:Steen 1990)
- トピックLocalized Scleroderma and Systemic Sclerosis強皮症腎クリーゼの予後改善に、原著 Steen 1990 の母集団と但し書きを添えた。(出典:Steen 1990)
- 薬剤leflunomide「MTX が妊娠希望・重度肝障害で使えないときはレフルノミドへ」を誤りとして直した(レフルノミド自身が肝機能障害・妊娠・避妊していない妊娠可能女性で禁忌)。(出典:Arava SmPC)
- トピックRheumatoid Arthritis: Diagnosis and TreatmentMTX が使えないときの代替を EULAR 2025 推奨4(レフルノミドまたはスルファサラジン)に直し、妊娠・肝障害ではレフルノミドも禁忌と明記した。(出典:EULAR 2025、Arava SmPC)
- 疾患慢性腎臓病KDIGO 2024 で長時間作用型 GLP-1 受容体作動薬を用いる条件は、アルブミン尿の残存ではなく血糖目標の未達であると直し、非ステロイド型 MRA の条件と分けた。(出典:KDIGO 2024)
- トピックTreatment of diabetes mellitus with diet and noninsulin medicationsKDIGO 2024 の GLP-1 受容体作動薬の条件(血糖目標の未達)と非ステロイド型 MRA の条件(アルブミン尿の残存)を分けて書いた。(出典:KDIGO 2024)
- トピックChronic Kidney Disease and Uremic SyndromeKDIGO 2024 の GLP-1 受容体作動薬の条件(血糖目標の未達)と非ステロイド型 MRA の条件(アルブミン尿の残存)を分けて書いた。(出典:KDIGO 2024)